バスを釣るためのワームに欠かせないカラーとは

2019年8月16日

バスを釣るためのワームに欠かせないカラーとは

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Must-Have Colors For Soft Plastics”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:sportsmansguide.com ”Must-Have Colors For Soft Plastics”March 14, 2006 By Jim Moynagh

皆さんは、釣具屋さんにお出かけするのはお好きでしょうか。

恐らくですが、これは好きと好きじゃないが半々に分かれる質問だと思います。

釣りをしているわけですから、釣具屋さんに行くのは基本的にはお好きかと思います。しかしそれは、予算があればの話です。

お金がない時に行く釣具屋さんというのはなかなか辛いものがあります。欲しいものを指を咥えて見てるだけというのは、本当に精神的に良くありません。そういう意味で、好きと好きじゃないが半々くらいだと思います。嫌いという意見は、無いと思います(笑)

私も釣具屋さんに行くのが大好きで、よく行きます。

ルアーやワームのカラフルなパッケージが綺麗に陳列されている様子を見るだけでも好きです。

しかし驚くのは、その品数の多さ。

特にワームに関しては、1つのワームだけで十色以上も展開しているものもあったりするので、ひとつひとつのカラーを見ながら、「このカラーは○○な場面で釣れそうだな」などと妄想してしまうわけです。

この妄想タイムがあるせいで、私は気が付くと釣具屋さんに数時間も居座っていたという現象が起きてしまうんですよね(笑)

その膨大な数のカラー、そしてメーカーごとに何種類ものワームがあるわけです。これは一生かかっても全部試してみることなんてできません。

これは贅沢な悩みですが、逆に言えば戸惑いになるわけで、余計な時間と予算を使ってしまうことにもなりかねません。

多くあるカラーはオプションと考えて、まずは基本となるカラーをおさえておきたいところなのですが、では、基本となるワームの色というのは、どんなものなのでしょうか。

この記事は、アメリカの巨大アウトドアショップのウェブサイト「Sportsmans Guide.com」のコラム記事で、FLWのツアープロであるジム・モイナー氏が、まずはこれを持っておけばいいというカラーを解説してくれています。

彼のワームのカラーに関する考え方とともに、カラーについても考えてみましょう。

まずはワームを大きく2つのカテゴリーに分ける

引用文(タップすると開きます)

First, let’s break down soft-plastic baits into two general categories. For one, we have those plastics that are picked up off the bottom by the bass because they are weighted (like on a Texas-rig for example); and for two, we have those plastics that the bass swim up and grab because they are rigged without weight and suspend or swim in the water column. I like to make this distinction because prey that is found crawling on the bottom is colored differently from the prey that swims up off the bottom. Bottom-dwelling creatures, whether they’re crawdads or small fish, are shaded and colored on their backs to blend in with the bottom substrate. Animals (mostly fish) that swim off the bottom are colored with a light color shade on their belly (this is what a bass sees if looking from underneath). Because of this difference in shading between bottom dwellers and those that suspend, we need to take this into consideration when selecting colors for plastics.

まず、ワームを2つの大きなカテゴリに分けてみましょう。 一つは、たとえばテキサスリグのようにシンカーを利用してボトムで使い、バスに拾い食いさせるためのワーム。 そして2つめは、シンカーを使わず、泳がせたりサスペンドさせたりして、バスを泳がせながら食べさせるためのワームです。

私はこの分け方が気に入っています。なぜなら、ボトムを這っている生き物というのは、ボトムに住んでいない生き物とは色が違うからです。 ボトムに住む生き物は、ザリガニであろうと小魚であろうと、背中側の色合いはボトムの色(質)に溶け込むような色をしています。 ボトムを離れて泳ぐ生き物(主に魚)はお腹側は薄い色の色合いになっています(これはバスが見上げた時に見える色です)。 ボトムの生き物と中層にいる生き物の色合いにはこういった違いがあるため、ワームの色を選ぶとき、まずはこれを考える必要があります。

ボトムで使うワームのカラー

引用文(タップすると開きます)

Let’s begin by choosing colors for plastics we’re going to fish on the bottom. There are four colors that together will cover any situation you’ll encounter. They are: watermelon, green pumpkin, junebug, and black. These colors and their names are made and used by just about every soft-plastic manufacturer. Watermelon is the color for the clearest of water clarities — anytime visibility is 4 feet or more. Because it is somewhat see-through and greenish in hue, it does a nice job of blending into the bottom. In clear water, a bass that is wavering on eating your lure does not need too good of a look at your bait. It knows your plastic is there, but because it blends in so well, the bass has to pick it up to make a final determination on whether your plastic is an actual food item or not. The next color, green pumpkin, excels in intermediate water clarity of about 1-foot to 4 feet. Sometimes I’ll use it in clearer water especially under overcast skies. Like watermelon, it has a greenish hue, but instead is a bit darker and solid. When water clarities fall into the 1-foot to 4-foot range, watermelon begins to fade out too much. Green pumpkin is a little bolder allowing it to stand out without being too much of a standout. The green hue matches the bottom well. I especially like this color when there is a mild algae bloom underway and the water has a greenish tint. Sometimes I’ll dye the tails of green-pumpkin-colored plastics with chartreuse.

