パラニュークがバスをバラすとき

パラニュークがバスをバラすとき

Photo by mossyoak.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”WHEN BRANDON PALANIUK LOSES A BIG BASS”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:mossyoak.com ”WHEN BRANDON PALANIUK LOSES A BIG BASS”January 18, 2019

 

アメリカのブランドン・パラニュークというバスプロをご存知でしょうか。

2011年からB.A.S.Sに参戦し、これまでB.A.S.Sで99のトーナメントに参戦し、エリートシリーズ2勝を含むトップ10入賞がなんと18回、トップ30以内となると実に42回という、32歳という若さにして素晴らしく高いレベルの安定感を持つ選手です。(2017年のB.A.S.Sアングラー・オブ・ザ・イヤー獲得、B.A.S.Sでの獲得賞金はトータル約1億2500万円)

また、アメリカのバスフィッシング専門の情報サイトである「バスファン.com」では、B.A.S.SとFLWの選手たち全員の複数年における成績を独自に集計・計算し、ワールドランキングを発表しているのですが、それによると2018年のパラニュークは3位になっています(2017年は1位)。ここでも、レベルの高さが証明されていますね。

BASS FAN.comのワールドランキングはこちら

さて、そんなパラニュークですから、当然のことながら釣りは上手です。私が上手なんて言うことが失礼になるほどだとだと思いますが、そんな彼でもランキング外になってしまう試合はありますし、おそらくそういう試合は何かしらのミスも絡んでいるはずです。

世界のトップですらミスをする、それが釣りだと思いますし、同じ人間として親近感が湧くというものですよね。

しかし気になるのは、そういったトップレベルの選手たちがミスをしたとき、どういった対処をするのかということではないでしょうか。

この記事は、アメリカのハンティングとバスフィッシングの専門メディア「MOSSY OAK」の記事で、ブランドン・パラニューク本人にバスをバラした後の行動を教えてもらっています。

ミスといって真っ先に思いつくのがこのバラすということ。

この時、パラニュークはどういった考えを持ち、どういった行動をとるのか。ぜひ、読んでみてください。

 

 気になるところだけ読んでもOKです 

パラニュークがビッグバスをバラしたとき

One of the biggest problems that bass fishermen face, and one that I have to face regularly, is what do you do when you lose a big bass? I’ve seen some anglers throw their rods down in their boats, jump up and down and scream and holler – all kinds of crazy antics – as though doing that will alleviate the pressure of losing a big bass. But none of that works for me.

If you’re bass fishing, you will lose bass. The first thing I do once I lose a nice bass is try to analyze why I’ve lost the bass. Then I consider what I could have done differently to keep from losing the bass. For instance, has that fish come off my hooks, although I haven’t done anything wrong?

The next question I ask myself is, “What have I done to get that big bite?” I attempt to break down what’s happened to enable me to get the bite, what my hook set has been, what equipment I’ve used, and what I can do to possibly get another big bite by a bass and not lose the fish.

The earlier in the day you lose a big fish, the easier analyzing what’s happened is and determining what you need to do next. I try to not get caught up in the idea that I’ve lost a bass. But rather I try to be more interested in why I’ve lost that fish, why the bass I’ve lost has been holding where it is – on a boat dock, a ledge, brush, vegetation and/or rocks. I also ask myself how I can go to an area and repeat what I’ve done to get a bass bite to have a better outcome. Yet another question I’ll ask myself is, “Do I know of another bait I can throw back into that spot and possibly get that same bass to bite?” If I think I’ve got a chance to catch that same bass, I’ll throw back to that same place with a finesse bait like a drop-shot rig and/or a shaky-head worm, both with Zoom Trick Worms on them.

If I feel that I’ve hooked the bass solidly, and I can’t cast back to it immediately, I’ll leave that bass alone until later in the day before returning to try to catch it again. I’ll even go back in a day or two to attempt to catch that same bass. But this tactic generally only works if you’re fishing for bedding bass. Another time it works is if that big bass picks a dock, a tree, a stump or a particular rock to call home. Then you might can return and catch that bass later, if you haven’t set the hook too hard or set it all.

