チャターベイトとスイミングジグ(スイムジグ)の使い分け

2019年8月22日

チャターベイトとスイミングジグ(スイムジグ)の使い分け
Photo by fishsens.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Swim Jig vs. Vibrating Jig”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:fishsens.com ”Swim Jig vs. Vibrating Jig”April 25th, 2019

ラバージグのスイミングとチャターベイト。

ラバージグというルアーを泳がせて使うという発想と、それに振動を加えるブレードというオプションを付け、さらに発展させたものがチャターベイトという感じでしょうか。

(ちなみにアメリカではチャターのことは主にバイブレーションジグまたはブレーデッドジグと呼ばれています。)

スイミングジグとチャター、どちらもビッグバスを釣る力のあるルアーという印象が個人的にはあります。

さらに、巻きモノというジャンルで考えると、どちらのルアーもあらゆるレンジで、あらゆるスピードで使え、トレーラーワームのことまで考えると非常に汎用性の高いルアーだと思います。しかもよく飛びますよね。

しかしご存知の通り、スイムジグとチャターは似ているようで全く別の性格を持っています。2つのルアーのことをよく理解する必要はあると思います。

そして、この2つのルアーの使い分けをマスターすれば、かなりバス釣りが有利になるのではないかと思います。

私が特に注目しているのは琵琶湖のバスフィッシングガイドの皆さんの釣りで、シーズンの移り変わりに合わせてチャターとスイムジグを使い分けて釣果を出しているように見えます。きっと彼らには、なにか明確な考え方があるのだと思います。

でも、もしそれが分かったとしても、なかなか琵琶湖と同じ環境を日本で再現することはできないですし、琵琶湖での使い分けを知っても、他のフィールドで応用するのは難しいのかもしれません。

どこでも通用するような使い分けを知りたいものです。

この記事は、アメリカの釣り用アプリ開発メーカー「FishSence Technology」のブログ記事で、チャターとスイムジグの使い分けについて解説されています。

みなさんのホームフィールドの状況を想像しながら読んでみてはいかがでしょうか。

どこで使うか

引用文(タップすると開きます)

Generally, I am going to be using a vibrating jig anytime I am fishing around emergent grass and also when fishing docks. The swim jig is my go-to when I am fishing around wood, shallow grass, lily pads and reeds. Basically anywhere that a vibrating jig would get hung up too much. The great thing about both of these lures is that they are a great way to imitate both bluegill and shad by simply adjusting my color of jig and trailer. Like any other moving bait, a little wind is always going to help, but when the water is muddy, I find that some sun seems to help the bite.

私の場合は、水面まで伸びたウィードの周り、桟橋の周りで釣りをするときにチャターを使います。 スイムジグはウッドカバー、シャローウィード、リリーパッドやアシの周りで釣るときに使います。 基本的にはチャターでは根掛かりしてしまうような場所です。

この両方のルアーについての素晴らしいところは、ジグとトレーラーのカラーを調整するだけで、ブルーギルとシャッド、両方を模倣することができるということです。 他の巻き物系と同じように少し風がある方がいいのですが、濁りがあるときは太陽が出ている方がバイトが多いように感じています。

水面まで伸びたウィード

引用文(タップすると開きます)

This situation is one of the best places to use a vibrating jig, and it could be hydrilla, milfoil, or coontail. These are all great types of vegetation, especially early in the year. What I like about the vibrating jig is how cleanly it comes through this grass. If you run into a clump, the blade and vibration tend to clear itself of the grass quickly. In these situations, I like to cover as much water as possible as bass are generally in specific spots and everything appears to be the same in vast expanses of grass. I am always looking for clumps of grass and hard edges as these congregate the fish. I’ll also vary my retrieve and even adjust the size of my vibrating jig to reach different depths. The smaller ¼oz size is something I use roughly a quarter of the time and will pick this one if I am fishing just below the surface. The size I use the most is the 3/8oz, which covers many different scenarios. I’ll go to ½oz about 25-percent of the time when I am fishing deeper. Another thing I like to mix up is the trailer as that helps change the action of the bait. I use the Yamamoto Zako often, but will also use a small paddle tail swimbait. If I want to slow down the bait; something with aggressive flapping craws helps.

