ハイプレッシャー野池でのバス釣り

ハイプレッシャー野池でのバス釣り
Photo by anglers club.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Tactics for Pressured Pond Bass”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:anglersclub.com ”Tactics for Pressured Pond Bass”

皆さんのお住まいの地域は、都会でしょうか、田舎でしょうか。

私が住んでいるところは、全国的に見ると田舎の方だと思います。人口密度が低く、自然も多く残っているという感じです。

私はこれまでのバス釣り生活の中で、人並みくらいには全国の色々な釣り場へ出掛けましたが、その中で、私の住んでいるところは比較的バスがスレていない部類の地域だということが分かりました。

そしてもちろん、恐ろしいほどのハイプレッシャーな地域やフィールドにも出かけましたが、そういうところへ行くと本当に厳しく、何をやってもダメ、魚がいる気がしない、むしろいない。と思わされたことが何度もあります。

しかし、そんなフィールドでも、釣っている方はちゃんと釣っているんですよね。

育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めませんが、そういうことを実感すると、ハイプレッシャーなフィールドがあるところで育ってくると、釣りが上手くなるのではないかな、ような気がしました。まあ、それは個人的な印象ですので、本当のところはどうかはわかりません。

しかし、ハイプレッシャーなフィールドでも釣る人は釣るという事実は、それに適した釣り方があるということですよね。

この記事は、アメリカの釣り専門ウェブ雑誌「アングラーズ クラブ」の記事で、ハイプレッシャーな野池でバスを釣るために気を付けなければならないことが書かれています。

果たして私は何に気を付ければ良かったのか。同じようにハイプレッシャーなフィールドが苦手という方は、ぜひ読んでみてください。

まずはバス釣りを止めないで!

引用文(タップすると開きます)

The locations of these ponds drive their popularity, not the quality of the fishing. This is unfortunate, as beginning bass anglers often start out fishing in these types of waters. Baffled by wary pond bass a half-dozen times, the new hobbyists toss their rods in the garage, hang up their hooks and begin looking for a new pastime. Don’t let yourself suffer the same fate. You can have success fishing these high-pressure ponds. You just need to understand why these bass aren’t biting, and learn how to address those issues.

こういう池というのは、釣りの質ではなく場所によって人気が高いのです。 初心者のバスアングラーはこういった池から釣りを始めることも多いので、少々運が悪いようです。 スレ切った池で6時間も釣りをすれば途方に暮れてしまい、家に帰ったら物置にロッドを投げ入れ、新しい趣味を見つけに行ってしまうというものです。

そんなことがあっても苦しまないでください。 そんなハイプレッシャーな池でも釣ることができます。こういう池のバスがバイトしない理由を理解し、その問題にどう対処するかを学べばいいのです。

野池のバス釣りに求められるもの

引用文(タップすると開きます)

Bass must be careful to survive, which makes them keen to avoid scary critters lurking near the water’s edge (like you and your fishing buddies) and obnoxious lures that cut through the water. The small size of a pond exacerbates this issue, as the ratio of anglers to shoreline rises sharply. To have success in such ponds, you must reduce your impact to avoid spooking your quarry. Instead of stomping down to the water, rummaging through your tackle box and chucking the biggest plug you have into the water, you want to fish like a covert operative would. Stealth is the name of the game. Downsizing your lures and using finesse-oriented tackle will certainly help you avoid spooking the fish, but the most important part of the puzzle is creating as little disturbance as possible. You want to sneak up to the water, blend in with the background and – as much as is possible – fish when few others are on the water.

