夏の終わりのバス釣りは「サーモクライン」を釣れ

夏の終わりのバス釣りは「サーモクライン」を釣れ
Photo by game and fishing

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Find the Thermocline for Productive Late-Summer Bass Fishing”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:gameandfishmag.com ”Find the Thermocline for Productive Late-Summer Bass Fishing”by Lee McClellan – July 18, 2019

今年は梅雨が長かったように感じました。

それもそのはずで、去年(2018年)が観測史上最も早い梅雨明け宣言がされたということで、今年はそれよりも30日ほど遅れたようです。

去年と比べれば確かに梅雨が長かったように感じますが、例年と比較するとそれほどでもなかったようですね。

雨が続いたときは夏とは思えない涼しさで今年の夏はどうなってしまうんだろうと不安になりましたが、今となっては手のひらを返すように暑さだけが問題となっていますよね…暑いですね…。

こんな時、バスの生活も変わるようです。人間と同じように、バスも涼しさを求め、快適な所へ移動します。

では、バスにとって涼しく快適な所とはどこでしょうか。それはシェード(日陰)だったり、流れだったりすると思いますが、パッと見ただけでは分からないものがあります。

それが、サーモクラインです。

この記事は、アメリカのゲームフィッシング専門メディア「GAME & FISH」の記事で、夏のピークから終わりにかけて有効となるサーモクラインの釣りを解説してくれています。

シェードや流れといった、誰が見ても明らかな場所はすでに叩かれています。サーモクラインを理解することで、もっと多くの釣果をあげることができるかもしれませんよね。

ぜひ読んでみましょう。

サーモクラインの存在

引用文(タップすると開きます)

The hottest two-month stretch of the year is here and largemouth bass anglers must make adjustments if they want to continue catching fish during the challenging dog days of late July through August.

Locating the depth of the thermocline is the first priority for bass anglers fishing Kentucky’s major reservoirs in late summer. Longer days and the higher sun angle of late spring warms the upper layers of a reservoir. By summer, the lake stratifies by temperature. The thermocline is the zone where the warmer upper layers mix with the oxygen-depleted, colder water layers below.

Water fertility and clarity play a role in the location of the thermocline. This week, the thermocline on mid-depth hill-land reservoirs with relatively clear water, such as Green River, Barren River, Rough River and Nolin River, is about 15 feet.

“Some clear lakes like Cave Run have a deep thermocline at about 20 feet,” said Mike Hardin, assistant director of Fisheries for the Kentucky Department of Fish and Wildlife Resources. “The water at that depth is about 73 degrees right now, more comfortable water for bass. At a lake like

Taylorsville, a shallow, fertile lake, you don’t have that cool water option as the thermocline is only 10 feet deep.”

年間で最も暑い2ヶ月間がやってきましたが、この7月下旬から8月という大変暑いときにバスを釣り続けるというのであれば、アングラーはそれにアジャストしなければなりません。

サーモクラインの深さを見つけることは、夏の終わりまでケンタッキー州の主要なリザーバーで釣りをするバスアングラーにとっては最優先事項となります。日の長さと高い太陽の角度はリザーバーの表層を温めます。夏になると、湖は水温による階層に分かれます。サーモクラインとは、暖かい表層の水とその下の酸素濃度の低い冷たい水の層が分かれるゾーンのことです。

水の栄養度や透明度がサーモクラインの場所に影響します。今週で言うと、グリーン川、バレン川、ラフ川、ノリン川のような比較的クリアウォーターの中部のハイランドリザーバーのサーモクラインは約4.5メートルでした。

ケンタッキー州魚類野生生物資源省の水産担当アシスタントディレクター、マイク・ハーディンは、次のように述べています。 「ケーブランのようなクリアレイクでは、サーモクラインが6メートルになることがあります。その深さの水温は約22℃で、バスにとってより快適な水温です。浅く富栄養化の湖、テイラーズビルでは、サーモクラインの深さは3メートルになるので、冷たい水という選択肢はありません。」

サーモクラインの釣り

引用文(タップすると開きます)

Smart bass anglers fishing the mid-depth reservoirs should probe structures from 10 to 15 feet deep, such as points that extend out into the lake, submerged humps or channel ledges. Those fishing a shallow lake like Taylorsville should look for ambush cover just above the thermocline, such as a sunken tree-top, stump field or in flooded timber.
“Do not forget the basics of bass fishing,” Hardin said. “Bass hang out where there is food. Shad like to follow channels. Points near the channel or any cover along the channel ledge are money spots at this time of year.”

Jigs slowly crawled across the point or along the channel ledge draw strikes. Points with stumps or chunk rock hold the most fish. Jigs in the peanut butter and jelly color, black and blue or green pumpkin make good choices.

Boat positioning is important to keep a jig crawling on the bottom and across those points, channel ledges and humps. Some anglers use marker buoys to visualize the sunken structures.

