アフタースポーンのバスの居場所はどこなのか?
アフタースポーンのバスは釣りにくいと言われていますが、どうやら居場所が絞りにくいだけで、バスの前にルアーを届ければバスは食うようです。では、そのバスの居場所とはどこになるのでしょうか!?
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Here Are The 3 Best Places To Look For Post Spawn Bass”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:shopkarls.com ”Here Are The 3 Best Places To Look For Post Spawn Bass”
ブラックバス、特にラージマウスバスは、どうやら「怠け者」の魚に分類されるようです。
本来、野生動物の中にいわゆる人間で言うところの「怠け者」の動物がいるということはありえないのですが、このラージマウスバスという魚は、ルアーフィッシング界のなかでは怠け者という表現が多く見受けられるんですよね。
その理由は「待ち伏せタイプのハンター」「獲物に対し長い距離を追わない」「簡単に捕食できるものを食べる」こんな性格があるためのようです。
まあこれは、本当の意味で怠け者だとバスのことを見下しているのではなく、バスを釣るための考え方のひとつとしてバスアングラーの中で教訓的に語られていることですのでね、本気にしないでくださいね。
そんなラージマウスバスですが、シーズン中、とんでもなく働き者になる期間があります。
それは、スポーニングシーズンです。
オスはベッドを作り、卵や稚魚を守り、メスは繁殖をより確実なものにするために数回に分けてオスを選んで別の場所で産卵するといった行動をします。
オス・メス両方にとって、これは非常に体力と精神力を使う行動でしょう。
もともと怠け者とされるバスが、繁殖という本能によって一気に働き者モードのスイッチが入るスポーニング、それが終わるこのアフタースポーンというタイミング、そのバスは体力の回復に努めようとどこかで休んでいるわけで、実際の行動も印象的にもタイミングによるこのギャップはかなり大きくなりますね。
このギャップによって、アフタースポーンのバスは釣れないと思ってしまうんですよね。
でも、待ってください。釣りにくいかどうかというのはバスの状態とは関係ないかもしれません。
これまで、スポーニング前やスポーニング中ということで積極的にフィーディングしたりベッドを守るために積極的な行動を取っていただけで、休んでいるというのは怠け者と呼ばれる本来のバスの行動そのものであって、つまり獲物を待ち伏せしているだけです。
バスの居場所さえつかんでしまえば、そこにルアーを送り込むことができれば、バスはルアーを食う状態のようです。
ということですから、私はその肝心のアフターのバスの居場所が知りたいと思うわけなんです。
この記事は、アメリカのルアーショップ「Karl’s Bait & Tackle」のブログ記事で、アフタースポーンの代表的なバスの居場所が3つ、書かれています。
春でもない、夏でもない、アフタースポーンの時期。中途半端な季節こそ場所選びが重要になるようです。
早速読んでいきましょう。
バスはまだワンドの奥またはフラットエリアにいる
産卵の後のバスは、スポーニングエリアのバンク沿いにしばらくの間滞在し、オスは近くのシャローカバーの近くで稚魚を守り、メスは桟橋、オダ、ウィードベッド周りの水深2.5~3メートルあたりで回復を図ります。 私のホームレイクであるオザークス湖では、桟橋の先端のいちばん深いところにサスペンドしているビッグバスに対してトップウォータールアーを投げてキャッチしています。
中規模な岬のインサイド(岸寄り)
産卵を終えたバスはバンク近くで少し休んだ後、ブレイクライン(ミオ筋やクリークチャンネル)に沿って最初の主だったドロップオフ(通常は中規模な岬)に移動します。ここでバスは、立木や大岩や桟橋といったカバー周りを待ち伏せ地点とします。
アフタースポーンのバスはこの地形に3〜4週間留まり、立木や桟橋の水深2.5~6mの範囲でサスペンドします。 シャッドスポーン(ベイトフィッシュの産卵)はこのタイミングで起きるため、バスは早朝になるとその岬の岩場のシャローへ移動し、産卵するベイトフィッシュをフィーディングします。
メインレイクにある岬
夏になると、一部のバスは中規模な岬やチャンネルのブレイクに留まったままになりますが、他のバスはメインレイクの長く尖った岬に移動し、真夏にさらにディープへ落ちる前に、そこでフィーディングをしています。 この岬には、フィーディングしたり、スポーニングから回復したり、真夏のたまり場へ徐々に落ちるといった、バスにとって多目的なディープエリアがあります。 アフタースポーンのバスは、早朝にはシャローでフィーディングし、お昼近くまではベイトフィッシュを追い掛けてミドルレンジまで行き、さらにフィーディングします。 お腹がいっぱいになったら、ドロップオフへ移動すれば疲れたバスの休憩場所として機能します。
産卵直後はまだシャローフラットに残るバスが多いようですが、それ以降のバスは基本的に岬を利用しているんですね。
例えば人間が出合い頭の交通事故を起こすとしたら、どこが多いのでしょう。
そう考えた時、恐らく「見通しの悪い交差点」が事故多発地帯の上位に来ると思います。
これがバスにとっては岬という地形になるのではないでしょうか。
岬で待ち伏せしていればバスはベイトフィッシュがやってくると期待しているのであれば、私たちは出会い頭事故の多い岬で張り込みしていればいずれ事故現場に遭遇できる、そんなイメージでしょうか。やや不謹慎な例えで申し訳ありません。
でも、ベイトフィッシュも人間も同じで、どこかへ移動しようとするとき、見通しの悪い交差点というのはかなりの確率で渋滞もします。事故も多いし渋滞もする、これはバスにとってかなり都合のいい待ち伏せスポットになるはずですよね。
スポーニングエリアとなるシャローフラットから数えて1つ目の岬からメインレイクのディープの岬まで、アフタースポーンのバスは順を追って移動するということですので、スポーニングから夏までの期間は、その岬がどんな条件かを考えながら攻めていくといいかもしれませんね。
私は出会い頭で釣れてしまったバスでも楽しめますが、できれば交通事故的なものではなく、狙って釣ってやったバスも楽しみたいものです。
アフタースポーンは岬をランガンしつつ、じっくり狙ってみることにしましょう。
それではまた。
毎度ありがとうございます!