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【野池・小規模湖】小さなフィールドでの冬のバス釣り【前編】

【野池・小規模湖】小さなフィールドでの冬のバス釣り【前編】
Photo by bassmaster.com

日本のバス釣りフィールドの多くは、野池など小規模なフィールドがほとんどなのにもかかわらず、メディアでは採り上げにくい場所であるため、なかなかバスプロによる詳しい攻略法は出てこないんですよね。特に冬の情報となれば、なおさらです。今回は全2回のうちの前編です。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Winter tactics for small lakes”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassmaster.com ”Winter tactics for small lakes”by Don Wirth,December 21, 2013

日本には様々なフィールドがありますよね。

超ざっくりと分けると、川(流水域)と湖沼(止水域)に分けることができ、さらに規模の大小で分かれていきます。

大きなフィールドとはやはり琵琶湖や霞ヶ浦というところをイメージしますよね。

今回のテーマは小さな湖沼での冬のバス釣りについて、ということになるのですが、小さいフィールドとは、どれくらいか。

バス釣りが盛んになるレベルの小ささという感じですから、イメージ的にはホームセンターの1~2件分ぐらいの大きさでしょうか。坪数で言いうと1000坪~3000坪くらい。

広いと言えば広いですが、バス釣りをするとすれば狭いと言えば狭いですよね。

こんな大きさのフィールドは、まずバス釣りメディアには登場してきません。

まあそれは私有地だったりと様々な問題があってメディアには登場しないという理由もありそうですが、通常はメディアに紹介されるのはある程度の人数が訪ねて行っても耐えられるような、そこそこの規模があるフィールドになるのが基本ですもんね。

しかし現実的には、日本のバス釣りフィールドはこのような小さめのフィールドがほとんどではないでしょうか。

小さいと言っても、シャローとディープといった深さの差、ウィードやハードボトムといった水中の変化、ワンドや岬といった地形の変化があるなど、そこには大規模レイクの縮図のような世界が広がっているものです。

メデイアに登場しにくいこういった小規模フィールドの攻略こそ、私たちには必要な情報なのかもしれません。

そして季節は冬。

釣り人が減ってしまってなかなか釣果情報が出てこない季節です。ここはひとつ、冬の小規模フィールドのバス釣りが得意なプロに話を聞いてみたいというものですよね。

この記事は、アメリカバスマスター公式サイトのコラム記事で、バスマスター以外にも多くの記事を手掛けるフリーアウトドアライターのドン・ワース氏が、冬の野池など小規模フィールドでのバス釣りが得意な2名のバスプロにインタビューしてくれています。

バスプロの考える冬の野池の攻略法とはどんなものか、読んでいきましょう。

今回は全2回のうちの前編です。

 気になるところだけ読んでもOKです 

デカバス天国!?

引用文(タップすると開きます)
“I’ve caught some of my biggest bass from small lakes in winter," Charlie Ingram reveals. In his spare time, the veteran Santa Fe, Tenn., B.A.S.S. pro and host of TV’s Fishing University loves fishing the many reclaimed phosphate pits and state park lakes in the Middle Tennessee area. “Their small size makes them prone to rapid heating and cooling," he explains. “In midwinter, it usually takes two weeks of air temperatures above 40 degrees to stimulate a bass bite in a big lake, but a small lake can turn on overnight. Conversely, I don’t think they can get too cold for bass. Northern anglers routinely catch largemouth through the ice; in fact, the Massachusetts state record, a 15-8 and perhaps the biggest pure Northern-strain largemouth reported, was caught by an ice fisherman. I’ve caught bass in the 10-pound range from 38 degree water in small Tennessee lakes." But minilakes can bring either feast or famine, Ingram cautions. “In winter, you need to fish the right kind of lake for the conditions at hand," he adds. “When the air temperature has remained cold for a week or so, you’ll have the best bite on a clear, spring-fed lake. Underground springs run from 50 to 55 degrees; the spot where the spring emerges into the lake can easily be 10 degrees warmer than elsewhere. I’ve fished small lakes that were only 40 degrees in the main body, 54 degrees where a spring ran in." However, spring water is low in dissolved oxygen, Ingram points out. “You seldom find big concentrations of baitfish and bass right where the spring bubbles in. Instead, they’ll back off from the source a bit and gather where the spring water has mixed with the more oxygen-rich lake water." A surface temperature meter is your best friend when fishing a small lake in winter, Ingram says. “Always fish the warmest water you can find. You can often predict a major bass bite on a minilake by monitoring the water temperature. Two degrees is the magic number — it doesn’t matter how cold the lake gets, an increase of 2 degrees in stable weather is all it takes to get baitfish and bluegill moving. When there’s a marked forage movement, bass will feed. Besides spring-fed areas, the north shore can be considerably warmer than the rest of the lake, because cold north winds blow over this area." The sun’s influence must be taken into account in winter. “My best winter fishing always comes on bright, sunny days, and often in midday, when the sun is directly overhead," he says. “This is true on big bodies of water, even more so on a small lake. On the 12-acre lake on my property, I’ve seen the winter bass bite go from zilch to fantastic within minutes of the sun coming out." Cold, muddy water is never conducive to good bass fishing. But during a period of mild winter weather, a small, murky lake can produce awesome action. “A couple days of sunshine and air temps in the upper 40s will warm a small volume of murky water very quickly," according to Ingram. “Fish the clear lakes when it’s frigid, then switch to the murky ones as the weather warms." Winter weather in Ingram’s region can go from mild to wild in a heartbeat. Tennessee anglers might have a couple of 55 degree days, followed by one on which the thermometer reaches 62 degrees — then a monster front blows down from Canada and drops the air temp to 20 degrees overnight. “This would trash the fishing in a big lake, but I believe small lake bass become accustomed to dealing with frequent winter frontal passages, and they often continue to bite," he says. “After all, they only have a limited number of places to go. Bass may move 60 feet deep in a highland reservoir during a frontal passage, but most small lakes are only a fraction of that depth."

