フィールド別に解説!冬のバス釣りパターン【リザーバー・湖・川】

2019年12月3日

フィールド別に解説!冬のバス釣りパターン【リザーバー・湖・川】

バス釣りでは、シーズナルパターンを理解することが大事ですが、冬は特に重要になります

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Winter patterns”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com ”Winter patterns”by Louie Stout January 17, 2007

冬のバスは、冬眠している。

信じられないことに、数十年前のバス釣り雑誌やバス釣りのハウトゥ本・書籍には、このように書かれていました。そして、私もそう信じていました。

私が住んでいる長野県の北部という地域は、冬になると湖も池も川も雪や氷で埋まってしまい、釣りにならないか、安全でないため、子供の頃は釣りや魚のことなどどうでもよかったという部分もあったと思います。

それよりも土手でソリ遊びや校庭で雪合戦をしている方が楽しかったんですね。

しかし時がたち、大人になり、バス釣りをより真剣に考えるようになると、冬にバスが冬眠するということは嘘だということが分かりました。

私が気付いたわけではなく、やはり雑誌やDVD等のメディアでバスプロの方々が冬にもバスをバンバン釣っているのを目にしたからですけどね。

当時からバス釣りはパターン化すると効率よく釣ることができるという、いわゆるパターンフィッシングというものは提唱されていましたが、冬でもバスが釣れるという事実を発見すること自体が遅れてしまったため、冬のパターンフィッシングに関しては新たに開発する必要がありました。

しかし、当時のバス釣りバブルという黄金時代はトーナメントシーンが牽引しており、トーナメントは冬はシーズンオフですから、それほど業界をあげて冬のバス釣りを盛り上げようという雰囲気はなかったような気がします。

そんな中、雑誌社各社は冬だからといって休刊にするわけにはいかなかったようで、冬のバス釣りにも力を入れていたように感じます。そこから少しづつ、メディアプロと呼ばれる方々とメーカーがタイアップして存在感が増してきたような流れがあったのではないでしょうか。

ああ、なんだか個人的な印象だけで語ってしまってはいけませんね。これはあくまでも私個人の思い出話でして、そんなことを感じながら青年時代を育ってきたのです。

とにかく、これで冬でもバスが釣れるということが証明されました。

今日では、バス釣りひとつ取ってみても情報には困りません。冬であってもSNSのタイムライン上には釣ったばかりのバスの写真が並びます。

誰でも自信を持って冬のバス釣りに取り組むことができますが、しかし、依然として、冬のバス釣りが簡単という話は聞きません。

やはり、バスプロの方々やバス釣りの上手な方々が開発してくれたパターンフィッシングというものを頼りにするのが理にかなっているかと思います。

この記事は、アメリカバスマスターサイトのコラム記事で、リザーバー、湖、川というフィールド別の冬のパターンを解説してくれています。

しかし実は、この記事も2007年のもので、10年以上前のものなのですが、果たして10年前の冬のバス釣りのパターンフィッシングとはどんなものだったのか、今も通用するのか。

皆さんが通うフィールドの冬を思いうかべながら、読んでみてはいかがでしょうか。

リザーバーの冬のバス釣りパターン

引用文(タップすると開きます)

When fall wanes toward winter, bass in man-made impoundments pull away from the shallow areas in the backs of creeks and bays and follow the baitfish to main lake structure. If the creek arm is large and deep, they may remain there but use deeper structure, such as deep river ledges, bluff banks or ditches that snake along the lake bottom.

“As a general rule, they’ll stay shallow until the water gets down around 50 degrees," offers Oklahoma pro Kenyon Hill. “But when it gets lower than that, they start to gang up on points and dropoffs."

Hill says the fish relate to steeper drops during the winter. For example, if you’ve caught them on the gentle sloping side of a point during the summer, move to the steeper edge in winter.

Depth is relative, of course. On the shallower, upper end of the lake, a key dropoff may be only 8 feet deep, whereas 18 to 30 feet of water on the lower end may offer the best fishing.

“The key to this time of year is to spend as much time watching your electronics as you do fishing," he describes. “It can be boring, but you’re wasting your time unless you’re seeing sharp contours, baitfish and bass in the same area."

