子供と釣りをしましょう

2019年9月6日

子供と釣りをしましょう
Photo by the fishing wire.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Take Your Kids Fishing”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:thefishingwire.com ”Take Your Kids Fishing”Aug 19, 2019 By Greg Wagner, Nebraska Game and Parks

皆さんには、お子さんはいらっしゃいますでしょうか。

または、子供でなくても、釣りを人間関係を築くツールとして活用されたことはありますでしょうか。

私の釣り人生は、父親から譲り受けたものです。

おそらくこれを読んでいる皆さんは釣りがお好きであると思いますが、釣りそのものが大好きであるとともに、釣りに出会わなければ気付けなかった色々なことが好きでもあると思うんです。

私は父親から釣りとともに、色々なものの考え方のようなものを同時に教えられました。

また以前の仕事では、ゴルフができないかわりに釣りが好きな人達が釣り場に集まり、みんなで釣りをして親睦を深めるということをしており、大人同士でいい人間関係を作るツールとしてとてもいいものと考えておりました。

私は釣り人というのが大好きで、釣り人というのは、素直であり頑固、のんびり屋でありながら短気、行動派でありながら面倒臭がりといった色々な矛盾を抱える最高に面白い愛すべき人種だと思っております。

この記事は、アメリカの釣り専門ウェブ新聞「THE FISHING WIRE」の記事で、いい親子関係を作るために子供と釣りをしましょうという内容の記事です。

私には現在子供はおりませんが、そんな私でもいろんな方と良い人間関係を作るために必要だと思える記事だと感じ、ぜひ紹介させていただこうと思いました。

釣りの素晴らしさを改めて感じる記事だと思いますので、よろしければ読んでみてください。

1.充実した時間を過ごす

引用文(タップすると開きます)

In the fast-paced world of everyday life, it’s not easy to set aside a a bunch of time to spend one-on-one with your son or daughter, especially as they age. Taking a fishing trip, whether it’s an extensive one that will require multiple days or just a morning or evening affair, allows you to focus all of your energy and attention on your child, no matter what age. In order to have a strong parent-child relationship, you have to forge a strong emotional bond with your son or daughter while they’re still young. Fishing together allows the two of you to get to really know one another as individuals, to chat openly and enjoy each other’s company.

あっという間に過ぎていく日常生活の中、特に年齢を重ねるにつれて、息子や娘と1対1で過ごす時間を作ることは簡単なことではありません。 釣りに行くことは、数日間かけて行くような釣り旅行にしても、朝や夕方だけのものにしても、年齢に関係なくすべてのエネルギーや神経を子供に集中することができます。 親子関係をより良くするためには、息子や娘がまだ小さなころから感情面で強い絆を築く必要があります。 一緒に釣りをすることで、2人はお互いを個人として本当に理解し合い、面と向かって会話をし、お互いを友人のように楽しむことができます。

2.会話が生まれる

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The quiet stillness of a lake shoreline or river bank, and the relaxing nature of waiting for fish to bite fosters plenty of conversation, some of which may be awkward to broach elsewhere or with other family members over the dinner table. The natural evolution of your discussions can and do lead to more than one topic you most likely wouldn’t discuss under different circumstances.

湖や川岸の静かな静けさ、そして魚のアタリを待つというリラックスした空気は、多くの会話をするのに役立ちます。こういったことは意外と、他の場所や家族との夕食の席であっても話し合うというのは難しいものではないでしょうか。 会話が自然と弾むというのは、釣りをしている以外の状況ではなかなか話すことができないような色んな話題に発展する可能性があります。

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3.優れた個人を育成できる

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In a society where young folks show their parents the know-how and intricacies of new technology, it can feel like there isn’t much left in terms of skills that adults pass on to their children anymore. Fishing teaches kids the virtue of patience and diligence in an environment where entitlement has become an unrealistic expectation. But, the age-old art of hands-on fishing — tying on an artificial lure, baiting a hook, casting a line and working that lure or bait to try to catch fish is comprised of real skill. Fishing truly is a lifestyle, and it’s one that is difficult to learn from a YouTube video.

現代社会は、若者たちが親の世代の社員に複雑で新しい技術のノウハウを教えている状態であり、大人が子供に引き継ぐ技術などはあまり残っていないように感じます。 釣りは、結果がどうなるかわからないという環境の中で、子供たちに忍耐や努力の素晴らしさを教えることができます。 また、長い期間をかけて自分の手で釣りをするということ(ルアーを結び、フックを取り付け、キャストし、そのルアーを使って魚を釣ろうとすること)は、本物の技術からなるものです。 釣りとは本物のライフスタイルであり、YouTubeなどの動画だけで学ぶのは難しいものです。

4.自信がつく

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As your youngster builds their skills and become more successful, they build their self-confidence. This also leads to a stronger self-concept and greater independence. As children see they can be successful in fishing, they carry that confidence over to other parts of their lives through the years like school, sports, work, the military and even developing friendships and other interpersonal relationships.

