野池のバス釣りのための6つのカギ

2019年6月15日

野池のバス釣りがうまくいく6つのカギ
Photo by wide open spaces.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”HOW TO SUCCESSFULLY FISH FOR POND BASS IN 6 STEPS”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:wideopenspaces.com ”HOW TO SUCCESSFULLY FISH FOR POND BASS IN 6 STEPS”Posted by Travis Smola July 5, 2016

野池のバス釣り、皆さんはお好きでしょうか。

バス釣りのいいところのひとつに、場所を選ばず釣りができる手軽さがあります。

私が子供の頃はそれがフナやコイやウグイのような魚だったのですが、今はバスもそこに加わっているという感じでしょうか。

私が子供の頃よりは社会的な意味で釣りが難しくなってきていますから、あまりにも気軽にできる遊びではなくなってきてはいるものの、安全やマナーやモラルを守り、周辺への配慮をきちんとしていくことで、釣りができる環境を延ばしていくことはできると思います。

手軽にというのは「近所の」とか「身近な」という意味でありまして、そういう意味では野池というフィールドはお手軽なフィールドと言っていいと思います。

ただし、釣れてくるバスは必ずしもお手軽サイズとは限りません。

野池にだってビッグバスは存在しているのですが、いざ野池のバスの攻略法を探してみたくても、出てくるのはどうしてもビッグレイクの話題が多くなったりします。たしかに、湖のでっかいバスを釣った時の情報も役には立つのでしょうけども、野池にそれが当てはまるのでしょうか。

野池ならではのビッグバス攻略法が知りたいですよね。

この記事は、アメリカのハンティングとフィッシングとシューティングの専門メディア「wide open spaces」の記事で、物心ついた時から釣り人であるという記者のトラビス氏が、長い年月をかけて野池のバスについて学んだことを6つ、共有してくれています。

湖のバスと野池のバスはどう違うのでしょうか。

早速読んでいきましょう。

湖のバスと野池のバスの違い

引用文(タップすると開きます)
On big lakes and rivers, you often have to be fishing using specific lures or techniques to catch bass. In a pond, it’s a totally different ballgame. Water temperatures will be wildly different than the local lake. Ponds warm and cool faster than larger bodies of water. As a result, the fish act a lot differently. For example, a pond will warm up a lot faster after a cold front and fish can be easier to catch much sooner.

You might not be able to buy a bite on the big lake while the bass in ponds are hitting everything you throw at them. So the first thing you need to do is forget everything you know about big lake fishing and learn to adapt to the situation on the fly.

大きな湖や川では、バスを釣るためにはそれ用のルアーやテクニックを使用して釣りをする必要があります。 池というのはまったく違うゲームになります。 水温は同じ地域の湖と比べても大幅に異なります。 池は大きなフィールドよりも早く温まりやすく、冷めやすい。 その結果、魚の行動も大きく異なります。 たとえば、寒冷前線が通過しても池のほうがはるかに早く水温が戻り、より早く魚も釣れやすくなります。

何を投げてもバイトしてくるような池でバスを釣っていても、大きな湖ではひとつもバイトがないことがあるかもしれません。 ですのであなたがやるべきことは、まず大きな湖での釣りについて知っていることは一旦忘れて、その場の状況にアジャストすることを学ぶことです。

野池のバスと湖のバスの違い
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慎重に行動すること

引用文(タップすると開きます)
This is one of the biggest mistakes most anglers make with ponds. In a small body of water, it’s easy to see the fish. But here’s the downside, they can see you, too! I like to crouch down when bank fishing and do all or most of my fishing from a kneeling or crouched position. This is especially helpfully in ponds that are more pressured.

Bass quickly get used to seeing people on the banks in ponds, but it doesn’t make them any less wary. They WILL know if you’re fishing. The larger fish are more likely to bite if they don’t know you’re there or if it’s harder for them to discern what you’re doing.

This actually applies to all species of fish. My parent’s pond held a 13-pound channel catfish that became more wary over the years. The last time I caught it, I was only able to catch it after I crawled 50 yards down to the pond’s edge and threw my bait in from a sitting position. In any other situation, he was just too wary of angling activities to catch.