まずはボトムで釣るためのワームの色を選んでみましょう。あらゆる状況に対応できる4色というものがあります。それは、ウォーターメロン、グリーンパンプキン、ジュンバグ、ブラックです。これらの色またはカラー名は、ほぼすべてのメーカーで製造されているものです。

ウォーターメロンはクリアウォーター(視界1.2メートル以上)で有効なカラーです。やや透明で、色合いが緑がかっているので、ボトムに溶け込む素晴らしい仕事をします。クリアウォーター下であなたのワームを食べようか迷っているバスに、ワームを見切られにくいのです。ワームがそこにあることは分かるのですが、ボトムに良く溶け込んでいるため、このワームが本当に食べられるかどうかを確認するためには、バスはそれを食べてみるしかないのです。

次に、グリーンパンプキンですが、これは約30センチから1.2メートルといった中間的な水の透明度のときに優れています。クリアウォーターでも、曇り空の下であれば使用することがあります。ウォーターメロンよりも緑がかった色合いをしていますが、少し暗くてはっきりとしています。水の透明度が30センチから1.2メートルになると、ウォーターメロンでは目立たな過ぎます。グリーンパンプキンは、それほど目立つことなく、やや大胆に目立つことを可能にする色です。グリーンの色合いはボトムの色とよく合っています。生えかけのウィードや弱いウォード地帯で使うのが好きです。ときにはグリーンパンプキンのワームのテールだけをチャートに着色したりもします。

引用文(タップすると開きます)

The next must-have color is junebug. I like this color when I’m fishing water that has a tannic stain (similar to tea). The stain usually is associated with boggy or swampy-type waters. For example, places where I’ve seen this color water have been in Florida, northern Minnesota, Canada, and lowland areas of Louisiana. Secondarily, I’ll sometimes use junebug in the same water described above for green pumpkin. It’s more of an alternate color that I like to use on a spot that I already fished using green pumpkin; however, I may go to it first under overcast skies. Lastly, black is my color for the murkiest conditions — say anytime the clarity is less than a foot. It doesn’t matter whether the color of the murk is green, brown, or tea. With limited visibility, you need a color that will get noticed and I believe black stands out the best. This is also a great color for night fishing because of the limited visibility. You’ll find many variations of black at the tackle store (black/red flake, black/blue flake, black/blue, black/green flake, black/chartreuse, etc.); just make sure the primary color is black.

次に持っていたいカラーはジュンバグです。私がこのカラーを好んで使うのは、タンニンウォーター(濃い紅茶またはしょうゆ色をした水の色)で釣っているときです。タンニンは通常、沼や湿地帯のフィールドに見られます。たとえば、この色の水を見た場所と言えば、フロリダ、カナダのミネソタ州北部、そしてルイジアナ州の低地です。ただし私は、上記したグリーンパンプキンを使うようなフィールドでもジュンバグを使用します。私がすでにグリーンパンプキンで釣ってしまった後にジュンバグにつけ替えて使うという感じです。しかし、曇っているような天気の場合は初めからジュンバグを使うかもしれません。

最後にブラックですが、これは私が最も濁りのキツイ(視界30センチ未満の)ときに使うカラーです。濁りの色は緑系、茶系、ミルクティー系のどれでもかまいません。視界が限られているので、目に付きやすい色を必要とします、そして私は、黒が最も際立っていると思っています。視界が限られているという意味では、夜釣りにも最適な色です。釣具店にはブラックにも多くのバリエーションがあることに気付くでしょう(ブラック/レッドフレーク、ブラック/ブルーフレーク、ブラック/ブルー、ブラック/グリーンフレーク、ブラック/チャートなど)。基本となっているのが黒のものを選んでください。

中層の魚っぽいカラー

引用文(タップすると開きます)

Now we need to discuss the colors for soft plastic baits that suspend or swim in the water column. Remember that these baits riding off the bottom are more likely mistaken for baitfish. First of all, I would have all the colors mentioned above and use them under the specific water conditions mentioned as long as the sun was out. I know they don’t necessarily look like baitfish patterns, but they still blend in with the color of the water and fool bass. However, when the skies get cloudy then I often switch to a brightly-colored plastic such as chartreuse, methiolate (shade of red), white, or bubblegum. Under cloudy skies, bass are usually much more aggressive and strike without hesitation. Bright colors are more easily noticed, drawing more attention than the watermelons and so on. I really don’t know if one bright color is better than the other. You can get by with just one of them, I’m sure. In fact, you can just purchase white and dye it the color desired.