「私は小さな湖で冬のビッグバスを何本も釣っています」とチャーリー・イングラムは明かします。トーナメント以外でも、バスマスタープロである彼はテネシー州中部の野池郡や州立公園の湖での釣りが大好きです。

「フィールドのサイズが小さいということは、急速に温まりやすい、または冷えやすい傾向があります。 真冬、バスがバイトする最低水温である4℃に達するのに、大きな湖ではたとえば2週間かかるものが、小さな湖は一晩で達することがあります。逆に、バスにとって寒くなりすぎることもないというのが特徴です。

アメリカ北部のアングラーは氷に穴を開けてバスを釣るアイスフィッシングは当たり前です。実際、マサチューセッツ州の記録である15ポンド8オンスの、報告されているなかではおそらく最大の純血のノーザンラージマウスバスはアイスフィッシングによって釣られています。テネシー州の小さな湖では水温3℃でも10パウンダーのバスが釣られています。」

しかし、小さなフィールドでは豊富なベイトまたは食糧難のどちらの可能性もあるとイングラムは言います。

「冬は、現状のコンディションによって適切なフィールドへ出掛ける必要があります。」と彼は付け加えます。 「1週間も寒波が続いたのなら、湧き水の多いクリアレイクが最高となります。地下から出る湧き水は10℃~12℃ほどあります。湧き水が出ている場所というのは、簡単に特定できます。他の場所よりも5℃~8℃も温かくなるなんてことも多くあります。ほとんどのエリアが水温4℃で、湧き水エリアだけは12℃あるというようなフィールドを選びましょう。」

しかし、湧き水というのは溶存酸素が少ないとイングラムは指摘します。 「湧き水が出るサインの泡が浮いてくるエリアでベイトフィッシュとバスが大量に集中しているということはあまりありません。水が湧いている場所から少し離れ、湧き水がより酸素の多い元々の湖の水と混ざったエリアに集まります。」

イングラム氏によると、冬に小さな湖で釣りをするときは、表面温度計が必要です。 「できるだけ水温が高い場所で釣ります。水温を見ることで、小規模フィールドでバスがどこで釣れるかを予測できることがよくあります。たった1℃の差が重要です。水温がどれほど低いかは重要ではありません。良い天気が続いて1℃も水温が上がれば、ベイトフィッシュやブルーギルが動き出します。ベイトが動けば、バスもフィーディングします。湧き水エリアもそうですが、冷たい北風をブロックする北岸もまた、他のエリアよりもかなり暖かくなります。」

冬は、太陽の影響を考える必要があります。

「私の冬の釣りが成功するパターンはいつも明るく晴れた日で、さらに太陽が真上にある正午ごろになります。 これは大きなフィールドでも当てはまりますが、小さなフィールドにも当てはまります。私の所有する12エーカーの湖では、日の出から数分以内に冬のバスががやる気ゼロからやる気満々に変化するさまを見ています。」

冷たく濁ったフィールドは、うまくバスが釣れることがあまりありません。しかし、冬の晴れた天気が続けば、小さくて濁りのあるフィールドのバスも素晴らしい行動をとることがあります。

イングラムによれば、「晴れが数日続いて気温も7℃以上あれば、小さなフィールドの濁った水を非常に速く温めるでしょう。 寒いときはクリアウォーターフィールドで釣り、暖かい天気が続いたときは濁ったフィールドを釣るのです。」と言います。

イングラムが住む地域の冬の天候は、わずかな時間で穏やかだったものが荒れた天気に変わる可能性があります。テネシー州では気温12℃の日が数日続くと、最高気温16℃にも達する日もあります。その後、カナダからの巨大な寒冷前線が通過すると、気温は一晩でマイナス6℃にまで下がります。

「これは大きなフィールドでの釣りをめちゃくちゃにするでしょう、しかし私は、小さなフィールドにいるバスほど、冬の寒冷前線の影響には慣れていて、彼らは平気でバイトして来ると考えています。 どっちにしろバスが行ける場所が限られているんです。バスは寒冷前線が通過したとき、ハイランドリザーバーなら水深18メートルまで逃げる可能性がありますが、いわゆる小規模フィールドではそんなディープもないのですから。」

