冬のバス釣り、3つの法則

冬はフィールドから釣り人が減ってしまいますので、ハイシーズンと比べるとバスが釣れる情報が限られてしまいます。冬にバスを釣りたければ、冬でもバス釣りをやめないバスプロから学ぶのが私たちにとっては重要な法則ですよね。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Three rules for winter bass fishing”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassmaster.com”Three rules for winter bass fishing”by Chris Zaldain|December 24, 2021
冬というのはなかなかバスが釣れません。
夏の間にあれだけフィールドにいた釣り人の姿がだいぶ減ってしまうのが、そのことを物語っているのだと思います。
釣りはやはり、釣れるからこそ楽しいもの。釣れなくたって楽しいということも事実ですが、それは釣ったことがあるから言えることです。
それに、あまりにも釣れない日数が続けば、いくら釣れなくても楽しいという方でも気分は滅入ってきてしまいます。
冬にはバス釣りをいったん止め、冬ならではのウィンタースポーツというものもありますし、冬にしか釣ることができない魚を釣りにっても仕方のないことですよね。
人間らしく楽しいことに時間を使いたい。私を含め、釣りを娯楽や趣味として楽しんでいる者にとっては、それが普通と言えると思います。
しかし、バスを食べて生活しているような人であればそうはいきません。食料が無ければ死んでしまいます。
実際にバスを食べて生活している人はそんなに多くはないと思いますが、言い換えればそれは、バスプロの方々です。
バスプロの皆さんは冬だからといってバス釣りを休んでいるわけにはいかないと思います。冬でも試合があるかもしれませんし、メディアの取材があったり、自分自身のYouTubeチャンネルでもあれば、そこでも釣らなければならないでしょう。
なかなか釣れなくなるバス釣りも楽しいものですが、それでも少しでも釣れるようになるためには学びが必要です。
冬のバス釣りには、プロから学べることが多いでしょう。
この記事は、アメリカ・バスマスター公式サイトのコラム記事で、エリートプロのクリス・ザルディン氏が、冬のバス釣りにおける3つのルールというものをシェアしてくれています。
彼の冬のバス釣り、ぜひ学んでいきましょう。
釣れるのは午後
寒冷前線が来ているタイミングでもない限り、1日の最も暖かい時間帯は午後1時から午後4時のあたりです。 そのとき、ザリガニ、ベイトフィッシュなど、水中に生息するほとんどすべてのものが最も活発になります。
朝まずめから釣りをしたい…わかります。 静かな朝、他の釣り人もいませんからね。 しかし問題なのは、早朝が1日の中で最も寒い時間であり、水温も最も低いということです。
日の出から出船するのであれば、お弁当を持って、夕方までは釣りをしましょう。 そうすればより多くのバスを釣ることができます。
ハードボトムを釣る
しっかりとした理由までは分かりませんが、冬のバスはハードボトムにいるようです。 可能な限り泥底を避けてみてください。
もう1つ重要な事として、ハードボトムに急なブレイクが絡んでいるということです。 だいたいの日にそういうエリアからバスが釣られています。 ハードボトムを見つけるのは難しくありません。 水質がクリアアップしているのを利用します。 しかし最も重要なことは、チャンネルラインが岸に近づいているところを見つけるために魚探を活用するということです。 それは急なブレイクラインのありかを示しています。
ただし、私はサイトアングラーです。 私は周囲をよく見まわていくのが好きです。 ですから、私が好んで釣るのは、リップラップバンク、ダム、橋の周りです。 それらのほとんどは周りにハードボトムがあり、急なブレイクが絡んでいる傾向があります。
遅く釣るか速く釣る
どんなアプローチで釣るかというと、ルアーをスローに動かすことです。私が遅いと言うのは、本当に遅いことを意味します。やらなければならないことは、バスがルアーを見つけたら食べに来るまでの時間をたっぷりと与えてやるということです。原則として、ルアーはいつもの3分の1以下の速さで動かす必要があります。4分の1でもいいでしょう。
私のスローなプレゼンテーションのほとんどは、ラバージグを使っています。あなたは一番好きなヘッド形状に一番好きなスカートの素材を選べば結構です。そこで違いが出ることもあると思いますが、何を使えば釣れるかをルール化するのは不可能です。
冬にバスを釣るためのもう一つの方法は、私が今言ったこととは正反対です。速くルアーを動かすこと。そしてこれは本当に速いことを意味します。
冬のバスはフィーディングをしなくなるというナンセンスな説を信用しないでください。冬のバスは太っています。なにかを食べなければそうはなりません。また、低水温期のバスはスローになり、速く動くルアーに追いつくことができないというナンセンスな説も受け入れないでください。フィーディングしているバスが追い付けないほどの速さでルアーを動かすのは人間にはできません。バスのサバイバルスキルはとんでもないものです。
では、私がずっと使い続けているルアーの話をしますと、それはシルバーバディ(メタルバイブ)、ラトルトラップ、ハードジャークベイトでしょう。シルバーバディはできるだけ速いリフト&フォールで使います。ラトルトラップも同じように動かします。ヨーヨーのような感じだと考えてください。そしてジャークベイトは数回ジャークし、2秒以内のポーズを入れて、また繰り返します。ロングポーズをする必要はありません。
私はすべての答えを知っているわけではありませんが、経験上これら3つのことが冬なら全国どこでも私は有効であることが分かっています。この情報があなたにも同じように当てはまることを願っています。

クリスザルディンの冬の釣りは一応ハードボトムを釣るために魚探を活用するとしつつも、実際はサイトアングラーということで、岸を見て釣りをするとのことでした。
ここで言うサイトアングラーというのは見えバスを釣るという意味ではなく、魚探を活用して沖を釣るよりも、透明度の高くなった水を利用して岸際の地形やボトムの質を見るということでしょう。
また、冬は遅い釣りか速い釣りをするとしつつも、解説されているのは速い釣りについてな感じでしたね。
冬の定番であるジャークベイトでさえ、ロングポーズは入れない使い方なのが意外でした。
いくら冬だとしても、バンク沿いをうろつくバスはフィーディングが目的で、人間にはフィーディングのバスに追いつけない速さでルアーを動かすのは無理ということですから、そういうことになるのでしょう。
なんだか、あたたかい冬の午後、バンク沿いを高速ジャークやメタルバイブのクイックリフト&フォールで流していく釣りというのがしたくなってきましたね(笑)
冬は色んなフィールドで水の透明度が上がっていますから、晴れて水中が見やすい時に出掛けて、水中をよく観察してハードボトムを見つけておくなんていうのも、その日は釣れなかったとしても、ハイシーズンによりバスを釣るための行動になると思います。
ぜひチャレンジしてみましょう!
それではまた。
毎度ありがとうございます!