Hill, who uses a Lowrance HD111, says today’s mapping/GPS features are valuable tools in winter fishing.

“Both features put you right on top of key structure, and the sonar will tell you if the fish are there," he explains.

Hill recommends anglers keep their lure presentations simple. He relies on three presentations — a swimming (Zoom Fat Albert) grub, a Team Supreme Rascal Jig or a drop shot rig with a Zoom Finesse Worm. Both the drop shot and the grub are fished on 6-pound fluorocarbon line.

“The fish aren’t always on the bottom this time of year, and you’ll be able to detect that by watching your electronics," he notes. “I choose my presentations on the basis of where the fish are positioned on or over the structure."

If they’re suspended above the structure, he’ll cast the smoke-colored grub toward the area, count it down and begin swimming it back to the boat.

If they’re suspended just off the bottom over rocks, he’ll tantalize them with a green pumpkin finesse worm on the drop shot rig.

“If the weather becomes unseasonably warm for a few days, the fish will move shallow on the structure and stay on the bottom," he describes. “That’s when I throw the (black/blue or brown/green) Rascal tipped with a Zoom Junior Chunk and drag it over the bottom."

On deep reservoirs that still have standing timber, bass and baitfish will be found suspended in the branches. That’s where vertical presentations with jigging spoons and small leadhead jigs tipped with finesse worms can tempt fish into striking.

“The thing to remember is that coldwater bass aren’t feeding as often, and you have to finesse them into striking," Hill explains. “They may get more aggressive during warming periods but they’re still not in the mood to chase baits."

秋から冬に向かって季節が進んでくると、人工的なリザーバ―のバスはクリークやワンドの奥のシャローエリアから引き離され、ベイトフィッシュを追いかけてメインレイクの地形変化に着くようになります。クリークアームが大きくて深い場合はそこにとどまることもありますが、ディープのチャンネル、棚、垂直岩盤、ボトムを蛇行する溝など、より深い地形変化を利用します。

「原則として、水温が約10℃を切るまではシャローにいます。」とオクラホマのプロであるケニヨン・ヒルは述べています。 「しかし、それより低くなると、バスは岬やドロップオフで集団化し始めます。」

ヒルは、バスは冬はより急こう配に着くと言います。たとえば、夏には岬の緩やかなブレイクでも釣れていたものが、冬には急なドロップオフのエッジに着きます。

もちろん、深さというのは相対的なものです。水深の浅くなる湖の上流部などでは、キーとなるドロップオフの深さがわずか2.4メートルであったりするのに対し、下流域では4.8~9メートルがベストな水深になったりします。

「この時期の鍵は、釣りをするのと同じくらい、魚探を見る時間を費やすことです」と彼は説明します。 「退屈かもしれませんが、そのエリアに鋭い地形変化、ベイトフィッシュ、バスが見えない限り、ただ時間を無駄にしてしまうからです。」

ローランス HD111を使用しているヒルは、魚探のGPSマッピング機能は冬の釣りで重要なツールだと言います。

「ベイトやバスの存在は、地形変化の上に移動すれば魚探がそこにいるかどうかを教えてくれます」と彼は説明します。

ヒルは、アングラーはルアーのプレゼンテーションをシンプルにすることを勧めています。彼は3つのプレゼンテーションに頼っています。グラブのスイミング、ラバージグ、ストレートワームのダウンショットリグです。ダウンショットとスイミンググラブは両方とも、6ポンドのフロロカーボンラインを使用します。

「バスはこの時期には常にボトムにいるとは限らず、それは魚探を良く見ると見えてくると思います。 私は、バスが地形変化に着いているか、浮いているかでプレゼンテーションを決めています。」

地形変化の上でサスペンドしている場合、彼はスモークカラーのグラブをそのエリアに向けて投げ、カウントダウンし、ボートまでリトリーブします。

岩の上でわずかに浮いてサスペンドしている場合は、ダウンショットリグでグリーンパンプキンのフィネスワームで食わせます。

「数日間にわたって季節外れの暖かさが続くと、バスは地形変化の浅いところまで出てきて、ボトムに着きます。 ブラック/ブルーまたはブラウン/グリーンの小さなチャンク系トレーラーを付けたラバージグを投げ、ボトムをズル引きます。」

