【初心者向け】冬のバス釣りの基礎知識

【初心者向け】冬のバス釣りの基礎知識
Photo by point click fish.com

活発にエサを追わなくなる冬は、バスを釣ることが難しくなってしまいますが、いつ、どこで、何を投げるかが分かれば意外とあっさり釣れたりするものです。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”A Winter Wonderland of Bass Fishing”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:pointclickfish.com ”A Winter Wonderland of Bass Fishing”By Jason Halfen -January 2, 2019

普通のバスアングラーにとって、冬はオフシーズンです。

寒い中、わざわざ釣れなくなってしまったフィールドへ出掛けて鼻水を垂らしながら釣りをする必要はありません。

しかしどうでしょう、フィールドを通りかかると、この寒い中でも釣りをしている熱心なアングラーはいるものです。

彼らは、普通ではないのです。普通の人よりもバスを釣りたいと思う気持ちが強い人たちであり、もっと上手になりたいと思っているアングラーであり、たった1匹のバスに価値を求めている人たちであり、そして多分、この時期にこのようなブログを読んでいる皆さんの事だと思います!

私は初心者の頃から今まで、冬に狙ってバスが釣れるようになれればそれは上達している証拠だと思ってやってきています。

なぜなら、他の季節と違い、ルアーを投げまくってその日のパターンを見つけるという釣りではなく、冬はバスの居場所を絞りこんでいき、どうやってルアーを食わせるかという釣りになりますから、これができれば、他の季節でタフった時でもバスを釣ることができるようになると思うからです。

ルアーを投げまくる時間を減らし、魚探掛けをする時間に充てる時間が増えますから、魚探を使うスキルも上がりますもんね。

オカッパリの場合は冬に減水するフィールドに出れば、夏の間に気付かなかった水中のカバーや地形変化に気付くことができますし、ウィードのあるフィールドであれば、冬はウィードがなくなって、これもまた水中の変化に気付くことができますから、他のシーズンで有利にすることができますよね。

そういうわけで、私的に冬は脱初心者アングラー&スキルアップという季節だと思うのです。普通のアングラーを、普通ではないアングラーにしてしまう季節です(笑)

しかしながら、冬のバスというのは低活性で、やる気がありません。

そんなバスを釣るには居場所を探すのはもちろん、いつ釣るのか、何を投げるのか、ということが重要になるのですが、そこのところをはじめに勉強しておきたいところですよね。

この記事は、アメリカの釣りの総合メデイア「Point Click Fish.com」の記事で、アメリカ中南部のバスフィッシングガイドでありトーナメンターのジェイソン・ハーフェン氏が、冬のバス釣りを成功させるための基礎・基本を解説してくれています。

冬のバス釣りをポジティブに捉えることができるよう、しっかり読んでおきたいと思います。

バスを探す場所はフィールドによって違う

引用文(タップすると開きます)

We need to refine the word “deep” when describing winter bass location, because not all deep water will hold catchable numbers of bass.

In large reservoirs, fish will pull out of tributaries and coves and congregate in main lake areas. Look to edges of the original river channel, main lake points that extend into 30-40 feet of water, and even steep shoreline breaks. When fishing near-shore areas, focus on regions where the shoreline descends into the water at a 45-degree angle; this will allow you to position your boat over 30-40 feet of water and still reach the shore with a long cast.

The slow metabolism of river bass won’t allow them to fight significant current in cold water, so they will typically be found in areas of very low flow. Look for winter bass in rivers to be concentrated in deep holes, frequently along outside bends or off the tips of wing dams or other current-deflecting structure. Pay close attention to current speed – if your boat is moving downstream faster than 0.5 mph, you’re far more likely to catch walleye and sauger than bass.

Warm water discharges from power plants can be incredibly productive, especially in the northland where most lakes and rivers are capped with ice. When power is being generated, the warm discharge water can energize the local bass population, providing spring-like action even in the dead of winter. The power plant-warmed waters of southern Illinois’ Lake of Egypt, as well as the upper Mississippi River near Monticello Minnesota, each provide exceptional winter bass fishing opportunities.

