ジグトレーラーを正しく選んでバスを釣る

ジグトレーラーを正しく選んでバスを釣る

Photo by wired2fish.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Guidelines for Choosing the Best Bass Fishing Jig Trailers”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:wired2fish.com ”Guidelines for Choosing the Best Bass Fishing Jig Trailers”By Terry Brown •Mar 12, 2019

 

世の中には、本当に多くのルアーが流通されていますよね。

私たちがあの中から釣れるルアーのみを買うというのはかなり困難だと思います。

いえ、それはプロのアングラーさんであっても同じくらい難しいことなのではないでしょうか。

1年というシーズンを振り返ってみようとしたとき、全国各地のトーナメントの結果などを見ることができますが、おそらく同じルアーで勝ち続けたという結果はないと思われます。

どんなトーナメントでウイニングルアーになったものであっても、時と場所が変われば的外れになってしまうことがあるんですよね。

いくら釣れるルアーというものがあったとしてもそれは万能ではなく、その時その場所にあったものを使わないと、望む結果は出しにくいということがあり、それがプロであってもアマチュアであってもそれぞれのレベルに沿って等しく難しいテーマなんだと思います。

本日のテーマでありますジグトレーラーについても同じです。

ラバージグというルアーに対してトレーラーというオプションがいくつもあることで、ラバージグの性能そのものが変化します。

この部分をよく理解していないと釣りの効率が落ちてしまったり、魚の反応そのものにも影響があるのではないかと思うのですが、このジグトレーラーについてもっと理解を深めてみたいと思いませんでしょうか。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Wired 2 Fish」の記事で、ジグトレーラーの種類や各トレーラーの特徴などについて解説してくれています。

ラバージグとトレーラーの関係について、ぜひ学んでいきましょう。

 

ジグトレーラーの種類

There are four categories of jig trailers, but hundreds of varieties and manufacturers who build them. Pairing the appropriate one with the right jig-at the right time-is the tough part. I categorize trailers like this:

  • Chunks – Can be plastic or pork and are usually flat and bulky with no appendages. These are the “sliders".
  • Craws – Plastic trailer that can fished solo or on the back of a jig. Most have appendages and crawfish pinchers and look like a crawfish. These are the “flappers and thumpers".
  • Creatures – I put products like the Reaction Innovations Beavers, Strike King Space Monkey, Zoom Brush Hogs and Yamamoto Flappin’ Hog in this category. I call these the “exotics".
  • Swimbaits, grubs and twin tails – Self-explanatory, but really shine for swim jig applications. These are the “sleepers".

ジグトレーラーは4つのカテゴリーに分けられますが、それらをいくつものメーカーが製造し何百もの商品があります。 適切なものと適切なジグを適切なタイミングで組み合わせるのは困難ですが、 私はこのようにトレーラーを分類しています:

  • チャンク系 – ポークまたはソフトプラスチックでできており、通常は平べったくてバルキーです。 「スライダー」とも呼ばれます。
  • クロー系 – ソフトプラスチックでできており、単独でもジグトレーラーとしても使うことができます。 ほとんどがザリガニを模しているため、ザリガニのハサミやその他のパーツが付いています。 これらは「フラッパーやサンパー」とも呼ばれます。
  • クリーチャー系 – 私は、リアクションイノベーション・ビーバーズ、ストライクキング・スペースモンキー、ズーム・ブラッシュホッグ、ゲーリーヤマモト・フラッピンホッグなどの製品をこのカテゴリに入れます。 これらは「エキゾチック」とも呼ばれます。
  • スイムベイト、グラブ、ツインテール等 – 一目瞭然ですが、これらはスイミングジグのオプションとして有効になるものです。これらは「スリーパーズ」とも呼ばれます。

 

正しいものを選ぶ

Some are small, some are big with pinchers, some are subtle and others are loud. Each category of trailer can be switched up to match with the presentation. Some allow the jig to be fished better in cover, some cast better and have the action that fish look for and yet others will either increase or decrease how fast they reach the desired depth. With jigs, anglers have to know if they are targeting sight or lateral line feeders as a first step.

Sight feeders are those that see the bait as a creature while lateral line feeders are normally reactionary biters. Water clarity is part of that equation as well, it’s also about the depth they live in and whether or not current is present.

