子供たちが釣りから学べること【人生の教訓】

子供のころの経験は、大人になってもその面影を強く残すものです。小さなころから釣りをしていれば、もちろんその影響があるでしょう。それは他のことでは得られない、人生の教訓があったりします。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”LIFE LESSONS KIDS CAN LEARN FROM FISHING”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:takemefishing.org ”LIFE LESSONS KIDS CAN LEARN FROM FISHING”by STEPHANIE VATALARO8/15/2013
私はこのブログを商売(収入)のために書いています。
釣りに携わる商売をしていくということは、私の使命のひとつは、市場があり続けることであり、業界があり続けることの助けになることです。
簡単に言うと、釣りをする人が居続けることですよね。
そのためには若い釣り人、子供たちが必要です。
この「子供が釣り好きになる」というのは、生々しいことを言えば自分の商売のためでもありますが、同時にこれは、一人の釣り人として、人間としての願いでもあります。
なぜなら、私自身が子供のころから釣りをしていて良かったと実感しているからです。
私には子供がいませんので自分自身の体験談を言うようですが、子供とは普段の生活から色々なことを学び、鍛えられ、自分の立ち位置というかスタンスを決めていくものだと思います。
お父さんとの取っ組み合いや力比べでフィジカルを鍛え、義務教育で集団生活を学び、友達とケンカすることで心の傷を覚えます。
当然のことながら、小さなころから釣りをしていれば、釣りから学ぶことがあります。
実際のところは、釣りから学んだことはもっと後の数十年後に気付くことかもしれませんが、この時の学びは、他のことでは学べないこともあると思うんです。
この記事は、アメリカの釣りやボートを楽しむための情報サイト「Take me fishing」のブログ記事で、フィッシングライターのステファニー・バタラー氏が、子供が釣りから学ぶ人生の教訓について共有してくれています。
釣りの素晴らしいところは、無意識のうちに、楽しみながら人生において大事なことが身についていくところでしょう。
さて、具体的にはどんなことだったか、自分と子供のことをイメージしながら読んでみてください。
待つことは美徳ではなく、必要なスキルである
魚を釣るには時間が必要です。 まったくもって当然ですよね。 釣りをしたことがない人でも、多くの人が時間をかけてじっと待たなければならないことを簡単にイメージできます。 それが釣りのいいところです。釣りというのは、人生と同じように、目的を達成することではなく、プロセス全体を楽しみ、「果報は寝て待て・待てば海路の日和あり」などの古いことわざを体感することです。
静寂が必要
私たちの世界は年を追うごとにどんどん濃密になり、忙しさが増すばかりです。 子供たちでさえ、スケジュールでいっぱいです。 現代の生活には貴重な息抜きというものがほとんどありません。 その結果、私たちは自分の考えに耳を傾けたり、今があることの意味を考える時間がますます少なくなっています。 釣り場で静かな時間を過ごすことで、その内なる声につながることができます。 これは老若男女あらゆる人に同様に非常に重要なことなのです。
夜明け前に起きるということがどれほど特別か
私たちのほとんどは、日の出というものを日常的には見ていません。 夜が明け、世界が光に満ちていく様を見るということは、それだけで特別なことです。 早朝は魚を釣るのに最適な時間であることが多いので、釣りというのは、家族そろって日の出を見ることが含まれています。
頑張ることへの報い
釣りは、すぐに結果を求める人にとっては楽しいものではありません。同じように、簡単に諦めてしまう人にとっても楽しいものではありません。 あなたは今、これを続けていく方法を学んでいます。 粘り強さと頑固さをもって、その目標を追いかけます。 最終的にあなたは報われるでしょう。 それは今日ではないかもしれませんし、明日ではないかもしれません…ちょうどいい時に、です。
友情は会話だけではない
長い時間、釣り糸を垂らしながら会話もなく、またその必要もなく、ただじっとしていることを学ぶことは、非常に貴重な教訓です。 多くの沈黙の中でただ一緒に釣りをしている時間は、それだけで親子、兄弟、そして友情の絆を強めます。 それはずっと壊れない絆となるでしょう。

私の家は両親が共働きで、休日に家族で出かけることがあまりない家庭でした。
夏休み明けの小学校では、他の家庭は当時できたばかりのディズニーランドへ行ったり、大阪万博へ出掛けたりという話を聞いていましたが、私が小学生の時に家族と泊まりで出掛けたのは車中泊で行った千葉への潮干狩りと、家から一番近い海である上越の浜でテント泊をして釣りをしたこと、長野で3泊4日の北アルプス登山でくらいです。
6年間でこれくらいですから、多い方ではないような気がします。覚えてないだけかもしれませんけど(笑)
しかし、近所へ日帰りの釣りやアウトドアレジャーはまあまあ連れて行ってくれました。
そういう家庭でしたから、早朝から出掛けることが嬉しくて、特別感といいますか、どこか悪いことをしているかのような感覚さえありました。
一晩中飲み明かして駅へ向かうときに、これから出勤する大量のサラリーマンの方々とすれ違う時のような感覚です(笑)
そんな1日の中で起きる出来事ですから、全てが特別です。
翌日からはまたいつものように学校へ行く規則正しい生活があるだけですが、どこか満足げというか、少しだけ強くなった自分になったような、そんな感覚があったような気がします。
しかしながら、最初にも言った通り、それは数十年たった今だからこそ感じているだけで、当時の自分にはただ楽しかった思い出しかなかったような気もします…。
これは、子供のころから釣りをしていた私が今、誰よりも幸せだと言いたいのではありません。
しかし、釣りには大人になった今でも特別なワクワクを感じていることと、それを全く押し付けることなく教えてくれた両親や家族と、その後の釣り人生に関わってくれた方々、そして今これを読んで下さる皆さんには大変感謝しています。
これを読んでいる多くの皆さんと直接会話をすることは一生かかっても無理だと思いますが、記事に書かれていた通り、会話をしなくても分かり合える感じは、ネット上でも感じています。
これも、釣りのいいところなのでしょうね。
やっぱり釣りが大好きですし、釣りができなくなったとしても、釣りと釣りをしてきた人生はきっとずっと大好きでしょう。
というわけで(?)、子供さんがいる方は、無理にとは言いませんが、釣りを教えてみることに挑戦してみてはいかがでしょうか。
それではまた。
毎度ありがとうございます!