ラバージグのショートバイト対策:バスのバイトが浅い時に試してみる3つのこと

バス釣りをしていると必ず遭遇する、ショートバイトに悩まされる日。バイトはあるからこのままやってればいつか釣れるだろうと思っても、なかなかうまくいかないものですよね。やはりショートバイトには対策が必要のようです。
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”3 Ways to Reduce Short Strikes in Jig Fishing”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:wired2fish.com ”3 Ways to Reduce Short Strikes in Jig Fishing”By Walker Smith •April 4,2020
バス釣りをしていると、ショートバイトに悩まされることがありますよね。
ショートバイトというのは、そのままの意味としては「バイトが短いこと」ですので、手元にツンと来たり、ラインがプンとなったりしてもそれっきりの状態、フッキングにまで至らなかったことを指して使う言葉です。
しかしショートバイトひとつ取ってみても、その実態は様々だと思います。
バイトが短い理由は、例えばバスの警戒心が高かった、直前で見切られた、口ではなく魚体のどこかに触れただけだった、実は吐き出していたのを感じただけだった、バスの活性が低い日だった、そんな風に色々なことが考えられますし、それぞれの理由に対してだけ、対策の数があると思います。
私のショートバイトに関するエピソードのひとつをいいますと、私が連れと同船してバスを釣っている時、自分はショートバイトが連発していて、今日は活性が低い日だなと思っていたら、隣の連れはまったくそんなことはなく、普通にバスを釣っています。
私はスモークカラーのグラブ系のキャロライナリグ、連れはスカッパノンカラーのスティックワームのジグヘッドワッキーです。シンカーは2人とも大体2グラムちょっとくらい。
このことから、私が対策すべきは、ワームの色かリグを変えればいいのだろうと考えました。案の定、ワームの色を変えたら、バイトが長く出るようになり、いい釣果になりました。
今日は活性が低い日だなと思い込んでいるだけなら、釣りをする日を変えればよかったという対策になってしまい、その日にいい釣果に結びつけるには難しい考え方になってしまったことでしょう。正しい対策をすることの必要性がよくわかる1日となりました。
さて、今回のテーマであるラバージグ。このルアーも、ショートバイトとそうでないことがはっきり分かれるルアーのひとつではないかと思います。
ラバージグを使うことが有利になるシチュエーション、例えばフリッピングなどをやっていてショートバイトに悩まされている時は、ラバージグ、またはその釣り方に何か対策をすることになると思いますが、具体的にはどんなことがショートバイト対策になるのでしょうか。
この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「WIRED 2FISH」の記事で、ラバージグのショートバイト対策について解説されています。
繰り返しますが、ショートバイトには対策が必要です。ぜひ読んでみましょう。
ラバーをカットしてみる
これをすると、ラバージグでの釣りをしているときのフッキング率が大きく変わります。私が大学時代にジグのスカートをトリミングして大きなトーナメントで優勝できたときから、私はそう信じています。ラバージグをすぐに吐き出すようなショートバイトが起きている時、スカートを少しカットしたら多くのバイト出るようになり、しかもすべてのフッキングに成功しました。
当たり前のことを言うようですが、ラバージグのスカートをトリミングすると、まず見た目がコンパクトになります。これで、バイトした時にバスの口にジグが入りやすくなるだけでなく、より多くのバイトを得るのにも役立ちます。見た目が繊細になることにより、特に寒冷前線やアフタースポーンの時などに大きな違いを生み出すことができます。
嬉しいことに、それはとても簡単な作業でもあります。ハサミやラインカッターで、フックが曲がっているあたりでスカートをカットします。必要に応じて少し短くしても長くしてもいいのですが、フックのカーブのあたりでカットするのが丁度いいようで、多くのバイトが出る長さのようです。
スカートをカットすることに付け足すとすれば、より小さくコンパクトなトレーラーを試すことをお勧めします。ビッグチャンクなどを使用する代わりに、ビーバー系のワームをジグに通してみてください。

ニオイを付けてみる
ニオイの効果を信じるようになるまでには結構な年数がかかりましたが、最近は迷わず機能すると考えています。さまざまな香りを試してみたところ、私の経験ですが、ザリガニの香りがショートバイトに有効なようです。
ニオイが付くことで、バスが10メートル先から泳いできてラバージグに食いつくということでしょうか? 個人的にはそこまでは思いません。しかし、私が思うに、ニオイによりバスがジグをより長く咥えてくれて、フッキングするまでの時間をより長く稼いでくれると考えています。
先月、ボートの中から古い錆びたザリガニの匂いスプレーの缶が見つかったのでそれを使ったところ、釣果に違いが出た話です。その日、多くのバイトがあるのでフッキングをするのですが、全く乗らずにランディングができないという状態でした。かなり濁りのある水で水位も低く、バスは桟橋の杭の周りでネストを作っているようです。実際には透明度の低い水ですのではっきりとは見えていません、推測です。
バスは私のジグにヒットしますが、10センチちょっと移動すると、吐き出すようです。私はバスがネストに侵入したジグを排除しているのだと思いました。そこでこのザリガニスプレーを少しかけてみると、バスはそれを口に入れて数十センチも泳ぎ始めました。これにより、私に余裕でフッキングできる時間を与えてくれたのです。

