【図解:バス釣り基礎講座】春~秋のバスの動きを学ぶ!

春から秋のバス釣り
Phot by FIX.com

あなたがよく行くフィールドの季節の変化をイメージしてみてください。春から秋と、その変化ごとにバスは移動しています。この移動を知らないと、闇雲にルアーを投げることになり、バス釣りの効率が悪くなってしまいます。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Fishing 101:Locating Bass All Season Long in Unfamiliar Lakes”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:fix.com”Fishing 101:Locating Bass All Season Long in Unfamiliar Lakes”WRITTEN BY JOE OVERLOCK|January 5, 2017

多くの方がバス釣りを快適に楽める季節といえば春から秋でしょう。

1年のうちの多くの時間でバス釣りを楽しめるというわけですが、バスはいつも同じ場所にいるわけではありません。

人間はエアコンやストーブなんかがある自分の家(部屋)を持つ生き物ですから、季節が変わっても同じ場所で暮らしています。

しかしそれでも、春のゴールデンウィーク、夏休み、秋の紅葉シーズンなどで遊びに行く場所が変わったりはしますよね。

バスも同じです。

いつもバス釣りへ行くフィールドの春から秋の状態の変化をイメージしてみてください。

たとえば春にはウィードが生え始め、夏にはモッサモサになり、冬が近付くにつれてまた減って行ったりしますよね。

この例はそのフィールドの日照時間や水温の変化で起きている代表的な出来事です。

バスは人間のように体温調節ができないため、水温などのフィールドの変化に強く影響を受け、自分に合った場所へ移動しています。

あなたがよく行くフィールドが小さな池であればそれほど気にしなくても良いかもしれませんが、もう少し規模が大きくなると、フィールドを1周するまで片っ端からキャストしていたのではとても効率が悪くなってしまいます。

この春から秋までのバスの動きを知っているだけで、バス釣りの効率はだいぶ良くなり、釣果も期待できますね。

この記事は、アメリカのライフスタイルの向上を目的とした総合情報サイト「WIX.com」のブログ記事で、ライターのジョー・オーバーロック氏が、春から秋のバスの動きを図解でまとめてくれました。

季節の変化に対応し、効率よくバスが釣れるようになるため、ここで学んでおきましょう。

春のバスの動き

引用文を読むにはこちらをタップ(英文)
Here, we want to look for areas where bass might congregate. Coves that shoot off from the main body of water offer protection from winds and currents. Islands offer good shoreline habitat. Most of these maps will also indicate what type of boat access is available to you, whether there’s a ramp for putting in boats with trailers or only access for small craft, like canoes, that are hand-launched. This gives you a good starting reference. Now that you have a general idea of a few places to boat to, water temperature and time of season are critical. Bass spawn in the springtime. During the winter months, they generally hang out in deep water (up to 60 feet is not uncommon) and don’t feed or move a lot, since their metabolism has been slowed by the cold. Pre-Spawn: (Water Temp 50-55° F) Water Depth 10-15 ft Once the surface water temperature starts reaching 50-55°F, the bass will start migrating out of these deep areas and start staging in the mid-depth areas of 10-15 feet for the pre-spawn period. Feeding will start to pick up, but it’s best to fish slow lures on the bottom at first since the bass may still be a bit lethargic. As the water temperature increases, so will their aggression to faster baits higher in the water column. Spawn: (Water Temp 55 – 70F, 66°F is optimal) Water Depth 0-10 ft Once the spawn starts, it goes on in stages. Not all bass will spawn at the same time. Any bass that are still in the pre-spawn areas will be a lot more aggressive and chase your lure. You will probably also start seeing bass sitting on their spawning beds in shallower water. Post Spawn: (Water Temp 70-75°F) Water Depth 0-15 ft At this point, some bass will still be spawning, while others have moved off to other parts of the lake that offer them good opportunities to ambush bait fish. The bass that have just spawned are usually pretty hard to catch, but will sometimes strike at something that antagonizes them, like a top water bait. You’ll probably have better success chasing down bass that have moved to summering areas.
春から秋のバス釣り
Photo by FIX.com

ここでは春のバスが集まる可能性のあるエリアを探したいと思います。メインレイクからはみ出ているようなワンドは、風や流れから保護されています。島は理想的な湖岸線とバスの生息地を作りだします。この地図のように、多くの湖ではトレーラー付きのボートを入れるためのスロープがあるか、ゴムボートやカヌーなどの小さな船のためのスロープなどがあるものですが、ここが良いスタート地点となります。

春から秋のバス釣り
Photo by FIX.com

春はバスのスポーニングが関係してくるため、水温とタイミングが重要です。冬の間、彼らは一般的にディープエリアにおり(最大18mの水深にいることも珍しくありません)、寒さのため新陳代謝が遅くなるため、餌を食べたり活発に動いたりしません。

プリスポーン: (水温 10℃~13℃F) 水深 3~4.5m

表水温が10℃~13℃になりはじめると、バスはディープ エリアから移動し始め、プリスポーン期間として水深3~4.5m程度のミディアムエリアで準備段階に入ります。フィーディングはするものの、バスはまだ少し無気力状態であり、最初はボトムでスローに使えるルアーで釣るのがいいでしょう。水温が上がってくると、より高い中層でより速いルアーにアタックしてくる攻撃性も高まります。

