バス釣りがうまくいかないとき

バス釣りが簡単なものか難しいものかに関わらず、バス釣りは常にうまくいくとは限らないものです。自分が思っていたことと違う状況に直面した場合、私たちはどんな行動をとるのでしょうか。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Where did they go?”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassmaster.com ”Where did they go?”by Bill Lowen|May 5, 2021
バス釣りというものは、うまくいかないものですね。
バス釣りが簡単か難しいかという話ではないですよ、うまくいかない、という話です。
バス釣りが簡単という方もいれば、難しいという方もいます。皆さんそれぞれにバス釣りに対する捉え方はあるもので、それは個人の考えを尊重すればいいと思います。
しかし、バス釣りがうまくいくものかどうかと言えば、どうでしょう。
個人がバス釣りを簡単か難しいか、どう捉えているかに関わらず、毎回うまくいくものでしょうか。
いいえ。これは個人的な視点で見ても、第三者的な相対的視点に立って見ても、そんなことはないとはっきりと言えます。
どんなにバス釣りが上手なバスプロの方であっても、毎回自分の思い通りうまくいくということはあり得ません。
また、どんなレベルのバス釣りトーナメントを見ても、毎回必ず同じ人が優勝し続けることはありません。誰かがうまくいっているときは、誰かがうまくいっていないものですよね。
バス釣りのスタートは、まず、バスがいるところで釣りをすることから始まります。
私の場合、この時点でうまくいっていないことがほとんどなのですが(笑)、いつもここで釣れるのになぜか釣れない。ですとか、昨日はここで釣れたのに今日は釣れない。といったことが起きるんですよね。
こんな時、みなさんはどのような行動に移るのでしょうか。
また、バスプロの方はどのようなことを考えるのでしょうか。
この記事は、アメリカバスマスター公式サイトのコラム記事で、エリートプロのビル・ローウェン氏が、自分のバス釣りのスタンスについて語ってくれています。
ビルは2021年のピクウィックレイク戦でエリート参戦16年目にして人生初のエリートシリーズ優勝を果たしました。
ステージ上で子供たちを涙ながらに抱きしめたシーンを見たとき、彼のこれまでの長い苦労が感じ取れたのですが、そんな彼の考えを聞くことは、私たちにとっても有益なことでしょう。
ぜひ読んでみてください。
バスはどこへ行った?
バス釣りをしていれば、バスがどこに行ってしまったのかのか考えなければいけない時って、ありますよね?もちろんその答えなど、自分にはわかりません。
バスプロとは夢中になってしまう仕事です。私は、バス釣りの90%は頭の中にあるといつも言ってきました。私の頭の中ではいつもうまくいっていますし、少なくとも私がこの仕事をしている間は、そのように思ってきました。私はポジティブな人間です。現在も、これからも、ネガティブな考えで時間を無駄にしたくありません。
言うまでもなく、私のエリート初勝利のときも、この考えに変わりはありません。その前もポジティブであり、その後もポジティブなままです。2021年のバスマスターエリート・サビーンリバー戦では、プラクティスはかなりうまくいきました。プラクティス最終日を終えたときは、試合ではいい釣りができるだろうという感触で、試合を迎えることができました。
2021年のバスマスターエリート・レイクフォーク戦についてもまったく同じでした。後になってみればネストのバスを狙うのは勝てる方法ではなかったようですが、それでも、実際にはいくつかのデカいバスのベッドがありました。しかしトーナメントが始まったとき、そのバスはいなくなっていました。残ったのは2~3パウンダーのバスだけでした。そのサイズのバスでは、レイクフォークの試合ではどうにもなりません。
どちらの試合も私にとっては大変でした。私はそれぞれの試合で42位と74位となり、アングラーオブザイヤーの順位でも36位まで後退しました。これはバスマスタークラシックの出場権に必要な順位よりは上ですが、それほど余裕はありません。そのうえ、今はいくつかのトラブルも起きています。
この話で私が何を言いたいのかというと、バスが動いたとき、私はバスを追いかけることができなかったということです。正直なところ、私にはさっぱりわかりません。もし私にそのバスを見つけることができたなら、試合中に見つけることができたはずです。しかし、それができたとは言えません。それができたということは、試合に勝てたということですからね。
でも、はっきりさせておきたいことがあります。私は不満を言っているのではありません。私はバスマスターで素晴らしい釣りの人生を送れており、それについて何も変えたくはありません。ちょっと哲学的な私の考えを言いますと、確かにバスが釣れないとイライラしますが、それ以上に、なぜできないのかを理解しようとする方が、精神的に辛いと思います。そんなことは以前からよくあることであり、別に新しいことではありませんし、結局のところそれ以上は理解できるはずもないのです。
私にそれが理解できたのであれば、私は真っ先にみなさんとそれを共有します。また、もし皆さんがその答えを知っているのであれば、私に教えてください。ぜひ聞きたいです。
分かっているのはこれだけです
- バスがいなくなってしまったときは、理由がどうであろうと、移動した場所に自分も移動する必要があります。
- そこにじっとしていてもバスはいません。何が起きたかを理解してバスを見つけるのが、アングラーの仕事です。

「ちくしょう!ビルローウェンのやつ、優勝したくせに結局なにも教えてくれねえじゃねえか!」
という感じになりましたでしょうか(笑)?
ならないですよね!
ビル・ローウェンにとっても、うまくいかないことをあれこれ考えても分からない。と言っているんですね。
分かっていることは、狙ったバスがいなくなったら、いる場所へ行け。でもその場所を考えるのが自分のやるべきことだ。だそうです…。うーん、なるほど、わからない!
しかし、ビルローウェンはこの考えで、バスマスターでのトップレベルのトーナメントの16年間と、バス釣り人生の大半をすごし、優勝というひとつの結果を出しました。
彼は自分のことをポジティブな人間だといい、それが成功へとつながったようです。
私も我ながらポジティブな人間だという自覚があるのですが、物事がうまくいかないときはさすがにイライラすることがあります。
そんな時は彼のことを思いだし、うまくいかない時、何もわからない時でもネガティブにならないようにしたいなと思いました。
私の1日とビルローウェンのエリート優勝とではまったく意味が違いますけどね…(笑)
いつもうまくいくとは限らないのがバス釣り。そこのところを楽しんで、よろしければ皆さんも良い釣りライフを積み重ねていきましょうね!
それではまた。
毎度ありがとうございます!