時代を超えて愛されるルアー、ラパラ・オリジナルフローティングミノー

今でも世界中で愛されているラパラのオリジナルフローティングミノーですが、実際に現役スタメンで使われている方というのはどれくらいいらっしゃるでしょうか。ラパラのルアーって決して見た目はスポーティーではないのですが、言葉では言えない何かを感じますよね。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Rapala Original Floating Minnow: Simply Bass Catching Magic”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:practicalfishin.com”Rapala Original Floating Minnow: Simply Bass Catching Magic”by PracticalAngler
私の数少ない「得意な釣り」であり、「大好きな釣り」のひとつ、ジャークベイトの釣り。(得意といってもあくまでも自分の中での話なので、みなさんより上手という意味ではありません)
ジャークベイトは身体へのダメージが最も大きい釣り方のひとつでもあるのですが、翌日の筋肉痛や腱鞘炎や筋のツッパリ感といった症状が出てしまうことが分かっていても、やってしまいます。
ここ最近のジャークベイト事情を振り返ってみますと、日本での主流はやはりサスペンドジャークベイトで、10センチ前後のサイズで1.5mほど潜るものが最もポピュラーだと思います。
その次が13センチくらいのもの、そして2mほど潜るものと来て、そこから先はかなり末広がりに細分化していて、アングラーの好みや地域などで人気が分かれているという感じでしょうか。
私は6~7センチくらいのミノーも大好きですが、そのあたりのも人気が高いかもしれません。
さて、私の話が続いて恐縮ですが、自分なりに得意だと言えるようになるまでいろいろなミノーに手を出してきましたが、その中であまり経験がないタイプのミノーが、フローティングミノーです。
なぜかと言えば、自分が通うフィールドでフローティングでなければだめというシチュエーションがあまりなかったのが原因なんですね。
琵琶湖のようなウィードが濃いフィールドでウィードトップが水面近くにある時にウキウキパターンをやるくらいで、地域もタイミングもかなり狭い釣りだったのです。
なぜこんな話を長々としているのかといいますと、先日(2022年4月8日)、ニシネルアーワークスの西根さんがYouTubeライブでエリーTWというトップウォーターミノーを発売されるということで、当時の西根少年のフローティングミノーの思い出を話されていまして、なんだかとてもやりたくなってしまったのです。
下の動画を再生するとエリーTWのところから見ることができます。
このライブを観ている時、「そうかあ、西根さんはラパラオリジナルフローティングやダイワのザ・ミノーあたりがフローティングミノーの原点なのかあ」などと考えていましたところ、今日になってちょうどいい記事を発見してしまったのです。
その記事というのは、アメリカの有名バス釣りブログ「PRACTICAL FISHIN」の記事で、ライターさんがラパラフローティングの紹介をしている記事でした。
最後にラパラの公式YouTube動画もありますので、それを見てまた西根さんのトップウォーターエリーが楽しみになってしまいました。
なにはともあれ、ひとまずラパラのオリジナルフローティングミノーについてご覧いただければと思います。
時代を越えて愛される、ラパラオリジナルフローティングミノー
オリジナルのラパラフローティングミノーは、1936年にラパラによって釣りの世界に送り出された元祖のルアーの1つでした。その後まもなく、同社はまたも人気となるルアー、ジョイントバージョンとシンキング(カウントダウン)バージョンも追加しました。
バルサ材で作られたフローティングミノーシリーズは、7つのサイズ展開と22色のカラーバリエーションがあります。 私がバス釣りで使うサイズは真ん中の3つです。つまり、F07(1/8オンス・2.75インチ)、F09(3/16オンス・3.5インチ)、F11(3/16オンス・4.28インチ)で、シルバー、ゴールド、パーチカラーがメインです。
このうちF11は普通のスピニングタックルか柔らかめのベイトタックルでも使えますが、F07とF09に関しては、6~6.5フィートのミディアムライトのスピニングロッドに6~8ポンドのナイロンラインで使っています。
なぜ魔法のように釣れるのか
ラパラのオリジナルのフローティングミノーは、私のタックルのなかでも頼れるルアーの1つですが、きっとあなたも同じはずです。
なぜなのでしょうか?
単純にストレートリトリーブしたときのフローティングミノーの基本的なアクションが傷ついたベイトフィッシュにそっくりだということ、そして、ストップアンドゴーで使ったときの震えながらゆっくりと浮上する様が、バスにとても効果的なのです。
また、水面が鏡のようになっている早朝には、素晴らしいトップウォータールアーとしても機能します!
