秋のバス釣りの恐怖はスピナーベイトで克服

秋のバス釣りの恐怖はスピナーベイトで克服

Photo by scout.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Beat the Early Fall Funk with Spinnerbaits”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:scout.com”Beat the Early Fall Funk with Spinnerbaits”ByWALKER SMITH Sep 7, 2015(海外サイトです)

 

夏が終わろうとしていることはなんとなく感じることができるものの、日中はまだ暑く、秋というにはまだ早いような、そんな時期。

体感的にはまだ確かに暑いのですが、確実に日は短くなっていき、夜が特に涼しくなり、私たちが寝ている間に水温はどんどん冷やされていきます。

残念ながら、秋はもうすぐそこです。

周りをぐるっときれいな海で囲まれ、内陸部もきれいな川が流れる日本という国は、世界的に見て釣り天国だと、私は思います。日本のどこであろうと、1年を通して様々な魚を釣ることができますので、何もバス釣りだけにこだわる必要はありません。四季折々の魚釣りを楽しむことは、私は大賛成です。

ですので、バス釣りが難しくなってしまう時期は他の魚を釣ったっていいんです。いいんですけど、バスもやっぱり釣りたいんですよね(笑)

でも、秋は難しいです。いったい、秋のバス釣りのスペシャリストは、何のルアーで釣っているのでしょうか。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Wired 2 fish」の記事で、記者のウォーカー・スミス氏が、FLWのプロ、クレイトン・バッツ氏に取材したもので、彼は昔ながらのスピナーベイトで、秋のディープからシャローに散らばる二重人格的なバスを攻略しているそうです。

夏のディープレンジから秋のシャローレンジまでカバーできるこの時期のスピナーベイト、具体的にはどのように使っているのでしょうか。

ぜひ読んでみてください。

 

水深3メートル以下のディープ(水温26~32℃)

When the bass are just beginning to “wake up” from their summertime lull, they’ll start slowly making their way towards the mouths of major creeks. The shad migration might not be in full-swing yet, but they know it’s coming. This is when Batts suggests using a heavy spinnerbait to target the bass that are basically waiting for the action to start.

“If the fish are still fairly deep, I rely on a 1 or 1 1/4-ounce spinnerbait, such as the Strikezone Ledgebuster,” Batts said. “It’s my go-to bait before things really get cranked up. Creek channels become a big deal because they’re going to be the first natural stopping point for bass coming out of the main river channel. I’m looking for the first irregularity in the channel such as an outside bend or even some deeper brush piles or stumps.”

Although they’re not always included in the discussion of deep-water bass fishing lures, don’t be afraid to use these heavy spinnerbaits in depths up to 25 feet. In situations when many will opt for a 1-ounce swimbait, Batts relies on his spinnerbait due to its snag-resistant nature.

バスが夏の暑さからようやく解放され始めると、彼らはゆっくりとメインクリークの入り口に向かって進むでしょう。シャッドの移行はまだ本格的に始まっていないかもしれませんが、そろそろ起こるということを知っているのです。これは、それを待っているバスをターゲットにバッツが重いスピナーベイトを使用し始めることを示唆しているときです。

「魚がまだかなり深い場合は、Strikezone Ledgebusterのような1.25オンスのスピナーベイトに頼っています。 ベイトフィッシュの大移動が始まる前の私のメインルアーです。クリークチャンネルは、メインリバーチャンネルから出てきたバスの最初の自然な立ち寄り地点になるため、大変重要になります。私はメインチャンネルの最初のイレギュラー要素、例えばアウトサイドベンドやディープのオダやスタンプなどを探しています。

決してディープのバス釣りルアーとして出てくるルアーではありませんが、こういった重いスピナーベイトを最大7.5メートルレンジまで使用するのを恐れないでください。多くの人が1オンスのスイムベイトを選ぶという状況で、バッツはその根掛かりの少なさから、状況によってはスピナーベイトを使っています。

秋のバス釣りの恐怖はスピナーベイトで克服

 

1.8~3メートルレンジ(水温30℃以下)

This is when things can really start happening for the autumn bass angler—the shad have arrived, the bass are waiting on them and the feeding frenzy will commence any day. To better accommodate the shallower depths, Batts downsizes his spinnerbait to a 1/2-ounce Strikezone Master Blaster.

