野尻湖釣具店ルアー通販

夏のディープのバス釣り:何メートルからがディープなの?

夏のディープのバス釣り:何メートルからがディープなの?
Photo by major league fishing.com

夏のバス釣りでは厄介だと考える方も多い、ディープの釣り。ディープを視野に入れるということは、それだけで湖を探るエリアがかなり広がってしまい、釣りの効率が下がるということです。なんとか効率よくする方法はないのでしょうか。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”EDWIN EVERS: How Deep to Start in the Summer?”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:majorleaguefishing.com”EDWIN EVERS: How Deep to Start in the Summer?”by EDWIN EVERS|JULY 13, 2021

夏は春に比べると、圧倒的にシャローのバスの姿が少ない季節です。

スポーニングが終わり、暑い夏がやってくると、バスは過ごしやすい水温を求めて色々な場所へ散っていきますが、そのひとつがディープと呼ばれるゾーンです。

シャローに多くのバスがいる季節に比べると、ディープにバスがいるという状態はまあまあ厄介です。

湖は地上から見ると平らな水面があるだけですが、水中は起伏に富んだ複雑な世界が広がっており、深い場所までバスを探すエリアが広がってしまうのは、それだけで釣りの効率が下がってしまうんです。

ですので、バスがいる水深がどの辺なのか、あらかじめ見当がつけば少しは効率が良くなるというもの。

幸いなことに、ディープといっても水深50メートルもある湖の50メートルのボトムにバスがいるわけではありません。

人間がエベレストの頂上付近に多く住めないのと同じです。

居心地の良い場所というのは、限られています。

では、どのようにしてその水深を見極められるのでしょうか。

この記事は、アメリカメジャーリグフィッシング公式サイトのアングラーズコラムの記事で、メジャーリーガーのエドウィン・エバーズ氏が、夏に釣りをするべきディープゾーンの目安について解説してくれています。

アメリカ中を飛び回るトップレベルのバスプロにとって、効率の良いディープの攻略は必要だったでのでしょう。

彼の持っているアイデアをぜひ私たちもお借りしましょう。

 気になるところだけ読んでもOKです 

5倍の法則

引用文(タップすると開きます)
My general rule starts by determining how much visibility there is in the water. For that, I’ll drop a white or bright lure over the side and watch it as it sinks. When I lose sight of that lure, I check the depth. Then, I multiply the depth times five, and that’s my basic starting point. For example, if I lose sight of my white swimbait at about 2 feet deep, I’ll plan to start my fishing at about the 10-foot mark. It doesn’t mean that 10 feet is the magic depth or that I’m going to load the boat by fishing at 10 feet, but it gives me a place to start, and — more times than not — I can catch one or two around that depth and then fine-tune things. Now, before we go any further, I’ve got some disclaimers. First, I use this guideline only for largemouth — not for smallmouth or spotted bass, which tend to hold quite a bit deeper. Second, it really doesn’t work very well in Florida. In Florida, you can often see 6 or 7 feet deep, but there’s usually not any water five times that deep. Finally, there’s a limit to how deep we can go in summer, and that limit is the thermocline … which I’ll get to in just a moment.

私が考える法則として、ますはそこがどれだけの透明度なのかを判断することから始まります。そのためにはまず、白などの明るいルアーをすぐそばに落とし、沈むのを見ます。そのルアーが見えなくなったところで、その水深をチェックします。そしてその水深に5を掛ける。これが私の基本的なスタート地点です。

たとえば、深さ約60センチで白いルアーが見えなくなったとしたら、約3メートルをディープの出発点として釣りをするという感じです。 この3メートルというのが釣れる水深であるとか、3メートルでしか釣りをするつもりがないということではなく、私が出発点にするということです。まずその深さを目安として、微調整していきます。

