【説教】スモールマウスを釣るには細かい事が大事
バス釣りはそれをしているだけで楽しいものですが、納得のいく釣果を求めた場合は、自分自身に求められることも出てくるものです。釣りたい気持ちとは裏腹に、こんなことをやっていませんか。ダメですよ!
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Details matter”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassmaster.com ”Details matter”by Stephen Headrick|September 20, 2013
釣り人とは面白いもので、同じ釣りをするにあたっても人それぞれ重要視することが違ったり、性格が釣りに現れたりしますよね。
例えば私生活はめちゃくちゃだらしないのに釣具の管理だけは几帳面だったり、頭の中では色々考えているのに、それを実行することはほとんどなかったり。
いろんな人が同じ魚種に向かって様々な角度からアプローチする。
だからこそ釣りはいろんな釣り方や考え方が生まれますし、新しい発見や深い思考の沼にハマったりするもので、そんな人間臭い世界が私には楽しく、大好きです。
ところが、釣果という面から釣りを捉えた場合はそうも言ってられず、それをやったらダメですよ、それをやらなきゃダメですよ、という項目があるものなんですよね。
もし一流を目指すのであれば、たとえばホテルのレストランのように、お客さんに美味しい食事を提供するのは当たり前で、さらに美味しくするために(味とは直接関係のない)テーブルクロスを清潔に保ったり、スプーンとナイフの置き場や置き方にさえ注意するものです。
釣り人としても、釣果を求めるのであれば釣りそのもの以外にも注意を払う必要があるんですね。
この記事は、アメリカバスマスター公式サイトのコラム記事で、ライターのステファン・ヘドリック氏が、スモールマウスバスを釣る時に重要となる細かな部分について指摘してくれています。
今回は教訓でもあり、説教色が強めの内容になります。
しかしこれを読めば、釣果は必ず上がります。ぜひ読んでください。
スモールマウスバスを釣るのには、細かい事が重要になる
どうも最近、釣り人を見ていると言いたくなることがあります。私が言いたいことは、釣り人全員が心に留めておく必要のあることになるでしょう。それは、細かいことが重要だということです。気持ちばかりが先走って近道をしようとするのはよろしくありません。それは結局、自分自身の釣りを台無しにするでしょう。
そのことで最初に頭に浮かぶこと、まずは、ノットについてです。私たちは皆、しっかりと時間をかけてノットを結ぶ必要があります。ノットには良いものが何通りもあります。どれか1つを指してそればかり絶賛する必要はありません。必要なのは、適材適所にノットを選び、それを慎重に結ぶことなのですから。
不完全なノットが原因と思われるラインブレイクの多さには驚かされます。あってはならない。それは不要なことであり、簡単に回避できることです。必要なのは、ノットを正しく結ぶためにほんの数秒ほど時間をかけることだけです。
同じようなことがボートにも当てはまります。ゴミ箱のような汚いボートでなぜ釣りをするのでしょうか?普通のバスボートなら、家を出る前の1時間もあればキレイに整理整頓できます。完璧に整理されている必要はありません。釣りの邪魔にならないように、必要なものが見つけやすくなるようにするだけです。
釣り場に着いたら、出船の直前に必要なものをわずかな時間で積み込みます。これだけで一日がより快適になり、より多くのバスを釣るのにも関係してきます。
タックルも例外ではありません。先が鈍ったフックで釣りをする必要はなく、小さなヤスリで先端を磨くのに5分もかかりません。また、テキサスリグのワームがまっすぐに刺さっているかどうかも確認しない人のなんと多いこと…。私に言わせれば、そんなこともせずに他の人よりバスを釣りたいという気がしれません。
