スモールマウスバスを釣る時の3つの間違い
スモールマウスバスを釣るのが難しいという方は結構いらっしゃるものですが、実際は、ただ釣り慣れていないだけということがほとんどです。簡単な釣りとは言いませんが、3つの間違いを正すだけで、かなり上達するはずです。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”3 common smallmouth mistakes”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassmaster.com ”3 common smallmouth mistakes”by Stephen Headrick|July 6, 2012
スモールマウスバスを釣るのは難しい。
そう思われる方は意外と多くいらっしゃいます。
長年にわたりスモールマウスバスをメインターゲットにしてきた私から言わせていただくと、それは間違いです。
申し訳ありませんが、「スモールマウスバスを釣るのは本当に難しい」が真実です(笑)。
私は人より釣りが上手ではないので、かなり苦労してきました。
それでも、ずっとスモールマウスバス以外の魚をターゲットにしてきた方々からすると、こんな私からでもスモールマウスバスを釣るためのアドバイスをしてほしいと言われることも少しはありまして、時々、偉そうに語ってしまうことがります。
私が言えることのほとんどは、「楽しむのが一番です」ということになってしまいます(笑)
一見乱暴なアドバイスのようですが、実際のところ、そもそも釣りとは難しいものなので、釣れなくても機嫌を悪くせず、釣りを楽しむこと、風景や食事を楽しむことで、頭脳がリラックスするのか、いいアイデアが浮かんだりするものなんですよね。
もう一つ重要なのが、釣れない理由はひとまず置いといて、釣れたときになぜ釣れたかを考えることです。
フォールのときなのか、シェイク中なのか、ポーズ中なのか、水深はどれくらいだったか…それを覚えておくだけで、次のバイトの再現が可能になります。
これが意外と見落としがちでして、釣れたときは喜びや興奮の方が勝ってしまって、今このバスがなぜ釣れたかをしっかり考えることって、実は難しいものなんです。
ぜひやってみてくださいね。
「・・・いやいや、そんなことはいいんだよ、もっと具体的になんかあるだろう?」と思いますよね…すみません。
スモールマウスバスを釣り慣れていない方がどうすれば釣れるかについては、その人の釣りを見ないと分からないというのが正直なところです。
しかし、経験豊富なプロアングラーさんや、フィッシングガイドさんによると、そのようなことを具体的にアドバイスすることができるようです。
やはり、そういうのを知りたいですよね!
この記事は、アメリカバスマスター公式サイトのコラム記事で、ライターのステファン・ヘドリック氏が、スモールマウスバスを釣る時の3つの間違いについて指摘してくれています。
ステファン・ヘドリックはパニッシャールアーというルアーメーカーの経営者で、アメリカのスモールマウスバスアングラーの第一人者として知られており、バスマスターサイトにも数多くのスモールマウスバスコラムを残しています。
そんな彼が指摘することとは、どんなことでしょうか。
それでは読んでみましょう。
釣るレンジ
スモールマウスバスの釣りに慣れていない方がよくやってしまうことが1つあるとすれば、それは、釣りをするレンジが浅すぎるということです。 スモールマウスバスはスーパーシャローやバンク際が適切な居場所になっていることはめったにありません。 レイダウンやバックウォーターを狙うのはラージマウスバスには有効かもしれませんが、スモールマウスバスには充分とは言えません。 彼らはディープを好んでいます。
岸に背を向け、そこからロングキャストで水中の地形変化を探します。 チャンネルへのブレイク、ウィードライン、ディープのスタンプエリアは、通常、岸からは離れて存在するものです。 それらがバンク付近にあることがあったとしても、ほとんどの場合はバンクから離れているでしょう。
シャローでの釣りの方が簡単だとは思います。 ディープの釣りは、湖上で苦しい日々を過ごしてこそ身に着くスキルです。 しかし、それは必要なスキルです。 それができなければ、釣りの1日を終えたときに辛い現実を過ごすことが多くなるだけです。
