ルアーをレイダウンに引っかけてしまわないための5つのカギ
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こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”5 Reasons You’re Getting Snagged in Laydowns”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:scout.com”5 Reasons You’re Getting Snagged in Laydowns”by Walker Smith – Jan 22,2018(海外サイトです)
レイダウンというバス釣りスポット。
初めての場所へバス釣りに出かけた場合、岸辺に立ってみてまず探してみる、またはどうしても目が行ってしまうカバーのひとつがレイダウンではないでしょうか。
レイダウン(Lay down)というのはいわゆる倒木のことを指しています。同じような言葉にblow down(ブローダウン)というものがありますが、使い分けるとすれば、地すべりなどで根っこごと倒れているのがレイダウン、根っこは残して幹がボッキリ折れて倒れているものがブローダウンと言っていいと思います。あとは表現として、倒れてから時間が経過したものをレイダウン、倒れたばかりのものをブローダウンと呼ぶ事もあるようです。
レイダウンは何もない岸辺にシェードを作り出し、またエサとなる小魚やザリガニを呼び込んでくれる、バスにとっての楽園となることは言うまでもなくよく知られていることですから、私たちがフィールドに立った時に目が釘づけになってしまうのはもう仕方ありません。
しかし、いざやってみるとよく分かるのですが、このレイダウンという標的、なかなかに手ごわいものです。よくあるバスプロさんの動画ではいとも簡単に「奥の奥へ入れます」なんてやってますが、マネしてみるとすぐに引っかかってしまうんです。
これでは怖くてなかなか攻められませんよね。
この記事は、そんなレイダウンを攻略すべく、アメリカのフィッシングメディア「Wired2Fish」の記者、ウォーカー・スミス氏が、レイダウンやオダなどで引っ掛かってしまう5つの理由を共有してくれました。
これに気を付ければ、その奥にいる魚を釣るチャンスがもっと広がるはずです。
早速読んでいきましょう。
NO.1:釣りが早い
I wanted to talk about this first, because in all honesty, this may be the root of all your wood-fishing problems. After a few hours with no bites, it’s quite easy to lose concentration and begin rushing your retrieve. You’ll start huffing and puffing and before you know it, you’re totally zoned out and snagged in the best-looking laydown of the day.
It stinks. I’ve been there.
When you’re fishing wood, it’s imperative to keep track of your bait at all times. As tough as it may be, you need to visualize your bait crawling over each individual branch. After a little practice, you can almost feel when you’re about to get wedged and you’ll have a better chance of avoiding a hang-up.
If you simply cast your Texas rig, jig or any other bottom-contact presentation into wood cover and immediately employ the stereotypical lift up-reel down retrieve, two things are going to happen: You’ll cause too much commotion and spook the bass or you’ll wedge your hook point or weight into a limb.
An easy rule of thumb: If you’re not counting each limb as your bait comes over it, you’re fishing too quickly. It might sound crazy, but try it on your next trip. I guarantee you’ll spend less time retrieving your snagged bait.
私がまず言いたいのはこれです。正直言ってこれは、木を相手にするときの問題の根幹になるかもしれないからです。数時間もバイトがないと集中力を失ってしまい、釣りが早くなってしまいがちです。あなたは鼻息を荒くしながら頭の中でぐるぐると思考が巡ります、自分のその状態に気付かず、もはやパニック状態になったまま、ついにその日最大のチャンスであろう魅力的なレイダウンに引っかけてしまうのです。
まあ、そうなるでしょうね。
あなたが木を相手に釣るとき、常に自分のルアーがどこにあるかを感じることが不可欠です。ちょっと難しいことを言うようですが、ルアーが今どの枝を通過していて、どこに乗っているのかをイメージする必要があります。ちょっと練習すれば、枝の股のY字のところに近づいてきたとか、感じることができるようになり、根掛かりを避けることができるようになります。
テキサスリグ、ジグ、その他ボトムを攻める系のルアーをウッドカバーにキャストしてすぐに、いわゆるリフト&ダウンをすると、2つのことが起こります。フックの先やシンカーが枝に食われてしまうのです。
経験によれば:ルアーを回収するまでに枝を何本乗り越えたかを数えられないようであれば、それは釣りがあまりにも早過ぎです。変なことを言っているように聞こえるかもしれませんが、次の釣りの時に試してみてください。これで、根がかったルアーを取り戻すための時間をグッと減らすことになると保証します。
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NO.2:ロッドティップが低すぎる
In my opinion, this is another consequence of losing concentration and possibly fishing too fast. You’ll start talking to a buddy, checking out the big lake house or counting squirrels in someone’s backyard and without even realizing it, you’re dragging your rod tip to the side instead of upward.