次は、中層でサスペンドしたり泳がせる系のワームのカラーについて説明していきましょう。 これらはボトムから離れているワームですから、魚と間違われて食われる可能性が高いことを忘れないでください。

まず第一に、太陽が出ている場合は、私は先ほど説明したのと同じカラーで同じ条件で、中層でも使います。 その色が必ずしもベイトフィッシュの柄でも色でもないことは分かっていますが、やはり水に溶け込みやすく、バスをだましやすいのです。

しかし、空が曇った場合は、チャート、メチオレート(明るい赤色)、ホワイト、バブルガムピンクなどの鮮やかな色のワームに切り替えることがよくあります。 曇り空の下では、バスはアグレッシブになり躊躇なく食ってきます。 鮮やかな色は、ウォーターメロンなどと比べると非常に目立ちます。 明るい色のなかでもどの色がいいのかは、よくわかりません。 どれか一つだけも良いかもしれません。 実際、白を買っておけば好きな色に着色することができます。

ベイトフィッシュカラーの重要性

引用文(タップすると開きます)

Baitfish colors are very important when bass are feeding heavily on specific schooling baitfish. Under limited visibility conditions, such as overcast skies or stained water, again white is a solid producer. But when visibility and water clarities are high, then you may want to tone down the brightness of your plastic. I don’t have a specific suggestion or color name. Just simply find a baitfish-looking color that is somewhat translucent, helping it blend into the color of the water. In conclusion, just let me say again that the colors mentioned in this article will have you ready for any condition. It’s just a matter of matching the color to the appropriate scenario. The thousands of variations found in a well-stocked tackle store help lure companies sell more lures, but don’t necessarily help you catch more bass. But, I’ll admit that I’m a sucker for new and interesting variations off of the basic colors discussed here.

ベイトフィッシュの色は、バスが特定のベイトフィッシュの群れを追っているときに非常に重要です。 曇り空やステインウォーターの水のように視界が限られたコンディションでは、やはりホワイトが安定して有効です。 しかし、視界が良いクリアウォーターでは、ワームの明るさを下げることをお勧めします。 具体的なおすすめのカラー名などはありませんが、シンプルにそのベイトフィッシュの色を探して、半透明だったりと水の色に溶け込みやすいものを選びます。

バスを釣るためのワームに欠かせないカラーとは
Photo by sportsmansguide.com

私たちバスアングラーは、試行錯誤を繰り返す釣り人です。

ある程度経験を積まれたアングラーさんであれば、いろんな場面で試行錯誤を繰り返し、自分独自の鉄板カラーというものをお持ちなのではないかと思います。

しかしそれでもなお、トーナメントなどの情報で知ったカラーや、誰かが教えてくれたカラーなどは試してみることでしょう。

バス釣りというのは自分から仕掛けていく釣りですし、天気や水質や釣る場所などを組み合わせると、同じ条件のことなどあまりないため、いろんな条件にピンポイントで効くカラーというものを更なる自分の強みとして見つけたいんですよね。

私の個人的な話になりますが、私は白い色のワームが好きではありませんでした。

いかにも手抜きっぽく作られている感じがしていたんです。

しかし、この春、五十嵐誠さんと野尻湖で釣りをしたときは、フォロースティックのパールホワイトカラーが爆発しました。

使っている時は表層のワームを上から見ているわけで、失礼ですけど真っ白ですからどう見ても魚っぽくないのですが、よく釣れたということは、下から見るとどう見ても魚の色だったのでしょうね。

私にはバスから見た時のワームの見え方という考えが抜けていたようです。

そんな単純な話なのですが、そういう発見や実感が、私のバス釣りの楽しみの本質だったりするので、釣具屋さんでの妄想タイムがどうしても長引いてしまうのは仕方がないことなんですよね(笑)

この記事に出てきたカラーはどれも実績のあるカラーだと思いますので、特に初心者の方はあまりにも多くのカラーを試すよりは、ある程度カラーを絞っていったほうがコツをつかみやすいかもしれません。

中上級者の方でも、私の例のように、「本当に釣れるの~?」と思っていても新たな発見があるかもしれません(私の例はちょっと恥ずかしい例ですが)ので、試してみてはいかがでしょうか。

こういう記事も人それぞれの意見があって読んでいて楽しいですね。

またこんな記事があったら紹介させていただこうと思います。

それではまた。

毎度ありがとうございます!