オカッパリで効果的にバスを釣る方法

2019年5月25日

オカッパリで効果的にバスを釣る方法
Photo by WIRED2FISH.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”5 Tips to Help Anglers Map Out a Lake from the Bank”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:wired2fish.com ”5 Tips to Help Anglers Map Out a Lake from the Bank”By Jason Sealock •May 16, 2019

現在、アメリカのバス釣り業界には結構な日本ブームが来ているような気がします。

以前から日本のメーカーさんはアメリカ進出を果たしていましたが、他のメーカーさんも増えてきたこともあり、アメリカのトーナメントで勝つルアーもいくつも出てきていることから、値段はどうしても高くなってしまうものの、日本のルアーは注目されているようです。

以前は本場のプライドがあったかどうかは分かりませんが、日本のテクニックを素直に受け入れられていないような節が見えました。それも、今では日本で生まれたリグ、例えば「ネコリグ」や「ジカリグ」などはアメリカでもそのまま呼ばれていますし、アメリカのメーカーがこぞって「トーキョーリグ」や「ニンジャジグ」などの日本を連想させるタックルを開発して発売しています。

日本に来てくれるアメリカのバスプロも増えたような気がしますもんね。

さて、それが関係しているかどうかは分かりませんが、アメリカでもオカッパリのバス釣りが以前より注目されてきているような気がします。

オカッパリと言えば日本のバス釣り文化、という感じがありましたが、もちろんアメリカにも以前からオカッパリ(アメリカではバンクフィッシングと呼びます)の釣りはありました。それでも、各メディアでのオカッパリの記事が増えてきたように感じます。

よりライトな層が増えてきているのでしょうか。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Wired 2 Fish」の記事で、オカッパリのバス釣りのコツが書かれています。

アメリカのおかっぱりフィッシングの話ですが、日本の私たちだって必ず学べることがあるはずです。ぜひ読んでみましょう。

カウントダウンすること

引用文(タップすると開きます)
Counting down your lure is as simple as it sounds. Make a cast and then count 1-2-3 each second to see how many seconds it takes to hit the bottom. Usually a lure around 1/4 to 3/8 ounce will fall roughly 1 foot per second on good sized line. If you’re using really light line a 1/8 ounce lure might fall 1 foot per second. But it doesn’t have to be exact. Use it for reference.

If you cast way out to the middle and it takes 10 seconds to hit bottom. You know it’s roughly 10-feet deep, give or take a foot or so. If you cast half way out and it takes 5 seconds you know it’s 5-feet deep. But now you also know the bank gradually slopes out to deeper water. You can do this all over the lake and understand where the steeper and more gradual drops are.

More importantly you can find features like high spots out away from the bank which are very key on small bodies of water.

ルアーをカウントダウンさせるというのは実にシンプルです。 キャストしたら、約1秒に1回カウントして、着底するのにかかる秒数を確認します。 通常、1/4〜3/8オンス前後のルアーに適切な太さのラインを使ったときは1秒間に約30センチフォールします。 かなり細いラインを使えば、1/8オンスのルアーでも1秒で30センチフォールするかもしれません。 ただ、それは正確である必要はありません。 参考にするだけです。

湖の沖に向かって投げた時、着底するまでに10秒かかったとします。 これで水深が3メートルであることがわかります。 ハーフキャストしたら着底まで5秒かかったとすれば、水深1.5メートルだと分かります。 そしてその結果、バンクから徐々に傾斜して深くなっているのが分かります。 これを湖の至る所でやってみることで、ここは傾斜が急なのか緩やかなのかと理解することができます。

もっと重要なのは、小さなフィールドになるほど重要になってくる岸から離れた地形変化を見つけることができるということです。

オカッパリで効果的にバスを釣る方法
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念入りに扇形に投げる

引用文(タップすると開きます)
Again fan casting is a simple concept where you methodically slice up an area from where you are standing. Start casting to the right. Now make your next cast a few feet to the left then the next one is a few feet more and so on.

You can dissect the lake left to right. But you can also dissect it forward and back. So I know there is a high spot a little to my left and about half way out. Then you start to piece together a map. Well I know there is a high spot here and a ditch here and then they roll off into this deeper hole here.

Getting the lay of a body of water will also help you to break it down seasonally.