さて、先に進む前に、いくつかの補足があります。

まず、私がこの法則を使うのは、ラージマウスバスだけということです。かなりの水深まで生息するスモールやスポッテッドバスには当てはまりません。もうひとつ、フロリダでもあまり当てはまりません。フロリダのフィールドでは、水深2メートルくらいまでルアーが見えることが多いのですが、その5倍の水深があるフィールドが少ないのです。最後に、夏のディープの釣りといっても限界があり、その限界とはサーモクラインのことです…これについてはこのあと説明します。

5倍の法則の使い方

引用文(タップすると開きます)
Expanding on the 5x Calculation Once I’ve made my quick 5x calculation to determine my starting depth, I like to idle around likely areas with an eye on my electronics, especially my Down Imaging. I’m looking for the depth at which suspended things start to disappear. It might be at 18 feet or 35 feet or maybe somewhere in between, but there will be a depth at which you stop seeing fish and suspended particles in the water. That depth marks the thermocline. It’s where the water starts to get rapidly cooler, and it’s the deepest area where there’s still enough dissolved oxygen to support fish life for extended periods. A lot of what you’re seeing when you see that hazy line across your sonar screen is suspended particles that can’t easily sink below the cooler water of the thermocline. If you can’t see that line, it means the body of water hasn’t stratified yet into the three layers that make up most lakes and reservoirs in summer or it means that you need to turn the sensitivity up on your unit until you can see it. The thermocline is important because you don’t want to fish below it … at least not more than a couple of feet below it. There’s not going to be much bass life down there. I mention this because of my 5x guideline. If you can see 10 feet deep on your lake, the 5x guideline says you should start at 50 feet, but if the thermocline is at 25 feet, start there instead. Treat the thermocline like it’s the bottom. Fishing any deeper than that isn’t going to pay off very often. Once I’ve calculated my 5x depth and determined that that depth isn’t below the thermocline, I’m ready to focus on bass. I’m going to idle around looking for something different around my 5x depth. Maybe it’s an underwater hump or a brushpile on a point or a channel bend with stumps on the edge. I’ll also look for fish that are holding on that structure and cover. When I’ve found structure and cover at what I think is the right depth, I’ll start fishing, and I’ll probably be casting a deep-diving crankbait, a plastic worm on a stand-up head, or a swimbait. Check out the video I made talking about those lures and how I use them in summer. Another great bait at this time of year is the bucktail jig. You can see more about how I fish bucktails in this video. Another question I get a lot at this time of year is, “How long should you fish for those offshore bass if you’re not getting bit?” The answer for me is 10 to 15 minutes. That’s long enough to make several presentations with a couple of different baits and from a few different angles. If you’re not getting any bites, fire up the outboard and keep looking. But don’t give up on that spot! If that spot had all the elements to be special — the right depth, some good structure and cover, etc. — it may be that your timing was off. You just weren’t there when the bass were feeding. If you come back in an hour or two, it might be on fire! Timing is one of the great unknowns in bass fishing. There’s just no substitute for being there at the right time. But if you’ll give my 5x guideline a try, I think you’ll be starting in some of the right places.

5倍の法則を使って釣り始める水深が分かったら、魚探、特にダウンイメージングを見ながらアイドリングで周辺を探っていきます。何をするのかというと、水中に浮いているものが無くなる深さを見つけるのです。それは水深5メートルかもしれませんし、10メートルかもしれませんし、その中間のどこかかもしれませんが、魚や水中を浮遊する粒などが見えなくなる深さがあると思います。その深さは、サーモクラインです。

サーモクラインは水が急に冷たくなる場所であり、長期間にわたって魚が生きるのに必要な溶存酸素があまりない領域です。

魚探の画面にぼんやりとできる横線(サーモクライン)が見える場合、サーモクラインの下にある冷たい水にはあまりつぶつぶが見えないのが分かると思います。その線が見えない場合は、夏に多くの湖やリザーバーでできるはずのサーモクラインがまだ出来上がっていないか、単純に魚探の感度を上げていけば見えるようになるかもしれません。