Let’s think about what this is doing underwater: When your rod tip is low—below the 3 o’clock position—you’re now pulling that bait into the wood. In the case of a jig or Texas rig, your weight is now in prime position to wedge itself in a forked branch. If you keep your rod tip above the 3 o’clock position, however, you’re pulling your bait over each branch.
A lot of your bites are going to happen on the fall, so it’s important to keep that rod tip high and let your bait fall to the bottom after it comes over each branch. A high rod tip will ensure that your bait has plenty of opportunities to fall into the optimal strike zone.
An easy rule of thumb: If you’re rotating your hips or torso while you’re dragging a bottom-contact bait through wood cover, your rod tip is probably too low. Stick with an up-and-down rod motion and you’ll come through the nasty stuff much easier.
私の意見では、これは集中力を失ってしまい、釣りが早すぎるときのまた別の状態です。仲間とおしゃべりしたり、湖畔の誰かの大きな別荘をチェックしたり、その庭にいるリスの数を数えていたりして、ロッドティップが下がっていることに気付かず、横に引いてしまっているのです。
この時、水中で何が起きているのか考えてみましょう:ロッドティップが3時のより下の位置にあるとき、あなたは今、そのルアーを木の中に引っ張っていることになります。ジグやテキサスリグでやっているとして、シンカーが現在、枝分かれした股の部分で引っ掛かろうかどうかという瀬戸際にいるとしましょう、しかし、ロッドティップを3時より上の位置にしておけば、あなたはその枝より上へルアーを引っ張ろうとしていることになるのです。
バイトの多くはフォール時に起こるので、ロッドティップを高く保ち、それぞれの枝の上を通過した後にティップを下げてルアーが底まで落ちるように導いてあげることも重要です。ロッドティップを高くしておくことで、ルアーがストライクゾーンに入っている時間がたくさんあることになります。
経験によれば:ウッドカバーを介してボトムコンタクトしたルアーを引っ張るとき、あなたの腰や胴をひねってやっているとしたら、ロッドティップの位置は低くなっているはずです。ロッドティップを上下させることにこだわってください。これにより、引っ掛かりそうになってもいとも簡単にクリア出来るでしょう。
No.3:シンカーをペグ止めしない
Of course, this only applies to a Texas rig, but regardless, you’re going to get snagged a lot more if your weight isn’t pegged. Some people use toothpicks, but I think they damage the line too much. Instead, I opt for the VMC Sinker Stops; they’re cheap and they keep my sinker snugged up to the head of my Texas rig without any slipping.
Here’s the reasoning behind it: You want your whole Texas rig to come through the cover as one, cohesive unit. When your weight is not pegged, the weight slides freely on the line and now you have two potential snag opportunities—your weight and your hook. A pegged weight essentially cuts your chances of hang-ups in half.
In addition, it also helps your bait fall through the limbs without the need to shake and jiggle your rod tip, which can potentially spook wary bass.
An easy rule of thumb: If you’re fishing a visible laydown, make sure you peg your weight. When you’re fishing open water, an unpegged weight will actually give your bait more action, but I don’t suggest it when the cover is thick. If you’re able, it’s a good idea to rig up two Texas rig rods for each situation.
