秋の野尻湖:大減水のスモールマウスバス釣り 2018.9.11
こんにちは!店長の小山です!
本日は、2018年9月11日に行いました野尻湖釣行の様子をお伝えさせていただきます。
今年は春にナウマンゾウの発掘調査があり、夏の降雨量が少なかったこともあり、今年の野尻湖はずっと減水傾向です。今の水位は例年ですと10月下旬ごろの水位に当たりますが、スモールマウスバスの釣りに何か影響は出るのでしょうか。
いつもなかなか釣れない時期の水位ですので、この水位を見るとなんだか釣れない予感がしてしまうのですが…
9月11日の野尻湖
この日の天気は曇りのち晴れ。朝の最低気温12℃、日中の最高気温は約24℃。朝イチは寒いのですが、それ以外の時間帯は心地いい空気です。
水温は朝は21℃くらいで、夕方は23℃台にまで上がりました。水質はわずかに濁りあり、ターンオーバーのため泡はそこかしこにありますが、まだひどく水質が悪化するほどではありません。
どうでもいい情報かもしれませんが、減水の影響とソウギョの減少のおかげか、超シャローにはカナダ藻っぽいウィード(クロモ?)や芝生のようなグラス類が多くみられるようになってきました。沖の方にはトロロっぽいウィード?も増えています。減水が続くと日光が深いほうまで届くようになるため、これまで眠っていたウィードの種がもっと発芽する可能性があります。
このあたりがどうなるのか、個人的には気にしていこうと思います。
さて、この日は朝からずっと3m~5mほどの風が吹いていました。ベイトフィッシュのワカサギは凪の時は水面近くにいるのですが、この日は沈んでいます。しかし晴れ間がのぞくようになると風裏のワンドの奥には目で見えるほど大量のごく小さなワカサギがいます。それでも、ボイルは起きませんでした。ボイル撃ちを楽しみにしていたのですが、残念です。
それではひとまず、動画の方をご覧ください。
釣れた原因
午前中に釣れてくれた魚から順に、お約束のようにサイズダウンして行って終了してしまったわけですが(笑)、少しだけいい魚を釣る方法が分かった気がしますので、自分で忘れないためにも書いておこうと思います。
まずこの日のワカサギのレンジが全体的に8メートル~9メートル前後のボトムでした。フラットエリアでは8~9メートル前後といってもその帯はかなり広くなりますが、その帯の浅い方(7m)と深い方(10m)あたりに群れからはみ出たワカサギを狙うバスが群れているといった感じです。
どっちのバスが釣りやすいかという実験の釣りです。
ちなみにこの日メインにやろうと思って用意していたのは、アラバマリグ、ライトキャロ、キャロシャッド&キャロミノー、スピンベイト&イガジグでした。
魚探の画像は次の通りです
ワカサギより浅い方にいるバスはどちらかと言えばボトムを意識しているようです。
10mのバスはボトムより1mから3mほど上にいるようです。
それならライトキャロで釣れてくれれば一番楽ですので、8メートルラインをキャロでずっと流していったのですが、まったくバイトがありません。ワームもカラーもかなり色々試してみましたが…。この辺は腕のせいもあると思いますが、私にはダメでした。
それではということで、10メートルラインでスピンベイトを試してみたところ、すぐに食ってきたという感じです。
ただ、その後もスピンベイトやアラバマリグでボトムより上を通してみたのですが、ツンというショートバイトがあるだけでフックアップには至りませんでした。この再現性のないあたりが腕の無さがモロに出てしまっていますが、個人的にはバイトがまあまああったので楽しかったです(笑)
菅川ワンドでツイキャスライブ中に釣れたバスについては、菅川もワカサギが同じレンジにおり、ライブ中にコメントしながら釣りがしやすいという理由でキャロライナリグを使って釣りました。お昼の時間帯でしたので、釣れると思っていなかったというのもありまして、キャロでいいかなという感じです。
しかし思いのほかワカサギが少なく、そもそもめぼしいエリアという感じではなかったです。それでも魚探にいい感じのバスの群れが映ったのでシューティング的にちょい投げしてみたらひったくるように食ってくれました。