子供がスキルを磨き、成功を収めるにつれて、自信がついてきます。 これはまた、より強い自己概念と大きな独立心につながります。 子どもたちは釣りでの成功体験をしていることで、学校、スポーツ、仕事、さらには友情など対人関係の発展など、長年にわたってその自信を人生の他の部分で活かすことができます。

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5.思い出が作れる

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As your son or daughter gets older and has less time to spend with you, windows of short periods of time may pop up for fishing, be ready and take advantage of those with them! The memories of your shared fishing trips, whatever duration, are engrained forever. And, when your young folks become adults, those cherished memories come in the form of stories. They will become fodder for pleasant reminiscences, however humorous, serious or embellished.

あなたの息子や娘が年をとって、あなたと過ごす時間が少なくなったとしても、その短い時間で釣りをしようと、もう準備ができた状態で現れてくれるかもしれません! 一緒に過ごした釣りの思い出というのは、どんなに短い期間であっても、永遠に忘れることはありません。 そして、あなたの子供たちが大人になるとき、それらの大事な思い出は物語として返って来ます。 面白おかしく、または真面目に、または大げさになっていたとしても、彼らの楽しい思い出となっていることがわかります。

6.自然への感謝や情熱が生まれます

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For us outdoorsy parents, the opportunity to share a passion for and appreciation of nature with a child is an invaluable one. Instilling a love of the outdoors and a sincere respect for wildlife, fresh air, sunshine and screen-free entertainment is a terrific way to combat the effects of technologically-advanced, indoor-based living where video games rule the day. With fishing, you’re perfectly positioned to pass along the basic tenets of environmental stewardship without seeming like you’re lecturing or preaching. You can guide your son or daughter in the right direction by demonstrating or modeling earth-friendly habits such as picking up litter, gathering discarded fishing line for recycling and properly releasing a fish.

アウトドア派の親にとって、自然に対する情熱や感謝を子供と共有する時間というのは貴重なものです。 野生動物への愛情、新鮮な空気、太陽の光、テレビ画面のないエンターテイメントであるアウトドアへの誠実な敬意を植え付けることは、技術的に進歩したテレビゲームが支配する屋内での生活がもたらす影響に対抗する素晴らしい方法です。 釣りをすることで、あなたはレクチャーや説教をするような形ではなく、自然な形で環境問題などに取り組むことができます。 ゴミを拾ったり、リサイクルのために捨てられた釣り糸を集めたり、魚を適切にリリースしたりといった地球に優しい習慣を実践したりモデル化することで、息子や娘を正しい方向に導くことができます。

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7.ローテクの世界を体験する

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Even though a Smartphone or iPhone may be carried on your fishing trip to capture or share moments, there are no larger digital screens available in the outdoors. This translates to no video games, big-screen TVs, tablets or computers on the water, which means that for at least for a few hours, a lower-tech good time can be had while still documenting the fishing experience with mobile devices. What better way to limit screen time than to by taking youth where those major screens aren’t available, but still have some modern technology available and good old-fashioned fun on the menu?

釣りに行くときにスマートフォンや携帯電話を持ち歩き、写真を撮ったりすることはありますが、アウトドアには大きなテレビ画面はありません。 これは、テレビゲーム、大画面テレビ、タブレット、パソコンなどが水上にないことを意味します。つまり、少なくとも数時間は、スマホなどで釣り体験を記録しながらも、ローテクな時間を過ごすことができます。 スマホという最新のテクノロジーは使えるものの、現代のゲーム文化から若者を引き離すことができる古い文化というものが他にありますでしょうか?

8.共通の趣味の長所

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A shared hobby allows you and your offspring a bit of common ground, something that will become even more important as they get older and look for ways to assert their independence. The enjoyment of fishing the two of you share may be one of the few ways you’re able to effectively communicate during the turbulent times of adolescence and young adulthood.