バスは生き延びるために必死です。彼らはあなたや釣り仲間のようなバスにとって恐ろしい生物が水辺の近くに潜んでいて、それらが投げているであろう水中を通るルアーをなるべく避けたいと思っています。 ショアラインに対しての釣り人の数が多くなってしまいがちな小さな池ほど、この問題は悪化します。

こんな池で成功するためには、あなたの狙っているバスをスレさせてしまわないように、あなたの影響を減らす必要があります。 水に足を入れたり、タックルボックスをかき回したり、あなたが持っている大きなプラグを水辺に落とすのではなく、忍者のように釣りをするべきです。 ステルスが最大のキモです。

確かに、ルアーのサイズを小さくし、フィネス系のタックルを使用することで魚をスレさせないようにすることができますが、ここでの最も重要な部分は、できるだけおとなしくすることです。 あなたは水辺に忍び寄り、背景と溶け込み、そしてできるだけ人がいない時に釣りをすることです。

カモフラージュする洋服

引用文(タップすると開きます)

While hunters, birdwatchers and others who pursue critters through the wild eagerly don camouflage clothing, anglers routinely hit the water looking gaudier than a chartreuse and red spinnerbait. Dressing like this is sure to reduce your chances of bagging a bucket mouth. Bass have good vision, and they are likely to spook if they spot you near the shore. Instead, take a hint from the critters that hunt bass and cloak yourself in clothing that blends in with the backdrop. If you are fishing in a small pond surrounded by forest, wear earth tones or traditional camouflage patterns. If you are fishing on a golf course, with nothing but blue sky at your back, throw on a light blue or gray shirt. You can even keep a lightweight windbreaker or poncho with you in a different color than your shirt. This will allow you to have two different colors in your arsenal, in case the pond has different types of backdrops.

熱心に獲物を追いかける猟師やバードウォッチャーが迷彩服を身に着けているのに、釣り人はチャートや赤の派手なスピナーベイトを投げています。 このような色の洋服は、バスがルアーを口にする可能性を確実に減らすでしょう。 バスは視力が良く、岸の近くにあなたが立っているのを見つけると警戒してしまう可能性があります。
 
こういうときは、バスが普段から獲物にしている生き物からヒントをもらい、背景に溶け込むような服を身に着けてください。 あなたが森に囲まれた小さな池で釣りをしているならば、地味な色やよくある迷彩柄の服を着用してください。 背景に青空以外に何もないような開けた場所で釣りをしている場合は、水色または灰色のシャツを着てください。 シャツの色が違っても、パーカーやポンチョなどでそうしてもいいです。 池の背景の種類が違った場合に、これで2つのパターンに対応することができます。

静かに歩く

引用文(タップすると開きます)

Ever since you were a child, you have been told to be quiet around the water so that you do not scare the fishes. While it’s true that loud noises are likely to spook bass, most people concentrate on the wrong types of sounds. Contrary to popular perception, bass are essentially deaf, thanks to the poor connection between their swim bladders and inner ears. Experiments have shown that bass do not respond to most vibrations humans would characterize as “sound.” However, they can perceive low frequency sounds, primarily through their lateral lines. This means that while your voice is unlikely to spook bass, strong, low frequency vibrations may. For example, heavy footsteps, which send powerful, low-frequency waves through the water, almost always spook fish. Accordingly, it is important to place your feet lightly as you approach the shoreline. Take your time and move deliberately while making your way down that washout or negotiating a tangle of branches. You also want to avoid slamming your tackle box on the ground or dropping your multi-tool at your feet.

あなたが子供のころからずっと、釣りをするときは静かにしなさいと言われてきたと思います。大きな音がバスをスレさせてしまう可能性が高いというのは事実ではありますが、多くの人は音についての誤解があります。

一般的な認識とは反対に、バスは内耳と浮き袋が干渉して、基本的に音には鈍感です。実験では、バスは人間が音として認識しているほとんどの振動に反応しないことを示しました。しかし彼らは、側線を通して低周波の音を知覚することができます。これは、人間の声がバスに届くことはなくても、低い周波数の強い振動は察知することを意味します。

例えば、強い低周波を水中に送る大きな足音は、常に魚に届いています。したがって、水辺に近づくときには足音を消すことが重要です。時間をかけて流れの強いところから回り込んで釣り場に入るか、枝がごちゃごちゃしているところを上手くすり抜けて慎重に動いてください。また、タックルボックスを地面に強く置いたり、道具を足元に落としたりしないでください。