ただディープに行けばバスがいるというわけではないため、冬のバスの居場所を読み解くには、「ディープ」という言葉を考え直す必要があります。

大きなリザーバーでは、バスはクリークやワンドから離れ、メインレイクに集まります。元々のリバーチャンネルのエッジにあたり、水深が9~12メートルあり、さらにバンクが急な角度のブレイクを持つ岬を探してください。この岬のバンク近くで釣りをするときは、45度の角度でバンクが水中に入っていくエリアで釣ります。そうすることにより、ボートを水深9~12メートルの水深に置いた時、ロングキャストするとちょうどバンクにルアーが届く距離になります。

川のバスは冬に代謝が遅くなると、冷たい水の強い流れに逆らうことをしなくなります。したがって、通常は流れの非常に少ないエリアで見つけられます。川の冬のバスは越冬場所に集中していることが分かります。だいたいは、アウトサイドベンド沿いにいるか、突堤や他の流を遮るような地形の先端から外れたあたりにいます。流れの早さには注意が必要です。ボートが時速0.8㎞を超える速度で下流に流される場合、バス以外の魚が釣れる可能性がはるかに高くなります。

発電所から流れ出る温排水は、多くの湖や川が凍ってしまう北部の地方ではかなり釣れる場所になります。発電のために温排水が出ると、そこにいるバスたちにエネルギーを与え、真冬でも春のような行動を起こさせます。イリノイ州南部のエジプトレイクの発電所の温排水や、ミシシッピー川上流のミネソタ州モンティセロ近くでは、それぞれ冬のバス釣りの絶好のポイントとなっています。

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どんなルアーを投げればいいか

引用文(タップすると開きます)

Choosing a presentation for chasing bass in cold, clear water is easier when you appreciate a few simple facts about our targets. As noted above, winter bass are typically found in relatively deep water, where they can be either associated with the bottom or suspended. While they certainly exhibit periods of higher activity, making them more catchable, the general mood of the cold-water bass is neutral to negative. These simple facts of biology mean that we can leave the topwaters, buzzbaits and spinnerbaits at home; rather, winter bass fishing often calls for jerkbaits and jigs.

Jerkbaits serve as the foundation of many cold-water bass trips from fall through spring. Success with jerkbaits is frequently coupled to high water clarity, so if a January rainstorm muddies the water in your target zone, you’ll want to pivot to another presentation option. One key to successful jerkbaiting during the coldest months is a cadence that includes lots of long pauses; a motionless, vulnerable, deep-diving jerkbait often proves irresistible to nearby suspended bass. Make long casts parallel and perpendicular to cover, using a strong, castable fluorocarbon that reduces line visibility in clear water, like 12 lb test Seaguar InvizX.

Jigs are a great way to target winter bass that are associated with cover on or near the bottom. A ½ oz football jig with a relatively compact soft plastic trailer can be cast onto a point or toward the shoreline, and then worked slowly down the drop into deep water. Be sure to trim the jig’s skirt so that it extends just to the bend of the hook; this will reduce the profile of the bait and help to move the point of attack forward, increasing your hooking percentage. A slow, crawling retrieve works best, and is most effective through rocky cover. Fishing a jig in the rocks can be tough on line and cost you fish, so spool up with an abrasion-resistant fluorocarbon line, like 15 lb test Seaguar AbrazX.

冷たく澄んだフィールドでバスを釣る時、バスに関するいくつかの簡単な事実を理解することで、バスを釣るためのプレゼンテーションを選ぶのがシンプルになります。上で述べたように、冬のバスは通常、比較的ディープエリアで見られます。彼らは活性の高い季節では釣りやすいですが、低水温期のバスは一般的にはニュートラルまたは低活性です。このことを生物学的に考れば、トップウォーター、バズベイト、スピナーベイトを家に置いておいてもいいということを意味します。代わりに、冬のバス釣りでは、ジャークベイトやラバージグが必要になることがよくあります。

ジャークベイトは、秋から春にかけての多くの低水温期のバスを釣るための軸として考えられています。ジャークベイトで釣れるということは、水の透明度が高いことと結びついていることが多いため、冬の嵐によってフィールドに濁りが入ってしまった場合、別のプレゼンテーションを試す必要があります。最も寒い時期にジャークベイトで釣るための鍵の1つは、ロングポーズを多めに入れることです。深く潜り、止まり、動きの弱いジャークベイトは、近くでサスペンドしているバスが抵抗できないことがわかります。 フロロカーボンの12 lbなど、クリアウォーターでも見切られにくく、強く、遠投の効くラインを使用して、ロングキャストでカバーに対して平行または垂直に通します。

