伊藤巧プロ「スモールマウスバスの魔法は本当です」

伊藤巧スモールマウスバス釣り
Photo by bassmaster.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Smallmouth magic is real”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com”Smallmouth magic is real”Written by Takumi Ito|July 14, 2022

このブログで何度かご紹介させていただいております、バスマスターに書かれた伊藤巧プロのコラム記事ですが、伊藤プロご本人が書いたものは今回が初めてかもしれません(違っていましたらすみません)。

バスマスターの公式HPでは日本人アングラーの記事は多くあるのですが、ほとんどがアメリカのライターさんが書かれたもので、アングラー本人さんが書くのは大変まれです。

英語で記事を書くのは難しいからです。

しかし伊藤プロは、外国のトーナメントで必ず感じる言葉の壁をここでも越えてくるのですね。

伊藤プロがアメリカでも大人気の秘密はこういう、人種や言葉や文化の壁を越えるたくましさがあるからなのかもしれません。

たくましさ=タクタイム

ということですね!

ということで、今回バスマスター公式サイトのアングラーズコラムに書かれているのは、伊藤巧プロが感じたアメリカのトーナメントとスモールマウスバスについて。

沢山の苦労や感情が短くリアルにまとめられていますので、ぜひ読んでみてくださいませ!

 気になるところだけ読んでもOKです 

スモールマウスマジックはあります

引用文を読むにはこちらをタップ(英文)
When I first came to the United States from Japan, the only things I knew about smallmouth were what I’d read in magazines and seen in videos. I was aware that they preferred rocky environments and current over grass and still water, and that they reportedly fought harder than largemouth. But beyond that, I was pretty clueless. Still, I’d seen pictures, and I was intrigued by this beautiful bronze fish. I resolved to get to know them better. Now, just a few years later, any time we’re headed to smallmouth country, I get excited. I think to myself, “It’s Taku time!” My Elite Series season so far as been OK, but now that we’re headed north it feels like it’s really starting. Let me back up for a moment and explain the learning process. Maybe it will help you become a better smallmouth angler too. I’d fished for smallmouths a bit in 2019 while competing in the Opens, but I was pretty clueless at the time. I was trying to catch them with a frog. But then when COVID came the following year, I had more time to focus on them. It was a bad time for many people, but it really pushed my career forward. Because of the ever-changing testing and quarantine requirements, I could not go back to Japan. I ended up here for months on end because of the travel restrictions. That put me in a position to head up to Lake St. Clair for about a month. When I first got there, I struggled. It was tough for me. But as I experimented and explored, every day I figured out a few more things, all without help from anyone else. I learned where they lived, how they responded to changing conditions, and how scent impacted their willingness to bite. The great thing about smallmouth is they’re typically more aggressive than largemouth, so even if they’re not in a feeding mood they may still bite your lures. That doesn’t mean that it’s always easy. Using 6-pound test fluorocarbon makes a huge difference, and they clearly prefer some lures over others. I know that with my specially-scented soft plastics from Japan’s Eco Gear, I typically get five or six times as many bites as with any other bait. American bass must love sushi as much as I do! Because I feel that finesse tactics are my strength, once I dialed in the locations and habits, smallmouth fishing came pretty naturally to me. I know that there are power techniques that produce good smallmouth catches, but I typically don’t mess around with them because I am confident in the power of my lighter gear. Smallmouth don’t act the same every place you go. I’ve struggled at the Tennessee River, and I need to get better there, because I suspect that we’ll be going back regularly. Meanwhile, I have a special love affair with St. Clair, not only because it’s where I learned about this magnificent species, but also because it’s such an amazing fishery. Of course, the St. Lawrence River is also at the top of the list because it’s where I earned my first Bassmaster win with 90 pounds of bronze. My career as a pro angler may still be in its infancy, but I feel like I’m getting better every day and every year. Smallmouth have been a big part of that growth. If you’ve never fished for them, you need to do it sooner rather than later. If you’ve already enjoyed their magic, then you know what I’m talking about. They can be confusing at times, and they occasionally make me confused, but they’re also a key element in why I’m so thrilled to be fishing the Bassmaster Elite Series.

