【小ネタ】バスの利き腕? Part2
本当にどうでもいい話かもしれませんが、本日はバスの利き腕(?)について、新しい情報が入りましたのでぜひお伝えさせていただきたいと思います(笑)
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Lefty, Righty Bass”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:in-fisherman.com ”Lefty, Righty Bass”by Rob Nuemann
私は以前、このブログにて「バスには利き腕があるのではないか?」というようなことを書かせていただいたことがありました。
「バスが釣れると、だいたい口の同じ側にフッキングしている気がする…」始めはかなりふわっとした妄想に近い感覚だったのですが、特に携帯電話のカメラ機能が充実してきた頃から、釣ったバスを持って自撮りする機会が増えるにつれ、偏りがあることに確信を持つようになっていたんです。
ただ、「それがどうした」ということでしかありませんし、言っても誰も信じてくれないだろうということで、特に口に出すようなこともしていませんでした。
実際、上の記事でも、水中映像で確認しましたが、はっきりとした偏りは見られませんでしたしね…。
しかし、同意して下さる方もいらっしゃいました。
おかしな提案にもかかわらず、同意していただいたさんぐーさんありがとうございました。
このときは自分でも過去最低の記事だなあと思っていたのですが、なんとこの度、私に新しい情報が舞い込んできたのです。
これからご紹介する記事は、アメリカのルアーフィッシング専門メディア「In-Fisherman」の記事で、同番組に出演しているロバート・ノイマン博士が書いたものです。
ノイマン博士はバージニア工科大学で水産野生生物科学の理学士号を取得している方なんですが、そういう方が「バスに利き腕がある」ということを研究されていたそうなんです。
どうでもいいようで、個人的には非常に気になる記事です。早速読んでいこうと思います。
右利き、左利きのバス
研究室より—特定の魚種については、左利きと右利きに分けられることが分かっています。体が左右対称かどうかを見ると、シクリッド(ティラピア)、ラージマウスバス、ブルーギルなどでは左右対称ではないことが見られるため、すべての魚種で右利きまたは左利きに分類できるといえます。たとえば、アフリカのシクリッドの一部の種では、口の開口部が中央ではなく、左または右にわずかにズレています。筋肉や骨の発達が左右非対称であるということは、右利きと左利きの魚になるということにもつながります。筋肉は、左利きの個体は体の左側がより発達し、体は頭の左側がより前方に向かってC字型にふくらんでいき、右側は反対の形になっていきます。
最近の研究では、ラージマウスバスが左利きまたは右利きかによってフィーディングの仕組みにどのように影響するかを調査しました。研究者の間では、左利きのバスがルアーにバイトすると右側に反転して口の左側に引っかかり、右利きのバスは左に反転するため口の右側に引っかかると予想していました。
1つ目の実験では、7匹のバスが水槽に入れられ、テストアングラーによりゲーリーヤマモト・カットテールワームにがまかつ314の#1/0フックでバスを誘いました。カメラによりバイトとフックを記録し、バスとアングラーはお互いを見ることができないようにしてありました。 12回のフッキングの結果、やはり反転する方向と反対側にフックが掛かる結果が示されました。また大部分のバスが、左に反転して口の右側にフッキングしていました。
2つ目の実験では、池にいるラージマウスバスを対象に、テストアングラーがルアーで釣りました。バスが釣れるたびに、フックの位置が記録されました。 24日間の実験の後、頭をどちらかに反転したと仮定して、すべてのバスを右利きまたは左利きのどちらかに分けてみました。ここではより顕著に、バスの利き腕の側と同じ側にフッキングしており、ルアーに対していかに早くスタートしていたかどうかに影響されることを示しました。研究者たちは、フックのかかっている位置を見ることは、そのバスが左利きか右利きかを示す信頼できる指標であると結論付けています。
どうやら、「バスには利き腕があるようだ」という考え自体は間違っていないかもしれません。
しかし私が言いたかったのは、私が釣るバスを見ていった結果、多くのバスが口の左側にフッキングしているため、 「バスの多くは左利きかもしれない」ということだったんです。
この記事によると、そういうことはなさそうですので、改めて私の説は覆されてしまっただけでした(笑)
でもですね、私の釣るバスの写真では口の左側に針やルアーが掛かっていることが多いのは事実なんです。
この記事の中での2つの実験結果でもあったように、水槽での実験と池での実験では結果が変わりました。
ということは、住んでいる場所によって違いや偏りが出るのかもしれません。
たとえば極端な話、川では、一生を左岸で過ごす魚と右岸で過ごす魚とでは筋肉の発達具合はかなり違いが出るはずですから、めちゃくちゃ広い川の左岸と右岸で魚を獲ったら結構な偏りが出るかもしれませんもんね。
ではこれが、どう釣果に結びつくのかといいますと…本当にすみません、よく分かりません…(笑)
偶然にも、私のしょうもない説を真面目に研究されている偉い方が書いた記事を見つけてしまったものですから、鬼の首を取ったかのように自慢したかっただけなんです…。
うっとうしくて本当に申し訳ありません(笑)
ひとつだけ言えるとすれば、これが私のバス釣りの楽しみ方のひとつでもあるということです。
「なんだか変だ」「これってまさか」「そういえばいつもそうだ」そんなことを見つけては疑問を残しておいたりして、勝手な妄想を膨らませる。
人に言うと笑われたりもしますが、関係ありません。自分が楽しんでいればいいと思うんです。ぜひみなさんも、そんな「わたしの説」を見つけ出してみてくださいね。
いえ、実は皆さんにも本当はすでにあるのではないでしょうか。もしかしたら自分だけが気付いているかもしれない事実が。
そういう話はとても面白いと思いますので、なにかありましたらこっそり教えてくださいね(笑)
それではまた。
毎度ありがとうございます!
2021年2月2日 追記
とある方からのDMで情報をいただきましたのでご紹介させてください。
私の経験上、北半球では左に反転する個体が多く、南半球では右に反転する個体が多く、赤道近辺では、太陽の位置により違いが出る。 と、言うものでした。 地球の自転の影響で、動物には回転しやすい方向が存在します。 針に掛かったマグロが、北半球と南半球では、逆回転で上がって来ます。 なので私は、地球の自転の力である、コリオリが大きく関わっていると推測出来ます。 更にコリオリに加え、太陽の位置等の二次的要因で反転する方向決まってると推測されます。
いただいたDMより
ということでした。以前の記事では私はバスは右側に反転すると考えていましたので、私の感覚と、この方の経験では逆の結果となりますが、私の浅はかな感覚よりもこの方の経験の方が正しいのではないかと思います。
嬉しいような、悲しいような(笑)
しかし、結果が間違っているとしても私の楽しみ方は変わりませんし、こうしていろんな方からご意見をいただけることを非常に嬉しく思います。本当にありがとうございます。
またなにか間違いやご意見等ございましたら、ぜひこちらまでお寄せくださいませ。