立ち木があるような深いリザーバーでは、バスとベイトフィッシュが枝にサスペンドしています。そこに、メタルジグやジグヘッドリグでのバーチカルなプレゼンテーションでバスのバイトを誘ってみます。

「覚えておくべきことは、低水温期のバスは頻繁にはエサを食べないことであり、バイトを得るにはフィネスな釣りをしなければならないということです。暖かい日が続けばよりアグレッシブになるかもしれませんが、それでもまだルアーを追いかけてまで食う気にはなりません。」

湖での冬のバス釣りパターン

引用文(タップすると開きます)

Some of the season’s best, yet overlooked, fishing occurs on Northern waters before they ice up. And while water temperatures in the upper 30s and lower 40s shut down Southern bass, Northern fish will still hit lures used in their winter haunts.

The key, says Hoosier angler Greg Mangus, is to find the healthiest weeds that a lake has to offer.

“Shallow vegetation dies off and is less attractive to the baitfish and bass," he explains. “But you can usually find healthy weeds in the deeper sections of the lake, and that attracts the forage. Where there is forage, bass are usually nearby."

Those areas include the inside turns of sharp dropoffs, which can be found between large, shallow flats and the deepest water in the lake. Depths can range from 15 to 40 feet, and water clarity often dictates how deep the weeds will grow.

And, like Hill, Mangus says sonar is an angler’s best friend.

“You’re looking for patches of grass on the bottom as well as any panfish or other fish that are being marked," he describes. “Put your graph in the zoom feature and monitor it closely."

Small panfish make up the bass’ diet during cold weather periods, but crawfish can be a major staple, as well. Choose lures that simulate those critters and the bass will take them.

Those lures include tube jigs, small crawfish imitators and blade baits, such as the Silver Buddy. Blade baits can be fished vertically by allowing the lure to hit bottom, ripping it up, then allowing it to fall back. Most strikes occur on the fall.

However, if the vegetation is thick, rig tubes and small craws on jigheads and scoot them in erratic hops with the rod tip, emulating the way a crawfish skitters along the bottom.

Jigs tipped with pork frog trailers work, too, especially along those sharp-breaking inside turns adjacent to points or flats. Bass will gather in those turns and can be tempted by a slow falling jig.

And don’t overlook man-made channels that cut off the main lake providing access for residential areas. If those channels are 10 to 20 feet deep, bass will winter there and can be caught on the aforementioned lures and tactics.

見落としがちな最高の冬のバス釣りのひとつは、北部のフィールドで湖が氷結する前に行われます。水温が4℃から0℃になってしまうと、南部のバスには厳しいですが、北部のバスは冬のルアーを使うことでまだヒットしてきます。

この時期のキーとなるのは、湖にある最も健康なウィードを見つけることであると、インディアナ州のアングラー、グレッグ・マンガスは言います。

「シャローのウィードは死に絶え、ベイトフィッシュとバスにとって魅力的ではありません。 しかし、通常は湖のよりディープ寄りで健康なウィードを見つけることができます。そして、それはベイトを引き付けます。ベイトがいるのであれば、バスも近くにいます。」

 こういったエリアは、湖のかなり深いエリアが広いシャローフラットに向かって食い込んでくるような鋭い地形変化に良く見られます。深さは4.5〜12メートルの範囲であり、水の透明度によって、ウィードがどれだけの深さまで生えるかが決まります。

 そしてヒルと同じように、マンガスも魚探がアングラーの親友となると言います。

 「私は、ブルーギルなどのベイトフィッシュと一緒に映るボトムのウィードパッチを探します。 魚探のズーム機能を使い、注意深く探してください。」

 寒い時期には、小さなブルーギルがバスの食事になりますが、ザリガニも主要なベイトとなります。それらの生き物を模したルアーを使うことで、バスがバイトしてきます。

 これらのルアーには、チューブジグ、小さなザリガニ系ワーム、メタルバイブがあります。メタルバイブは、ルアーが着底したらジャークして再びボトムまでフォールさせるバーチカルな釣になります。ほとんどのバイトはフォール中に出ます。