これはテキサスリグにしか当てはまりませんが、シンカーが固定されていないと、さらに多くの引っ掛かりを招くことになります。爪楊枝を使用する人もいますが、ラインを傷つける恐れがあります。代わりに、私はVMC Sinker Stopsを使います。それは安価でありながら、テキサスのリグの先から滑らず、シンカーが引っ掛かってしまうのを防ぎます。
それを裏付ける理由は次のとおりです。テキサスリグ全体を1つのまとまりのあるユニットとしてカバーをすり抜けることを望みます。シンカーが固定されていないと、シンカーはライン上を自由に滑り、シンカーとフックのどちらかが引っ掛かる可能性が出来てしまいます。固定されたシンカーは根掛かりの可能性を半減させるということです。
さらに、それによりロッドを上下させてルアーを揺すって枝の間を落としていく必要がなくなり、そこに潜む警戒心の強いバスをさらにスレさせないことにもつながります。
経験によれば:目に見えるレイダウンを釣っているなら、シンカーはペグ止めしてください。オープンウォーターで釣っている時、ペグ止めしないシンカーは実はワームにより多くのアクションを与えるのですが、カバーが厚いときはそれは期待できません。もしできることなら、各状況に対応できるよう2つのテキサスリグロッドを持つことも良い考えです。
NO.4:ワームチェックをしていない
After you’ve fished with a soft-plastic bait for a while, it’s going to get worn out and become a bit softer. As this happens, the back-side of the bait—where the hook point penetrates—will begin exposing the hook point. This will cause a lot of snags throughout the day, even if you’re following all of these other steps.
I’m pretty picky about this, so that’s why I never go fishing with just one pack of my favorite colors in my boat. The minute my bait starts getting chewed up, I’ll discard it and rig another one. I keep the staple colors—green pumpkin, watermelon red and junebug—in healthy supply.
An easy rule of thumb: I suggest checking your bait after every three or four flips or pitches. It doesn’t take a long, meticulous inspection. If your hook point is still covered, you’re probably good to go.
ワームを使ってしばらく釣りをしていると、だんだんと弱って柔らかくなってきます。 これが起きると、隠していたフックポイントがワームから出てしまいやすくなります。 これは、この記事にある他のことをすべて守っていたとしても、一日を通すと多くの根掛かりを引き起こします。
私はこれをかなり気にする方なので、お気に入りのカラーを1袋だけ持って釣りに行くことはありません。 私の場合ワームが噛まれたらすぐそれを捨てて別のものと取り替えます。 定番カラーの「グリパン、ウォーターメロンレッド、ジュンバグ」 はいつも健康的な状態で保ちたいのです。
経験によれば:3〜4回のフリップまたはピッチングごとにワームをチェックすることをお勧めします。 時間をかけて細心のチェックをすることはありません。 フックポイントがまだ埋もれている場合は、そのまま続ければ良いでしょう。
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NO.5:適したタックルを誤解している
This is probably the point that’s going to garner the most discussion, which is fine. Just because I do it this way, doesn’t mean it’s right for everyone. But I rarely use heavy-action rods and braided line when I’m fishing wood cover.
Let’s start with the line selection first: There have been too many times when I’ve seen braid “saw” into branches and ruin both casts and hooksets. Braided line is much more abrasive than fluorocarbon, so when you put abrupt pressure on that line (i.e. hooksets), it can cut into the wood and cause a lot of problems. Rarely can you dislodge these types of snags without trolling to the tree and manually retrieving your bait.
When it comes to rod selection, I rarely use a heavy-action rod when I’m pitching and flipping wood. Now, if I’m flipping flooded bushes in the spring with the chance of catching an 8-pound female, that might change. But for ordinary laydowns and the like, I’ll tone it down a notch.
This completely revolves around the fact that I want some extra sensitivity in these situations. I need to feel when my line and/or bait is yo-yoing over a branch. I need to feel when my line is sliding down a branch towards the fork. This sensitivity allows me to detect potential mistakes before they happen. If you’re using a broomstick, you’ll probably feel your bites, but you’ll miss a lot of those small nuances that make a big difference.
An easy rule of thumb: When I’m using a weight between 1/16 and 1/4 ounces, I’m usually going to choose a medium heavy-action casting rod with 15 to 17-pound fluorocarbon line. When I bump up to a 3/8 or 1/2-ounce weight (or jig), I’ll actually use a 3/4 heavy-action rod and 20 to 25-pound fluorocarbon. I’ve found that these setups give me the sensitivity I’m looking for without sacrificing any hook-setting power.
