ハイプレッシャーレイクほどルアーカラーが重要!?

ハイプレッシャーレイクほどルアーカラーが重要!?
Photo by outdoorcanada.ca

ルアーやワームのカラー観についてはアングラーそれぞれが別に持っていることかもしれませんし、それでいいのかもしれません。しかしそれでも、常に新たな仮説や可能性については探っていくべきではないでしょうか。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”WHEN FISHING PRESSURED BASS, LURE COLOUR MATTERS. HERE’S HOW TO GET IT RIGHT”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:outdoorcanada.ca”WHEN FISHING PRESSURED BASS, LURE COLOUR MATTERS. HERE’S HOW TO GET IT RIGHT”by GORD PYZER·NOVEMBER 3, 2021

ルアーのカラーについて、皆さんはどの程度気にしていますでしょうか。

私の個人的な意見では、バス釣りを始めたころからつい最近になるまで、カラーの優先順位はかなり上の方にあり、気に入ったルアーやワームがあると多くのカラーラインナップを揃え、万全の態勢を取っていました。

それから最近になると、カラーの重要性といいますか、優先順位は下がりました。

カラーそのものを軽視しているのではありません。理由は、貧乏です(笑)

お金がないので、充分なカラーラインナップを揃えることが叶わなくなってきてしまったのです…。

しかし、それが功を奏してか、災い転じて福となすというべきか、ほぼ同時期時に「結局、釣れるのはいつも同じ色」という仮説を立て、釣れるカラーを絞っていく作業をするようになりました。

そうせざるを得なかったわけですが。

不思議なことに、各フィールドごとに釣れるカラーの絞り込みをしていくようになると、ある程度の傾向があることに気付き、釣りが効率的になる(前より釣れるようになる)気がしています。

ところが、先日私も参加した木崎湖のトーナメントの結果を見ると、非常に微妙なカラーチェンジが成功し、上位に入る方がいらっしゃいました。

その方は年間順位でも上位の方でした。

明らかに、私がやっているカラーの絞り込みという作業は、効率は良くなるかもしれないものの、アジャスト力が失われ、トーナメントなどシビアなシーンでは通用しなくなる恐れがあることを思い知らされたのです。

私のどうでもいいようなカラーのエピソードを長々と話してしまい申し訳ありません。

なんといいますか、ルアーのカラー選びの難しさといいますか、その効果についてはまだまだ考える余地がありそうだと感じてしまったのです。

ここで改めてお聞きしたいのですが、皆さんにとってルアーのカラーの重要度とは、どれくらいでしょうか?

この記事は、カナダのアウトドア専門情報ウェブサイト「OUTDOOR CANADA」のコラム記事で、フィッシングライターのゴード・パイザー氏が、フィッシングプレッシャーとカラーの関係についてのエピソードと解説をシェアしてくれています。