冬のアプローチ

引用文(タップすると開きます)
“Even on a small, confined lake, bass aren’t everywhere in winter," Ingram stresses. “Bass in small lakes frequent the same kinds of places they do in big lakes. “In winter, I target rocky areas first. Shallow rocks heat up quickly on sunny days, warming the water around them. Deeper rocks attract minnows and crawfish." A levee or earthen dam is a good place to start your search for bass in these small waters. Bass cruise riprap along the dam in search of a meal. A light jig with a fat pork trailer is a good choice here — hop or swim it slowly around the rocks. A heavy jig tends to fall between the cracks, keeping you constantly hung up. Living weeds, if available, will attract bass as well, but Ingram doesn’t catch as many big fish around them in winter as he does around rocks. Wood cover is your best bet in cold, murky lakes; bass hang tight to stumps and logs, where visibility is low. Pitching a jig so it bumps wood cover is a deadly tactic in water from 45 to 55 degrees. In clear lakes, bass often suspend off sloping banks in winter. “Suspending fish are very lethargic, but they’ll nail a suspending jerkbait, even in water below 40 degrees," Ingram says. “Bass in my lake will suspend off the earthen dam at the 7- to 8-foot level in 15 feet of water, and won’t hit a jerkbait that isn’t hanging dead-still in the water column. You can see 'em rise up and roll lazily on the lure." Any spot offering bass some shelter from frigid winds is a likely lunker hangout, he adds. Shallow pockets in tributaries can be awesome places on sunny days. Baitfish gravitate to these pockets, and bass will move up from deeper water to feed on them. A lipless rattling crankbait will catch a wall-hanger bass here, as long as you don’t retrieve it too fast. Or, slow roll a spinnerbait, targeting isolated rocks and stumps.

「小さくて行き場の少ないフィールドといっても、冬のバスがどこにでもいるというわけではありません。 小さなフィールドのバスは、大きな湖と同じような場所によくいます。」

「冬はまず岩場をターゲットにします。晴れた日にはシャローの岩が温まりやすく、周囲の水温も上がります。ディープの岩もまたベイトフィッシュやザリガニを引き付けます。」

水門やダムがあれば、小規模フィールドでバスを探す出発点とするのにいいでしょう。水門周りによくあるリップラップ沿いに、バスは回遊してきます。ここでは、軽めのラバージグにポークの組み合わせが有効です。岩の周りでゆっくりとホップさせたりスイミングさせます。重いラバージグはリップラップの裂け目に入りこんだりして、常に根掛かり地獄になります。ウィードが生きていればバスを引き付けますが、イングラムは冬には岩の周りに多くのビッグバスが寄ると言います。ウッドカバーは、濁りのある場所では良いカバーです。バスは、視界の悪いところのスタンプやレイダウンにタイトに着いています。水温7℃~12℃でウッドカバーをバンピングさせる作戦はかなり有効です。

クリアウォーターでは、冬には斜め護岸にバスがサスペンドすることがよくあります。

「サスペンドバスはやる気がないことで知られていますが、水温7℃以下でもサスペンドジャークベイトには反応します。 私のホームのバスは、水深4.5メートルの取水塔まわりの2~2.5メートルあたりにボーっとサスペンドしていますが、ジャークベイトに反応しないということはありません。バスの目の前でゆっくりとロールさせて浮かすと良いでしょう。」

冷たい風から逃げられる場所があるようなら、ビッグバスのたまり場になりやすい彼は付け加えます。流れ込みのある浅いワンドは、晴れた日には素晴らしい場所になる可能性があります。ベイトフィッシュはこういったところに引き寄せられ、バスはディープから上がってきてそれらを食べます。こんな時は、バイブレーションを早巻きしないようにリトリーブしたり、単発の岩やスタンプなどにはスピナーベイトのスローロールでビッグバスが釣れます。

【野池・小規模湖】小さなフィールドでの冬のバス釣り【前編】
Photo by bassmaster.com

小さなフィールドでの冬の攻略法として、前編ではテネシー州のイングラム氏が解説してくれました。

イングラム氏がまず注目するのは、クリアウォーターフィールドでの湧き水エリアでしたね。

湧き水の多い池の特徴としてはやはり山間部にあるクリアウォーターの池であることが多く、池の近くには近所の住人の方が湧き水を汲めるような場所があったりしますね。

そういうフィールドで目を凝らして水面を見てみると、同じ場所で定期的に泡がブクブクするところがあることに気付きます。

これは湧き水である可能性が高いです。ただしメタンガスの可能性もありますので注意が必要です。

地下水(井戸水)というのはだいたい水温が12℃から16℃あり、年間を通しての温度差も1度以内であることが多いようです。

まさに夏は涼しく、冬は温かい水ですね。

冬に狙うべきエリアというのは納得です。

他のアングラーも見つけにくい特徴であると思いますので、心当たりのある方は是非そういったポイントへ行ってみてはいかがでしょうか。

次回は後編、もう1人のバスプロに冬の小規模フィールドのバス釣りについて解説してもらうことにしましょう!

それではまた。

毎度ありがとうございます!