夏・シェードの中にいるバスを釣るには!?

2019年7月5日

夏・シェードの中にいるバスを釣るには!?
Photo by midwestoutdoors.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Catching Shadowline Bass”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:midwestoutdoors.com ”Catching Shadowline Bass”BRUCE EDWARD LITTON|JUN 12, 2019

ますます夏が本格的になりつつある7月、みなさまはどうお過ごしでしょうか。

生き物というものは不思議なもので、自分が快適であろうとします。好きな環境と苦手な環境があるんですね。

たとえば夏が好きな人は、ある程度暑いところでも平気で動けますが、夏が苦手な方は動けるどころか、冷房の効いた部屋から出たくもありません。

なぜそんな機能が備わっているのでしょうね。

おかげで私たちは、色々な個性の人とお付き合いすることができますし、熱い地域や寒い地域へ行かないと出会えない生き物に会いに行ったりすることができます。

バス釣りをする私たちにとってもこのことは重要です。

バスも生き物のひとつとして、私たちと同じうように得意不得意があります。特に環境が過酷になる夏や冬は、その行動が顕著になりやすいようです。

夏のバスを釣ろうとした時、メインの考え方のひとつに「水温の低いところを狙う」ということが言えると思いますが、そのひとつには日陰というものがあります。

私たち人間も、夏に屋外でランチをしようとした時、「あそこの日陰で食べようかな」と考えますが、日陰であることは何かを食べようとする気にさせる効果があるのではないかと思います。

この記事は、アメリカの中西部を中心とした総合アウトドアメディア「MID WEST OUTDOORS.com」の記事で、シェードライン(日陰と日向の境い目)のバスの狙い方が書かれています。

シェードではなく、シェードライン。

シェードラインを意識したことがない方にはぜひ読んでいただければと思います。

シェードの中のバス

引用文(タップすると開きます)

The “magic hour” early and late in the day isn’t the only time to catch summer largemouths. They eat all day. Higher water temperature means their metabolism burns more calories, so they fill that inner demand. It’s a matter of what they feed on, and how, instead of whether they’re feeding at all under that scorching sun. During the day, bass take whatever easy meal drops their way. Maybe a tadpole, a grasshopper or a leech. Bass even feed on nematodes and subaquatic insect larva. Bass are alert in warm water, often waiting in shadowy nooks to punch forward and engulf their prey. Bass eyesight is advantaged in dim light. They easily see prey illuminated beyond the shadowline, between relative darkness and sun-struck water. But, any forage fish a bass sees might get a pass. Forage fish tend to be skittish and on the move during daylight hours. A bass would burn calories it needs to conserve by making chase. A plastic worm, however, represents an easy pick for the bass. Besides, larger worms about eight inches long seem like worthy meals to them, filling that need for calories.

早朝や夕方といった「ゴールデンタイム」だけが、夏のラージマウスバスを釣るための時間ではありません。バスは一日中食べています。高い水温はバスの新陳代謝を活発にし、より多くのカロリーを消費することを意味しますので、バスはその需要を満たさなければなりません。つまり、バスが灼熱の太陽の下でエサを食べているかどうかではなく、何を、どのように食べているのか、ということが重要です。

日中のバスは、なるべく簡単なエサを捕まえて食べています。オタマジャクシ、昆虫類、ヒルなどもそうです。ミミズや水生昆虫の幼虫なども食べます。バスは高水温には用心深く、日陰側に引っこんで、捕食する時だけ飛び出してエサを飲み込みます。

バスの視力は薄暗い中でアドバンテージがあります。日が当たる場所と当たらない側があるところでは、そのシェードラインの向こう(日の当たる場所)に獲物がいれば簡単に見つけます。しかし、バスがそこにベイトフィッシュを見つけたとしても、素通りさせてしまうかもしれません。ベイトフィッシュは昼間は気まぐれに回遊する傾向があります。バスがそれを追い掛けてしまうと、節約したいはずのカロリーを余分に消費してしまいます。それがミミズなどであれば、バスにとっては格好のターゲットというわけです。その上、長さが約10センチ以上のものとなれば彼らにとって価値ある食事と考えます。そして、消費カロリーに対するニーズも満たされます。