この、扇形に投げるということも、自分が立っている場所の地形変化を分析して知るためのシンプルな考えです。 右から投げるとします。 次はそこから数十センチ左へ、次もまた数十センチ左へといった具合です。(カウントダウンする)

これで湖を左から右にスキャンすることができます。 さらに前後にスキャンすることもできます。 これによって、左の方のちょっと手前に何か地形変化があるということが分かります。 それと同時に頭の中にマップが出来上がっていきます。ここには浅くなっている部分があり、ここには深い溝が通っている、そしてここには深く掘られているところがある、などです。

フィールドの地形を分析することは、季節的な攻略をするときにも役立ちます。

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ルアーのコンタクトを感じる

引用文(タップすると開きます)
When we talk about contact lures, we’re referring to baits you can drag along the bottom and transmit back to your rod and hand what you are feeling. A 1/2 ounce jig, a Carolina rigged lizard or a Texas rigged worm are all good contact baits for feeling the bottom.

You will learn to feel the difference between hard rocky areas that will catch and scrape. Or weedy areas that will grab but you can snap the bait out easily. Or find big isolated pieces of cover like rock piles, laydowns and stumps you can see above the surface and even just hard spots in the middle of the lake others will likely miss.

This has helped me more than anything. On a couple of the lakes I will fish only one or two times a year from the bank. I know where the high spots are in the lake. This is often where the bigger bass in those lakes spawn because it is away from where people walk. On one of the lakes, I have caught three 8-pound bass off of one high spot I found in the middle of the lake just dragging a Texas rig around. I don’t normally catch them on the Texas rig but I found it that way.

ルアーのコンタクトというのは、ボトムをズル引きしたときに、ロッドと腕を伝って感触を確かめられるルアーのことを言います。 1/2オンスのジグ、リザードのキャロライナリグ、ワームのテキサスリグなどは、すべてボトムを感じるために良いルアーです。

岩場をズル引きしてくれば、その擦れる感触を学ぶでしょう。ウィードの多いエリアではルアーが捕まってしまうものの、グイッとやればすぐ外れますよね。また、石積み、レイダウン、スタンプなどの大きくて単独のカバーの手がかりも見つけることができます。湖の沖のハードボトムも見逃さないでください。

これは何よりも自分を助けます。 いくつかの湖では、年に1、2回だけオカッパリで釣りをすることがあります。私は湖のどこに良い場所があるのかを​​知っています。それは遊歩道から離れたところにあるので、その湖のなかでもより大きなバスがスポーニングをするところです。私はひとつの湖で、3本の2キロクラスを沖の同じいい場所からテキサスリグのズル引きでキャッチしました。私は普段はテキサスリグはあまり使わないのですが、そこが分かっていたので釣ることができました。

オカッパリで効果的にバスを釣る方法

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水中の見えないカバーがいい

引用文(タップすると開きます)
The cover everyone can see gets fished by everyone and the fish are often more spooky. But the cover you find counting down, fan casting and dragging contact baits through can be the best spots on the whole lake because they simply receive the least amount of pressure. Again don’t be married to one presentation. The key was to find these sweet spots on an unmapped body of water. The next part is to figure out how to catch those fish.

誰もが見ることができるカバーは誰からも叩かれているため、魚はだいたいスレています。 しかし、カウントダウン、扇型キャスト、ボトムコンタクトは最小限のプレッシャーしか与えずにいいポイントを通すことができます。 繰り返しますが、1つの場所にこだわらないでください。 重要なのは、このフィールドでまだ知らない良いポイントを見つけることです。 どう魚を釣るかというのはその次の話です。

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エリアを効果的に釣ること

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引用文(タップすると開きます)
I have found that a wacky rigged Yamamoto Senko is hard to beat in the spring on these small bodies of water. It’s not a good search bait though. So you need to have a good understanding of how the lake lays and the likely fish holding spots. But in these often clear water lakes, knowing the precise location to cast and using an ultra natural presentation like a Senko is very hard to top.

I often will stay way back off the bank and cast to a piece of cover that is along the bank. My brother-in-law caught a 10-pounder by us doing that on a lake he lives on. We stayed way back up a hill back from the laydown the fish was on that was right on the bank and made long casts to it with very light baits. We had no idea the fish living on that piece of cover would be 10 pounds, but that effective approach gave us a chance to catch his personal best.

I’ve also thrown big glide baits like the Megabass iSlide over the top of the isolated pieces of cover I’ve found in the middle of these lakes using fan casting, contact and count down with great success. You can see a video of one of my Megabass iSlide catches from the bank.

