フリーリグの使い方、使いどころ解説:深江真一プロ

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フリーリグの使い方、使いどころ解説:深江真一プロ
Photo by The Bass University

フリーリグの使い方、使いどころ。調べれば情報はたくさん出てきますが、人によって理解の内容に違いがあったりします。これは大変興味深いことですよね。では、深江真一プロのフリーリグに対する理解はどういったものなのでしょうか。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Chalk Talk: Fukae explains the free rig”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:bassfan.com ”Chalk Talk: Fukae explains the free rig”Friday, May 10, 2019 & The Bass University.

フリーリグというリグは長いバス釣りの歴史の中では新しいリグのひとつになりますが、それでも日本に普及してからもう6~7年ほど経過しようとしています。

いまさらこのリグについて語る必要も無いような気がするのですが、どうも調べてみた感じですと、日本のフリーリグとアメリカのフリーリグでは少し理解が違うような気がするんですよね。

いえ、日本とアメリカというよりは、リグの使い手によって言っていることが違うだけかもしれません。

「フリーリグ」という言葉で検索すれば、情報はいくらでも出てきます。しかし、明らかに違いがあります。もしかしたら、理解は同じでも言葉足らずなだけかもしれません。表現が違うだけかもしれません。この記事が嫌な感じのあげあし取りになってしまうかもしれません。

でもこれは決してあげあし取りをしたくて書く記事ではありません。

釣りはほとんどが目に見えない水中の世界で展開されるものですから、イメージの世界になります。各個人によって目に見えない部分のイメージや理解が違うのは当然だと思いますし、そういう違いを知ることで私たちは理解を深めていけるところが釣りのいいところですよね。

その部分を感じていただければと思います。

この記事は、アメリカのバスフィッシング専門情報サイト「Bass Fan」のコラム記事で、深江真一プロのフリーリグの解説について書かれています。

深江真一プロはアメリカでフリーリグを広めた人物の一人で、現在はメジャーリーグフィッシングに参戦しフィネスフィッシングの使い手として常に多くのライバルたちから恐れられている存在です。

そんな深江プロのフリーリグに対する理解とはどんなものなのでしょうか。

すでにフリーリグの使い手の皆さん、またはこれからフリーリグを始めたい皆さんは、ぜひ読んでみてください。

深江真一プロによるフリーリグ解説について

引用文(タップすると開きます)
Many of the greatest developments in finesse fishing – including the dropshot and the Tokyo rig – have been popularized in Japan before crossing over to U.S. waters. Often that transfer comes when Japanese tour pros like Shin Fukae exploit them in U.S. tournaments and they then get discovered by information-hungry American anglers.

For the latest trend, though, Fukae points to Korea as the source of the innovation, and he’s finally giving up the goods. The dropshot, he explained, has a leader, while the Tokyo Rig is sort of a “leaderless” version of the same thing. The new free rig, though, fits a niche of its own.

“This one right here is a little different compared to a Tokyo rig, a punch shot and a Jika rig,” he said. It utilizes a specialized weight with a swiveling line-tie, but unlike a Carolina rig or dropshot, the weight isn’t fixed. It can go up and down the line. It is, as the name suggests, free.

That meaningful difference allows him to make more vertical and more natural presentations. A Texas rig and a Carolina rig hit the water and then pendulum back to the angler, but with the free rig, “the bait always goes straight down.” He casts it out, gives it slack on the fall, and effectively has a “weightless” presentation as the sinker goes down and the soft plastic subtly glides down behind it. There’s no pendulum, so if you pitch it close to a dock piling or a brush pile, it’s likelier to stay close to the cover.

It’s not limited to the finesse realm. On Japan’s record-producing Lake Biwa, it’s a popular flipping presentation. You can also cast it on light line around sparse cover or nothing-looking banks. Everything from the lightest fluorocarbon to the heaviest braid can be used effectively at one time or another with this presentation.

One of his favorite lures to use on this setup is the Gary Yamamoto Custom Baits D Shad, the same lure that Brent Erhler pitched effectively on a Texas rig at the 2017 Bassmaster Classic on Lake Conroe. It may look like a fluke-style bait optimized for weightless presentations, but it’s exceptionally versatile, and its inherent darting action works like a charm when used in this manner. He also likes to employ a Yamamoto Swim Senko, often on a Gamakatsu G Finesse Hybrid Worm Hook. Realistically, the technique isn’t limited to any one lure, or a single style of lure. You can switch out your soft plastic and match the hook and line to it that optimize its performance.

Like the dropshot, this technique will continue to be effective because of its unique characteristics, but it pays to get on the bandwagon early before many fish on your local lake have seen it.

ダウンショットリグやトーキョーリグ(チェリーリグ)を含むフィネスフィッシングの大きな発展については、日本から海を渡り、アメリカで普及したものです。多くの場合、こういったものは、シン・フカエ(深江真一)など日本人のトーナメントプロがアメリカのトーナメントで使用し、それを情報に飢えたアメリカ人アングラーが発見したときに起きるものです。

しかし、近年の傾向として深江氏は、韓国がイノベーションの源であると指摘し、そしてある秘密について明かしてくれました。彼の説明によれば、ダウンショットリグにはリーダーが必要で、トーキョーリグは同じ仕組みのリーダーがないバージョンだと言えるが、この新しいフリーリグは全くの別物だということです。

「これは、トーキョーリグ、パンチショット、ジカリグとは少し異なります」と彼は言います。スイベル付きのラインアイがある専用のシンカーを使用していますが、これはキャロライナリグやダウンショットとは異なり、シンカーは固定されていません。ラインを上下に滑ることができます。読んで字の如く、フリー(自由)です。