ストレートワーム

引用文(タップすると開きます)

I’ve caught plenty of bass at high noon with temperatures in the middle 90s by fishing the edges between shadow and sunlight, pitching and casting unweighted plastic worms. Instead of using worms with frills like twister tails, I stick to a traditional style. They don’t even have fluted tails. By mounting them on 2/0 worm hooks, tying a fluorocarbon leader directly to 15-pound-test braid by uni-to-uni splice, even 8-inch worms work well on these hooks. I want as little weight as possible carrying that worm to bottom. When I’m fishing shadowlines with no cover or heavy weeds in the water, I just go with a plain-shank, size-2 hook. It’s sufficient without burying the point in plastic.

私は、気温32℃を超えるよううな日中、日影と日あたりのあいだのエッジをノーシンカーワームを投げて釣ることで、たくさんのバスをキャッチしました。 ツイスターテールのようなカーリーテールワームを使うのではなく、昔ながらのスタイルにこだわります。 シャッドテールでもありません。8インチストーレートワームを2/0ワームフックに刺し、15lbのPEラインにフロロリーダーを電車結びでつなげて使うことで機能します。 できるだけワームは軽い状態でフォールさせるようにします。 水中にカバーやウィードがない状態でシェードラインを釣るときは、ストレートシャンクの#2フックを使い、フックポイントも隠さなくても充分使えます。

カバーの中のバスを狙わない

引用文(タップすると開きます)

Despite my predilection for finding bass where they wait in ambush position underneath something, inches beyond the line between sunlit water and shade, the target zone is more important than cover. In some situations, there just isn’t any of that. Shade itself is enough. The depth I fish typically ranges from 2 to 12 feet. Even though August can get especially tough in the middle of the day, afternoon catches do happen in spots on the shallow side by applying persistent effort. If the bass are good size, as often is the case in waters that fish on the slow side, I feel it’s worth the effort in the heat.

何かの物陰に隠れて待ち伏せしているバスを釣るのがどれくらい好きかどうかに関わらず、日当たりと日陰の境い目を釣る場合、狙うべき場所はカバーよりも重要なところがあります。 状況にもよりますが、シェードそのもので十分なのです。

私が釣るレンジは通常、水深60センチ〜3.6メートルまでです。 8月になるとさすがに日中は厳しくなる場合がありますが、午後になれば日陰側で頑張り続けることでキャッチすることができます。フィールドの日陰側で釣りをしているとよくあることですが、バスのサイズが大きいため、暑さの中でも努力する価値はあると思います。

正確に、辛抱強く

引用文(タップすると開きます)

Fishing an unweighted worm involves an art of casting accuracy to hit a target space cleanly, and patience to let it sink slowly. You can’t cover water quickly—as you would with a swimming plug or spinnerbait—but, when you go get a worm in front of a bass, chances are good the fish will ease in on it and flex its jaws. Don’t complete a slow retrieve every time you cast. Often, all you need is the initial drop. If no bass takes the worm, quickly retrieve and cast to another likely spot. I catch summer largemouths on Senkos, but I only use them when I think bass may be more aggressive. Senkos happen to be especially effective, instead, on smallmouths because they sink faster. Since smallmouths are more aggressive than largemouths, they’re more likely to take a faster-moving bait. Whichever you choose, pitch or cast to the sunlit side of the shadowline. Any bass in the shade sees, in high definition, a tantalizingly slow-sinking treat. You can catch plenty if you don’t care to fish before breakfast or after dinner.