これは、釣りは遊びなんだからのんびりやれと言うためのコラムではありません。私たちは皆、できるだけ早くフィールドに出て、バスに向かってルアーを投げたいと思っています。ただし、やるべきことをわずかな時間でやることで、帰るときには自慢できるバスが増えるということです。
これがスモールマウスバスを釣ることと何の関係があるのか疑問に思うのであれば、答えは簡単です。すべて重要です。バスの方からボートに飛び込んでくることはありません。ほとんどの場合、あなたはバスを釣るために一生懸命にならなければなりません。特にスモールマウスバスは警戒心が強く、釣り人のミスを許しません。スモールマウスバスをコンスタントに釣りたければ、ベストを尽くす必要があります。それは細かいことに注意を払うことから始まります。
【こんなところに注意してください】バスプロがどのような行動をしているかを見てください。彼らの行動は非常に素早いものですが、手抜きや何かを端折ったりするのを見ることはめったにありません。ボートの上にはゴミもなく、ノットが不十分とか、フックポイントが鈍いとか、タックルに手を抜くこともまず見られません。彼らは、そのようなことが最終的に自分自身の助けにならないことを知っています。そう、それは私たちの誰の役にも立ちません。
私もこれまで、何度となく自分自身の手抜きによって痛い目に遭ってきました。
あのときちゃんとラインチェックしていれば、ノットを結び直しておけば、フックポイントをチェックしとけば…
バラシというのはバスの大きさも関係しているかもしれませんが、たとえ小バスをバラしたとしても、自分自身の情けなさにメンタルをやられるんですよね(笑)
自分自身の不十分さを実感するには、記事にも書かれていたようにプロの釣りを見ることがいいと思うのですが、ガイド釣行をするのが良いと思います。
プロのフィッシングガイドを利用することは、釣果だけでなく、釣りに対する姿勢やメンタルを見習うことができる部分もかなり大きいんです。
プロの方の準備の速さ、エレキを降ろしてからキャストまでの速さ、ノットを結ぶ速さ、ボートの運転から釣り全体の効率の良さなどなど、1キャストごとに勉強になるものです。
それにより自分の不十分さを痛感するだけになるのかもしれませんが、それは翌日から効果が出る、かなりポジティブなマインドです。
余裕があればぜひ、ガイドさんから色々と学んでみてください。
他にプロから学べるとしたら、そう、Youtubeです。
私がおすすめする動画、おなじみ水野浩聡プロの「水の旅」があるわけですが、今回の参考として、次の動画を見てください。(再生するとその場面から始まります)
この動画の中での、ダウンショットシンカーを結ぶシーン。
JACKALLのダウンショットシンカーのハリスタイプ(結びこぶに引っ掛けるタイプ)のシンカーを使っていますが、よく見るとラインを引っ掛けた後に、もう一度かた結びで結んでいるのが分かりますでしょうか。
たったこれだけで、根掛かりを外した時やバスが釣れたときにシンカーが外れてしまうことが激減するんですよね。
高価なタングステンシンカーを無駄にしないばかりか、外れたシンカーを着け直す時間をキャストに回すことができるわけで、バスが釣れる機会は実際に増えるわけです。
このシンカーの追加の結びのやつは私がよく端折ってしまうことのひとつですが(笑)、これそのものの有効性を言いたいのもそうですが、他にもこういった細かい事ひとつひとつの積み重ねを怠らないことでプロへの道が開けるのであり、またプロであることなのではないでしょうか。
このシーンのあと、水野プロはワームやフックの袋を超適当にバッグに詰め込んでいますね…ワームの袋もちゃんと口のチャックが閉じてない気がしますが…そこは良いんだなと(笑)
どうでもいいところとどうでも良くないところ、このあたりの分別をちゃんとつければ、釣果は上がるということですね。
他のプロのYoutube動画でも、学べる部分はたくさんあると思います。
自分の推すバスプロさんの動画を良く見直し、細かい事に気付くようにしてみてください。
スモールマウスバスかラージマウスバスかに関わらず、バス釣りは上達するでしょう!
それではまた。
毎度ありがとうございます!