あるものは小さく、あるものは大きなハサミを持ち、あるものは繊細であり、またあるものは大きい。 トレーラーの各カテゴリは、プレゼンテーションに合わせて切り替えることができます。 カバーでの釣りに有効なものや、キャスタビリティに優れたもの、魚が求めるアクションをするものもあれば、希望するレンジに早く達したり遅くさせたりする役割があります。 ジグの釣りでは、アングラーの最初のステップとして、視覚で襲わせるのか側線に訴えて襲わせるのかどうかを考える必要があります。

目で見て襲う場合はルアーを生物と見なしており、側線で襲うものは通常はリアクションで食ってくるものです。 水の透明度も同じような役割を果たします。また、彼らが住んでいる深さや流れのあるなしについても同じことが言えます。

ジグトレーラーを正しく選んでバスを釣る

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型にはまらないこと

As an old-school guy, I catch myself getting into a rut with my selections. I have always used a Zoom Super Chunk for a fast fall rate and wide body, high-profile applications like fishing deep or off of steep points. I want the jig to look like an escaping crawdad and I want it to look as natural as possible. The Super Chunk is my go-to option but I have also found that craws with small pinchers do a lot of the same things I like about flat-bodied trailers, only with a touch of added action that site feeders seem to really like.

私は保守的なタイプの男で、自分の選択が型にはまっていることに気付くことがあります。 私はずっとディープでの釣りや急深な岬を釣る時にワイドボディかつフォールスピードの速さで注目させるべく常にズーム・スーパーチャンクを使っていました。 ジグを逃げ惑うザリガニのように、そしてできるだけナチュラルに見えるようにしたいのです。ズーム・スーパーチャンクは私の好きな選択肢ですが、視覚で狩りをするタイプの魚にとっては小さなハサミを持つクロー系トレーラーも私の好きなフラットボディのチャンク系トレーラーと同じアクションをたくさんすることを発見しました。

 

フォールスピードを無視してはならない

Rate of fall can be critical, especially in medium depths of 12 to 15 feet. Flat-bodied trailers will fall much faster than those with appendages. Typically craw-style trailers are best utilized when fishing near the bottom or in clear water. Football, Arkie, flipping, skipping and all-purpose jigs vary by presentation but can also be adjusted based on the trailer you choose. Think about that the next time the bite is tough and try a different trailer.

Switching to a full flowing craw-style crawfish trailer like the Zoom Super Speed Craw, the Bizz Baits Killer or Cutter Craw, the Netbait Paca Craw or the Strike King Rage Tail Craw provides more action but also a slower rate of fall. There are several design characteristics that I look at for a trailer of this type such as: Do the pinchers catch water producing vibration? Does it flap or wave when slowly pulled? Does its body shape provide a unique profile?

フォールスピードは、特に水深3.6〜4.5メートル前後のミドルレンジでは非常に重要です。 扁平なボディを持つトレーラーは、付属パーツの多いトレーラーよりはるかに早くフォールします。 通常、クロー系のトレーラーは、ボトム付近やクリアウォーターで釣りをするときに最適です。 フットボールヘッド、アーキーヘッド、フリッピングジグ、スキッピングジグ、その他のあらゆるジグはプレゼンテーションによっても異なりますが、選択したトレーラーによってフォールスピードを調節することができます。 バイトがタフだと感じた時は、別のトレーラーを試してみてください。

Zoom・ Super Speed Craw、Bizz Baits・ KillerやCutter Craw、Netbait・ Paca Craw、Strike King・ Rage Tail Crawのような、派手なアクションを持つクロー系のトレーラーに切り替えると、より多くのアクションが得られますが、フォールスピードも遅くなります。 私がこのタイプのトレーラーを選ぶときは次の特徴を持つデザインのものになります:ハサミは水をつかみ波動を生み出すか? ゆっくり引いた時もアクションするか? シルエットが個性的か?

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カラーについて

The verdict is still out on the importance of color. Some anglers swear by its importance while others feel action is the difference. Color to many is a confidence thing. There are certain colors that are mainstays like black, blue, orange and brown.

Many will do everything possible to blend the colors of the jig and trailer, but honestly I now hear of more guys looking to clash them due mainly to pressured fisheries and/or changing things up and giving the fish something different. In my area for instance, a black and blue jig and a chartreuse trailer has gained popularity over the years particularly on the river systems.

The old days of a brown jig and a brown trailer or a black jig and a black trailer still work, but experimenting with clashing colors may put a few more fish in the boat for you. Dipping pinchers and appendages with dyes can change things as well. I continue to look for seasonal patterns where color makes all the difference and have yet to see one rise over the rest.