“This particular spinnerbait has a hidden weight, which maintains an effective weight while also allowing it to have a smaller, more subtle profile,” Batts said. “At this point in the transition, I’m going to begin targeting the shallower ditches that run all the way to the backs of creeks. I’ve found that creeks with smaller feeder creeks in the very back of them are the best places to find these ditches. You’ll have the most success by putting your boat in the middle of the ditch and making 45-degree casts to the shallows and bringing your spinnerbait off the lip of the ditch.”

It’s important to remember that bass are ambush feeders, which makes these ditch edges particularly appealing. They’re able to lurk in the deeper depths while keeping a close watch for any unfortunate shad swimming overhead.

ここから、秋のバスアングラーのための本当のお祭りが始まります。シャッドがやってきました。バスは彼らを待っていて、いつでも狂ったようなフィーディングが起きます。よりシャローレンジに対応するため、バッツはスピナーベイトをストライクゾーンマスターブラスターの1/2オンスにします。

「この特定のスピナーベイトは、スモールシルエットながら効果的な重量を持つことを可能にしています。移行のはじまったこの時期、私はクリークの奥に続く浅い溝までターゲットにするつもりです。私は、小さなクリークの奥にある溝がフィーディングの起こるベストポイントだということを見つけました。ボートを溝の真ん中に置き、シャローに向かって45度でキャストし、スピナーベイトが溝のエッジに差し掛かった時が、最もチャンスタイムとなるでしょう。」

バスは待ち伏せ型であることを覚えておくことが重要です。それが、これらの溝のエッジを特に魅力的なものにしています。彼らは深い方に潜んでいて、頭上のシャッドの群れを見渡しているのです。

秋のバス釣りの恐怖はスピナーベイトで克服

Strikezone Master Blaster1/2oz/Photo by scout.com

 

水深60センチ~1.8メートル(水温21℃~26℃)

If you’re a confident shallow-water angler, this stage of the transition is when you’re in your ultimate comfort zone. The bass and the shad will become a bit more widely spread, meaning your “junk fishing” skills will come in handy.

“Any isolated cover is absolutely key right now,” Batts said. “You can cast to the visible balls of shad in the middle of these creeks, but you’ll most likely end up catching a bunch of small schoolers. The larger fish are loners—they don’t want competition—so you’ll want to carefully dissect docks, stumps and shallow, irregular grass lines close to the bank. Make repeated casts to these strategic ambush points because they’re certainly high-percentage areas.”

Batts suggests using a versatile 3/8-ounce spinnerbait, such as a Strikezone Edgebuster. It’s heavy enough to collide with deeper stumps and brush piles, yet lightweight enough to wake just beneath the surface around dock posts and grass lines.

あなたがシャローに自信のあるアングラーであれば、この移行段階はあなたの究極の快適ゾーンにいるときです。 バスとシャッドは少し広がっていますので、あなたの “ジャンクフィッシング"スキルが発揮されるでしょう。

「孤立したカバーは絶対に重要です。これらのクリークの真ん中にいる目に見えるシャッドの群れに投げ込むこともできますが、ほとんどの場合、小バスの数釣りになります。 大型の魚は競争を望んでいない一匹狼です。そのため、短い桟橋、スタンプ、シャローのウィードエッジが不規則にバンクに近づいているようなところにいたいと考えています。 彼らのようなバスが高い確率で居座るので、こういった戦略的な待ち伏せポイントへのキャストを繰り返し行います。」

バッツは、ストライクゾーン エッジバスターの3/8オンスのようなバーサタイルなスピナーベイトを使用することを勧めています。 ディープのスタンプやオダと衝突させることができるほどの重さがあり、桟橋の脚やウィードエッジ周りの水面直下の早巻きができるほどの軽さがあります。

 

水深60センチ以内(水温16℃~21℃)

When the water temperature hits this range, stealth becomes a key component in Batts’ strategy. A well-placed cast can prove fruitless if your spinnerbait is too heavy.