ラインテンションを抜く
私はバスのバイトを「味わいたい」わけではありません。バイトがあれば即フッキングをしたいのです。私はバスがバイトしたのかどうか、そしてバスがまだ咥えているかどうかを確認するためのチェックもしたくないのです。しかし、そんな私ですが、先月、釣り仲間と釣りに行ったときに忍耐について少し学ぶことができました。
私たちは二人ともボート桟橋やバンク沿いのベジテーション周りでラバージグのフリッピングをしていました。私はボートのフロントデッキにいますから、この釣りならばバイトは私の方が多くなります。先ほどお話ししたように、この日はバスのショートバイトに悩まされ、毎回フッキングまでに至りません。その対策として、私はバスが吐き出す前にフッキングしようと思い、フッキングの動作をもっと早くしてみることにしました。
しかし、うまくいきませんでした。相棒のスティーブンはバックデッキで5パウンダーを釣っています。私はもう戦意喪失状態になってしまいましたが、希望の光が見えてきました。私にある教訓を教えてくれたのです。
スティーブンはバイトがあるたびに、「おっ、食ったんじゃないの?」と言っていることに気づきました。そして彼はラインテンションを完全に緩め、バスを約3〜4秒間泳かせていました。バスは違和感を感じていなかったのでしょう。それは私のフッキングまでの流れと全く違うので、彼の真似なんかしてたらとてもじゃないが神経が持たないと思っていました。しかし、彼はその方法でフッキングを決め、バスは暴れますが、フックを吐き出すことはできませんでした。バスに逃げるすべはなかったのです。
次の夜、私は妻と湖上へ出ました、そしてもちろん、私はジグのフリッピングをしました。しかし今回は、スティーブンの例のフッキング方法を試してみることにしました。それは私にとって非常に不快で、どうしても馴染めませんでしたが、どうなったと思います? うまく行ったんです。その夜、私はボートですべてのバスをランディングできました。
ただ、私は釣りに行くたびにそのフッキング方法をするというわけではありません。しかし、またショートバイトに悩まされるようなことがある時は、その方法を引き出しの中に入れておくことで、バスをランディングすることができるようになるはずです。
もし次の釣行でバスの活性が低く、お気に入りのラバージグでショートバイトが起きるときは、冷静さを保ち、ヤケにならないでください。これらの3つのちょっとしたヒントを覚えておいてください。そうすれば、もっと多くのバスがフッキングできるようになると思います。ボリューム、ニオイ、忍耐力を変えてみてください。

ラバージグやワームを使っている時のショートバイトと、クランクベイトやスピナーベイトなどの巻き物系ルアーを使っているときのショートバイトというのは、ちょっと種類が違うような気がするんですよね。
ジグやワームでのショートバイトというのはどちらかというとバスの方へこちらから近付いて食わせる系のルアーですから(巻き物系はバスの方から寄せて食わせるイメージ?)、この釣りでのショートバイトというのは、バスの好みがうるさい状態といいますか、バスに考える時間があるような状態なんだと思うんですよね。
もともとこちらからバスに寄せていく釣りという大きなジャンルの中の、より小さな部分をもっとそこにいるバスの好みに合わせてあげることが、ショートバイト対策になるという感じですかね。
引用した記事の中には出て来ませんでしたが、はじめの私のエピソードのような、カラーを変えただけというのも、そんなようなことだったのだろうと感じました。スモーク系からスカッパノンカラーにしたのがどのように良かったのかという理由までは分からないのですが、釣れている人に合わせただけ、これだけで良かったのです。
ただ、この記事や私のエピソードのように、連れがいる場合はこのようなアジャストはしやすいものですが、一人の場合はなかなか正解に辿り着けませんよね。
私もなかなか頑固者ですので、一人の場合は難しいアジャストになりますが、ショートバイトで良しとせず、なにか変えてみることで良くも悪くも変化が起きると思います。心を開いて(心を鬼にして)、何か変えてみようかなと思います。
さて、ショートバイト対策のひとつとして当店からおすすめしたいものとしましてはこちら
ワームやラバージグのスカートにあっという間に色を付け、ザリガニの匂いまで付けてくれるスパイクイット・ディッピングローセントマーカーです!
ラバージグのスカートは濃い色のものが多いので鮮やかな色が付くことはありませんが、広がるラバースカートと共にザリガニの匂いも広がるというのは、バスにとって魅力的かもしれません。
日本ではあまりやっていないかもしれませんが、アメリカではかなり広く使われているテクニックといいますか、その場でよくやられているカスタムですので、お試しになってみてはいかがでしょうか。
ショートバイトは非常に厄介です。バイトはあるわけですから、ついついこのままで大丈夫と思いがち。なにか変える必要があるって分かっていても、実際は怖いものですよね…。
そんなときにどう動くかが私の課題となりますが、ダメだったらすぐ戻そうというつもりで、何か変えてみようかなと思います。
皆さんのショートバイト対策は、どんなことですか?
それではまた。
毎度ありがとうございます!