水を読む【バス釣り初心者さん向け】

水を読む【バス釣り初心者さん向け】
Photo by shopkarls.com

バス釣りには、キャスト、ノット、リトリーブなどの実技・技術が必要ですが、このほかにも知識や知恵といった技術以外の部分も必要になります。今回はバス釣り初心者さん向けに、フィールドの「水を読んで」バスに辿り着きやすくする方法をご紹介いたします。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Simple Fishing Tips: How To Read The Water To Find More Fish”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:shopkarls.com”Simple Fishing Tips: How To Read The Water To Find More Fish”

今これを読んでおられる方は、バス釣りをされている方だと思います(そりゃそうですよね)。

バスを釣るためには、キャスト、ラインの結び方、ワームの刺し方などなど、いろいろな技術を学ばなければなりませんよね。

上達してくると、バスがバイトしやすいルアーのアクション、リトリーブスピードなどといった技術なんかも必要に感じたりします。

さらに、これら実技や技術といったことに加えて、まだ必要なことがあります。

それは、知識や知恵といったものです。

単純な例を挙げると、「そもそもこの池にバスはいるのか?」という情報や「バスがよく釣れるのは何月?」といったものでしょう。

今回ご紹介する記事は、その知識・知恵の中のひとつ、「水を読む」ということです。

水を読むというのは、そのフィールドにバスが存在するものとして、さらにどのような場所にいるのか、絞りこんでいく作業のことと言えますでしょうか。

この記事は、アメリカのタックルショップ「Karl’s Bait & Tackle」のブログ記事で、フィールドのどんなところにバスがいるのかを簡単に解説してくれています。

簡単なことを覚えるだけで、バスに辿り着く確率は大幅にアップするものです。

ぜひ読んでみてください。

フィールドのどこを見るのか

引用文(タップすると開きます)
The first thing to look for is ripples. If there are ripples or movement along the bank from flickering baitfish there are likely larger fish as well. Looking for movement from small minnows, insects, or larger fish, feeding near the surface are all good signs. If there’s wind, try to fish the downwind side of the lake. In small ponds, wind can keep the bait concentrated on one side of the water and predators will follow.
水を読む【バス釣り初心者さん向け】

まず最初に目につきやすいのは波紋です。 バンク沿いにベイトフィッシュが水面で起こすわずかな波紋や動きがある場合は、バスも近くにいる可能性があります。 小魚、昆虫、またはバスの直接の動きを探し、水面でフィーディングを見つけた場合はかなり良い状態です。

風が吹いている場合は、フィールドの風下側を釣ってみてください。 小さな池などでは、風によってベイトがフィールドの片側に集中させられるため、バスもそれを追ってきます。

カバーに注目する

引用文(タップすると開きます)
You can also try to look for different types of cover: logs, weeds, grass, or anything else fish would use as a hiding spot. Often times fish will hang out around these common types of cover and wait for baitfish to approach. If you can find those spots and imitate those baitfish with your artificial bait, you’ll likely catch some big ones!
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上記の他、レイダウン、ウィード、水生植物など、バスが隠れ場所として使用できそうなさまざまなカバーを探すべきです。 多くの場合、バスはこれらのカバーの周りに溜まり、ベイトフィッシュが近づくのを待ちます。

そういった場所を見つけ、ルアーでバスが狙っているベイトを模倣することができれば、ビッグバスを釣るチャンスになります!

川の場合

引用文(タップすると開きます)
In rivers, continue looking for cover, but also keep an eye out for pools or eddies. Eddies are areas near rocks or laydowns, such as fallen trees, where the current slows. Eddies or wide open pools are some of the most common places to find trout, smallmouth bass, and other typical river dwelling fish!
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川でもカバーを探すことは有効ですが、プールや反転流にも注意してください。

流れが変化している、乱れているということは、流れを妨害するレイダウンや沈木や岩がその近くにあるはずです。 反転流や広くプール状に流れが緩くなっている場所は、トラウト、バス、その他川に生息する典型的なフィッシュイーターを見つけるための最も有力な場所のひとつです!

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バス釣りを長くやっていると、バスが釣れた経験から、これらのことが無意識にできるようになってくると思います。

意識的にやっていたことが自然と身に着くことを習慣と言いますが、この習慣をまさにバスたちはやっています。

風や流れによってエサが寄ってくることを学び、良い場所に陣取ろうとするんですね。賢いバスほどデカくなりやすく、賢いバスほどそういう習慣を早くから身に着けています。

私たちはそのバスの習慣を利用します。

つまり、水を読んで釣るバスはでかい=デカいバスを狙って釣れるようになるという図式です!

しかし、私もベイト、風、流れ、カバーなどを読んで釣りをしているつもりですし、それが習慣となっているつもりですが、なかなかビッグバスに辿り着くのは難しいものです(笑)

現実は厳しいものですが、それでも覚えておいて損はないでしょう。

私からひとつ、余計なことを補足させていただくとすれば、ラージマウスはカマキリ、スモールマウスはスズメバチということです。

目に見えない水中のイメージをするのは難しいので、陸上の生き物でラージマウスとスモールマウスの違いを置き換えてみると、

ラージマウスは待ち伏せ型の昆虫であるカマキリです。

自分を木や草の幹に同化させ、獲物が来るのをじっと待ちます。

獲物が近くにいてもじっと動かず、ひたすら待って待って、確実に仕留められる射程距離に入ったら、素早く襲い掛かるんです。

これをラージマウスバスに置き換えると、私たちはカバーの際っきわ、ラージマウスバスのストライクゾーンにルアーしっかり入れるように攻めてあげる必要があるということですよね。

対して、スモールマウスバスは自分から動き回ってエサを探すスズメバチです。

動くものを見つけたらすかさず近寄り、食べられるものか見極めて、攻撃します。

これは、スモールマウスバスが見つけやすく、さらにいつも食べているものにルアーのサイズや動きやカラーを合わせてあげる必要があるということでしょう。

これらを意識することで、ラージとスモールの違いに対応しやすくなるかもしれません。

同じバスでも、ラージとスモールの違いは、同じ肉食昆虫でも、カマキリとスズメバチの違いをイメージしてみてくださいね。

さて、バスも人間も習慣を身に着ける生き物だと言いましたが、動物や昆虫と違い、人間とは邪念が入る生き物です。

習慣というものは恐ろしいもので、自分は正しいと思い込み、学ぶことをやめてしまうこともあるくらいです。

初心者さんはもちろん、素晴らしい習慣をすでに身に着けているベテランさんも、ぜひ学ぶ姿勢を保ち続け、いい釣りを続けましょうね。

私も本当にそんな悪い癖が出やすいので、充分注意していこうと思います!

それではまた。

毎度ありがとうございます!