1月のバス釣りは沈黙していない

1月のバス釣りは、水が凍ってさえいなければ普通に楽しむことができます。しかし、ハイシーズンと同じことをしていては、釣るのは難しいかもしれません。それはアメリカのバス釣りも同じようですが、実は釣り方は今も昔もあまり変わらないようです。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Don’t get iced by January bass”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassmaster.com ”Don’t get iced by January bass”by Cody Huff January 7, 2020
1月という季節、普通に考えるとバス釣りに関してはオフシーズンという感じになるのですが、今年の1月は例年以上に全国的なバス熱がアツいような気がしています。
まあ、私の住んでいる長野県北部では、釣りをすること自体がままならないためか、バス釣りをしている人を見かける頻度は例年とそう変わりません。
しかしツイッターなどSNSを見てみると、去年までとはだいぶ違うような印象を受けます。
もし私がSNSを何もやっておらず、これまで通り釣りに行ったときの人の数だけを見ていたら、こんな印象は持たなかったかもしれません。
SNS上では1月だというのに、釣果自慢としてナイスなバスを持っている写真もあれば、釣れなかった報告で釣り場の写真をアップする方、また釣るための相談ツイートなど、フィールドに出ていることがはっきりとわかるような内容のものがいっぱいあります。
皆さんの熱心さには本当に頭が下がります。私は今これを書いている時点で、今年の初バスはまだ釣っていません。私も早く、早く釣りたくてしょうがありませんよ!
さて、SNS上では釣果にあふれているものの、実際のところはどうでしょうか。
冬という季節はタフな環境ですから、バス釣りが上達するためには非常にいい時期ではありますし、釣れるバスもナイスなコンディションのものが多いので魅力的ではありますが、やはり、甘くはありません。
ハイシーズンと同じような釣り方をしていては、なかなか釣れないのではないかと思います。
冬には冬の、1月には1月のバス釣りというものがあるんですよね。
この記事は、アメリカバスマスターサイトのコラム記事で、2020年のバスマスタークラシックに初出場する全米学生チャンピオンのコディー・ハフ氏が、1月のバス釣りについて解説してくれています。
2020年はバスマスタークラシックといくつかのオープン戦に初出場するというスーパールーキーは今年22歳。
やる気に満ちた若手の1月のバス釣り戦術をぜひ聞いてみましょう。
1月のバスは沈黙していない!
みなさん、あけましておめでとうございます。私の名前はコディ・ハフです。来たるべきレイクガンターズビルで開催されるバスマスタークラシックで、カーハートバスマスター学生チャンピオンとして戦います。まさか、バスマスターサイトのコラムに私が執筆するとは思ってもみませんでした。これは私の最初の投稿となりますので、はじめに少し自己紹介させてください。
私の家はバスフィッシング界のレジェンド、リッククランと同じミズーリ州スプリングフィールドの南東約1時間のところにある、小さなオザークマウンテンの町に住んでいます。西テネシーのベセル大学を卒業しました。
祖父は乳牛を育てる酪農家であり、父はカーハートのつなぎを着て、ミズーリ州運輸省の管轄する道路の補修にあたっています。母は大きなお店で商品陳列などをして一生懸命に働いています。家族みんなで同じようにつらくても小さな仕事をコツコツ積み重ねていくことを誇りに思っています。
私はバスフィッシングが大好きであることに加えて、ミディアムレアに焼いたリブ付き肉、カントリーミュージック、シカのハンティング、そしてベイクドポテトが大好きです。 そしてこの時期、1年の中で最も寒い1月であっても、バス釣りをするのが大好きです。1月のバス釣りを考えてみると、湖のバスの90%が同じことをしているように思えます。そして、水温が1ケタであってもバスを連れてきてくれる2つのルアーがあります。
まず最初に、死にかけて動きの鈍ったベイトフィッシュを真似るという素晴らしい仕事をするため、この時期に非常に人気があるもの。そうサスペンドジャークベイトです。ラパラ・シャドウラップのヘイメーカーというカラーが大好きです。