共通の趣味を持つことで、あなたと子供は少しの共通点を抱くことができます。これは、大人になるにつれて独立する方法を探すときに重要になるものです。 二人で共有する釣りの楽しみは、思春期や若いころという激動の時期に効果的にコミュニケーションをとることができる数少ない方法の1つかもしれません。

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9.協調性の意識が身に着く

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Many see fishing as an individual activity but what most people don’t comprehend is that beyond the family, there are communities and groups centered around fishing. From the Small Boat Bass Club to the Nebraska Walleye Association to Trout Unlimited, there are a plethora of organizations in Nebraska for young folks and others to join to make new friends, enjoy camraderie and learn more about the specific facets if fishing for various species. There are also a number of fishing tournaments to enter that bring young people and anglers of varying ages together for fun and friendly competition. Just recently, Game and Parks and the B.A.S.S. Federation just hosted the State High School Bass Fishing Tournament held at Lewis and Clark Lake in northeast Nebraska where 18 teams participated.

多くの人は釣りのことを個人的なものと考えていますが、そういう方が理解していないのは、家庭の中以外にも釣りを中心としたコミュニティやグループが存在するということです。 小さなボートのみのバス釣りクラブからナマズ専門チーム、トラウト愛好会などなど、国内には若者やその他大勢の人々が参加して、新しい友達を作り、仲間意識を楽しみ、さまざまな種の釣りをするときの特定のテクニックなどについて詳しく学べる組織がたくさんあります。 さまざまな年齢の若者と釣り人をつなぐ楽しく友好的な競争を主旨とした釣りのトーナメントもいくつかあります。 つい最近、バスマスターフェデレーションのゲームアンドパークは、18のチームが参加するネブラスカ州北東部のルイスとクラークレイクで開催された州立高校バス釣り大会を開催しました。

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10.健康的なライフスタイルになる

引用文(タップすると開きます)

Recreational fishing has been shown to be a wonderful stress reliver as well as an ideal way for anyone to relax, especially young people. It can also be seen as an excellent form of exercise, calorie burning and Vitamin D intake. Fishing strengthens the mind of young individuals by requiring the use of visual-spatial and problem solving abilities. It enhances hand-eye coordination and balance. In addition, research indicates that by preparing the catch of the day for supper (legal selective harvest), it typically leads to healthier eating habits. By combining these things together, fishing can contribute to healthier lifestyles, particularly with youth.

趣味としての釣りは、素晴らしいストレス解消法であるだけでなく、誰でもリラックスできる理想的な方法であることが証明されています。特に子供にとっては理想的です。 また、エクササイズ、カロリーの燃焼、優れたビタミンDを摂取する方法として考えることもできます。 釣りは、現実における空間での問題解決能力が求められるため、子供のメンタルを強化します。 反射神経やバランスも強化されます。 さらに研究では、夕食のときにその日に(合法的に)釣ったものが食卓に並ぶことで、通常よりもヘルシーな食習慣につながることが示されています。 これらを組み合わせることで、釣りは、特に子供にとってより健康的なライフスタイルへの貢献となります。

子供と釣りをしましょう
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アメリカ人のこういう記事といいますか、心を見てみるとき、とてもオープンだなと思いますよね。

日本人の場合、こういう部分はなかなか照れくさくて出て来ませんよね。

多くの方が、私と同じように家族の方から釣りを教わっていると思いますし、そのときに釣り以外のなにか大事なことも一緒に教わっているのではないかと思います。

それは私の場合は父親ですが、大事なことといっても直接的な会話として教わったものではありません。自分が勝手に感じたものです。

血のつながる家族ですから、会話がなくても何かが伝わったのだと思います。

そしていつも最後には一番の大物を釣る父は、私たち兄弟のヒーローでした。(時には私の方が大物を釣りますが絶対に負けを認めないヒーローでもありましたが)

親子間だけでなく、たとえば会社の同僚や学校の友人と釣りをしに行くことも、お互いの理解や友情を深めることになると思います。

この時のつながりは親子ほど強いものではありませんから、ある程度は狙った会話を用意することが必要になるかもしれませんが、うまくいけば、駆け引きなどのない素直で強い絆になると私は思っています。

現在、日本の釣り場はどんどん減っていき、釣り人は社会的にかつてないほどの逆境に立たされています。

釣りは魚を釣ることそのもの以外にもこんな素晴らしい側面を持っているものですから、なんとか釣り場を守っていけるよう、個人でできることをやっていかないといけませんね。

思い出の釣り場がなくなるほど悲しいことはありませんからね。

これを読んでいただいている釣り人であり親御さんである方は、ぜひ子供さんに釣りを教えていただきたいと思います。釣りそのものの他にもきっと、なにか大事なことが伝わると思いますので。

そして釣り人の未来が良いものになりますように。

私も微力ながら、できることをやろうと思います。

それではまた。

毎度ありがとうございます!