春バスへのアプローチ

2019年4月10日

春バスへのアプローチ

Photo by fish sens.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”My Approach to Spring Bass Fishing”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:fishsens.com ”My Approach to Spring Bass Fishing”April 4th, 2019

 

春のバスへのアプローチの方法、皆さんは決まったやり方のようなものをお持ちでしょうか。

春のバス釣りで定番とされていることのひとつに「赤いルアー」を使うということがあると思います。

赤はザリガニを模したカラーで、春はザリガニが冬眠から覚めるタイミングだから効くですとか、春は濁りが入りやすく、濁りの中でも見つけやすいカラーが赤だから効くですとか、春の赤色にはいろいろな効能が期待できるようですね。

他には、プリスポーンのメスバスにはフワフワしたものが効くなんていうのも良く聞きますよね。

どれも本当かどうかはよく分かりませんが、もちろん私は赤いルアーをよく投げますし、フワフワしたルアーも信じてよく投げています。

ただし、いつもそれで釣れるとは限りません。

それはどうしてかと考えると、やはり思いつく春の代表的な言葉が「春の気候は三寒四温」そして「春一番」というものです。

春は気候が変わりやすく、気候の変化はバスの気分も変えやすいと思うんです。バスは冬型の天気になれば冬の付き場へ行き、春めいてくればまた春のスポットへやってくる。さらに春は春一番に代表されるように強風の季節です。風の向きや強さによっても、行動は変わることでしょう。

天気予報を良く見て出かけたとしても、当日のフィールドでは全く違う天気だったり、風の強さや向きも全然違ったり。

そうなんです。魚はコロコロ変わる気象条件のもとでコロコロと居場所や気分を変えてしまうため、あらかじめ立てておいた計画は意味がなくなり、現場での的確なアジャスト力が求められるということになるのですが、これが春のバス釣りの難しい部分のひとつになるのではないでしょうか。

そうは言っても春はデカバスの季節ですから、難しいながらもやっぱりバスを手にしたいものです。できれば、春はこうなったらこうすればいい、というセオリー的なものを知っておいて、アジャストするにももう少しは簡単なものにしておきたいところですよね。

この記事は、アメリカの水中カメラと専用アプリの開発メーカー「Fishsens Technology」社のブログ記事で、水中カメラに映った映像を見て感じたことという紛れもない事実も交えながら、春バスへのアプローチ方法をシーン別に解説してくれています。

早速読んでいきましょう。

 

曇り 対 晴れ

Wind, rain, and overcast days have long been known for being great times to use moving baits, and I always have some tied on during these conditions. Another important thing to look for is current, as that can be a great time to fish reaction baits and cover ground to search for fish that are always on the move this time of year.

When it is calm and sunny, I typically use slower moving baits like jigs and plastics. I’ve also learned that when the water is stained or muddy, and you have a sunny day, the fish tend to move toward shallow and very shallow, and also tend to hold much tighter to cover. It could be because the water is a little warmer, but sun and dirty water is one of the best scenarios during the spring months.

One thing I noticed by using my SondeCAM HD Underwater Camera is that when the water is calm, the fish tend to move much slower than they do on windy days. They also tend to be much more curious and swim over the camera. When it is breezy out, the fish are moving all around like crazy, and it makes sense why reaction baits do so much better when it is windy than they do on flat calm days.

風、雨、曇りの日は巻き物系ルアーを使うのに最適であることは長い間知られていましたし、私はいつもそういうタイミングの間は巻き物ルアーを結んでいます。もう1つ重要なのは流れです。流れのあるタイミングでリアクション系ルアーを使うことは、この時期常に動いている魚を探すために、広いエリアを素早くサーチできる絶好のタイミングであるのです。

穏やかで晴れているときは、通常ジグやワームのようなゆっくり動かすルアーを使います。ステインウォーターやマッディウォーターの晴れた日は、魚はシャローから超シャローへ向かう傾向があり、カバーへタイトに付く傾向があることも学びました。水温的にはやや温かくなる程度ですが、太陽と濁りは春に最も良い状況のひとつです。

「SondeCAM HD」水中カメラを使って気づいたことのひとつは、水面が穏やかになると、風の強い日よりも魚の動きが遅くなるということです。彼らは好奇心旺盛で、カメラの方へ向かって泳いでくることもあります。それが風が吹いているときになると、魚は狂ったようにあちこちに動いているのです。そしてそれこそが、風の強い日にリアクション系ルアーが良いと言われている理由になっていると思います。

 

プリスポーン

During the pre-spawn, I mix in both fast and slow moving baits and the times I choose one over the other has to do with the conditions. Some of the best moving baits for me this time of year are crankbaits, spinnerbaits, and swimbaits.

Crankbaits are one of the best ways to catch them before they spawn and I prefer something with a tighter action, like a Duel Hardcore Shad or Shad Crank. They both have a great action that works excellent when the water is still warming up. I’ll use both crawfish and shad patterns, and that comes down to clarity. If the water is clear, I reach for the shad imitators, and if it is a little dirty, I pick the crawfish patterns.