スポーニング: (水温13℃~21℃、19℃が最適) 水深 0~3m

いよいよスポーニングが始まりますが、段階的に続きます。すべてのバスが同時に産卵するわけではありません。まだプリスポーンエリアにいるバスもアグレッシブになり、ルアーをよく追いかけます。また、シャローの産卵床にバスが着いているのも見られるようになるでしょう。

アフタースポーン: (水温21℃~24℃) 水深 0~4.5m

この時点でもまだ産卵中のバスもいれば、他の場所に移動してベイトフィッシュを待ち伏せしているバスもいます。産卵直後のバスは通常なかなか釣れませんが、トップウォータールアーなどに反応が良いことがあります。より夏のエリアに移動しているバスを狙った方がよく釣れるでしょう。

夏から秋にかけてのバスの動き

引用文を読むにはこちらをタップ(英文)
Now is the time to start looking for areas where the bass like to hide to ambush their prey. Look for areas on the map that offer steep underwater ledges – these let the bass move to cooler water quickly if they need it. Look for weed beds, docks, and bridges. Bass will hang out just outside the entrances to shallow coves if there’s a quick drop-off. Also look for any submerged trees, logs, rocks, etc. Once the water starts cooling in the fall, bass will aggressively chase down schools of baitfish. If you suddenly hear or see a bunch of small fish break the surface (it will sound like soda fizzing quickly), then chances are there are some bass chasing them down. This is a good time to throw patterns that look like wounded minnows. Fishing is as much a science as it is an art. These above methods are the same used by most touring pros, but don’t assume that your first day on the water with this knowledge will guarantee you success. These methods will help you refine your strategy for that day, but lure selection and more are still up to you. To quote the wise angler: “If fishing was that easy, it’d be called ‘catching’!”
夏秋のバス釣り
Photo by FIX.com

夏はバスが獲物を待ち伏せするために好んで隠れるエリアを探す時です。マップ上で水中の急勾配のあるエリアを探してください。これらのエリアを利用し、バスは必要に応じて冷たい水に素早く移動できます。ウィードベッド、桟橋、橋を探します。急なブレイクがあれば、バスは水深の浅いワンドの入り口のすぐ外にもたまっています。水没したオダ、丸太、岩なども探してください。

秋になって水温が下がり始めると、バスはベイトフィッシュの群れを積極的に追いかけます。突然、小魚の群れが水面から飛び出す見つけたり音が聞こえた (水が沸騰するような音、いわゆるボイル音)場合、バスが小魚を追いかけている可能性があります。このときは、負傷した小魚のような演出ができるルアーを投げるのに適したタイミングです。

釣りは芸術であると同時に科学でもあります。これらの上記の方法は、多くのバスプロも意識していることですが、この知識を持ったからといってすぐにフィールドでうまくいくとは限りません。これらの方法はその日の戦略を改善するのには役立ちますが、ルアーの選択などはあなた次第です。あるアングラーの言葉を借りれば、「釣りがそんなに簡単だったら、それは「つまらない」と言ってしまうでしょう!」

春から秋のバス釣り
Photo by FIX.com

バス釣りでは、ポイントマップを学ぶことはかなり重要です。

ただ単純にボート屋さんやネットの情報を聞いてよく釣れているらしいポイントに行って釣りをするのでも問題はありませんが、それだとバス釣りの半分しか楽しめていないと言えるかもしれません。

例えばドラクエやファイナルファンタジーのようなRPGで遊ぶとき、マップが見渡せなかったらどうでしょうか。

冒険の目的、ゴール、考えられる傷害などが全く見えないままシナリオを進めることになります。問題はありませんが、半分しか楽しめていないような気がしますよね。

バス釣りは、ラスボス(バス)の居場所を探すための情報を集め、推理し、アタックするゲームですが、テレビゲームとは違ってゴールはひとつではなく、季節によってラスボスの居場所が変わるという特徴がある自然の遊びです。

もしあなたがよく行くフィールドのマップが本屋さんや釣具屋さんやネット上にあるのであればぜひ入手して、フィールドの水中地形を頭に入れ、バスの居場所を推理し、その場所へ行ってみてください。

そしてそこでバスを釣ったその時こそ、自分の手と足で釣り上げた100%自分のバスの情報として自分の中に蓄積され、初めてのフィールドでもある程度は立ち回ることができるようなバス釣りのスキルが上がっていきます。

この知識・経験・情報の蓄積がめちゃくちゃ楽しいんです。

ぜひバス釣りのマップに興味を持ってください。

もし、野尻湖・木崎湖がホームだったり、遠征で出かける予定がある場合は、当店のオリジナルマップをご利用ください!

データ販売のため送料無料でメールですぐに届きます!

  • 自宅で湖の全体地形を把握するならA4テキスト版をご利用ください。
  • 当日、フィールドのどこで釣りをしているかを知りたい場合はスマホ版をご利用ください。
  • ローランスのマイクロSDカードが入る魚探のGEN3モデルをお持ちの方はAT5版を(GEN3カーボンモデル以降は表示されないようです)ご利用ください。

バスの行動を推理し、追いかけ、自分が選んだルアーでバスを釣るスキルを身に着けましょう!

今を逃したらアングラーとしてのスキルアップがそれだけ先送りになりますので、ご注文は今すぐ!お願いします!

それではまた。

毎度ありがとうございます!