ラバージグは、ボトムまたはその近くのカバーに着く冬のバスをターゲットにするための素晴らしい方法です。比較的小さめなトレーラーを付けた½オンスのフットボールジグは、岬やバンクに向けてキャストしたら、ゆっくりとしたダウンヒルでディープエリアまで探ります。ジグのスカートは、フックのベントカーブまでで切り揃えるようにしてください。これにより、ルアーのボリュームが落ち、バイトする場所が前方になり、フッキング率が上がります。遅く、這うようなズル引きが最適で、岩場では最も効果的です。岩場でジグを使うのは難しい上、根掛かりによるロストを避けるため、耐摩耗性の高いフロロ15 lbを使います。

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いつ、釣りをするべきか

引用文(タップすると開きます)

Just as they do in other seasons, winter bass love stable weather. A string of days with consistent air temperatures and light winds will put bass into a feeding mood. Fold in a few sunny days when water temperatures might climb by a couple of degrees, and it’s time to hook up the boat and head to the ramp.

Remember that bass are cold-blooded creatures, with metabolic rates closely coupled to the temperature of the water they inhabit. At this time of the year, just as in the spring, slightly warmer water can make all the difference. This also explains why winter bass often bite the best in the afternoon, when the sun’s rays have had a full day to warm the water. Northern shorelines, protected from winter winds and providing enhanced exposure to the southern sky, are frequently more productive than other areas.

Winter bass patterns will hold until the springtime sun warms the shallows into the low 50s, pulling bass out of their doldrums and toward the shorelines to feed aggressively, and eventually, to build beds and spawn. Until then, while your friends are planning ski trips in the mountains, use these tips to beat the winter bass blues.

他の季節と同じように、冬のバスは安定した天気が大好きです。気温が一定で風が弱い日が続くと、バスの食欲が上がります。水温が数度上昇する可能性のある晴れた日が数日続いたら、ボートを出すチャンスです。

バスは冷血動物であり、代謝率はそのフィールドの水温と密接に関係していることを忘れないでください。この時期には、小春日和で少しでも水温が上がるだけで大きな違いになることがあります。これはまた、日光により一日の中で最高水温になる午後になったときに、冬のバスが一番バイトが多くなる理由と合致します。冬の北風から保護され、南向きに開けている北端のバンクは、他のエリアよりも釣れる可能性が高いこともよくあります。

冬のバスのこの傾向は、春の太陽がシャローを10℃近くまで温め、バスをディープからバンクに引き寄せて積極的なフィーディングをし、ベッドを作って産卵するまで続きます。それまでは、たとえ他の釣り仲間がスキーやスノボばかりしていても、これらのヒントを使用して冬のバスを釣ってください。

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フィールドごとに冬のポイントは違うというのはちょっと難しい問題になってしまいますが、考え方はどのフィールドでも同じようですね。

この時を読んでわかるのは、冬といえども水温が一定であったり、少しでも上がるタイミング、そして温排水があれば釣れるということでした。

温排水や水温が上がるタイミングというのは分かりやすいですが、水温が一定というのは、ちょっと見落としてしまうことかもしれません。

バスというのは不思議なもので、自分の居場所にはカバーや地形変化などの変化を求めるくせに、水温は安定を求めるんですよね。

そう考えると冬は、一度寒くなってしまえば安定しやすい季節と言えます。

冬はディープが釣れるというのも、外の気温に影響されにくく、水温が安定しているからですし、流れがある場所では、水が動かない場所の方が水温が安定するから釣れるとも言われています。

あとは、その寒い中でもちょっとした暖かいところ、例えば他は雪が積もっているのにここだけ雪が積もってない場所ですとか、ゴミがたまっている場所なんかは、他より温かいか水温が安定している可能性があると思います。

また、川に突き出した突堤やテトラや桟橋などは流れを遮るものとして分かりやすいですが、水中にある岩やテトラなどの障害物も目には見えませんが流れを遮っていますので、そんなものが沈んでいるのを知っていればチャンスですよね。

水温計を持ち歩いてこまめに測るというのもいい手段です。水温の差がダイレクトにわかるのはかなり心強いものですよね。

非常に基本的な内容の記事でしたが、厳しい時こそ基本を思い出し、なんとか最高の1本に辿り着きたいものです。一緒にがんばりましょう。

それではまた。

毎度ありがとうございます!