【バス釣り初心者向き】【小ネタ】何もないバンクを見逃すな!
こんにちは!店長の小山です!
本日は小ネタになりますが、特にバス釣り初心者さんに向けて、オカッパリでのバス釣りで見落としがちなことをお話ししていこうと思います。
バス釣りにはセオリーというものがあります。
バス釣りの教科書があるとすれば、恐らくその1ページ目には「バスはカバーやストラクチャーに着く魚なので、カバーやストラクチャーを探して、そこで釣りをしましょう」と書かれているのではないでしょうか。
だとすれば、ええ、まさにその通りだと思います。
上の写真のような、何もない岸際で釣るよりは、奥の方に見える橋(っぽいもの)や流れ込みで釣りをしたくなるものですよね。
しかし、本当にそれでいいのでしょうか。
人間は視覚の生き物
人間は多くの動物たちと同じように、主に目から入ってくる情報をもとにして、行動を決めるタイプの生き物です。
バスアングラーにとってもそうです。
バス釣りの情報を探せば探すほど、バスはストラクチャーやカバーに着くという情報が出てくるため、釣り場に着いたらまずはそれらしきものがないかを探すことから始めるようになるんです。
特に初めてのフィールドへ行った場合にはそのような行動をとりやすく、ひとつのポイントにアングラーが集中することも多いもの。
人は視覚の生き物ですから、見た目でよさそうなところに引き寄せられてしまうんです。
それはひとつの正解ではあると思うのですが、実際のところ、正解がそれだけとは限りません。
何もないバンクには何もないのか?
岸が何もない真っ直ぐなところと、大きな岩がポツンとある岸だったら、大きな岩があるところで釣りをしたくなりますが、実際に何もないというのは目に見える岸の部分の話。
アングラーは岸辺にアシ、岩、レイダウンなどの変化がないと、水中にも何もないと思い込んでしまうんですよね。
ええ、私もそうです。
しかし、私が思い出すのは、木崎湖のことです。
木崎湖をご存知の方ならお分かりだと思うのですが、湖の東側は遊歩道のような護岸が続いていて、あまり変化がない状態が続いているんですよね。
そのなかの1ヶ所で4月中旬の寒い時期に、デカバスがいっぱい釣れたことがありました。
当店の動画でも何回か紹介している場所です。
ニシネルアーワークスのドロップショットミノーのボトストできたデカバスです…!
このときはボートから釣っていますが、ボートを岸ベタベタに着けていますのでオカッパリのポジションと変わりません。
そして、岸からは見えないのですが、この場所はボトムが石で適度なウィードがあり、日あたりがよくて水温が上がりやすく、2つの小さな水中岬に挟まれ、水深4.5mあたりにブレイクラインがある、春のプリスポーンバスの絶好の回遊場所、待機場所になっていたんです。
岸だけ見ていると他と何も変わらないただの水面ですが、実際には他の場所とはこれだけの違いがあったんですよね。
これらはすべて春のプリスポーンバスが好む条件とされていますし、ウィードや石があるというのはそもそもバスが好む条件です。
目では見えませんから、釣りをしてみなければ分からないものでした。
目に見えるものだけにとらわれないで
バス釣りに慣れてくると、岸を見ただけである程度は水中の変化の予測がつくようになります。
砂から岩に切り替わるところ、さらに赤土に切り替わるところ、護岸から自然の岸になるところ、フラットな地形から急な水深の変化に切り替わるところなどなど、経験はウソをつきません。
しかし、目で見えることだけがずべてではありません。
わたしたちが山道をハイキングしている時に、地面から飛び出た木の根っこや岩につまずいてしまうのと同じように、同じように見えてもちょっとした変化が水中でも起きています。
そして、なんの変化もないような岸沿いほど、そのようなほんのちょっとした変化にバスは着いているものです。
次にオカッパリの釣りをするときは、目に見えるカバーやストラクチャーなど目に入りやすいものだけにこだわらず、なんの変化もないように見えて実は意味があるものを見つけるようにしてみてください。
何かが見つかるかどうかはやっていなければ分かりませんが、そこに時間を割いてみてください。
誰も気にしなかったところで、思いがけないビッグバスと出会えるかもしれませんよ!
それではまた。
毎度ありがとうございます!