タイミングを見計って行こう

引用文(タップすると開きます)

Bass prefer to forage in the early morning and late afternoon, but they will adjust their behavior to cope with angling pressure. If the pond gets crowded in the afternoons, the pond bass will often cease feeding during these times. So, for the best results, you need to fish when nobody else is. Most anglers visit the water after work or on weekend afternoons, so avoid these times. Instead, concentrate your efforts during after dark (when and where it is legal to do so) or near dawn. It’s often possible to be the only one on the water if you set your alarm sufficiently early. If you’re fortunate enough to have free time during the workweek, get out on the pond while everyone else is at work. Provided that it’s safe to do so, you can also consider fishing in inclement weather. Few recreational anglers are willing to battle the elements, but if you’re willing to put up with a little rain or wind, you will often find the fish are less wary during these times.

バスは早朝と夕方にフィーディングすることを好みますが、フィッシングプレッシャーに対処するために自らの行動を調整します。 池が夕方に混雑していた場合、池のバスはその時間にフィーディングすることをやめるでしょう。 ということは、良い結果を得るには、誰もいないときに釣りをする必要があります。

多くの釣り人は仕事の後や週末の午後にフィールドに訪れるので、その時間帯は避けてください。 そのときはもっと暗くなってから(それが禁止でないのであればですが)または夜明け近くに釣るようにしてください。 目覚ましのアラームを早く設定することで、フィールドは自分ひとりになることも可能です。 あなたが仕事の時間を自由に調整できるのであれば、他のみんなが仕事をしているときに池に出掛けてください。

安全が優先ですが、悪天候での釣りも考えに入れます。 多くのサンデーアングラーは、厳しい条件での戦いを好みませんが、雨や風に少し我慢できるようであれば、このタイミングは魚の警戒心が弱いと感じることがよくあります。


プレッシャーが高い野池ではどんなタックルを使い、どんなテクニックで釣ればいいのか、ややもするとそういう話になりがちですが、その前にできることがある、といった感じですね。

それは服装であり、足音や物音であり、釣りをするタイミングという感じでした。

特に足音や物音については、気を付けるだけですから、タダでできます。

ハイプレッシャーに強いタックルやルアーを揃えたり、迷彩服を買うのはお金がかかりますが、足音や物音に気を付けるだけで釣れる可能性が上がるのであればかなりお得です。

私ももちろん小さいころから親に「釣り場で足音を立てるな」と教わってきました。しかし今思うと、大人になってちょっと釣りが上達したからといってハイプレッシャーなフィールドであまりにも考えなしに水辺に立っていたということはあったような気がします。

私が良く見ている、ジャッカルの水野浩聡プロのおかっぱりの動画の釣りを見ていると、見えバスを見つけた時など、カメラマンを「動かないで」という身振りで制して自分も身をかがめ、そっとキャストして仕留めるといったシーンを良く見ます。

上手い人ほど、そういうところに気を使っていることが分かります。

よく釣れる池で釣りをする方が楽しいという感じもありますが、たまにはあえて超ハイプレッシャーフィールドへ行き、自分の実力を試したり他の人の釣りを見るというのも、早く上達する方法なのかもしれません。

また、逆にいつもハイプレッシャーなフィールドでしか釣りをしてこれなかったという方は、ぜひ長野の野尻湖や木崎湖などのフィールドへ出掛けて、ハイプレッシャーから解放された釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

私ももっと行ったことのないフィールドへ出掛けてみたいです。

それでコテンパンにやられても、それも釣り。

東京ディズニーシーのインディージョーンズのアトラクションの出口に書いてある「アドベンチャーに終わりはない」という言葉が大好きな私は、冒険心が満たされるのが好きなのかもしれません。

私の話はどうでもいいですね、すみません(笑)

それではまた。

毎度ありがとうございます!