“At this point, the shad are as far back in the creeks as they can go,” Batts said. “The bass have ‘em herded into small, easy-to-predict areas, but you have to use a subtle spinnerbait. I use a 1/4-ounce Strikezone Edgebuster because if you use one much heavier, it’s going to sound like a basketball landing in the shallow water and will totally spook the fish. A smaller spinnerbait will also increase your efficiency because you won’t be scraping the leaves and pine straw off the bottom.”

Although Batts uses willow leaf blades for the large majority of his fishing during the fall transition, he’ll often switch to Colorado blades in this situation. Remember, the backs of these creeks are more prone to heavy runoff and muddy water, so the increased vibration and water displacement of a larger blade will allow the bass to easily find your spinnerbait with its lateral line.

水温がこの範囲に達すると、フィネスさがバッツの戦略の重要な要素になります。重いスピナーベイトを使ってしまうと、いい場所にうまくキャストできても無駄になってしまいます。

「このタイミングは、シャッドも行ける限り川の奥の方まで行っています。 バスは、予測しやすい小場所に集まっていますが、フィネススピナーベイトを使用する必要があります。 1/4オンスのストライクゾーン エッジバスタースピナーベイトを使用します。なぜなら、重いものを使用すると、シャローウォーターに叩きつけられたバスケットボールのように聞こえてしまい、魚を驚かせてしまうからです。小さなスピナーベイトは、ボトムの葉っぱや枝を拾ってくることがないので、効率も上がります。」

バッツは、秋の移行期の大部分をウィローリーフブレードで釣っていますが、このタイミングではコロラドブレードに切り替わります。これらのクリークのバックウォーターは太い流れや濁りが入りやすいことを覚えておいてください。大きなブレードの振動と水押しは、バスの側線に訴え、スピナーベイトを簡単に見つけやすくなるのです。


 

秋のスピナーベイト戦略、いかがでしょうか。

主にリザーバー系のフィールドのことを指しているのでしょうか。秋が深くなるにつれ、バスが本湖からメインリバーチャンネル、そしてクリークアームをベイトフィッシュとともに遡上していく様子が順を追って書かれていて、イメージしやすいですね。

しかも、目安となる水温まで書かれていますので、リザーバー系のフィールドをホームにされる方にとってはなおさらイメージしやすいのではないでしょうか。

私はあまりリザーバーでの経験がありませんので、すぐにピーンと来る感じではないのですが、先日の相模湖釣行があったおかげで、以前よりもイメージしやすくなったと思います。

相模湖で1回釣りしたくらいで分かるわけないでしょう!と思われるかもしれませんが、実は私が釣った翌々日くらいに大きな大会があり、私は主にクリークアームの上流であまり釣れなかったのが、翌々日の大会では上位の方は本湖からメインリバーへの入り口で釣っていたらしいんです。

大会上位の方は、この記事と照らし合わせるとバッチリ合っているということになります。

そんな悔しさがあったため、この記事は「やっぱりそうだったんだ」と思わされることになりました(笑)

悔しいですが、勉強になりました。こういう流れって、とても面白いです。

 

だからといって次に行ったときはスピナーベイトで釣れちゃうんだろうかと言えば、そんなに甘くもないはずで、答え合わせをしに行って、また新たな疑問を持ち帰ればいいのではないかと思います。

慣れない釣りや苦手な釣りを克服するのは時間がかかりますが、逆に、まだまだ楽しめる時間はありそうです。

しかしそういえば…、そろそろ他の魚も釣りに行きたいんですけどね…バス釣り楽しいんですよね…(笑)

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!