サーモクラインは重要です。なぜなら、サーモクラインの下で釣りをしたくないからです…釣ったとしてもサーモクラインより数十センチ下までです。サーモクラインより下ではバスはあまり生きられないためです。

先程の5倍の法則に当てはまったとしても釣りはしません。湖の透明度の深さが3メートルだったら、その5倍の15メートルで釣りをすることになりますが、サーモクラインが7.5メートルにあったとしたら、そこから釣りをします。サーモクラインをボトムに見立てるということです。それより深く釣りをしてもあまりいい結果にはなりません。

5倍の法則で釣る水深を出して、その深さがサーモクラインを下回っていないと確認できたら、いよいよバス探しです。私は5倍の法則の水深での変化を探すようにしています。だいたいそれは岬やハンプ、オダ、またはブレイクのショルダーにあるスタンプなどです。また、同時にその変化やカバーに着くバスも探しています。

狙った水深に地形変化やカバーを見つけたら、釣りを始めます。だいたい使うのはディープクランク、ボトムで立つジグヘッドを使ったジグヘッドリグにストレートワームまたはシャッドテールワームを付けたものキャストします。

この時期に私がよく受ける質問で「沖のバスを狙ってバイトがない場合、どれくらいの時間をかける必要があるか」というものがあります。私の答えは、10分から15分です。これは、いくつかルアーを変え、別の角度からのキャストで数投するのに充分な時間です。バイトがなければ、エンジンをかけ、移動して探し続けます。

しかし、ただ諦めるわけではありません!

そのスポットに好条件(適切な深さに適切な地形変化やカバーなど)が揃っているのであれば、タイミングがずれているだけの可能性があります。バスがフィーディングモードにない時にたまたま来てしまっただけで、 1~2時間後に戻ってきたら、火がついているかもしれません!

タイミングはバス釣りのなかでもわけのわからない部分の1つです。いいタイミングでそこにいるということに勝るものはありません。しかし、5倍の法則を試すことで、少なくとも適切な場所から始めることができると思います。

夏のディープのバス釣り:何メートルからがディープなの?
Photo by major league fishing.com

水の透明度からディープを定義するとは、さすがエドウィンエバーズですね。

エドウィンエバーズは彼の頭文字を取って「E2プロジェクト」というものを起ち上げ、自身のウェブサイトやYoutubeチャンネルで一般アングラー、特に初心者アングラーの持つバス釣りに対する疑問などを積極的に解消する活動をしています。

また、彼の人柄や雰囲気がそのようなセミナーの講師のような立ち位置にとてもマッチする人物に見えます。

日本人で言うと小森嗣彦プロのようなイメージです。

今回ご紹介させていただいた記事の内容はボートで魚探を使える方にしか当てはまらない内容でしたが、裏を返せば、たとえばオカッパリでも透明度の低いフィールドへ行けば、夏といえどもそれほどディープを気にすることもなく、シャローカバーを撃てばよいということになります。

また、魚探を使うボートアングラーさんにとってはサーモクラインを見つけるための魚探設定などは必須のスキルだと思いますので、この記事は良いガイドラインなのではないかと思いました。

釣果として結果のみを求めた場合、必ずしも日本のフィールドに5倍の法則が当てはまるかどうかはわかりませんが、このような考え方はとても面白いものです。

数多くのタイプの違うフィールドで釣りをする機会が多いプロアングラーの方は、やはり見る世界が違います。

厳しい競争のある自分の世界を生きながら、初心者アングラーさんなど他のアングラーのための視点も持っている感じですよね。

夏に初めてのフィールドで、しかもディープのボートの釣りをするのは不安が多いものですが、まずはボートの横でルアーを落とし、水の透明度を計る所から始めるのもいいでしょう。

いろいろなタイプのフィールドへ自分のスキルアップをしに行くというのも良いテーマです。

みなさんもぜひこの夏、初場所やディープの釣りに挑戦してみてくださいね。

それではまた。

毎度ありがとうございます!