冬でジャークベイトをロングキャストで使うのに最適な日は、風が穏やかで晴れているときです。これは私がメインレイクの岬周りで使用するルアーです。水深3〜9メートルで、バンクが岩から砂利に変わるような変化がある場所です。私は10ポンドラインで投げています。そして、皆さんもおそらくご存知のように、重要なのはロッドティップでのジャークとジャークの間に数秒間のポーズを入れて、体温の低くなったバスが食べるタイミングを与えるということです。
2番目のルアーは、この時期には湖が完全に凍ってしまうようなところに住んでいる方々にはお馴染みかもしれませんが、アメリカ南部でも冬のルアーとして人気が高まり始めているものです。もともとはアイスフィッシング(氷に穴を開けてそこから釣り糸を垂らす釣り)用に開発されたラパラ・ジギングラップですが、1月の低水温期のバス釣り用のルアーの1つとなっています。

ジギングラップは、水深12メートルから27メートルという非常に深いベイトフィッシュの群れを襲っているバスに対して最適です。ジギングラップは小さくてフィネスルアーのように見えますが、5/8オンスや7/8オンスとなるとかなり重いため、ボートの下へ向かってかなり速くフォールします。私は12ポンドのラインに結んでいます。そしてここでも、キーとなるのはバスがフィーディングしているベイトフィッシュを魚探で見つけ出すことです。私は通常、そのリザーバーで最も大きいクリークアームでこの手の真冬の釣り場を探します。
最後に、正直に言いいます。骨まで冷えきってしまって辛くなったら、この時期は長い時間水上にはいません。こうなってしまうと、もはや寒さで効果的に釣りをすることはできません。
良い防寒着を揃えて、ベースボールキャップは高品質のニットキャップと交換してください。ジャークベイトとジギングラップに加えて、カーハートのフリースネックゲーターも用意してください。1月に釣りをする場合、首からかなりの量の体熱を失っていますので、これによって考えられないくらい暖かく快適になるはずです。


22歳のルーキーですが、全米学生チャンピオンの彼には当然、スポンサーがいくつかついています。
2020年のバスマスタークラシックとオープン戦に出場する移動費などの経費はすべてカーハートがサポートするそうです。
コラムを読んでみると、父もカーハート着ているですとか、カーハートのニットキャップやネックウォーマーをちゃんと宣伝するあたり、若いのにしっかりしていますね。
こういうスポンサーのための記事のようなものは宣伝臭がひどくて嫌われる傾向が確かにありますが、国内外のバスプロに関わらず、スポンサー愛といいますか、厳しい時にフォローやバックアップをしてくれるメーカーの役に立ちたいという気持ちは当然だと思います。
どちらかというと私たちの方が、ただの宣伝なのか本当にいいものを勧めているのかを見極める目を持てるようにならなければいけない時代ですよね。
そんな若さあふれる彼ですが、この1月という時期に勧めるルアーはラパラのシャドウラップ(ヘイメーカーカラー)とジギングラップでした。
シャドウラップは割と新しめのルアーですが、やっていることは古典的と言ってもいいほど基本に忠実ですね。ジギングラップもバス釣り業界では人気はいまひとつですが、実は知る人ぞ知るルアーのはず。私も大好きで、バス釣りはもちろんメバルなど海の堤防五目では欠かせないルアーなんですよね。
いつからあるのかは分かりませんが、ジギングラップもずっと以前からあるルアー。
今も昔も、使っているルアーはあまり変わらない。使い方もあまり変わらない。
ということは、使う場所やタイミングが大事ということでしょうか。
コディはこの記事で冬は風が穏やかで晴れた日が良いと言っていましたね。
これは住んでいる場所や水質などでいろいろ変わってくるかもしれません。自分が良く行くフィールドではいつ、どこが1月のポイントでよく釣れる時間帯はいつなのか、研究してみるといいのではないかと思います。
この時期、SNSに釣果を上げている人というのは、この寒い中でも釣りに出かけ、研究し、自分なりに出したひとつの結果を上げているわけです。
誰にも等しくチャンスがあるわけではないかもしれませんが、寒いのはみんな一緒ですから(笑)、私も無理しない程度に頑張っていこうと思います!
早く釣りたい!
皆さんはこの1月、いかがでしょうか。
それではまた。
毎度ありがとうございます!