 ただし、ウィードが濃い場合は、チューブジグや小さなクロー系ワームのジグヘッドリグをロッドティップで不規則に跳ねさせ、ザリガニがボトムに沿って泳いでいるような演出をします。

 ジグ&ポークも、特に岬やフラットに鋭く食い込んでくるブレイク沿い(インサイドターン)で有効です。バスはそれらのターンに集まり、ゆっくりとフォールしてくるジグにバイトしてしまう可能性があります。

 また、メインレイクに人工的に掘られたミオ筋など、バスの住みかとなるものも見落とさないでください。これらのミオ筋の水深が3~6メートルにある場合、バスはそこで越冬し、前述したルアーや戦術にヒットする可能性があります。

川の冬のバス釣りパターン

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Stephen Browning says the beauty of river fishing during cold weather months is that you don’t have to fish deep.

“River fish are shallow-oriented fish year-round and, to be honest, the water temperature in 2 feet is about the same as it is in 10 feet that time of year," he explains. “Therefore, if you get a couple of warm days, you can expect good shallow action on a river system."

The key, he adds, is to avoid current. While bass may be positioned close to current during summer months, they avoid it in the winter.

“The fish don’t want to burn up energy fighting the current, so they’re going to stay away from areas that produce moving water," he offers.

Browning says one of the best times to fish rivers during winter is after a heavy rain pushes new water through the system. The bass will gang up in dead water areas like canals off the regular flow, backwater lakes, and marina areas protected from current.

“On the Arkansas River we have a lot of rock jetties and 'L’ shaped dikes that break the current, and the fish will stack up on the backside," he describes.

Best lures? Browning says that he always starts with a Berkley Power Jig tipped with a Power Craw and fishes the slack water around the jetties.

“If you get a couple of warm days and the fish get active, a spinnerbait or a Shad Rap works really well that time of year," he adds.

スティーブン・ブラウニングは、寒い時期の川のバス釣りのいいところは、ディープの釣りをする必要がないということだと言います。

 「川のバスは一年を通してシャローにいて、実際のところ、水深60センチの水温も3メートルの水温もほぼ同じです」と彼は説明します。 「したがって、数日暖かい日が続いた場合、川ではシャローのいい釣りが期待できます。」

 彼が付け加えるには、鍵となるのは流れを避けるということです。バスは夏の間は流れに近い位置にいるかもしれませんが、冬には避けます。

 「バスは流れに逆らうためのエネルギーを使いたくないので、水が動くようなエリアからは遠ざかるでしょう。」

 ブラウニング氏は、冬に川で釣るのに最適なタイミングのひとつとして、大雨により河川に新しい水が流れ込んだ後だと言います。そのときのバスは、普通より強くなった流れを避けられる水路、逆ワンド、流れから保護された漁港などのデッドウォーターエリアで集団化するからです。

 「アーカンソー川には多くの岩の桟橋とL字型の堤防があり、流れを遮ってくれます。バスは流れの裏側に集まるのです。」と彼は説明します。

 ベストなルアー?ブラウニングは、常にバークレイ・パワークローの付いたバークレーパワージグから始めて、桟橋の周りの流れの淀むスポットを釣ると言います。

 「暖かい日が数日続き、バスがアクティブになれば、スピナーベイトやシャッドもこの時期には非常に有効になります。」と彼は付け加えます。

タイダルリバーの冬のバス釣りパターン

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Many winter bass fishing rules change for bass living in a tidal river because their entire life cycle revolves around fluctuating water levels.

“Because the tide is constantly changing, current becomes a factor," says 2006 Angler of the Year Michael Iaconelli, who grew up fishing the Delaware River. “During the winter, the fish are more lethargic and avoid the moving water as best they can."

For that reason, Ike looks for areas away from the main current, such as protected coves and harbors.

“It could be barge coves, industrial areas — any place that breaks the current," he describes. “And in the dead of winter, it has to have some depth so that, at low tide, those fish still have at least 3 feet over their heads."