数年前、他に何をやってもダメだったときにバスが釣れたその「秘密のプレゼンテーション」を発見しました。 複雑なことではなく、普通のトップウォータールアーでは出せない微妙な違いが、ニュートラルなバスを刺激し、水面まで浮かせて、水面のミノーを丸呑みしたくなるような誘惑をするようです。
鏡のような水面であることが必須ですが、明るく晴れた夏の日の午後であればさらに良いいでしょう。
放置で食わせるデッドスティッキング
このプレゼンテーション方法は、ルアーとラインを結ぶノットをいつも使っているラパラノットではなく、クリンチノット改、またはパロマーノットでF07(私が最も使うもの)やF09(ベイトフィッシュのサイズが大きい場合)を結ぶところから始まります。ルアー、ライン、ロッドがどれだけ重要かをこれから話します。
釣れそうなストラクチャーにフローティングミノーをキャストしたら、水面に出た波紋がしっかり消えるまで、ミノーを完全に静止させます。
次に、ルアーを自分の方に動いてこないように、ロッドティップでたるんだラインだけをゆっくりと振り始めます。数秒間、水面に浮いたラインをゆすり振動を与えます。うまくいけば、ミノーは水面で苦しんでいるベイトフィッシュのような揺れ方をして、バスやそのエリアにいる他の魚にはたまらないアクションを演出することができます。
ミノーのシェイキングデッドスティッキングプレゼンテーションは、午後の風が止み、バスが水面に落ちた小さな昆虫やベイトフィッシュを好んで食べている夏の日にかなり有効です。
ラパラの公式チャンネルのこの動画を見れば、フローティングミノーでどんな釣りができるかもう少し深い洞察が得られるでしょう。
これまでに発明されたなかで最も多く製造されているたルアーの1つが、このラパラ・オリジナルフローターです。
あなたはこのルアーについて、淡水・海水を問わず、あらゆる魚種がもうスレてしまっているとお考えかもしれません。
しかし、時がこのルアーを色褪せさせることはありません。ラパラのオリジナルフローターは今も主力であり、世界中の多くのアングラーのボックスに入っています。
このフローティングミノーで非常にナチュラルに、繊細なアクションで釣りをするというコンセプトはまだ始まったばかりなのです。オリジナルフローティングミノーは、水深60センチから3.3メートルまでを7つのサイズで、20色以上の美しいカラーでアプローチができます。
オリジナルフローティングミノーは、キャストでもドラッギングでも、あらゆる使いかたができるルアーです。
バーサタイル性が非常に高いルアーですが、釣りはとてもシンプルです。
基本的にはキャストして、波紋が消えるまで待ってリトリーブを開始します。リトリーブは非常にシンプルです。
ただ泳ぐだけでも、トゥイッチしてポップさせることもできます。ラインスラックを巻き上げながらトゥイッチすれば、ポップしつつ泳がせることもできます。
ルアーに与えるアクションを変えてみたり、ステディリトリーブをしたり、必要に応じてトウィッチするだけ。
とても簡単です。私たちを今でも驚かせる素晴らしいフロリダの真実をひとつ、あなたは知ることになります。
それは1936年、ラウリ・ラパラが傷ついて苦しむ演出をミノーで成功させた最初のひとりだということです。「来たぞ!」(実釣シーン)
もう釣りましたね!
ラパラ公式YouTubeチャンネル「Rapala®OriginalFloating®Minnow」より
1936年以来、オリジナルフローティングミノーは現在も世界中の多くのアングラーのタックルボックスの中にあります。

動画の方の翻訳はまったく自信がないのですが、まあ適当で(笑)
ラパラのルアーは本当に昔から大きく変わることなく製造され続けていますよね。
自動車で言えばワーゲンビートルやミニクーパー、国産車ではハイエースやマーチなど、なんとなくずっとモデルチェンジしないイメージがあるものでも、20年以上モデルチェンジしないということはほとんどありません。
しかしこのラパラやヘドンやアーボガストのような昔からあるルアーというのはもう90年近くなくならない、変わらないどころか、第一線に残ったままですよね。
自動車と比べるのはちょっと違うかもしれませんけどもね。
しかしこれらのルアーがなぜ今も残っているのかと言えば、「変わる必要がないから」なのでしょう。
最初の西根さんのライブで、西根さんはこう言っています。「サイズや重さをあらかじめ決めてルアーを作ることはありません。釣れるルアーを作った結果、そのサイズ、その重さになっただけです。すべては魚に聞かなければ分かりません。」
多分ですが、ここに釣れるルアーのヒントがあって、それは、答えを市場に求めず、水中の魚に求めるということ。
そうしてできたルアーには「変わる必要がない何か」が備わるのだと思うんです。
そういう何か、何かは分かりませんが、なんだか分からない何かが備わっているルアーを見て「なんかこれ釣れそう」とか「なんかこれで釣ってみたい」と思える自分の感性を磨きたいものです。
そして西根さんファンの私としては、あのころの西根少年と同じ感動を、西根さんが作ったルアーを使って味わってみたいと思うのです。
個人的に経験の少ないフローティングミノーですが、今後チャレンジするのが決まったような感じで、今からワクワクしています!
なんだか今回の記事は完全に私情ばかりでしたがすみません(笑)
それではまた。
毎度ありがとうございます!