夏のバス釣りはキャストの角度に注意

2019年6月6日

夏のバス釣りはキャストの角度に注意
Photo by sportsman’s guide.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Casting Angles For Better Summer Fishing Hooksets”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:sportsmansguide.com ”Casting Angles For Better Summer Fishing Hooksets”June 26, 2015 By Terry Tuma

皆さんはバスを釣りたいと思った時、どんなことから優先して気を付けてらっしゃいますでしょうか。

たとえば、1番はポイント選び、2番がルアー選択、3番がそのルアーを扱うタックル、4番がスピードやカラー、5番がアクション、6番には沈下率、レンジ、ポーズの時間…などなど、だんだん細かくなっていく感じではないでしょうか。

ボートとおかっぱりの釣りでも差があるかと思います。どこで釣るかによっても優先するべきことには差があるかと思います。

こうして改めて釣りを組み立ててみると、私たちって思ってる以上にかなり細かいことを気にしながら釣りをしているんですよね。

そんな中、今回のテーマとなるのが「キャストの角度について」なのですが、皆さんはキャストの角度についてはどのあたりの優先順位になっていますでしょうか。

この記事は、アメリカのハンティング・フィッシング・ミリタリーなどアウトドアウェアやギアの専門店「SPORTSMAN’S GUIDE」のブログ記事で、キャストの角度に注目した記事を共有してくれています。

いつも自分がしているアプローチやキャスティングの角度のことを思い出しながら読んでみるといいかもしれませんね。

それでは読んでいきましょう。

キャスティング角度の重要性

引用文(タップすると開きます)
For better multi-species action this summer, have a strategy for where and how you position your boat, and then cast your lure.

Rods and reels give us the ability to cover a lot of water quickly with our fishing lures, but unless we develop a casting-angle plan, all that technology won’t put more fish in the live well.

Fish constantly reposition themselves because of fishing pressure, food sources, current, weather, and predators. Consider this when positioning your boat, and be prepared to move frequently to investigate new water.

As for my actual cast, I try to cast at angles to a targeted area and set up in places where I can cover a wide swath of water. Always try to keep your lure in the strike zone as long as possible, and you want your lure to run parallel or semi-parallel to fish locations. Many anglers automatically begin casting perpendicular to their target area (say, right directly into the shore or reef), but I advise running no more than 35- to 75 degrees. There’s actually not a set angle, but that’s my personal rule of thumb.

After the first couple of casts, begin dissecting a zone with parallel to perpendicular casts, and really work the whole spectrum!

この夏、どんな魚を釣るかに関わらず、キャストの角度やボートポジションをどこに・どのように決めるかについて作戦を立ててから、ルアーを投げるようにしてみてください。

ロッドとリールは私達にルアーを使って広い範囲をカバーする能力を与えてくれますが、私達がキャスティング角度をちゃんと考えない限り、全てのテクニックが魚を釣るのに無駄になってしまうでしょう。

魚はフィッシングプレッシャーやベイト、流れ、天気、そして天敵などの影響によって絶えず自分の位置を変えます。あなたがボートポジションを決めるときはこのことを考慮し、初めてのフィールドで釣りをするときは頻繁に移動することを考えておいてください。

私の実際のキャストは、対象となるエリアやポイントに対して斜めにキャストし、広い水の帯としてカバーできるようにしています。ルアーは常にできるだけ長くストライクゾーンをキープできるようにし、ルアーは魚のいる所と平行または平行に近いように通すことが望ましいです。多くの釣り人は盲目的に目標となるエリアに垂直にキャストしています(例えば、直接バンクや岩に向かって投げるなど)が、私はだいたい35-75度でルアーを通すことを勧めます。実際に角度を測るわけではありませんが、私の個人的な経験則ではそうです。

最初に2、3回キャストしたら、垂直方向のキャストから平行キャストにしてそのエリアを細かく分析し、広い範囲を徹底的に探りましょう。

角度のほかに注意すること

引用文(タップすると開きます)
And though I’ve said it before, it’s worth reminding: When casting, vary your retrieve speed, use a stop-and-go cadence, or pause occasionally. We need variable speed and direction to provoke strikes. Another tip I try is moving the rod tip from side to side. Always watch the direction of your returning lure closely to see if a fish is following it, too!

When casting, I engage the reel before my lure hits the water so the crank bait action begins immediately upon entry. Especially with modern, deep-diving crank baits, that helps achieve diving depths faster. Also, always cast beyond your target area and reel the lure into the location you expect to catch a fish. If you land on top of them, you’ll spook the fish.

Finally, when approaching a weedline or rock or reef, we too often motor up fast, then stop. All that energy and wave action comes bouncing in with the noise of a big outboard. Avoid running over areas you intend to fish; instead, start slowly and quietly on outside edges and work your way in.

前述したことに加え、キャストのときに思い出してほしいこととしては、色々なリトリーブスピード、ストップアンドゴーのリズムを使うか、ときどきポーズを入れたりすることです。バイトを誘発するためには、スピードや方向を変える必要があります。私がよくやるもうひとつのヒントとしては、ロッドティップを左右に動かすことです。魚がルアーを追ってくるかどうかを見るために、ルアーが帰ってくる方向を常に注意深く見ていてください。

クランクベイトをキャストするとき、私はルアーが着水する前にリールのクラッチを入れるので、アクションは着水と同時に始まります。最近のディープクランクというのは、潜行深度までより早く到達するようにできています。また、常にターゲットとなるエリアの向こうへキャストし、魚がバイトしてくるであろうと予想している場所に向かってルアーを巻いていきます。上手くそこへ到達することができれば釣果へとつながるでしょう。

最後に、ウィードラインや岩やサンドバーなどに近づくとき、私たちはエンジンのかなり速いスピードから止まります。その大きなエンジンが出す騒音や引き波などすべてのエネルギーは、かなり水中まで響いています。自分が釣りをしようとしているエリアの上を走るのは避けてください。代わりに、沖の方からゆっくりと静かに中に入るようにしてください。


日本のフィールドですと、フィッシングプレッシャーは高くて当たり前ですのでこういった考え方はかなり普通なのではないかと思います。

せっかくの好ポイントなのに、キャストの角度やポイントへの近付き方で台無しにしてしまうということなんですね。

釣り人という意味を表す英単語のひとつに、アングラーというものがありますが、アングルとは角度という意味ですので、釣り人というのは「あらゆる角度で物事を見れる人」という風にも受け取れると私は勝手に考えています。

実際、釣り人というのは観察眼が鋭く、小さなことや変化に良く気付く方が多いように思います。

小さな発見や気付きがあると、また別の角度から物事を考えられるようになり、結果として釣果にも結び付きやすいような気がします。

まさにアングラー、といった感じです。

キャストの向き、角度、ポイントへの近付き方、微妙なレンジの違い…。細かいことのように思えますが、もし今までこういうところに優先順位を持ってきてなかった場合、そこに気を付けてみることで、もしかしたら新しいルアーを買うよりもいい釣果になる可能性もあると思います。

ちなみに私、ボートでもオカッパリでも、足音には結構気を使っています。優先順位は上の方です。

そんな個人的なよくわからないこだわり、皆さんにもあるのではないかと思います。そういうのが人によって違うのも、面白いところですよね。

いいアングラーと呼ばれるように、色々な角度から物事を見れるようになりたいものです。

それではまた。

毎度ありがとうございます!