これはたぶん、意見が分かれるところかもしれません。それは問題ありません。私がここで言うことがすべて正しいということを意味するわけではありません。しかし、私はウッドカバーを釣るときはヘビーアクションロッドとPEラインの組み合わせを使うことはほとんどありません。
最初にラインについて:キャストとフッキングの両方の時に、PEラインの「ギザギザ」が枝に食い込んで切れてしまうのを何度も見てきました。PEラインはフロロカーボンよりも非常に荒いので、ラインに急激なテンションを掛けると(フッキングをしたときなど)、木に食い込んでしまい、多くの問題を引き起こす可能性があります。ごくまれに、引っ掛かった木に近付いたり手で取ろうとしなくても、ルアーが外れることはありますが。
ロッドの選択に関しては、私がウッドカバーでピッチング/フリッピングをするときにはヘビーアクションロッドを使用します。春に8ポンドのプリメスを水生植物へフリッピングして釣るというなら、その考えは変わるかもしれません。しかし、レイダウン相手では、そうでないと獲れる気がしません。
これは、私がこれらの状況においては、高い感度が必要であるということを中心に考えを巡らせています。ラインやリグが枝の上に乗っていること感じる必要があります。ラインが枝の股の間を滑っていることを感じる必要があります。この感度により、トラブルが起こる前に違和感を発見することができます。柔らかめのロッドを使用している場合、おそらくバイトは感じるでしょうが、大きな違いに繋がるその小さなニュアンスはたくさん見逃してしまうでしょう。
経験によれば:1/16から1/4オンスまでのシンカーを使用しているときは、ミディアムヘビーのベイトロッドに15〜17ポンドのフロロカーボンラインを選択するつもりです。3/8または1/2オンスのシンカー(またはジグ)に上げるときは、ヘビーアクションロッドに20から25ポンドのフロロカーボンを使用します。私は、このセッティングが、フッキングパワーを犠牲にすることなく、私の求める感度を備えていることが分りました。
いかがでしたか。
レイダウンの釣りをしていて大変なことは、まずは根掛かりを避けなければならないことですが、その次には、掛けたバスをしっかり取り込まなければならないという問題がやって来ます。
その2つの問題を解決するのに、PEラインは良くないということなんですね。
私たちにとっては、なんとなく「そりゃあ、そうじゃない?」と思うかもしれません。アメリカではバスフィッシングへのPEライン使用の有効性が早くから認められ、一般アングラーの間でも導入する動きが早く、かなり盛んです。
ですので、こういう記事になるのでしょう。日本人の考え方はまず頭の中でデメリットを考えてやめるという「石橋を叩いて渡らない」考えが多いのに対し、アメリカは良いと思ったらとにかくやってみて、ダメな時には「こりゃダメだ、ハハ」で済ます考え方なんですね(笑)
もし、レイダウンやオーバーハングの中に入れて、回収する時に引っかけてしまやすいという方は、本当にゆっくりやってみたらいいかもしれません。速くピッと動かしてしまうと、水面から出たとしても枝にクルクルっと回ってしまってそれこそ取れなくなるパターンも多いですから…。これ、虫パターンの時もやっちゃいます。
あと、水面からルアーが出た時にラインだけ枝に引っ掛かってブラーンブラーンとしている時は、揺れを冷静に見て、手前じゃなくて向こう側へ振れた時にリズムよくチョンと引っ張ると枝に絡まずに回収できますよね…。って、わかります?自分でも何を言ってるか訳が分からないですけど(笑)
レイダウンはその下にバスが潜んでいる確率が高い半面、引っかけてしまって回収しに行ったらもう場が荒れてしまって終了となってしまうポイントですが、引っかけさえしなければ何度かルアーを入れてもスレずに食って来てくれるポイントですから、引っかけてしまわないことにベストを尽くすことですよね。
私も次にレイダウンを攻めることになった時は、ゆっくり、枝の1本1本をイメージしながらやってみようと思います。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!