晩春のアフタースポーンのバス釣り

晩春に多くなるアフタースポーンのバスは釣りにくいと言われていますが、そんなことはありません。重要なのはバスの居場所を知ることと、自分自身の柔軟性を持つことです。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Late Spring Post Spawn Bass Fishing”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:tforods.com”Late Spring Post Spawn Bass Fishing”
アフタースポーンのバスは、回復するまで釣れなくなると言われています。
それは、その通りだと思います。
しかし、アフタースポーンの時期が釣れない時期かと言えば、そうではありません。
たしかに、生き残りのことを考えれば産卵疲れから回復するのがその時期のバスの最優先事項でしょう。
特にシャローの分かりやすい場所にネストを作ってしまったオスのバスは、産卵期間中にアングラーに叩かれまくり、心と体のストレスが半端ではなかったはずですからね。
それでもアフターのバスというのは、これは個人的な意見になりますが、全体的に見て、またシーズンの中でもやる気がある時期にあるように思います。
さらに、ラージもスモールも、この時期からなんとなーく魚体が黄色っぽーい魚が増えると思うんです。その黄色い魚がめちゃくちゃ引くんですよね。個人的な意見なんですけどね(笑)
ただ、やはりバス釣りは釣りですので、いつもいつも同じではありません。
釣れない日というのもいっぱいあります。
そういう日にはどうしても、アフターのバスだからかなあ?と考えてしまうんです。
さて、そんなアフタースポーンのバスを釣るとき、私たちは何を知っていればいいのでしょうか。
この記事は、アメリカのルアーロッドメーカー「テンプルフォークオリジナル=FTO」公式サイトのコラム記事で、プロスタッフのジョーイ・ナニア氏が、アフタースポーンのバス釣りについて解説してくれています。
コンスタントにアフタースポーンのバスが釣れるようになるため、ぜひ読んでおきましょう。
バスの居場所

あと数日もすれば、シャローで産卵したバスは回復しやすい場所を求めて沖へ出るでしょう。そことは、フィーディングがしやすく、水質もいい場所です。ほとんどの湖では、アフタースポーンのバスをコンスタントに釣るにはディープが鍵となります。
アフタースポーンのバスがどれだけの水深を目指すのかは、水の透明度に大きく依存します。流れがある川や濁りのあるリザーバーなどでは、ディープといっても水深2.4〜3.6メートルまでになる可能性がありますが、クリアウォーターレイクでは、アフタースポーンのバスは水深4.5〜10メートルで過ごす可能性があります。透明度は本当に大きな違いを生みます。
バスがどこでスポーニングをしたのかを知ることは、アフタースポーンのバスが溜まる場所を見つけるのに非常に重要です。アングラーは、さまざまな種類のバスがさまざまな場所に産卵することを理解する必要があります。ラージマウスバスは通常、シャローの保護されたワンドやクリークアームで産卵しますが、スポッテッドバスやスモールマウスバスは多くの場合、メインレイクのバンク、岬、ハンプ、路盤で産卵します。重要なのは、岬、棚、オダ、ウィードエッジなどをディープレンジで見つけることです。これらの場所は、通常は酸素とベイトフィッシュが豊富で安全な環境となり、バスがフィーディングしつつ体力を取り戻すことがでる場所です。

オープンマインド
このディープという話は、どんな季節であれ、バスを狙うためにあなたは本当にオープンマインドでいる必要があります。すべてのバスが同じことをしたり、同時に同じように動くわけではないという原則を覚えておいてください!いつでも、バスを釣るためのさまざまな方法がたくさんあり、一般的にはアフタースポーンといえばディープの釣りが中心になりますが、シャローも決して無視されるべきではありません!
バスがスポーニングを終えるタイミングで、ブルーギルやシャッドなどの他の多くの魚が産卵を始めるはずです!そのことを念頭に置いて、ペンシルベイトやフロッグなどのトップウォーターベイト、スイムジグ、フリッピングなどのワーム類をアフタースポーンのバスに使っていきます。シャローでのバイトを得るための鍵はローライトです。これは通常は早朝または夕方を意味しますが、桟橋、ウィードベッド、レイダウンツリーなどのカバーは、1日を通してアフタースポーンのバスが着きやすい場所です。
オープンマインドで、無駄な時間を長く過ごさないようにしてください。これらのことを行い、出来ることを端からやっていけば、フィールドでの悪い日を大幅に減らすことができます!

よく、秋になるとバスがいろんなレンジに散らばると言いますが、実際はアフタースポーンの頃からバスはいろんなところに散らばっていきますよね。
本当にいろんなところで、いろんなルアーで釣れると思います。
また、ネストからバスがいなくなるアフタースポーンというタイミングは、ネストのバスを釣らない派のアングラーさんにとってはストレスなく釣りができるタイミングになったと言えます。
そういう意味でも、アフタースポーンのバス釣りは釣りにくいタイミングがあるものの、やりがいがあり、本来のバス釣りだとも言えますよね。
色んなエリアにバスがいて、いろんなルアーで釣れるこのタイミングですので、自分の得意なテクニックをさらに磨いたり、新しいルアーやテクニックに挑戦しやすいタイミングでもあります。
問題は、多くの選択肢があるからこそ、記事に書かれていたようにオープンマインドでいることかもしれません。
私なんかはどうしても過去の実績にとらわれやすくなってしまいますから、より柔軟に、楽しめるバス釣りに挑戦してみたいものです。
ちなみに私のホームの野尻湖や木崎湖では、アフタースポーンは7月ごろまで続きますので、爽やかな初夏のアフタースポーンのスモールマウスバス釣りにお出かけいただければと思います。
きっと回復したナイスコンディションの黄色っぽいスモールがギュンギュンに歓迎してくれますよ!
それではまた。
毎度ありがとうございます!