皆さんのルアーカラー観にいい影響があるかもしれません。

 気になるところだけ読んでもOKです 

ハイプレッシャーのバスにはカラーがより重要になる

引用文(タップすると開きます)
It has taken a long time, but most anglers now know that the colour of their bait or lure is well down the list of important considerations. Day in and day out, depth control, speed control and the size and profile of your bait are far more important deliberations. But—and this is a huge but—when you iron out those first four factors, the colour of your lure can be phenomenally important. It is, perhaps, the most far-reaching tool for fine tuning your presentation. And no one grasps this principle more—”obsesses” is probably a better word—than buddy Matt Straw, one of the finest bass angers in the American mid-west, and the most outstanding steelhead angler I know. Truth be told, the Strawman, who is also an In-Fisherman magazine field editor, has been driving me crazy of late with images of the huge bass he’s been catching. And when he details the lures and patterns he is using, it’s clear that colour is uppermost in his mind—even if it entails only two strands of a different-coloured silicone skirt material on his jig. And Straw says bass colour preferences change from lake to lake, so you better change too. “As you’re fully aware, water clarity and fishing pressure have a lot to do with colour preferences among bass,” Straw says. “As zebra mussels cleared the water in the Great Lakes and pressure on bass mounted, we watched jerkbait colour preferences among smallmouth shift from bright colours like “clown” (that we used to win the 1998 Sturgeon Bay Open) to absolutely natural patterns with olive backs and pearl bellies. “Whenever possible, my finesse skirts are based on colour preferences bass have shown in other baits over the years in each specific environment. For instance, in certain segments of the Mississippi River, bass have shown a decided preference for green-pumpkin Yamamoto grubs with green and purple micro flake. Jann’s Netcraft offers silicone skirt material in that same colour. I mix five strands of that with five strands of green pumpkin and maybe a few strands of watermelon and a couple of purple, mixing living rubber with silicone about 50-50. That skirt has been deadly for those river fish.” Amazingly, in the extremely clear, highly pressured lakes that Straw fishes, he tells me that it’s virtually impossible for an angler to entice smallmouth bass to bite a lure with metal flake in it. So his finesse jig skirts are typically green pumpkin. “A strand or two of black or purple won’t spoil things,“ he says, “but if the weather is windy, cloudy and the water gets stirred up, those same skirts with copper, blue, or green micro flake tend to outperform the entirely muted colours. “Maybe matching preferences for colours in other baits or “matching the hatch” with skirts just gives us more confidence in our finesse jigs. But we’ve been forced to experiment with colours as pike, snags, or low supplies of certain skirt colours narrow our options. And we each start out with a different colour than the other to narrow things down. It’s generally true that our favourite colours for a specific waterway produce best over time. Matching our success rate against everyone else fishing those waterways generally seems to anoint our skirted finesse jigs and our selected colours, too.” Straw does note that there are times when he sees several colours being equally effective. Conversely, there are days when one of the anglers in the boat catches all the bass and the only way for the other folks to get into the game is to exactly mimic that person’s skirt colour. “Seems crazy,” he says, “especially when all the other factors—jig weight, trailer colour (we always use 5-inch, single-tail grubs) and the number of strands in the skirt—are the same. But that’s been our experience at times. We proved it to ourselves again the other day. I was catching all the bass on one colour and Mary had a similar colour but caught nothing. I gave her my jig and took hers. She caught all the bass from that point on. Not scientific, but good enough for me!” Good enough for me, too!

長い時間をかけ、多くのアングラーがルアーの色の優先順位は下のほうであると理解しています。それよりも、①レンジ、②スピード、③ルアーのサイズや④シルエットのほうがはるかに重要だという認識です。

しかし忘れてはならないのは、その4つの要素を取り除けば、ルアーの色というのは驚くほど重要になる可能性があるということです。これはおそらく、プレゼンテーションを微調整するにあたってはかなり広く適応される要素です。そして、アメリカ中西部で最も優れたバスアングラーのひとりであり、私が知っている中で最も優れたスチールヘッドアングラーでもある釣り仲間のマット・ストローも、この原則をよく理解しています。

彼は、雑誌「In-Fisherman」のフィールドエディターでもあり、彼が釣っているジャイアントバスの画像はいつも私を夢中にさせています。そして、彼の使うルアーやパターンの詳しい解説を見るたび、ラバージグのスカートがたとえ2色しかないとしても、彼の頭の中ではそのカラーがの使い分けが最も重要であると感じられます。そしてストローが言うには、バスの色の好みについては湖ごとに変わるので、あなたも変えたほうがいいとのことです。

「ご存知のとおり、水の透明度とフィッシングプレッシャーは、バスの色の好みと大きく関係しています。 ゼブラムール貝が五大湖の水をきれいにし、バスにプレッシャーがかかるようになると、スモールマウスバスの好むジャークベイトの色が「クラウン」(1998年のスタージョンベイオープンで優勝したカラー)のような明るい色からオリーブバックパールベリーといったかなりナチュラルなカラーに変化していきました。