日本から初めてアメリカに来たとき、スモールマウスバスについて知っていたことといえば、雑誌で読んだり、動画で見たりしたことだけでした。スモールはウィードや止水よりも、岩の多いところや流れを好み、ラージマウスバスよりも激しいファイトをすると聞いたことくらいしか私は知りませんでした。とにかく何も知らないという感じです。しかし、写真で見たこの美しいブロンズの魚に興味をそそられました。私はスモールマウスバスをもっとよく勉強しようと決心しました。

それから数年たった現在、トーナメントがスモールマウスバスラウンド(シーズン後半戦)に入るころになると、私はドキドキしてきます。 「タクタイムだぞ!」と思います。私の今シーズンのエリートシリーズはこれまでのところなんとかなっている感じですから、スモールマウス戦に突入している今、ここからが本当の勝負だと感じます。

少し話を戻して、私のスモールマウスバスに対する学習プロセスについて説明します。もしかしたらあなたがスモールマウスアングラーとして腕を上げるのに役立つかもしれません。

2019年のバスマスターオープンに出場しているころ、スモールマウスバスフィッシングも少ししていましたが、当時はかなり無知でした。フロッグで釣ろうとしていました。それが翌年に新型コロナが発生したことで、私はスモールマウスバスの釣りに集中できる時間が増えました。多くの人にとっては嫌な期間でしたが、この期間で私はかなりの経験を積むことができました。

ウィルスの検査や検疫の要件がコロコロ変わってしまい、日本に戻ることができないのです。国をまたぐ移動が制限され、私はここで何ヶ月も過ごしました。そのうち1ヶ月はレイクセントクレアで過ごすことができました。

初めてこのフィールドに出た時は苦労しました。大変でした。しかし私は毎日、他の誰の助けも借りず私なりに実験したり探索したことでいくつかのことを理解しました。スモールマウスバスはどこに住んでいるのか、コンディションの変化にどのように対応するか、匂いがバイトとどう関係するかを学びました。

スモールマウスバスの素晴らしいところは、通常はラージマウスバスよりも攻撃的であるため、フィーディングする気分でなくても、ルアーにバイトしてくる可能性があります。ただしそれは釣るのが簡単だという意味ではありません。 6ポンドのフロロカーボンといった細糸を使うことで大きな違いが出たり、明らかに他のルアーより反応の良い特定のルアーがあるのです。

日本のエコギアの独特な匂いのあるワームを使用すると、他のワームの5〜6倍もバイトが出ることを発見しました。アメリカのバスは私と同じくらい日本の寿司が大好きということですね!

私の強みはフィネス戦略だと感じているので、場所や習慣が分かってくると、スモールマウスフィッシングはかなり自然に身に着き始めました。ビッグスモールマウスが釣れるパワーフィッシングテクニックがあることも知っていますが、繊細な釣りに自信があるので、そういう釣りはあまりしません。

スモールマウスは、どこに行っても同じように行動するわけではありません。私はテネシーリバーでは苦労しましたが、定期的にトーナメントが開催されるフィールドだと思うので、ここが得意になる必要があります。それにしても私は、セントクレアが大好きです。それは、このスモールマウスバスという魚について学んだだけでなく、とても素晴らしいフィールドだからです。もちろん、セントローレンスリバーもそうです。ここはスモールマウスバスを90ポンドも釣って初めてバスマスターで優勝したフィールドだからです。

私のプロアングラーとしてのキャリアはまだ始まったばかりかもしれませんが、毎年、毎日のように良くなっているような気がします。スモールマウスを釣ってその成長の大部分を占めてきました。

まだスモールマウスバスの釣りをしたことがない場合は、できるだけ早く釣りをすることをおすすめします。あなたがすでにスモールマウスバスの魔法を楽しんでいるなら、私が言うことを分かってくれるでしょう。スモールには時々混乱する可能性があり、私も時々は混乱させられることがありますが、それこそが私がバスマスターエリートシリーズに参加することにとてもワクワクする理由の重要な部分でもあります。

伊藤巧スモールマウスバス釣り
Photo by bassmaster.com

なんか、日本人のアングラーさんが書いた記事を翻訳するというのは緊張しますね…

間違えたらごまかしがきかない感じがします…!

しかし、スモールマウスバスアングラーとして腕を上げるかもしれないはずの記事でしたが、お寿司と言われてもアメリカの方に通じるのでしょうか(笑)

まあ、「日本のルアーは釣れるよ!」と言わないところが伊藤プロのユーモアであり、そういう言い回しも人気のあるところですけどね!

そして、この記事でいちばん間違いないと感じるのが、スモールマウスバス釣りは皆さんやった方がいいですよ!というところです!

日本ではほとんどやったことがなかった伊藤プロが、トーナメントに参戦した数年でどっぷりハマってしまった感じ、今スモールマウスバスにハマっている皆さんならきっとお分かりかと思います。

やる気があるくせに気まぐれでわがままでちっとも思い通りになってくれないスモールマウスバス釣りは、いろいろなことに対する適応力を試される自分自身の写し鏡のようなもので、正しいか正しくないかをすぐに教えてくれるんですよね。

そういうと難しく聞こえてしまうかもしれませんが、食う時は本当にあっさり食うのでたまらないのです。

きっとスモールマウスバスの釣りをすれば、あなたの釣りがよりたくましくなり、あなたのタクタイムがやってくるはずです。

今シーズンも伊藤巧プロを応援しつつ、ぜひ、野尻湖や木崎湖へ遊びにお出かけくださいね!

それではまた。

毎度ありがとうございます!