The New Jersey pro adds that the best wintering areas also offer deep, vertical breaks that give the bass flexibility in moving deeper or shallower as needed.

They head to those slackwater areas when creek water temperatures plummet during late fall. They’ll follow creek channels and points to winter areas just as they do on other bodies of water, he adds, but in tidal rivers, the structure isn’t as traditional as you find in lakes.

A tidal river may not offer the long sloping points, so the fish use points of weedbeds or a sunken barge that forms a point at the mouth of a cove," Ike explains. “It may be a lone boat dock, fallen tree — some distinct feature that provides them with a place to stop during the migration to winter areas. The change in depth is their highway, and the isolated cover becomes their stopping place along the way."

Iaconelli notes that a tracking study of Delaware River bass proved that the tidal water fish are nomads, traveling as much as 30 miles during the course of a year. He believes they’ll move upstream to winter spots on an incoming tide to preserve energy in cold water, but finding the areas they use between fall and winter gets tricky.

“On lakes bass may move only 100 yards to winter, but on a tidal river they may travel several miles," he explains.

Ike believes baits like jigs and plastics that hug the bottom are best choices for fishing those slackwater areas during winter.

“Ninety percent of the bass I catch in tidal water during the winter have mud on their bellies, so that tells me it’s low and moving slow," he describes. “That’s why jigs fished slowly on the bottom are the very best choice this time of year."

タイダルリバー(海の潮の満ち引きに影響される川)に住むバスは、ライフサイクル全体が水位の変動に影響されるため、冬のタイダルリバーのバス釣りも変わります。

 「潮流は絶えず変化しているため、流れが重要になります。」と、デラウェア川で釣りをして育った2006年のアングラーオブザイヤー、マイケル・アイコネリ(以下アイクと呼びます)は言います。 「冬の間、魚はより無気力になり、動く水をできる限り避けます。」

 そのため、アイクは流れから保護されたワンドや漁港など、流芯から離れたエリアを探します。

 「それは流れさえ遮られているのであれば、はしけ船(工業用の平べったい台船)などが停泊するような工業地帯なども含まれる可能性があります。」と彼は説明します。 「そして冬は、干潮時でも少なくとも1メートルほどの、ある程度の深さが必要です。」

アイクは、最高の越冬地になるのは、必要に応じて柔軟にディープからシャローを行き来できるような真っ直ぐにディープへと延びるブレイクがあることだと付け加えています。

 晩秋になりクリークの水温が急に下がると、バスはこれらの温かいエリアに向かいます。バスたちは他のフィールドと同じように、クリークチャンネルや岬沿いに移動して越冬地を目指しますが、タイダルリバーでは、そういった地形変化は湖で見られるほど顕著ではありません。

タイダルリバーには長い傾斜の岬などはないかもしれないので、バスはウィードベッドの岬やワンドの出口にある沈没船など岬の代わりになるものを利用します。それは桟橋かもしれませんし、レイダウンツリーかもしれませんが、冬のエリアへの移動中に停止するような場所になる明確な変化です。水深の変化は彼らの通り道となり、独立したカバーはその通り道にある停止場所になります。」

アイクは、デラウェアリバーのバスを調査したところ、タイダルウォーターのバスは回遊性が高く、1年の間に約50キロも移動することがわかったと言います。彼は、低水温期でも元気でいられるためには、潮位の影響を受けにくい上流の越冬地に移動すると考えていますが、秋から冬にかけてバスがいるエリアを見つけるのは難しいと言います。

 「湖のバスは、越冬地まで100メートルも移動すれば済むかもしれませんが、タイダルリバーでは数キロも移動することがあります」と彼は説明します。

 アイクは、冬にこれらの温かいエリアを釣るなら、ボトムを這わせるラバージグやワームのようなルアーがベストな選択だと考えています。

 「冬にタイダルウォーターで釣れるバスの90%はお腹に泥が付いているので、バスの動きが鈍いことがわかります。 ということで、この時期はボトムでゆっくりと釣ることができるラバージグが非常に良い選択でしょう。」

冬のバスを釣るには

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Target clear water during winter months. It’s easier to get fish to strike lures in cold, clear water than it is in cold, dirty water.

