夏の暑さ対策

夏の暑さ対策

こんにちは!店長の小山です!

日本各地で本格的な夏を目前にしておりますが、夏にバス釣りをするにあたって大事なことのひとつ、それは、「体調を崩さないこと」だと思います。

皆さんは夏の暑さにはお強い方でしょうか。

ここ数年の日本を見ていると、自分では夏に強いと思っていた方であっても暑さにやられてしまうことがあるほど、キツイ夏が続いていたと思います。

バス釣りに限らず、釣りは屋外ですることが多いものですから、暑さは直接的に身体にダメージを与えます。そのダメージを最小限に抑えることは、集中力の持続や思考回路を機能させることになり、間接的に釣果に繋がることだと思います。

ですので本日は、夏の暑さ対策について、参考程度になるかとは思いますが、分かっていることをお伝えさせていただきます。

今年の夏はどんな感じ?

今年は例年と比べると、暦としての夏至を過ぎて小暑を過ぎてもまだ悪質な猛暑という感じではありません。

梅雨の雨が気温や水温を下げている感じで、ここまではむしろ涼しい夏と言えるかもしれませんよね。

それでも、これから本格的に夏になると、涼しいと言っても30℃~35℃は越えてくるはずで、気温そのものは例年より低いかもしれませんが暑いことに変わりはない、そんな夏が必ずやってきますので、油断のないようにしたいと思います。みなさまもくれぐれもご注意くださいね。

夏の暑さ対策

さて、夏の暑さ対策ということをお伝えすると言っても、バス釣りをしていては太陽から逃げも隠れもできません。この状況でできることは限られてしまいますが、主にやることと言えば2つだけです。それは、

水をたくさん飲むことと、肌を守ること。

これだけなんです。

肌を守る

肌を守るというのは日焼け対策のことです。

日焼けというのは軽いやけどですから、やけどによる脱水症状を引き起こしやすくなります。

脱水症状はそのまま熱中症へのステップとなり、危険が高まりますので避けたいことですよね。

そこで、対策としましては、まずは「日焼け止めクリームを塗ること」です。私はSPF50++++という感じの日焼け止めクリームを使っていますが、ご自身の肌に合わせて最適なものをお使いください。(薬局などで相談するといいかと思います。)

それをできるだけこまめに塗り直すことで、日焼けはかなり防げます。

次は「UVカットウェア(紫外線防止衣料)を着ること」です。

普通の綿のTシャツは残念ながら紫外線はカットできません。UPF30ですとかUPF50+といった表記のある素材でできたシャツやロンTやパーカーを着ることで紫外線対策になります。

「ラッシュガード」と呼ばれる衣服は紫外線対策になりながら価格も安いものが多く、肌さわりもひんやりしていて快適です。

長袖のラッシュガードを着ている方が、コットンの半そでTシャツを着ているよりも涼しいと感じます。信じられないかもしれませんがこれは本当です。

またラッシュガードは確か、水着の上に着るものとして開発されたと思うので、そのまま水に入っても重くなることがなく、万が一の落水のことを考えても適しているかと思います。

ラッシュガードはTシャツからパーカー、タイツ、ハーフパンツなど色々な種類がありますので、全身を覆うことができます。

ラッシュガードでは覆うことができない首回りや耳、手首より先、足首などといったところに日焼け止めクリームと組み合わせて使うことで、より効果が高まるかと思います。

夏の暑さ対策

水分補給で気を付けること

釣りをしていて夢中になっていると忘れがちになってしまうのが水分補給です。

水を飲む。こんな簡単な行動なのに、忘れてしまうのですからバス釣りとは恐ろしいものですよね(笑)

ここで気を付けたいのは、清涼飲料水やスポーツドリンクは危険ということです。

これはちょっと難しい話になってしまうのですが、暑くなって汗をかくと、血糖値が上がります。血糖値が上がった状態で砂糖の多い清涼飲料水やスポーツドリンクを飲むとますます血糖値が上がり、浸透圧の関係で細胞から水分が抜けてしまい、余計に汗をかきます。結果として水分補給をしているのにどんどん水分が抜け、脱水症状を引き起こします。最悪の場合は急性の糖尿病になり意識不明の重体なんていう症状になる危険もあります。