その意味のある違いの通り、彼はよりバーチカル(垂直)でよりナチュラルなプレゼンテーションを行うことができると言います。テキサスリグやキャロライナリグは着水すると、アングラー側にカーブフォールしたがりますが、フリーリグでは「ワームは常にまっすぐ下に落ちます。」彼はそれをキャストしたら、フォール中はラインテンションを掛けず、シンカーが着底したらワームは「ノーシンカー状態」となり、シンカーを追うように繊細なフォールをする効果的なプレゼンテーションとなります。振り子状のカーブフォールにならないため、桟橋の脚やオダの近くにピッチングしたとき、カバーの近くに留まる可能性が高くなります。

これはフィネスな領域に限ったものではありません。日本で世界記録を生み出した琵琶湖でも、フリッピング用の人気のプレゼンテーションです。まばらなカバーのエリアや一見すると何もなさそうなバンクに細いラインでキャストして使ったりもします。つまりこのプレゼンテーションは、細めのフロロカーボンからヘビーなPEラインまで、同じように効果的に使うことができるということです。

このリグで使用する彼のお気に入りのルアーの1つは、ゲーリーヤマモト・トリプルDシャッドです。これは、ブレント・イーラーが2017年のコンローレイクでのバスマスタークラシックでテキサスリグをピッチングで使用していた時と同じルアーです。このワームはノーシンカーで使うために最適化されたフルーク系ワームのように思われるかもしれませんが、非常に用途が広く、フリーリグで使用してもその独特のダートアクションが有効に機能します。彼はまた、がまかつ・ Gフィネスハイブリッドワームフックにゲーリーヤマモト・スイムセンコーを使用することを好みます。実際のところ、このテクニックは1つのルアーや1つのスタイルのルアーに限定されません。あなたはご自身の持つワームを使い、それに合ったフックやラインに最適化することでその性能を発揮することができます。

ダウンショットリグのように、このテクニックはその独特の特徴があるために釣れ続けるリグだとは思われますが、多くのアングラーによって人気が爆発する前に使うことに非常に価値があると思われます。

フリーリグの使い方、使いどころ解説:深江真一プロ
Photo by Bass Fan

この記事のリンクにこの時の深江真一プロの解説動画がありましたので併せて載せておきますね。英語での解説になりますが、深江真一プロの英語は日本人には非常に聞き取りやすいですし身振り手振りで言っていることが分かるかと思いますので、ぜひ見てみてください。

フリーリグの使い方、使いどころ解説:深江真一プロ

私がこれまでフリーリグについて解説されていたものを見聞きした限りでは、「テキサスリグやキャロライナリグを使う場面ならフリーリグも使える」という解説が非常に多かったと思います。

それがこの記事と追加の動画によりますと、明らかに違うと言っています。

テキサスリグは着水するとシンカーが手前にフォールし、キャロライナリグはワームが振り子のようにカーブフォールするのに対して、フリーリグはあくまでも垂直フォールだと言っています。

図にするとこんな感じでしょうか。イメージしやすいように誇張しています。

フリーリグの使い方、使いどころ解説:深江真一プロ

バレットシンカーはその形状からスライドフォールしやすい特徴がありますから、着水してからラインをフリーにしていても、シンカー自体が手前にフォールしやすくなりますよね。

それに対してフリーリグは着水したポイントからまっすぐ下へシンカーもワームもフォールする感じです。

これはテキサスリグやキャロライナリグよりも縦ストラクチャーに関してはフリーリグの方がストラクチャーに沿ってフォールさせられるため、有効になる場面があるということだと思います。

使い分けの提案ですよね。

これについては最近書かれましたJACKALLのホームページのフリーリグの記事が合致しています。非常に読みやすい記事ですのでおすすめです。

また、フリーリグにはどんなワームが有効かについては、色々なところでおすすめされているワームがありますが、この記事では何かが特に有効ということはなく、フックとラインの調整さえできていればどんなワームでも有効ということが書かれていましたね。

もし、どうせダメだと思ってまだ試していないタイプのワームをフリーリグで使ってみたら、意外な結果になるかもしれませんね。

これまでの情報にとらわれず、なんでも使ってみてはいかがでしょうか。

フリーリグの弱点

さて、日米を問わず非常にバイトの出やすいフリーリグなのですが、弱点をひとつ挙げるとすれば、フッキングの悪さがあるかと思います。

ラインがスーッと水中に入っていくのを見て合わせを入れても、すっぽ抜けてしまうことがあります。

フッキングが悪い原因としましては、記事に書かれているようにフックとワームの相性も関係していると思いますが、一番はリグの特性上、ラインがフリーになっていてスラックが多いことではないでしょうか。

上のジャッカルのコラムに書かれているおすすめのタックルはロッドが6.8~7.4ftのミディアムからミディアムヘビー、リールはハイギアのものとされています。

これはスラックラインをいち早く回収できるためのリール(ギア比)と、フッキングのストロークを稼ぐためのロングロッドということを意味しているかと思います。

使うラインやシンカーの重さはシチュエーションに応じたものになるかと思いますが、フッキングの悪さを感じている方はリールのギア比とロッドの長さのことを意識されたらいいのではないでしょうか。

冒頭にてお伝えしました通り、見えない水中のイメージが多くなる釣りの世界では、人によって様々な理解があると思います。誰が正しいですとか、どっちが正しいということではなく、新しい理解に触れて考え直してみることで、自分の釣りを変えるのか、このまま行くのかを決めることが楽しいことなのではないでしょうか。

もしかしたらフリーリグ使いのアングラーさんにとっては普通のことだったかもしれませんが、私にとってはこれは知らなかったフリーリグのひとつのイメージでしたので、ここで共有させていただきました。

私と同じように面白かったと思っていただける方が少しでもいらっしゃれば幸いです!

それではまた。

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