If I’m throwing a swimbait, it is usually a small 3” paddle tail on a jighead, and when it comes to spinnerbaits, I like heavier models with big blades. One of my favorite sizes is a ½ ounce, and I choose one with big Willow or INEndiana blades so I can slow roll the bait and keep it right in their face.

プリスポーン期間、私はファーストムービング系ルアーとゆっくり系のルアーの両方を使い分けています。そのどちらを選ぶかは状況によります。 この時期、私にとってベストなムービング系ルアーといえばクランクベイト、スピナーベイト、そしてスイムベイトです。

クランクベイトはプリスポーンのバスを釣るためのベストな方法の1つであり、例えばデュエル・ハードコアシャッドやシャッドクランクのようによりタイトアクションのものを好みます。 この両方のルアーはまだ水温が上がりきっていない時期に有効となるすばらしいアクションをします。 ザリガニとシャッドの両方のカラーを使用しますが、それは水の透明度によって使い分けます。クリアウォーターであればシャッドカラーを使い、少し濁りが入るようであればザリガニのカラーを選びます。

スイムベイトを投げるときは、ジグヘッドに小さめの3インチのパドルテールのものを使います。スピナーベイトに関しては、ビッグブレードで重いモデルが好きです。 私の大好きなサイズのひとつは1/2オンスで、ビッグウィローブレードまたはインディアナブレード選び、スローロールでバスのいるレンジをキープします。

 

スポーニング

When the bass are spawning, it is pretty simple. Senko, Senko, and Senko. It is one of the best lures in fishing history and works great when the bass are spawning. I’ll either rig it weightless on a wacky-rig or fish it on a Neko rig for spawning bass.

バスがスポーニングを始めたら、それはもうシンプルです。 ヤマセンコー、ひたすらヤマセンコーでしょう。 これはバスフィッシングの歴史の中でも最高のルアーのひとつであり、バスのスポーニング中に有効となります。 これをノーシンカーワッキーまたはネコリグのどちらかでスポーニングバスを釣ります。

 

アフタースポーン

After the spawn, I have a similar approach to how I attack pre-spawn bass fishing. Crankbaits are still good, but I like something with a more erratic action. Square bills are a great choice after they are done spawning.

I’ll also start to fish topwaters this time of year, and the Yo-Zuri 3DB Series Popper and Prop are two of my favorites. They allow you to slow down around shallow cover and this time of year, many bass stay shallow after they spawn either to guard their fry or to start eating bluegill. These baits are two of my top producers during the post-spawn period.

The thing to keep in mind this time of year is that the fish are on the move daily and we must be able to adjust to stay in tune with the fish. Having an open mind and a willingness to scrap my plan and try something different has helped me have success for springtime bass.

アフタースポーンの時期、私はプリスポーンバスを釣るのと似たようなアプローチを取っています。 クランクベイトもこの時期はまだ有効ですが、なかでもより不安定なアクションを起こすものが好きです。 スクエアビルクランクは彼らがスポーニングを終えたときの素晴らしい選択です。

この時期になるとトップウォーターでも釣れ始めますが、私のお気に入りの2つはDUEL 3DBポッパーと3DBプロップです。 こういったルアーはシャローカバーのまわりでスローに釣ることを可能にし、そしてこの時期は稚魚を守るバスと、ブルーギルを食べるためにシャローに残るバスの両方のバスがシャローに残っています。 これらのルアーはアフタースポーンのバスを釣るための私の2トップと言えます。


 

春の気候の特徴である、暖かい日と寒い日、風の強い日と弱い日、晴れや曇りといった天気など、色々な要素が絡み合ってバスは居場所を変えているようです。

ここに書かれている解説はざっとしたものかもしれませんが、こんなコロコロと変わりやすい気候の季節で詳しく書こうとすればきっと膨大な量の情報になってしまうのではないでしょうか。

どのみち天気は変わってしまうのであればそんな細かい情報を覚えるよりも、これくらいにざっと覚えておいて、当日にちょっと何かを変えてみるというくらいでいいのかもしれません。

たとえば、スピードを速める、遅くしてみる、少し深いところを探ってみる、などです。

大事なのは、いかに自分の計画を壊すことができるかといいうことと、オープンマインドで今の状況を受け入れられるかだと思います。

私はそれが一番苦手です。

ノープランで向かった釣りならまだしも、当日を楽しみにしてあらゆることを想定して練ってきたプランを、そう簡単に手放すことができないんです。

せっかくだから一応やろうと思って、計画通りのことをひと通り試してみて、いよいよ釣れないとなると、残り時間はもうわずか。

そうなる前に対処しなければいけないんですけど、できないんですよね…。

結局、気が付くとやみくもに赤いルアーを投げているだけという展開です(笑)

 

みなさんはそんなことのないよう、ぜひオープンマインドでこの春を攻略してみてください。

私も頑張ってみます!

 

それではまた。

 

毎度ありがとうございます!