スポーツドリンクに糖分が多いのは、スポーツ選手のする激しい運動で血糖値が下がるのを補うためですので、熱中症対策用の水分補給として炎天下で飲むのは目的が違うんですね。

ただし、熱中症予防として出かける前に飲むのは効果があるようです。

水分補給は水かお茶

では、どんな飲み物が熱中症対策になるかといいますと、それは水かお茶ということになります。ミネラルウォーターやミネラル麦茶的な、ミネラルが入ったものがいいかと思います。

そして、塩分は別に必ず摂ってください。塩飴や梅干しなんかを口にするのが良いでしょうかね。

カフェインの多いコーヒーやエナジー飲料も利尿作用があり、水分が身体から出て行きやすいので注意です。水分が出ている量が多くなるからといって水分をガブガブ飲んでいると、脳が水分補給ができていると勘違いして喉が渇かなくなることがあるそうです。実際は水分が体外へ出ている状態ですから、これは危険ですよね。

理想は水分をがぶ飲みで摂らず、汗をかいたりして体外へ出た分だけをこまめに飲むというイメージです。とにかく、ちょくちょく飲むことを忘れないことですかね。

夏の暑さ対策

その他に気を付けたいこと

その他、熱中症にならないためにはいくつか気を付けておくといいことというものがあります。

二日酔いで出かけないこと

お酒は利尿作用があるほか、アルコールを体内で分解するためにお酒で摂った水分よりも多くの水分を必要とします。

二日酔い状態で釣りに出かけるのはやめて、できれば前の晩もアルコールは控えめにしておいた方がいいかもしれません。

夏の暑さ対策

朝ご飯をちゃんと食べること

そもそも朝ご飯はエネルギー源になりますし、朝に食べたものを胃や腸で吸収することは長い時間をかけて持続的に水分や塩分補給をすることになります。

釣りをする日の朝ご飯は最高です。

寝不足に注意

釣りの前の日は楽しみで寝られないことがありますが、寝不足は自律神経の働きを妨げるため、体温調節がうまくいかなくなり、熱中症になりやすくなります。

釣りの準備はなるべく早く終わらせて、早めに布団に入りたいところですね。

我慢強い人に注意

これは自分のことではなく一緒に出掛ける釣り仲間のことになりますが、性格の大人しい人や他人に気を使いすぎてしまう人、そのなかで特に我慢強い人は体調不良をなかなか他人に言うことができず、無理をしがちです。

おとなしく我慢強い人が仲間やパートナーにいる場合は特に、具合が悪そうにしていないか、行動や表情を気にかけてあげましょう。

おやつはスイカなど夏の食べ物

スイカには水分の他にカリウムが多く含まれていますし、その他、夏に旬を迎える果物や野菜は熱中症予防に良いものが多いんです。自然というのは本当に良くできているものです。

夏に摂れる野菜や果物に塩をかけて食べることで水分補給と塩分補給になりますし、生野菜は体温を下げる効果もありますから、お昼の休憩やおやつとして野菜サラダやフルーツサラダなんかを食べるといいでしょう。

野尻湖のある信濃町や木崎湖のある大町市は夏野菜や夏の果物が抜群に美味しい土地ですので、熱中症予防としてもぜひ安くておいしい野菜や果物を食べていただきたいと思います。

夏の暑さ対策

ということで熱中症対策として2つのことをお伝えいたしましたが、最終的には無理をしないのが一番です。

せっかくのお休みの日に釣りに出掛けてきたわけですから、目いっぱい釣りをしたいという気持ちにはなるのですが、自分の体調にはウソをつかず、気を付けていただきたいと思います。

若い方は大丈夫と思うかもしれませんが、熱中症での死亡者数は高齢者の方が多いのですが、これは高齢者の人口が多いだけで、死亡率で言うと大差ありません。どの年齢も同じように気を付けなければなりません。

むしろお酒や睡眠、朝食を食べる食べないなど、生活習慣が大きく影響して熱中症に掛かりやすくなりますので、釣りをする方は不摂生に気を付けましょうね。

それから、以前に熱中症になったことがある方はまた熱中症になりやすい傾向もあるそうですから、特に気を付けましょう。

そうは言っても、対策は本当に大したことをするわけではありません。

ちょっと気を付けるだけで暑さに負けず、釣果に繋がるのですから、ぜひ覚えておいてくださいね。

それではまた。

毎度ありがとうございます!