なぜ春は赤いルアーが効く? バスプロが語る科学的証明と狙い目のポイント
私個人の考えでは、赤いルアーが特に春に際立って釣れるという印象は持っていません。しかし、春に赤いルアーが釣れるという方がウソを言っているようにも思えないんですよね。これにはなにか理由があるのでしょうか。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Bass Hack: Why Red Lures CRUSH Fish In The Spring”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:shopkarls.com ”Bass Hack: Why Red Lures CRUSH Fish In The Spring”
春は赤いルアーが効く。
これは春のバス釣りをしていると当たり前のように聞く言葉です。
ルアーメーカー各社のカラーラインナップには「スポーンレッド」「プリスポーンダイナマイト」「スポーンキラー」「スポーンフィッシュ」などといったスポーニング時期に使うことを連想されるカラー名があり、そのほとんどが赤系のカラーを施されていますね。
これは何を意味しているのでしょうか。
その言葉の通り、春は赤いルアーが釣れるから、赤いルアーがあるのでしょうか、それとも、春は赤いルアーが釣れると信じる釣り人にルアーを売るためにあるのでしょうか。
穿(うが)った見方をするようですが、これは、両方のことが言えるのではないかと思います。
私個人の考えでは、春にばかり赤い色が際立って釣れるという印象は持っていません。しかし、春は赤いルアーが釣れると言っている人がウソを言っているようにも思えません。
もしかしたら、ちゃんとその意味を理解して、使う場面やタイミングを意識すれば、私の持つ春の赤いルアーの印象は変わるかもしれませんね。
この記事は、アメリカのタックルショップ「Karl’s Bait & Tackle」のブログ記事で、春に赤いルアーが有効となる理由について考察されています。
ちょっと読んでみましょう。
早春のバスはザリガニがお好き
なぜ赤い色のルアーが春のバスに効果的なのかについての理論はたくさんあります。 ある理論によれば、春はザリガニの脱皮の季節なので、赤い色にバスがロックオンすると示唆しています。 マッドバグ(グレーが強い色のザリガニの一種)は脱皮中には赤みを帯び、殻は柔らかく弱くなり、目立ちやすくなるため、バスにとっては簡単な食事になります。 ということで、春に有効なバスルアーは、この脱皮期間のザリガニを完全に模した赤いクランクベイトとなるでしょう。
バスプロの考え
ケビンバンダムは、アメリカ南部の湖の多くのボトムは赤い粘土質であるため、アメリカ南部では赤が有効なカラーになるという印象を持っています。 彼は、湖の水生生物というものは周囲の色に溶け込む(保護色)能力を持っていると考えており、ボトムが赤土の湖でボトムで何か赤いものが動いていると、バスはそれを食べものとして認識すると考えています。
科学が証明する春に有効なルアーとは
他の項目として、科学による答えを見てみましょう:バスの目は人間の目と似ており、それらは桿体(かんたい)と錐体(すいたい)と呼ばれる異なる視細胞を含んでいます。 バスの錐体は特定の色を感知し、桿体はローライトおよび夜間の視界を確保するのに役立ちます。 大学の研究者たちは、ラージマウスバスの錐体細胞には2つの種類があり、1つは緑に反応し、もう1つは赤に反応することを発見しました。 この結果を釣りに応用するならば、春のバス釣りでの完璧な色の組み合わせは、背中が濃い緑色で、あとの部分が赤で塗装されたクランクベイトやバイブレーションということになるでしょう。
やはり赤い色と聞くと一番に連想するのはザリガニの色ですかね。
特にバスの目には緑と赤という反対色だけが識別できるようですから、緑のウィードの中にうごめく赤いザリガニなんてものすごく目立つのでしょう。
また赤は魚のエラの中の色だったり血液の色というものも連想でき、これを弱点とすることができますので、バスがその色に敏感に反応するともいわれることがあるようですが、普通に生きているバスには、おそらくほとんど見ることがない部分ですよね。それでも反応するんですかね。
色覚の表現として正しいのかは分かりませんが、白黒と赤緑しか識別できないということは、モノクロの画面の中の緑と赤だけがカラーで見えている状況なのでしょうから、この2色がチラッとでも見えると反応しやすいというのは分かる気もしますけどね。
この記事にもあるように、やはり、春に赤が釣れるということには色々な理論があるようです。
キーは、ザリガニのいる場所、保護色となる場所ということになるでしょうか。そういうことを意識すれば、私の印象は変わるかもしれません。ぜひ使ってみたいと思います。
そして科学が証明するバスの目に見える「緑と赤」の最大活用。この記事にあった背中が緑であとは赤いというカラーリングをされたバスルアーは意外と少ないです。
ダイワ・ピーナッツの「グリーンバックレッドベリー」というカラーが代表的なものでしょうか。ハンクルの「グリーンバックオレンジベリー」というカラーもありますね。でも、意外と少ない。
シーバスルアーにはグリーンバックやグリーンヘッドというカラーは結構あったような印象です。
バスには緑と赤しか判別できないのに、その2色の組み合わせのカラーリングは少ない。売れないカラーなんですかね?しかしワームには結構ある組み合わせですかね。
例えばこちら
Z-MAN ZINKERzジーメン・ジンカーZ 5インチ
グリーンパンプキン/オレンジ
ElaZtech素材からシンキングバージョンのストレートワームが登場!
これまでフローティング素材の浮力によるナチュラルアクションが魅力のZ-MANワームに、シンキングバージョンが登場しました。
これにより、普通のワームにできるリグはそのまま、このジンカーZでも可能になります。
ゲーリーヤマモト・ヤマセンコーと同じようなコンセプトのワームで、ヤマセンコーより10倍も強度のある素材です。よく釣れるワームですよ。
他には
ワームにラビットファーが移植されたオプティマムベイツのホッグ系ワームです。こちらは中古品です。
緑と赤と言えばゲーリーワームでは絶対に無視できないカラー、グリーンパンプキン/レッドフレークです。こちらも中古品です。
なんだか、無性に赤い色のルアーが使いたくなってきてしまいました(笑)
春の赤いルアー、皆さんはどれほど使って、また釣ってらっしゃいますか?
それではまた。
毎度ありがとうございます!