Dead-sticking a 7- to 10-inch straight-tailed worm rigged on a ¼-ounce Shaky head and cast on the point, channel ledge or hump is a technique to try if all else fails. After the lure reaches bottom, reel in the slack and let the worm sit there and wiggle. Occasionally squeeze the rod handle to impart a slight action to the worm. If no takers, reel it in about five feet and try again. Bass that ignored everything in your tackle box will often hit this presentation in late summer. Green pumpkin, junebug or plum glitter are productive worm colors.

Largemouth bass sometime suspend over the point, ledge or hump and ignore lures worked on bottom in late summer. A swimbait works well for suspended bass.
Pearl-colored swimbaits with shades of gray, blue and light purple work well.Fish the swimbait just above the point, ledge or hump with a swimming retrieve, stopping occasionally to let the lure fall. Bass often strike a swimbait on the fall at this time of year. Use the lightest weight you can.

It is hot and finally dry. Make the correct adjustments and continue to catch largemouth bass through the hottest stretch of the year.

リザーバーで中層の釣りをしようとするやり手のアングラーは、水中岬、水中のハンプ、リバーチャンネルや棚など、深さ3~4.5メートルの地形変化を探す必要があります。 テーラーズビルのような浅い湖で釣りをするのであれば、サーモクラインと立木の先端が重なる場所、スタンプエリア、沈んだティンバーなどの待ち伏せできるカバーを探すべきです。
「バス釣りの基本を忘れないでください」とハーディン氏は言います。 「食べ物があるところにバスはたむろしています。ベイトフィッシュはチャンネル沿いを泳ぎます。この時期はチャンネルに近い岬、またはチャンネルレッジ(棚)に沿ったカバーが良いポイントになるでしょう。」

ジグでゆっくりと岬を横切らせたり、チャンネルレッジに沿ってズル引きすることでバイトを得られます。スタンプやこぼれ岩のある岬が最も魚影が濃くなります。ピーナッツバター&ゼリー、ブラックブルー、グリーンパンプキンカラーのジグが良い選択でしょう。

ボートポジションは、ジグをそういった岬、チャンネルレッジ、ハンプなどのボトムをとってズル引きさせるために重要になります。一部のアングラーは、水中の地形を視覚化するためにマーカーブイを使用しています。

何をやってもダメなとき、1/4オンスのシェイキーヘッド(オフセットジグヘッド)に7~10インチのストレートテールワームを装着し、その岬、チャンネルレッジ、ハンプにデッドスティッキングというテクニックを試してみるといいでしょう。ルアーがボトムに着いた後、ラインスラックを巻き取ったら、ワームがその場を動かないように、くねらせてください。時々ワームにわずかなアクションを与えるようにロッドを動かします。バイトがないようなら、1.5メートルほど巻き取って、再びやり直してください。夏の終わり、タックルボックスの中のすべてのルアーを無視したバスはこのプレゼンテーションならバイトするでしょう。グリーンパンプキン、ジュンバグ、プラムグリッター(ラメ)などが、有効なワームのカラーです。

夏の終わりのラージマウスバスは時に岬、レッジ、ハンプの上にサスペンドしているため、ボトムを通るルアーを無視することがあります。サスペンドするバスにはスイムベイト(シャッドテールワーム)が適しています。
パールホワイトに背中がグレー、ブルー、ライトパープルのカラーのスイムベイトが有効になります。岬、レッジ、ハンプの上を通るようにスイムベイトを泳がせ、時々リトリーブを止めてルアーをフォールさせます。バスはこの時期、フォールへの反応も良くなります。あなたができる範囲で最も軽いものを使用してください。

暑いシーズンも終盤戦です。正しくアジャストし、1年で最も暑い期間もラージマウスバスを釣り続けてください。

夏の終わりのバス釣りは「サーモクライン」を釣れ
Photo by game and fishing

私たち人間がうだるような暑さの中にいると、食欲は衰えていきますよね。

例えばそこで高原へ行き、涼しくて空気もきれいなところで隣の人たちがバーベキューをしていたら、そりゃあお腹が空くというものです。

人間は高原へ行くほど涼しくなるのと反対に、魚は下に潜るほど涼しくなります。どちらも行き過ぎると、今度は酸素が薄くなり、それはそれで過ごしにくくなりますけど、それはひとまず置いておいて。

バスはその温度の境目をうまく見つけ出して、その温度の境い目と何かのカバーや地形変化が重なるところにいるというんですね。

普段から水深のあるリザーバーでバス釣りをされている上級者の方にとってはイメージしやすい話かもしれませんが、実際、サーモクラインは魚探に映し出されなければ分かりません。

魚探に慣れるということも必要になってきますが、誰もが目にすることができないことですから、マスターする価値はあるのではないかと思います。

私が良く釣りをする野尻湖や木崎湖でもサーモクラインは時期によって見ることができますが、それで攻略するとなるとまた難しく、まだまだサーモクラインを活かし切れていないのが現状です。

私もまだまだ伸びしろがありますね(笑)

夏の終わりから秋、難しい季節になっていきますが、いろんなことにチャレンジしてなんとか皆さんの釣果に食いついていきたいところです。

それではまた。

毎度ありがとうございます!