晩夏のバス釣り:クリス・レーン
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Late Summer Bass Tactics with Chris Lane”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:wired2fish.com ”Late Summer Bass Tactics with Chris Lane” Aug 23, 2019
まだまだ日中はうだるような暑さになり、釣りをしていても休憩をしながらでないと身の危険を感じるほどだと思いますが、みなさま、お身体は大事にされてますでしょうか。
それでも夕方頃になると、いつの間にか鈴虫やコウロギなどの秋の虫の鳴き声が派手に聞こえ始めていることに気が付きます。
もうそろそろ秋なんですね。
日が沈むと吹く風がこれまでよりもサラッとした感じがして、さらに快適さが増し、ルアーを投げる手も進みます。
これまで夏バテ気味で外に出られなかった方も、やっと動きやすくなってきたと思います。ありがたいことです。
さて、バス釣りにはこの季節がどう影響するのでしょうか。
これまで暑すぎて外に出られなかった方にとっては久しぶりのフィールドですのでカンが鈍っているかもしれませんし、毎日フィールドに出られていた方にとっても、変化に対応しなければならないタイミングになっているはずです。
このタイミングで、晩夏のバス釣りというものを知っておきたいところですよね。
この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「Wired 2 Fish」の記事で、メジャーリーガーのクリス・レーン氏に、晩夏のバスフィッシングの考え方を取材したものです。
アメリカのプロは晩夏という季節をどのように釣っているのでしょうか。
早速読んでいきましょう。
クリス・レーンの晩夏のバス釣り戦略
夏の猛烈な暑さは、バスアングラーたちにフィールドに出ることを思いとどまらせるかもしれませんが、パワーポールの使い手であるクリス・レーンはそうではありません。 レーンはこの夏に通いこんだテネシーリバーのラージマウスバスを狙うために、日中を3つの時間帯に分けてその釣り方を教えてくれました。
「朝は重要です」とレーンは言います。 「釣り人にとって涼しいというだけでなく、バスもその涼しさに快適さを感じ、より積極的に当たってきます。」 レーンは、日の出の時間帯は水深30センチ〜60センチのウィードフラットへ向かい、シャローでパワーポールを下げ、トップウォーターポッパーを水面で操ります。 「River 2 Seaのウォッパープロッパーやレーンチャガーを使用してウィードフラットへキャストし、スローからミディアムのペースで水面のルアーをチャギング(水しぶきが上がるようにジャークすること)します。私もこの時間帯に最も大きいバスを釣ることが多いので、夏の朝はビッグバスがフィーディングする時間なのでしょう。」
晩夏の日中から夕方のバス釣り
太陽が高くなる日中、レーンは魚の群れを見つけるためにややディープを探ります。 「テネシー川は、日中になると人々がエアコンを使い出すので、通常は午後になると発電放流(ダム)による流れが発生し始めます。その時、バスは水深約3.6~6メートルの棚(急な水深の変化)のアウトサイドに出てきます。その斜面に沿ってクランクベイト、ラッキーストライクのフットボールジグ、プラムカラーのワーム、マッドバグ(ザリガニ)にブラック/ブルーのカラーリングのものを使っていきます。」
レーンはリトリーブをスローダウンさせ、高水温でやる気のなくしたバスの興味を引くようにします。 「バスは日中には群れを作っているので、ヒットしたら同じスポットにキャストし続けます。1匹の魚を釣ることができたら、さらに数匹追加できるはずです。」
太陽が沈み始めると、レーンはトップウォーターに戻します。 「夕まづめは、再び水面が騒がしくなることを意味します。夕暮れ時には、バスはベイトフィッシュを水面まで追い込んで襲っています。」
夏の間、日の出から日没まで、レーンはシャローエリアからディープエリアまで戦術をアジャストし、ラージマウスバスのフィーディングに合わせるようにすると言います。魚を見つけたらパワーポールを使用して、必要な場所に降ろすようにしてください。
クリス・レーンはパワーポールを使ってシャローにボートを固定し、トップを投げまくる作戦を採っているようですね。
パワーポールというのはボートに付ける装置の事で、ボートから水中に向かってポールを伸ばし、ボトムに突き刺してボートを固定するというものです。
お値段は数十万円しますので、なかなかみんながみんな使える装置ではありません。
しかしながらこの記事は、このパワーポールがなければ晩夏のトップは釣りにならないという意味ではなく、それくらい腰を据えて粘るということなのだと思います。
夏の天気は、場所にもよると思いますが、晴れていれば夕方頃から風がやや強くなって、太陽が山に隠れると同時に風が止むというパターンが多いのではないでしょうか。
薄暗くなって風が止んだ時、そんな場面をイメージしたらまさにトップタイムという感じがしますよね。
日中はちょっとディープな釣りになるということで難易度が上がりますが、朝夕はトップということで非常にエキサイティングな釣りを楽しめそうですね。
ただ、夕方になって涼しくて快適で、しかもトップの釣りですから、ルアーが目に見えるのでついつい長い時間やってしまい、気が付くとあたりが真っ暗になっていることも多いのがこの時期だと思います。
真っ暗になると非常に危険度も上がるのが釣りですから、くれぐれも危険のないように、まわりの暗さに注意しながら釣りを楽しんでくださいね。
ちなみにこの記事はラージマウスバスの記事でしたが、スモールもこの時期は夕方にトップの反応が良くなりますよね。
ぜひ狙ってみることにしましょう。
それではまた。
毎度ありがとうございます!