ワカサギの少ないエリアにいるバスですので、エサを見つけたら奪い合いになってくれるのかもしれません。シューティングが上手な方ならもっと釣るのでしょうか…。ここでも再現性のない釣りになってしまいました。よく分かりません。
それにしてもよく引きました。掛けた時は結構ドラグを出され、大きいと思ったのですが、寄せてみたら30クラス。これが秋のスモールのパワーなんですね。
あとは竜宮崎の小バス天国…。魚探には大きいバスと思われる影が映るのですが、そのレンジを通してもなぜか釣れるのはかわいいお友達サイズで…(笑)
かわいいサイズですが引きは強いですからね。
どうしてもボウズ逃れをするならおすすめのエリアです。
ヒットルアー
本日、うまいこと釣れてくれたルアーです。
レアリスのスピンベイトですが、これはG-Fixといって琵琶湖のディープ用にチューンされたものです。前方重心をより重くしてありますので、ディープでも頭上がりの姿勢になりづらくなっています。それでも10mレンジともなればさすがに頭上がりになりますが、どうしても水平にしたい場合はキャロライナリグで投げれば大丈夫です。
野尻湖の強風の中でもかっ飛びます。これも嬉しいところです。
10mレンジですとボトムまで沈めるのに私のカウントで30カウントくらいかかりますが、もしよろしければ試してみてください。
Rains×Depsコラボルアーの根魚フラット2インチ。私個人的にですが、スモールマウスは海の魚の嗜好があると思っていまして、メバルやカサゴなど海用のワームが結構効いたりすると思っています。レインズとデプスのコラボルアーにはアジアダーなどすでにアジ用ですけどスモールマウスに効くルアーとして評判の実績がありますので、こちらも間違いありません。
淡水用にはないカラーも多いので、好奇心旺盛なスモールにはインパクトがあるのだと思います。
つぎは賛否あるアラバマリグですが、いつでもどこでも釣れるリグではありません。食べず嫌いになってしまうにはもったいないルアーかと思います。トーナメンターさんには申し訳ないのですが、やはり釣って楽しいルアーだと思います。
ピカソ・フラッシュバックスクーリーリグ・フィネスですが、アーム長が約10センチのコンパクトアラバマで、さらに超小型ウィローリーフブレードがついたスモールシルエット&ハイアピール型アラバマといったところでしょうか。
さらに、リアルヘッドと、アームがブラウンに塗装されてナチュラル仕様になっていたり、先端のスリーブを外すとスイベルスナップを好きなものに交換できる仕様になっていたりと、工夫が多いです。ちょっとお高いのですが、それなりに手が込んでいるのでおすすめです。
私は小型ジグヘッドを使うので、純正のスナップだとジグヘッドのアイに通らないため、極細スイベル&スナップに交換しています。
ピカソ・フラッシュバックスクーリーリグ フィネスの売場へ行く
アラバマリグに付けるワームは今回はケイテックのイージーシャイナー2インチでしたが、他にもおすすめがございますので、参考までに数種類を挙げておきます。
サワムラ・ワンナップシャッドリアル(旧パッケージ) 2インチの売場へ行く
ベイトブレス・フィッシュテールシャッドU30 2.8インチの売場へ行く
シャッドは、フラットエリアで使う場合、エキスパートの方々はキャロシャッドにして使っていますが、岬の先端付近など急深な地形のバンク沿いはディープからシャローまでの距離が近いためか、ノーマルのシャッドでもいいサイズが食ってくることがあります。今回は残念ながらグッドサイズは出ませんでしたが、ルアーの実力は高いスパットはオススメです。
こんな感じで、なんとなくですが、秋の野尻湖は一定のレンジ、長い距離を通せるルアーが良いように感じています。もう少し秋が進むと、ここにメタルジグなど逆にバーチカルなピンポイントルアーが入ってくることもありますが、基本的には動いて動いて釣っていく感じなんだと思います。
あとになって春みたいにジグヘッドスイミングも試してみればよかったなあと思ったのですが、次に行くときにはそれも加えて、今回のおさらいをしてみようと考えています。
秋の野尻湖は釣りのスキルアップのチャンスだと思います。秋の野尻が未体験の方はぜひ、挑戦してみてください。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!