カラーの重要性についてはまだ結論は出ていません。他のアングラーがアクションを重要視しているとしても、カラーを重要視しているアングラーも大勢います。カラーについて多くの人にとっては自信に繋がっています。主力として考えられているカラーには黒、青、オレンジ、ブラウンなどのカラーになっています。

多くの人がジグとトレーラーのカラーの組み合わせについてあらゆることを試していますが、実際のところ、主にフィッシングプレッシャーの高いフィールドで何か変化を与え魚に対して何か別の印象を与えてバイトに持ち込もうとする人が増えています。例えば私の地域では、ブラック/ブルーのジグとチャートのトレーラーの組み合わせが特に河川水系で長年にわたって人気を集めています。

ブラウンのジグにブラウンのトレーラー、あるいは黒いジグに黒いトレーラーの組み合わせは、昔はうまくいっていましたが、カラーの組み合わせを試してみることで、もう少し釣れるようになるかもしれません。ハサミやその他のパーツを染料に浸して変えてみても、結果が変わる可能性があります。私としてはカラーによるシーズナルパターンを探し続けているのですが、まだこれだというものを見つけてはいません。

ジグトレーラーを正しく選んでバスを釣る

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全てのジグは同じではありません

Unless the jig used is a swim jig with a horizontal cast-and-wind presentation, most jigs are presented by dropping and lifting. That changes the type of trailer chosen significantly. Swim jigs get bit due largely to reactions to the action and exact swimming depth. For the most part it is a visual bite. With other jigs, both vertical and horizontal presentations get the most bites. Swim jigs are a category in themselves and trailer presentation does truly augment the narrow profile of the jig with split tail trailers, swimbaits, straight tail grubs and worms and other kicking bodies.

使うジグがキャスト&リトリーブで水平に使うようなスイミングジグでない限り、ほとんどのジグはフォールやリフトによってプレゼンテーションされます。 それはトレーラーの種類によって大きく変わります。 スイミングジグは主にレンジの正確さとアクションによるリアクションでバイトします。 ほとんどの場合それは視覚によるバイトです。 他のジグでは、縦と横の両方のプレゼンテーションをすることで最も効果的になります。 スイミングジグはそれ自体がひとつのカテゴリーであり、スイミングさせた時にスカートが閉じて細くなったシルエットをスプリットテールトレーラー、スイムベイト、グラブや他のアクションを持つワームによって補強しています。

 

タックルを決めつけない

The story is simple. Each trailer chosen is no different that choosing the right rod and reel or the best topwater lure. Forcing the type is no different than forcing the technique. For better results in your jig fishing it may be as simple as getting out of your comfort zone and experimenting a bit. I can’t tell you how many times a simple little tweak made my day go from the outhouse to the White House by not being set in my ways or just grabbing what I had handy. It just changed the game.

Check your arsenal of trailers and see if you have a good selection. Don’t be afraid to go off the grid and get crazy with your selections. Experiment, note the conditions and never settle for tried and true. It just may help you put a few more fish in the boat for you.

簡単な話です。 選んだそれぞれのトレーラーが、例えばトップウォータールアーを扱うのに正しいロッドやリールを選ぶことと同じです。 トレーラーのタイプを替えるということは、テクニックを替えるということになるとも言えます。ジグの釣りでより良い結果を生むためには、快適に扱えるタックルから多少外れても、ちょっとした実験をすることでできるかもしれません。 私はたまたま手にしたグラブを使って何度も微調整することでとてつもなく大きな結果になると言っているのではありません。それが結果を変えることになるかもしれないと言っているのです。

あなたのボックスの中のトレーラーをチェックして、最善と思われるものを選んでください。 セオリーから外れてしまうのではないかとか、おかしいと思われることを恐れないでください。 実験しましょう、状況に注意しながら試行錯誤し結果が出るまで決めつけないでください。 それがあと少しの釣果に結びつくきっかけになるかもしれないのです。


 

ジグトレーラーの世界は思ったよりも奥が深そうです。

冒頭にも書いた通り、プロでも正しいルアーを選ぶのは大変なことのはずです。また、セオリーから外れて思わぬ使い方をしたことでそれがウイニングパターンになるということもちょくちょく聞く話ですよね。

ということは、ここに書かれている通り、ひとまずはトレーラーによるアクションや効果の違いを理解しつつ、その組み合わせにこだわりすぎないことが重要そうですね。

この記事もプロの方が書いたものですが、これを読んだ方によっては反論もあるでしょうし、賛成できないこともあるのではないかと思います。

そういう方にはその方が積み上げてきた実績があるわけですし、それが間違っているということではないと思います。

これだけの流通量があるジグトレーラーですから、無限の組み合わせに多くの答えがあるのは当然と言えば当然で、私たちにはそのいくつかの正解を探し出す楽しみがあると考えていいのではないかと思います。

この記事は「こういうときはこういうジグ」といったハウトゥ記事ではありませんでしたが、考え方を知ることが出来たと思いますので、ここから先は各々でいろいろ実験して、自分なりの成功例を積み上げてみることを楽しんでみてはいかがでしょうか。

私もセオリーをあえて外してみたり、逆らってみることが大好きです。

でも、セオリーってやっぱり強いんですけどね(笑)

 

それではまた。

 

毎度ありがとうございます!