雨上がりのバスを釣るには

雨上がりのバスを釣るには

Photo by shopkarls.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Bass Fishing After The Rain: How To Target Post Frontal Bass”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:shopkarls.com ”Bass Fishing After The Rain: How To Target Post Frontal Bass”

 

皆さんには行きつけのフィールドというものがありますでしょうか。

いつものフィールド、よく行くフィールドというのは、やはり自分にとって最も得意な釣り場になるかと思います。

バスという魚は習慣で生きる生き物ですから、バス釣りもそのバスの習慣に合わせてあげることでより釣りやすくなるんですよね。

よく行くフィールドというのは、理由まではよく分からないとしても、バスが良く釣れる場所、バスが良く釣れる時間帯、よく釣れるルアーなんかがピンポイントで分かってきたりします。通えば通うほど、そこに住むバスの習慣のことがよく分かってきます。まさに得意なフィールドです。

そうした中から自分にとっての得意なルアーや釣り方なんかが生まれてきて、自分の釣りのスタイルまで作られていくということにもなるのではないかと思います。

しかし、そんな得意なフィールドにも裏切られることがあるんですよね。せっかくの得意フィールドなのに、全然釣れないということが起きてしまう。

その代表的なものが「天候の変化によるもの」です。

中でも雨の存在は大きいもので、大量の雨がもたらす釣り場の状況の変化に対応することができないと、いつもの得意なフィールドでも釣れないということがあるのではないでしょうか。

大量の雨がもたらす代表的な変化は、増水、濁りです。なかなか厄介なんですよね。

この記事は、アメリカのタックルショップ「Karl’s Bait&Tackle」のブログ記事で、雨上がりのフィールドでバスを釣るときに考えるべきことが解説されています。

雨の後でもコンスタントにバスが釣れるようになるためには、ぜひ読んでおきたいところです。

 

雨が降ったときの行動パターン

引用文(タップすると開きます)
Any time you have fresh water coming in bass are going to migrate up into the fresh water because it has more oxygen and food coming into it. Baitfish are drawn to the runoff area where they start feeding on an influx of microorganisms, grubs and worms and then bass move in next.

新鮮な水が流れ込んできている状態のときは常に、より多くの酸素や食べ物も入ってくるため、その新鮮な水をめがけてバスが移動してきます。 まず微生物やミミズ、昆虫類などが流れ込んでくるためそれを食べるベイトフィッシュが引き寄せられ、そして次にバスがそこに移動してきます。

 

水位の変動

引用文(タップすると開きます)
The amount of rainfall determines how much runoff a body of water receives and how long it lasts. There has to be quite a bit of rain to saturate the ground before a lake starts getting any runoff. Once the ground gets saturated than that water will start running off and it will keep running off as long as it keeps raining. Runoff can last for a couple of days after some torrential downpours.

Runoff also creates current where it dumps into a cove or backwater area. Look for an area with the heaviest runoff because it will also have the strongest current. The more turbulence, the more oxygen increases and it increases the fish’s metabolism so a spot with a lot of runoff will have the most active bass.

そのフィールドにどれだけの量の雨水が流れ込んでくるかは、雨の量とどれだけの期間それが続くかという降雨量で決まります。 湖に雨水が流れ込んでくるには、陸地では受けきれないほどのかなりの雨が必要です。 地面からあふれかえると、その水はフィールドに流れ込み始め、雨が降り続ける限り流れ込み続けます。 その流れ込みは、大雨の後の数日間も続くことがあります。

また、流れ込んだ水は、ワンドやバックウォーターエリアに流れを生み出します。 その流れは最も強いものになるので、最も多い流れがあるエリアを見つけてください。 流れが多いほど酸素が増え、魚の代謝も高まるため、流れ込む水量が多い場所ほど最もアクティブなバスがいます。

 

雨による濁り

引用文(タップすると開きます)
A change in water clarity is another byproduct of runoff. In many instances, mud lines form where the runoff mixes with the main body of water. That can be an awesome situation because when you see that discolored water it means that it is taking water that was on the land and dumping it into the lake. So there are grubs and worms that are creating a feeding frenzy for the baitfish and that is going to bring bass in.

Despite all of its benefits to a fishery, runoff can be detrimental at times. Runoff from melting snow or cold rain is bad because a bass’ metabolism is dictated by the water temperature. In this instance, bass leaves the runoff area to seek warmer water closer to the main lake.

水の透明度の変化は流れ込む水が作るもう一つの副産物です。 多くの場合、マッドライン(きれいな水と濁った水の境い目)は、流れ込む水と元々ある水が混ざり合すうエリアに形成されます。 色の変わった水があるということは、陸地からあふれた水が湖に流れ込んでいるということなので、素晴らしい状況になることがあります。 流れてくる虫やミミズによってベイトフィッシュたちが喜んで捕食をするため、それを見たバスたちも大騒ぎをはじめます。

これほどフィールドにとってメリットのあることであるにもかかわらず、流れ込む水が良くない場合もあります。 バスの代謝は水温によって決定されるため、雪解け水や冷たい雨による流れ込みは良くありません。 こんなときは、バスは流れ込みのあるエリアを避け、メインレイクの近くのより温かい水のあるエリアを探します。

雨上がりのバスを釣るには


 

川のような水域ですと、増水や濁りというのがイメージしやすいのですが、池や湖が雨によって増水するというのは川よりもイメージしにくいような気がします。

湖や池の方が川よりも急な水位の変化が起きにくいのか、または変化に気づきにくいためだと思うのですが、人間よりもかなり小さい魚たちにとっては、水面の高さが数センチ違うだけでもかなりの変化になるはずです。

少しの変化でも魚はいつもの場所から移動すると考えておいた方がいいのかもしれません。

この記事の繰り返しになりますが、基本的に雨は、水面に直接あたる雨水と、陸地に降ってそこへ流れ込む雨水の2種類があり、水面に直接あたる雨は酸素を供給し、水中へ入る日光の量を抑えてくれるなど魚の警戒心を薄れさせる効果があり、陸地に降ってから流れ込む雨水には酸素や栄養やエサも流れ込んでくるため、どちらも水中全体の活性を上げてくれる効果があります。

釣れないはずがない気がするんですけどね…。

しかし雨のあとにいつもの得意なフィールドに行ってみると裏切られてしまう。ということは、何かが間違っているのかもしれません。

慣れ親しんだフィールドでもいつもと違った気持ちで釣り、いろんな天候の変化に対応できるようになりたいものですね。

 

それではまた。

 

毎度ありがとうございます!