これは多くの釣り人が池でやってしまう最大のミスの一つです。 小さなフィールドでは、魚を見つけるのは簡単です。 しかし、ここで忘れてはならないのは、バスからもあなたが見えているということです! 私はオカッパリの釣りをするときはほとんどが身をかがめるか、しゃがむか膝立ちの姿勢で行います。 これは、よりフィッシングプレッシャーの高い池で特に役立ちます。

バスは今や池の岸辺に立つ人々を見ることに慣れてしまって、それほど警戒することもありません。 彼らはあなたが釣りをしているかどうかすら知っているでしょう。 ビッグフィッシュは、あなたがそこにいるのに気付かないか、あなたが何をしているのか分からない時にバイトしてくる可能性がより高いのです。

これは実際にはあらゆる魚種に当てはまります。 私の両親は(自宅の敷地の)池にチャンネルキャットフィッシュを放し、長い年月をかけて6キロ近くまで成長していました。 私が最後にそれを釣ったとき、私は池からの端まで50メートルも離れて座ってルアーを投げないと釣ることができなくなっていました。 いくらなんでもそんなに慎重になることは他にないでしょうけどもね。

野池のバスは慎重に
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野池は浅いということを意識する

引用文(タップすると開きます)
Most ponds aren’t that deep. I’ve encountered very few with a depth deeper than 15 feet. As a result, some tactics have to be modified to fit a smaller body of water. I usually rig plastic worms with a single worm hook in Texas or Carolina-rig style fashion. In most of the bodies of water I fish, I don’t use weights because it just buries the worm in the weeds. You’ll lose some casting distance fishing like this and you’ll have to fish the lures a little slower because they don’t sink as fast, but you’ll get snagged less often. Experiment to see what works best where you’re fishing.

Shallow water is also why I usually don’t fish bottom fishing lures like jigs in ponds. If you’re going to use diving lures like crankbaits, make sure you buy floating ones or you’ll constantly be snagging on the bottom. Most pond bass won’t spend any time at depth in the summer, so you don’t need to worry about deep water techniques most of the time anyway.

The shallowness of ponds makes them ideal for topwater lures. It’s easy to cover the entirety of a pond quickly with a topwater. Because the water is so shallow, the bass will have to be blind to miss seeing your lure thrashing on the surface.

ほとんどの池はそれほど深くはありません。水深4.5メートルもあるようなものは本当に稀です。ということは、小さなフィールドに合うように作戦も修正する必要があります。私は普通であればワームのテキサスリグかキャロライナリグを使うのですが、私が釣る池は大部分がウィードだらけでその中にワームが入り込んでしまうため、シンカーは使えません。これではだいぶ飛距離が落ちてしまうでしょうし、速く沈むこともないのでゆっくりとした釣りになってしまいます。しかしかなり引っ掛かりにくくなるはずです。こんな風に、自分が釣りをするのにベストなものを見つけるためにいろいろ試すべきです。

池のような浅いフィールドでは、ジグのようなボトムを釣るルアーを使わないようにしています。クランクベイトのように潜るルアーを使うようなときは、フローティングであることを確認しないと、すぐにボトムで根掛かりしてしまうでしょう。ほとんどの池のバスは夏になってもディープで過ごすことなどできないので、とにかくあなたはディープの釣りのテクニックのことを考える必要はありません。

池の浅さはトップウォータールアーにとっては理想的です。トップウォーターを使って池全体を素早く回るのは簡単です。水深が非常に浅いため、バスはあなたのルアーが水面で滑っているのを見逃すにはよっぽど目が悪くなければならないでしょう。

野池は浅いことを意識する
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バスは競争している

引用文(タップすると開きます)
In general, I’ve found I can be much more aggressive in my lure presentations while pond fishing than while in lakes. You can probably attribute this mostly to less fishing pressure in a pond as opposed to a lake. But I’ve also come to believe it’s a side effect of increased competition for food. The smaller the body of water, the more the fish have to compete to get enough to eat.

Keeping the low profile I mentioned earlier in the article and going with a flashy, noisy lure can be a deadly combination at the right time.

一般的に、湖での釣りよりも、池での釣りの方が積極的にプレゼンテーションを行うことができます。 これはおそらく、湖とは対照的に、池ではフィッシングプレッシャーが低いためだろうと思っていました。 しかし、それはひとつの食料に対する競争の激化が作用していると考えるようになりました。 フィールドが小さければ小さいほど、魚は十分に食べるためには競争をしなければなりません。

先述したような慎重な姿勢を保ち、なおかつ派手で騒々しいルアーを使うというのは、タイミング次第では素晴らしい組み合わせになる可能性があります。

野池のバスは競争している
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釣られていない池はチャンス

引用文(タップすると開きます)
Ponds are unique for bass fishing in that many are not heavily fished. If you can find an isolated pond with little pressure, you’ll probably find it’s a gold mine. It also means you can be even more creative in how you fish it.

A bass living in a public lake will have seen every single lure under the sun. This includes lures intended for other species of fish. But a bass that’s been living in an under-fished pond all its life will be totally ignorant of what lures are out there. This means you can catch them on literally almost anything.

I’ve caught pond bass on lures that are colored like yellow perch or rainbow trout even though these bass have never seen a perch or trout in their lives. The fish probably strike because a predator response is programmed deep down into their genetics. It may also be simply because it’s something they’ve never seen before.