ベイトを見つける
スモールマウスバスは、食べるものから遠く離れていることはほとんどありません。 ほとんどの湖では、湖を回遊するベイトフィッシュの群れの下にいる傾向があります。 その群れを見つけるには、魚探の使い方を知っている必要があります。 他の方法で見つけることはできないのです。
これについては学習あるのみです。 スモールマウスバスの釣りを学びたいなら、ますは魚探の使い方を学んでください。 私としては、タックルを持たずに湖上に出て、魚探をいじり回してただひたすら何が映るかを見て一日を過ごすことをお勧めします。
必ず魚探の取扱説明書をよくお読みください。 最新のものほど素晴らしいです。 まさかこんな風に見るとは夢にも思わなかったものが表示されます。 ただし、すべての機能をきちんと理解していない場合は、価値はありません。
ルアーは大きくてもOK
どうも昔のライターやアングラーたちは、スモールマウスバスを釣るためはライトタックルに小さなルアーを投げなければならないと強調していました。 それはよほど小さなフィールドや小さな川では当てはまるかもしれませんが、湖ではそうでもありません。
スモールマウスバスも大きなルアーにバイトします。 実際、それがその日に釣るための唯一の方法である場合だってあります。 大きなクランクベイト、派手なスピナーベイト、フルサイズのザラスプークで捕まえたスモールマウスバスのキロフィッシュは数えきれません。 自信を持って大きなルアーを使ってみましょう。
他にも言えることはあります。 どこの湖で釣りをするかで釣果に差が出ることも事実です。 スモールマウスバスはラージマウスバスではありません。 どのフィールドにもいるわけではありません。 釣りの時間を最大限に活用するためには、釣りをするフィールドを慎重に選ぶ必要があります。
こちらはアメリカの記事になりますので、最後の「大きなルアー」につきましてはあまりに強気すぎるものはおすすめできないかな…ということだけ付け加えておきます。
ただし、スモールマウスバスがジョイクロやサイレントキラーなどのビッグベイトにバイトすることは決して奇跡ではありませんし、ビッグクランクやフルサイズのペンシルベイトで釣るのがセオリーという場面はあります。
それでも、普通に考えれば、ラージマウスの半分以下の口の大きさのスモールマウスバスですから、それなりのサイズに落としたほうがバスにとっても食べやすいと判断するだろうなと思いました。
それ以外の2つの項目につきましてはたしかに、言えることなのではないかと思いました。
はじめて野尻湖や木崎湖に来られたとお見受けするアングラーさんはひたすらバンク撃ちをして流しているケースがありますが、もしポイントや攻め方がわからないのであれば、岸撃ちではなくボートの後ろへ岸と並行キャストして、ゆーっくりとボートで引っ張れば、それだけで単純にバイトチャンスは増えるかと思います。
さらにそれをしながら魚探を見ていけば、魚探の見方や使い方もより効率よく理解していけるでしょう。ボートを進めれば、魚探に映った場所(さっきまでボートの真下だったところ)をしばらくすればワームが通りますので、こんなところ(登り坂だったとかゴチャゴチャしてたとか)でバイトがあったんじゃないかという傾向がつかめるかもしれませんからね。
しかし、これらは記事に書いてあったプロの意見であり、再び私の意見を言うようですが、人によってスモールマウスバスの釣りが難しいと感じるのは、ただ釣りが慣れていないだけと言い換えることができると思います。
私が皆さんよりスモールマウスバスの釣りが上手だということなんてほとんどありません。ただ慣れていっただけです。
もしこれを読んでいるのが遠方の方で、野尻湖や木崎湖や桧原湖にスモールマウスバスを釣りに行ったけど難しかったからもうあまり行く気がしないという印象をお持ちの方がいらっしゃるのであれば、そこをなんとか今いちど考え直していただいて(笑)、素晴らしい風景や美味しい食事を楽しみがてら、再挑戦してみてはいかがでしょうか。
しつこいようですが、スモールマウスバスを釣るのは本当に難しいんですけどね(笑)
次回もまたやりがいのある遠征になるといいですね!
それではまた。
毎度ありがとうございます!