Jigs, soft plastics and spoons are top choices for winter anglers. However, don’t overlook a slow rolled spinnerbait or an erratic jerkbait for tempting suspended fish, especially if baitfish are nearby.

Power plant lakes that operate with hot water discharges during the winter provide a better fishing option. The fish are more aggressive, react better to summertime lure presentations and can be caught shallow.

Fish slow and be thorough. Winter bass have a small strike zone so baits must be presented in their face. And when working an area, cover every inch. If you get in a hurry, you could skip over a big school without knowing it.

Cold fronts have less effect on winter bass living in deep water than they do other times of the year. If an abrupt weather change occurs, focus on those deep spots that have been the most productive during late season months.

Opt for light line and smaller baits when winter fishing, especially in deep water away from heavy cover. Coldwater bass eat infrequently and are less aggressive. The smaller line presents less line drag and makes smaller baits appear more natural.

冬はクリアウォーターをターゲットにします。冷たいマッディーウォーターよりも、冷たいクリアウォーターの方がバスは食ってきやすいです。

 冬に釣るには、ラバージグ、ワーム類、メタルジグが最適です。ただし、ベイトフィッシュが近くにいる場合は、スピナーベイトのスローロールや、サスペンドバスを誘うジャークベイトの不安定なアクションを見落とさないでください。

 冬に発電のために放水するリザーバーレイクは、釣りをするのにより良い選択肢となります。バスはよりアグレッシブで、夏っぽいルアープレゼンテーションにもよりよく反応し、シャローでも釣りになります。

 釣りはスローであることを徹底してください。冬のバスのストライクゾーンは小さくなるため、バスの目前にルアーをプレゼンテーションする必要があります。そして、エリアを探るときは、細かく刻んでいくようにしてください。急いでしまうと、知らないうちに大きな群れを見逃してしまうかもしれません。

 冬の寒冷前線は、他の時期に比べてディープにいる冬のバスへの影響は少ないです。前線の通過など突然の天候の変化が発生した場合は、直近まで有効だったディープのスポットに注目してください。

 冬の釣り、特にヘビーカバーから離れたディープエリアでは、細いラインと小さなルアーを選ぶようにしてください。低水温期のバスはまれにしかフィーディングをせず、アグレッシブではありません。細いラインは水の抵抗が少なく、小さなルアーがよりナチュラルに見えるようになります。

フィールド別に解説!冬のバス釣りパターン【リザーバー・湖・川】

ひとくちに冬のバス釣りと言っても、フィールドによってこれほどの差があるんですね。

そして、この10年以上前の記事ですが、古臭く感じるところはありましたでしょうか。

釣り方についてはちょっと違和感があったかもしれませんが、バスの居場所の探し方については、なるほどと思わされる部分が多かったのではないでしょうか。

数十年前の「バスは冬眠する」と思われていたころから、この記事が書かれた2007年、そして今現在も、バスの行動パターンはそれほど変わってはいないのではないかと思わされませんでしたでしょうか。

冬のバスは簡単に釣れないこと、釣れるバスに泥がついていることが多いことを考えると、当時は冬眠していると考えるのも無理はないと思います。

しかし実際は、冬にいるべき場所に固まるために他の場所のバスが極端に減るということ、バスがいたとしても活性はかなり低いことが釣れない原因だったということですから、冬のバスがいるエリアをまずは探し出すことが冬のバス釣りパターンへの第1歩になるんですね。

現在は、冬のバス釣りパターンはかなり解明されています。

そのため、冬であってもそれなりのプレッシャーがバスには掛かっていますので、昔と比べたら余計に釣りづらくなっているかもしれません。

それはちょっと残念なことかもしれませんが、冬でもバス釣りをする仲間が増えたことでモチベーションが上がりますし、結局のところ冬のバスは何年も何年も毎年同じところにいますから、絶対に見つけ出して攻略してやりたいところですよね。

安全に気を付けて、今年の冬のバス釣りを楽しみましょう。

それではまた。

毎度ありがとうございます!