バス釣りの「運」と「準備」の関係
立派なバスプロの方々はバス釣りで成功した時には運が良かったと言い、失敗した時には運のせいにせず、準備不足だったと言います。つまり、運と準備は表裏一体で、相互関係にあるということです。では、運を味方につける準備とはどのようなものなのでしょうか。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”THE ELEMENT OF LUCK”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bayoulifemag.com”THE ELEMENT OF LUCK”by Kenny Covington
釣りの話をしていると、必ず出てくる「運」というワード。
私はオカルト大好き人間ですので、運は存在するものと考えていますし、運によって釣果が左右されることはあると思っていますし、あってもいいと考えます。特に私のようなファンフィッシングをしている者にとっては。
しかし、プロアングラーの皆さんは、運は考えません。
少なくとも、運に任せるような釣りはしません。
彼らはトーナメントやメディア取材のためにあらゆる準備をし、細心の注意を払ってこれまでの経験と技術を現場に投入しています。
バスプロの方がトーナメントに勝ったり取材で釣ったことの解説をするとき、これは私の意見ですが、「このルアーを使ったからよかった」というコメントをしますが、これはスポンサー向けに出た商業的な言葉だと思います(もちろん真実も含まれていますよ)。
真実は、メディアで言葉にするにはあまりにも華がない地味な事…たとえば、他の選手よりも多くのことを試した、足音を立てないように集中した、船の向きが重要だった…このようなことが非常に重要だったのではないかと思うんです。
もしかしたらバスプロの皆さんにとっては当たり前すぎて些細な事のように思ってるから口にしないのかもしれません。
しかし、結果として、「運悪く」願いが叶わなかった多くのプロアングラーさんを私は見てきていますし、前向きに誠実に努力する方にこそ幸運が舞い込むことも見てきました。
そして立派なプロになるほど、成功した時は「運が良かった」と言い、失敗した時は運のせいにせず、準備が足りなかったと言います。
つまり、運と準備は表裏一体で、相互関係にあるということでしょうか。
それはいかにもオカルト好きな私らしく(笑)やや強引なこじつけかもしれません。
でも、もしそれが本当だとしたとき、運を味方につける準備というものには、具体的にどんなことがあるのでしょうか。
この記事は、アメリカテキサス州南東部にあるバイユー地方を中心とした生活情報ウェブマガジン「Bayou life」の記事で、プロアングラーでありライターのケニー・コヴィントン氏が、運を味方につけるための準備について共有してくれています。
ほんの些細なことかもしれませんが、今後の釣果に大きく関係する内容だと思います。
ぜひ読んでみてください。
使うルアーのフックサイズが合っているか
トップウォーターやクランクベイトなどのルアーを購入するとき、最初に目にするのはフックです。 自分で研ぐものもあれば、変えるものもあります。 また、ルアーのアクションに影響させない程度のなるべく大きなフックを付けることはできないかについても考えます。 この単純な変更により、フッキング率とキャッチ率が大幅に変わる可能性があります。
フックを交換する例として、人気のワッパープロッパーがあります。 大きいサイズのルアーには#2サイズのトレブルフックが付いていて、工場出荷状態でも充分鋭いものです。 しかし、試行錯誤の末、フックを#1/0のトレブルフックにしました。 ルアーのアクションは失わずに、フックが大きいので、よりビッグバスのランディング率が上がったと私は考えています。
ラインの種類と太さですべてが変わる可能性がある
個人的にはフロロカーボンラインは使用していません。 多くの人が使っていることは知っていますし問題ありませんが、フロロカーボンラインを使用していたことによるラインブレイクの話は、他のラインよりも多く耳にします。 特にトーナメントアングラーにとってそれは心をえぐられる思いだったでしょう。
私はさまざまなナイロンラインとPEラインを使用しています。 ナイロンラインはフリッピング/ピッチングまたはその他のソフトベイトで釣る時に使用します。 スピナーベイトやクランクベイト、トップウォーターでも使用しています。 もしラインの太さを1つしか選択できなかった場合は15ポンドにします。これで釣りの90%は対応できます。
フロッグ、バズベイト、ペンシルなどのより大きいトップウォーターには50ポンドのPEラインを使用しています。 ひとつ前の項目と同じように、使うロッドをラインスタイルやテクニックと一致させることも非常に重要です。
カラーは本当に重要か?
タックルボックスにある最高のルアーは頭の中でもう決まっているとよく言われています。 自信は、すべての変数の中でも釣り人の成功に重要な役割を与えるものです。 これまで自らが積み上げてきた自信に基づいて、ルアー、カラー、釣りをするエリアなど、フィールド上での決断をすることで、より良い釣り人になります。 魔法のカラー、ルアー、秘密のスポットはありません。 それらは自信を持つことであなただけのものを見つけることになるでしょう。
うまくいかなかった理由を考えること
私がトーナメントなどで1日をフィールドで過ごした時、誰にもバスが釣れなかったことはありません。 いつも誰かがバスを釣っています。 うまくいかなかった日は、何がうまくいかなかったのかはっきりさせるために、自分がしたことを正直に評価します。 釣りが速すぎたのか? 間違ったエリアで釣ってしまったのか? 自分に対するたくさんの質問があり、答えは簡単ではありませんが、練習と準備をすれば、釣りの決定におけるあなたの運という要素は最も必要のないものになります。
準備ができていればいるほど、運の要素は必要なくなる。上手くいかなかったことも正当に評価する。
そういうことをこの記事では言っていますね。
私は冒頭で、バスプロの方々はこれまでの経験や技術をもって細心の注意を払っていると書きましたが、その経験の中にはもちろん失敗も含まれているはずです。
近年大ブレイク中のバスプロである藤田京弥プロへの取材で、数々のルアー、改造ルアー(そのときはワームをちぎって使った)でキャストを試し、優勝パターンに辿り着いたという記事を読みました。
数々の実験をしたということは、その数だけ失敗をしたということになります。
練習では誰よりも多く失敗をしたということです。
また、青木大介プロのドキュメンタリー番組では、彼のガレージにスポンサー商品以外の他社製品がずらっと並んでいるのが映っていました。
青木プロもどんなルアーでも実際に使って試し、自分が勝つための釣れるルアーの開発に役立てるほか、もしかしたらライバル選手が使うルアーを試し、試合の日のライバル選手の行動までシミュレーションしていたのかもしれません。
そう考えると、彼らの強さは運ではないことは良くわかりますよね。
私も(それほど高いレベルで考えるわけではありませんが)、できるだけ運という要素に頼る部分を少なくし、釣れなかった日も正当に自分を評価できるようになりたいものだと思います。
でもですね…釣りのときはだいたいは撮影をするので、天気予報が雨予報でも「晴れてくれー」と願って運任せで出掛けたりすることもあるのですよね(笑)
この時点で運の要素が最大なわけですが(笑)
みなさんは釣れなかった時、運や他人やほかの事のせいにしたりしていませんか?
それではまた。
毎度ありがとうございます!