この状況はチャターを使用するのに最適な場所の1つであり、ホテイアオイ、カナダモ、マツモなどのことです。これらはすべて、シーズン初期のころから有効になる植物です。私がチャターについて気に入っているのは、こういった植物をうまくかき分けて通すことができる点です。ウィードに当たったとしても、ブレードと振動によりウィードを自分自身で取り除くような動きをします。

こういった状況では、バスは一般的に特定のスポットにいますので、広大なウィードエリアをすべて同じようにきるだけ広い範囲をカバーするようにしています。私の場合はウィードの濃いところとウィードエッジがはっきりしていることろに魚が集中していると考え、それを探しています。

また、リトリーブスピードを変えたり、チャターのサイズを調整して、さまざまなレンジにアジャストすることもできます。1/4オンスの小さなサイズは私が全体のおよそ4分の1ほど使っているものであり、水面直下を釣る場合はこれを選ぶでしょう。私が最もよく使うサイズは3 / 8ozで、これはさまざまな状況で使えます。あとの4分の1はディープを釣る時で、1/2オンスを使います。

合わせて考えたい部分は、ルアーのアクションに影響するトレーラーのことです。私はよくゲーリーヤマモト・ZAKOを使用していますが、小さなシャッドテールも使用します。リトリーブスピードを遅くしたい場合は、クロー系のトレーラーを使います。

桟橋

引用文(タップすると開きます)

One great thing about a vibrating jig is how well you can skip it. It is a great way to catch bass around docks, and when the shad are spawning around this location, it can be one of the best ways to catch them.

チャターについての素晴らしいところのひとつは、スキッピングがしやすいところです。 それは桟橋の周りでバスを釣るときに最適な方法です、そしてこの場所の周りでシャッドが産卵しているとき、チャターはバスを釣るためのベストな方法の1つであると言えるでしょう。

ウッドカバー

引用文(タップすると開きます)

When I am around wood, I’ll pick up a swimming jig, and I prefer a standard jig instead of one designed as a swim jig. I’ll fish it with a steady retrieve and use my rod to impart the action as I am bringing it back to the boat.

ウッドカバー周りを釣ろうとした時、私はスイミングジグを手にするでしょう、そしてなおかつ、私はスイミングジグとして売られているものよりも、普通のジグが好きです。 ロッドを通してアクションの感触が伝わってくる程度のステディリトリーブでボートまで回収します。

シャローウィード

引用文(タップすると開きます)

When I am fishing vegetation around the shoreline, whether it is bank grass, pads, or reeds, I like to use a standard swim jig with a pointed nose that comes through cover better. Usually, I have a pretty simple retrieve and fish it similarly to how I fish a vibrating jig. For trailers, I like paddle tail swimbaits as they give the jig a great action and with so many colors available it is easy to match the forage the bass are feeding on.

ショアライン沿いのウィード、リリーパッド、アシなどを釣っている場合は、私はよりカバー内を通しやすいスイミングジグを使うのが好きです。 これも、チャターの釣り方と同じように、かなりシンプルなリトリーブで釣っています。

トレーラーですが、私はジグに素晴らしいアクションを与えるということでパドルテールのスイムベイトが好きで、それには非常に多くのカラーがラインナップされており、バスが食べているエサに合わせるのも簡単です。

チャターベイトとスイミングジグ(スイムジグ)の使い分け
Photo by fishsens.com

この感じからしますと、チャターにはやはり鼻先にあるブレードがありますので、ブレードが引っ掛かるようなところでは使わないという感じなんですね。

または岸際のベジテーションエリア、これはフィッシングプレッシャーが高くなりがちということでチャターではなくアピールの弱いスイムジグということなのかもしれません。

どちらもキャストしたらステディリトリーブということで使い方は非常にシンプルなのですが、逆に言えば同じ使い方でないと使い分けにもなりませんから、使い方は同じで、使うシチュエーションだけ違うということなんですね。

私自身、チャターやスイミングジグを多用していくタイプの釣り人ではありませんので、これらのルアーを使いこんでいるわけではありませんが、これを読むとあらためて「面白うそうだなあ」と思いました。

しっかり使い分けていければ、どちらもビッグバスハンターで通っているルアーですので、ビッグバスへの期待が高まりそうです。

シンプルな使い方、シンプルな使い分けですので、しっかり理解して行きたいなと思います。

使う場所がそもそもカバー周りですので、タックルは強めのものを使わなければいけませんね。みなさんもそのあたりは、お気を付け下さいね。

それではまた。

毎度ありがとうございます!