春の小さなフィールドではヤマセンコーのワッキーリグが最強だということはよく分かっています。でもそれはサーチベイトとしては良くありません。まずは、湖がどうなっていてどこに魚が溜まっているかを理解する必要があります。しかし、そこがクリアレイクで、水中の投げたい場所がよく見えているのであれば、ヤマセンコーのようなナチュラルなアプローチは、最高に有効です。

私はよく、バンクにあるカバーから離れる際にカバーに向かってキャストします。私のいとこは、彼のホームレイクでそれをしたところ、10パウンダー(約4.5キロ)をキャッチしました。私たちは釣りをしていたレイダウンから離れるときに坂を上りつつ、振り返ってライトリグのロングキャストをしました。まさかそのカバーに10パウンダーがいるとは思ってもみませんでした。しかしそのアプローチが功を奏して、自己ベスト記録をつかむチャンスとなりました。

私は扇型キャスト・カウントダウン・コンタクトを使って沖の方に見つけた何かのカバーに、メガバスのアイスライドのようなS字系ルアーを投げ、その上を通した時にうまくいったことがあります。その時の様子がこれです。

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After chasing spooky bass in calm clear water from the bank with Senkos all morning, the wind finally got up, so I picked up the new Ark Rods Invoker to test with a Megabass I Slide 185 and got this nice bass. Playing the wind in clear water can be a big factor with swimbaits. Full video coming to Wired2fish.com soon. #swimbait #bigbass #largemouthbass #bassfishing #fishing @megabassamerica @arkfishingrods @lews_fishing @jasonsealock

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湖を知ることは将来的にもいいこと

引用文(タップすると開きます)
So make a lot of casts with your contact baits, make mental notes or even take pictures with your phone and make notes on them so you can come back later with the most effective presentations for that cover and location at a later time. I have spent a whole day scouting and them come back the following day and caught some true giants because I was willing to seek out the cover no one else could see or find with a methodical approach.

You will catch fish along this process. But having these mental notes might help you more in another season when the fish behaviors change and they move around the body of water. So keep notes of your high spots, hard spots, isolated cover off the bank and how the fish related to different presentations in those areas. You’ll be on your way to finding the biggest fish in that body of water.

たくさんのキャストでボトムコンタクトさせた情報は、心の中にメモしたり、写真を撮ってスマホに入れておいたりして、次に来た時にまた同じカバーに効果的なアプローチできるよう残しておいてください。 私は一日中分析だけに使って、翌日またそこに戻ってきて、誰も見つけられなかったか効果的なアプローチができなかったであろうカバーからジャイアントバスを探し出してキャッチできて嬉しかったことがあります。

あなたはこれをすることで魚を釣ることができるでしょう。 しかし、このような心の中のメモを持つということは、季節が変わり、魚の行動が変化し、フィールドの中を移動してしまったようなときでも、より役立つでしょう。 そういうわけで、自分だけのおいしい地形変化、ハードボトム、バスが隠れそうな沖の孤立したカバー、そしてどのように魚にアプローチしたかについてメモしておいてください。 それが、そのフィールドでマックスサイズのバスを釣るための方法になるでしょう。

オカッパリで効果的にバスを釣る方法
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おかっぱりの釣りは、基本的に魚探などのハイテク機器を使うことができません。

魚探でできることを、自分でやるしかないんですね。その方法が、この記事にあった「カウントダウン・扇型キャスト・ボトムコンタクト」なんですね。

釣りビジョンというのをご覧になった方がどれくらいいらっしゃるかわからないのですが、釣りビジョンでのバス釣りロケはだいたい1日半から2日間かけて行われている感じなんです。

意外なバスプロの方がオカッパリで釣る番組も結構あって楽しいのですが、だいたいどのプロも、1日目は偵察に使って、2日目で勝負というパターンが多いんですよね。(見たことがない方は分かりづらくてすみません)

普段魚探を使ってボートで釣っているプロの方も、おかっぱりではちゃんとこういうことをやって結果を出していたんだなと思わされました。

文明がもたらすハイテク機器はすごいなと思うと同時に、それが使えないところではこういう地道な作業が物を言うんだなということだと思います。

私なんかいつもただなんとなく投げちゃって、良くないですね。

見習わなくては。

皆さんはオカッパリでのときはいかがでしょうか。