If I feel I’ve stuck the bass and drug it some ways from where it’s originally holding, I’ll look for the same type of structure in another site on the same body of water. I’ll probably use the same lure I’ve lost a big bass on when I’m fishing another location. However, I’ll examine that lure closely once I get it back to the boat. I want to make sure the point of my hook hasn’t rolled over or that nothing else about the lure has caused that bass to come off the hook. However, you can recover from losing a big bass.

バスアングラーが直面する最大の問題であり、そして私も定期的に直面してしまう大きな問題のひとつ、ビッグバスをバラしてしまうことですが、そのときあなたは何をするでしょうか?何人かのアングラーがボートの上でロッドを投げつけたり、飛び跳ねて大声で叫んだりするクレイジーな行動を見てきました。そうすることでビッグバスを失ったショックを軽減するかのように。しかし、それをしたところで何のためにもなりません。

バス釣りをしていれば、バスをバラすことはあります。私がナイスバスをバラしたときに最初にすることは、バラした理由を分析しようとすることです。それから、バスをバラすことを防ぐためにできる別の方法を考えます。たとえば、自分が何も悪くないのに、魚からフックが外れるだろうか、と。

次に自問自答するのは、「そのバイトを得るために何をしていたか」ということです。私がバイトを得ようとしてそれが起きた時、自分はどんなタックルを使い、フッキングに及んだのか。私ができることは再びバスからのバイトがあった時、それをバラさないためにはどうすればいいかです。

ビッグフィッシュをバラしたのがその日の早いうちであるほど、起きたことを分析し、次に何をする必要があるかの判断をしやすくなります。私はバスをバラしたことをあげつらうようなことはしないようにしています。しかし、なぜ私はその魚をバラしたのか、バラしたバスがどこにいたのか(桟橋、棚、オダ、ウィード、岩に付いていたのか)ということは気にします。私はまた、自分がどこか別のエリアに行けば、バスのバイトのあった方法で繰り返しより良い結果を得ることができるのかについて自分自身に尋ねます。また別の質問として、「その場に再び投げることで、同じバスがバイトする可能性のある他のルアーがあるか」という質問があります。もし同じバスがまだ食ってきそうだと思う時は、Zoom Trick Worms(ズーム・トリックワーム)やシェイキーヘッドワームのようなフィネスルアーのダウンショットリグを使って同じ場所にキャストしています。

しっかりとフッキングしたバスをバラしてしまって、すぐにキャストし直しても食わないだろうと感じた場合は、その日の遅い時間までその場を休ませてから、そのバスをもう一度キャッチしようと試みます。私はその同じバスを釣ろうとして、1日か2日後にそこへ戻ることすらあります。しかし、この作戦は通常、ベッドのバスを釣ろうとしている場合に有効です。またもう一つは、そのビッグバスが桟橋、木、スタンプ、特定の岩を住みかとして選んでいる場合です。あまりにも強くフッキングしていないか、フッキングしても乗らなかった場合は、後でそこに戻ってそのバスをキャッチすることができます。

私はそのバスに対してお手上げだと感じた場合、あるいは元々いたところからどこかへ行ってしまったと感じたら、同じエリアの別の場所で同じタイプのストラクチャーを探します。さっきの場所で釣りをしていてビッグバスをバラしたのと同じルアーをおそらく使うでしょう。しかし、ボートに回収した時に、そのルアーを詳しく調べます。フックポイントが甘くなっていないか、または他にバスがバレた原因がこのルアーにないかを確かめます。こうして、ビッグバスをバラしたことの埋め合わせをしていきます。


 

いかがでしょうか。

パラニュークは非常に冷静ですね。

私もバスをバラしたときに大騒ぎするタイプではありませんが、あくまで表現としておとなしいだけで、心の中や頭の中ではカーッとなっています。

それからフッと我に返った時、ファイトの流れを思い出してみたり、フックを見たりして反省点を洗い出してみますが、パラニュークのように例えばそのバスがまだ食ってきそうか、また同じところに戻っていったのかまでは見えていないことが多いです。

むしろ、バラしたらもう食わないと思っていることがほとんどです。

もし、次にバスをバラしてしまったら、その付近にもういちど、すかさず別のルアーを投げ入れてみるのを試してみようと思います。

なかなかバスプロの方からバラしたときの話など聞けないですから、ためになった方も多かったのではないでしょうか。

しかし、やはりプロは転んでもただでは起きない感じがすごいなと思います。

 

それではまた。

 

毎度ありがとうございます!