「ラバージグのスカートは、可能な限りその環境で長年にわたってバスが好んだルアーのカラーに基づいています。たとえば、ミシシッピリバーのあるポイントでは、バスはゲーリーグラブのグリーンパンプキン/グリーンパープルフレークが大好きです。 Jann’s Netcraft社では同じ色のシリコンスカートが売っています。私はラバージグのスカートをその5本のグリーンパンプキンに数本のウォーターメロンと2本のパープルを追加し、リビングラバーとシリコンラバーでだいたい1:1になるようにしています。そのスカートはミシシッピリバーでかなり有効でした。」

ハイプレッシャーレイクほどルアーカラーが重要!?
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驚くべきことに、ストローが釣っている超クリアなハイプレッシャーレイクでは、スモールマウスを釣るのに銀ラメが入ったルアーで釣るのはほぼ不可能だと彼は言うのです。なので、彼のジグのスカートはグリーンパンプキンだそうです。 「黒または紫のスカートを1~2本混ぜれば言うことなしです。しかし、風が強く、天気が曇り、水がかき混ぜられると、スカートに銅や青、または緑のフレークが入ったやや派手目のスカートの方が良くなる傾向があります。」

「だいたいは、ルアーのカラーやラバージグのスカートをマッチザベイトさせることで、自信が持てるようになります。しかし、フック、ブラシガードの色についてはほとんど選択の余地がなく、売っているスカートにほしいカラーがない場合もあるため、色の実験をするしかありません。そして私たちは、有効なカラーを絞り込むために他とは異なる色から始めます。たとえば特定のクリークアームで、普通は時間とともに私たちが好む色が決まっていきますが、同じクリークアームで釣りをしている他のアングラーと私たちの釣果を比べれば、私たちの使っているスカートのカラーが有効かどうか決定できるためです。」

ストローは、そこで有効なカラーというのは実際は何色もあることに注意しています。逆に、1つのボートでひとりのアングラーしか釣れていない場合、他のアングラーも同じカラーを正確に真似ることが重要だと言います。「そんなわけないだろと思われるかもしれません。」彼は言います。「特に、ラバージグの重さ、トレーラーの色、スカートの本数など、他のすべての要素が同じならです。私たちの経験が物語っています。先日、それを証明することがありました。私はすべてのバスを1つの色で釣っていましたが、メアリーも同じような色だったにもかかわらず、まったく釣れません。私は彼女に私の使っているジグを渡し、彼女に使ってもらいました。彼女はそこからバスを釣りはじめました。科学的な根拠はありませんが、私にはそれで充分です!」

私にも充分です!

ハイプレッシャーレイクほどルアーカラーが重要!?
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カラーが重要になるには、この記事にある通り、クリアウォーターでハイプレッシャーなことが条件となるのかもしれません。あるいは、スモールマウスバス。

そうなると、やはりルアーのカラーという要素はそれほど重要ではないのかもしれませんが、カラーこそが重要になることもあると言うことですよね。

マット・ストロー氏が言うには、そのフィールドごと、そのポイント(たとえばリザーバーのクリークアームなど)ごとに有効なカラーがあるとのことでした。

彼のようにラバージグのスカートを自分でカラー配分を考えて巻くほどカラーへのこだわりや理解を求めるにはかなり大変ですが、実際にカラーを買いそろえるよりも安上がりかもしれませんし、それが当たればかなりの爆発力がありそうです。

冒頭の私のエピソードに戻りますが(私の話ですみません)、私はただ単にカラーを減らしていく引き算をしていましたが、彼は湖やポイントごとにゼロから(経験があるので実際はゼロではありませんが)積み上げていく足し算のような感じでしょうか。

実際、日本でも特定のフィールドで爆発的な釣果を上げているロコカラーというのが存在し、実際にそのカラーがメジャーメーカーから発売されることもあるくらいですし、「なぜかこの湖のこのルアーはこのカラーしか釣れない」という話も耳にしますから、私のように単純に持ち駒を減らすようなリストラは危険かもしれませんね…

バス釣りは難しいですね…

お金もかかりますね…

困ったものですね…

楽しいですね(笑)

皆さんのよく釣れるカラー、ときどき私に教えてくれる親切な方がいらっしゃいますが、引き続き教えていただけると助かります、よろしくお願いします(笑)

それではまた。

毎度ありがとうございます!