あまり釣りがされていない池というのはバス釣りにとって貴重です。 もしそんな池を見つけることができたら、まさにお宝に出会えたようなように思うでしょう。 それはあなたが非常にクリエイティブな釣りをすることができることを意味します。

有名な湖に住んでいるバスは1日を通してあらゆるルアーを目にすることになるでしょう。 これは他の魚種用のルアーも含まれます。 しかし、魚釣りがされていない池の中で生活しているバスは、そこにあるルアーが何であるかをまったく知らないでしょう。 これは文字通りほとんど何でもバスを釣ることができることを意味します。

こういう池のバスは、普段の生活の中ではパーチやトラウトを見たはずがないのに、イエローパーチカラーやレインボートラウトカラーのルアーで釣ることができます。 おそらくプレデターとしての遺伝子の奥深くに反応するようにプログラミングされているので食ってくるのでしょう。 ということは、見たことがないから食ってきたという理由だけではないのかもしれませんね。

釣られていない池はチャンス
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柔軟な姿勢で

引用文(タップすると開きます)
Keep in mind the more opportunistic nature of bass in ponds and small lakes. Lure colors that aren’t working on the big water may be dynamite on small water. It’s also worth having lures resembling insects, rodents or other small amphibians that bass may be forced to prey on simply because their options may be limited.

Don’t be afraid to throw lures meant for other species or lures that seem too large. I’ve spent an entire afternoon nailing bass after bass with a large zara spook topwater even though half the bass here in the more northern states could never swallow something that large no matter how big they grow.

Many fisherman scoff at the idea of fishing small waters, but they can offer some of the finest bass fishing you can find. And if you’re looking for record-class fish, finding the right body of water at the right time can result in some of the largest bass around. Find a pond and give it a try this season, you’ll find it’s a lot of fun!

小さな湖や池にいるバスの選り好みしない性格を忘れないでください。 大きなフィールドで効かなかったルアーでも小さなフィールドでは爆発するかもしれません。 また、昆虫、ネズミなどの小動物、小さな両生類に似せたルアーを持っていくこともいいでしょう。

他の魚を釣る用のルアーや大きすぎると思うルアーを投げるのも恐れてはいけません。 たとえバスがまだ成長しきってないとか、北国でそもそもバスがあまり大きくならない地域で大きなルアーは食べれないと思っても、私は大きなザラスプークでトップウォーターで夕方のバスを次々と食わせて過ごしたこともあります。

心無いアングラーに小さなフィールドでのバス釣りをあざ笑われることがあります。しかしそこには、あなたが見つけることができる最高のバス釣りのいくつかがあるのです。 記録級のバスを探しているのであれば、適切なタイミングで適切なエリアを見つけることで、マックスサイズのバスをゲットできる可能性はあります。 今シーズン、池を見つけたら挑戦してみてください。

池のバスは柔軟な姿勢で
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ここは日本ですからね、多くのアングラーさんが小さなフィールドからスタートしていると思いますので、小さなフィールドが得意な方は多くいらっしゃいます。

しかし私が思うに、野池で釣るときに身をかがめたりしない方がすごく多いような気がしています。この記事にはそうしたほうが良いと書いてありましたよね。

私がこんなことを言うのもおこがましいものですが、だまされたと思って、木に隠れたりしゃがんだままルアーを投げてみてください。しゃがむとこちらからバスが食うところが見れなくなってしまうのでフッキングが心配になりますが、やってみると驚くほど無警戒にルアーを咥えていってフッキングも楽勝で決まることも多いと思います。

バスにとって人間が見えるということがどれだけネガティブなのかがよく分かります。これだけで釣果は伸びるのではないかと思います。

また、この記事には釣られていない池はチャンスと書かれていましたが、それは分かりますが残念ながら日本にはもう釣られていない池というのはほぼないと思われます。パラダイスみたいな釣り場を求めても仕方がないので、今ある身近な野池を攻略するしかありません。

というわけで、野池を釣るために仕入れた湖のデカバス情報は一旦忘れて、フィールドに立って柔軟な姿勢で思ったことができるように、次に行った野池では心掛けてみようと思います。

結局、手軽な釣り場なのに目一杯真剣に楽しんでしまうんですよね(笑)

皆さんも実はそうなのではないでしょうか。

それではまた。

毎度ありがとうございます!

野池の釣りについて
野池で釣りをするときは地元の方がいたらできるだけ気持ちよく挨拶をしたり、車の停める場所はここで良いかなど確認するようにしましょう。基本的には、自分ちの庭でこれをされたら嫌だなと思うことをしなければいいと思います。私も気を付けたいと思います。