軽いワームで釣る場合には、ターゲットとなる場所にきれい入れるための正確なキャスティングと、ゆっくりとフォールさせるための忍耐が必要です。巻き物系のプラグやスピナーベイトのように広いエリアを素早くカバーすることはできませんが、バスの前にワームが行ったときには、ナイスサイズのバスが口を開けて食べにくる可能性が高いです。キャストしたらスローリトリーブすらしないでください。多くの場合、必要なのはファーストフォールだけです。バスがワームに食ってこない場合は、すばやく回収して別の良さそうな場所にキャストしてください。

私はヤマセンコーで夏のラージマウスバスを狙っていますが、バスの活性が高そうだと思う時だけ使っています。ヤマセンコーはフォールが速いので、むしろスモールマウスに特に効果的です。スモールマウスはラージマウスよりもアグレッシブであるため、動きの速いルアーを食う可能性が高くなります。

いずれにしても、シェードラインの太陽の当たる側にキャストするようにします。シェードの中にいるバスの多くは、ゆっくり沈んでいくごちそうをはっきりと見ています。早朝や夕方に釣りをしない場合は、これでたくさん釣れるでしょう。

夏・シェードの中にいるバスを釣るには!?
Photo by midwestoutdoors.com

夏は暑いですから、日中は特に外にずっといるのは大変です。

釣れていればまだしも、釣れない時間が続くと本当にきつく、くじけてしまいそうになることがありますよね。

そんな時は日陰を探し、日陰の中で釣りをすることが多くなると思いますが、そんな場所こそが釣るべきスポットと考えて良いようですね。良かったです。

シーバス釣りをされたことがある方はよくお分かりかと思いますが、シーバスもストラクチャーフィッシュとして有名で、フィーディングする場所にこれといったカバーがない場合、橋や建物から水面に落ちる影に隠れ、獲物を待ち伏せしています。

そんなシーバスを釣る場合、シェードの中にはルアーを通さず、シェードの中に入るかどうかというラインを通したり、シェードの際でUターンさせるようなラインでルアーを通します。 これは明暗パターンと呼ばれています。

バスの場合もこれと同じ性質のようですが、シーバスと違う点は、ルアーを横方向に通すのではなく、縦方向に落とす、といった感じなんですね。

よく覚えておきたいところです。

スモールマウスの場合は、虫パターンがこれに当てはまります。

オーバーハングの中に虫ルアーを入れた方がいいような気がしてしまうものですが、日が当たっているところに出るバスの方がサイズが大きい場合が多いんですよね。

スモールはシェードに隠れるというより、ディープの暗がりをシェードに見立て、水面の方を見ています。

そして水面に落ちてきた虫っぽいシルエットに反応し、一気に水面まで浮上してバイトします。

ですので、虫パターンでサイズを狙いたい場合は、ブレイクラインの外側、オーバーハングの外側の日が当たっているところ、そんな感じを意識してみるといいかと思います。

実際、サイズもそうですが数も出るかと思います。

問題はスモールが好きなカラーか、好きなシルエットかどうかというところだと思いますので、そこは試行錯誤といった感じでしょうか。

いろんなカラーを試してみるのが一番いいのですが、それにしても実績のあるルアーを使うことが近道だと思います。

当店のおすすめはなんと言ってもこちらです

http://www.nojiriko-fishing.com/smartphone/detail.html?id=000000000076

野尻湖生まれの虫ルアー、イケチュウは飛距離もいいですし針持ちもいいですし釣れるしで言うことなしです。

いくつかのカラーを用意して、その日に一番反応がいいものを使えばいいかと思います。当たりカラーは日替わりになる可能性が高いので、事前情報はあてにしないようにしてくださいね。

http://www.nojiriko-fishing.com/smartphone/detail.html?id=000000002293

青木虫MIDはノーマル青木虫よりも耐久性が高く自重もありながらハイフロートという素材を使っているため、ノーマル青木虫のよく釣れる能力を持たせたまま、よく飛び、さらに針持ちも良くなったという、最強の虫ルアーのひとつです。

メーカー的には本来は動かして使うための虫ルアーという位置づけですが、スモールの場合は止めておいたほうがいい場合が多いため、長いラバーは少しカットして使うといいかと思います。

今年も虫パターンの季節に突入します!

暑い季節ですが、部屋から出たくないなどと言わず、日中もガンガン水面に出るスモールの虫パターンを楽しみにお出かけください!

今年の傾向はどんな感じになるのでしょうか。楽しみですね。

それではまた。

毎度ありがとうございます!