スイムベイトを科学する:バスは魚の足跡を追う!?

スイムベイトを科学する:バスは魚の足跡を追う!?

Photo by fish code studios

こんにちは!店長の小山です!

本日はYoutube Channelより、”SWIMBAIT science: seeing fish footprints”という動画をご紹介させていただきます。

引用先:fish code studios”SWIMBAIT science: seeing fish footprints”2018/07/31 

 

なぜ、ビッグスイムベイトはビッグバスを魅了するのでしょうか。

私もビッグベイトが大好きで、なぜ好きかと言えば、単純にデカいルアーにバスがアタックしてくるのを見るのはすごく興奮するからです。

ビッグベイトにバイトして来なかったとしても、チェイスを見るだけでも楽しいものがあります。何をやってもダメな時、ダメなエリアなのに、ビッグベイトを投げるとどこからともなくバスが湧いてきて、ルアーの後を追ってくることがよくあります。こんな時はビッグベイトの持つパワーにびっくりするとともに、なんでやねーんというがっかりが同時についてくるため、複雑な気持ちになるのですが、トータルすると楽しい瞬間だったりします(笑)

ビッグバスを釣るには大きなルアーとは良く聞く言葉ですが、ビッグベイトにチェイスしてくるのは必ずしもビッグバスばかりではありません。ルアーと同じくらいの大きさの小バスたちがルアーを先頭に取り囲むように群れを成して泳いでいることもよくあります。

何がそうさせるのかということまではわからないのですが、バスは間違いなく、ビッグ(スイム)ベイトに引き寄せられているのを感じますよね。

この動画は、アメリカ・フロリダ大学のゲイネスビル研究所のジミー・リョウ教授のYouTubeチャンネルで、魚の生態学や神経学の観点から魚の行動メカニズムを研究し、釣り人にフィードバックしているといった感じのチャンネルなのですが、今回はスイムベイトというルアーが残す「足跡」に焦点を当て、このルアーについての考えを共有してくれています。

スイムベイトというルアーの有効性を別の視点から解説されていますので、ぜひご覧ください。

 

the biggest bass these days are being caught on the west coast on monster swim baits.

Jimmy Liao from fish code studios. Today we’re gonna talk about the science, behind these realistic-looking slabs of plastic.

Big bass have learned to pluck off these hapless hatchery trout, released into the clear lakes of California.
Raised in a fish farm these Salmoned suckers pack a protein punch and don’t have the muscle tone let alone the whips to outmaneuver a bass with a home court advantage. These trout are attractive to all bats not just the big ones.
Now here’s a one pounder chasing down a five inch trout in low-light conditions.Notice that the bass can overtake the trout from the tail just with its body speed and suction capabilities. The body of the trout is so flexible it just folds into the basses mouth. The fate of the trout is sealed.
Here’s a three pounder just crushing this swim bait.Real trout can change their body flexibility by contracting their muscles, which are arranged serially in blocks down the body.This body undulation causes the water around it to curl up into swirling Eddie’s.How do we see these fish footprints.
Now if we only had like a race track for fish its treadmill,and then maybe something we could put in the water so we could like see the flow,that would be cool.
Well, we do have it science!
I use a technique called digital particle image velocimetry.To measure the shape of the water behind the swimming fish.
Now without getting deeper into the hydrodynamics.This is similar but not identical.This is a wake that your swim bait makes and that’s what the bass feels with its lateral line.
Now it’s the shape and flexibility of the bait.Not just the overall length that determines the generation of strong fish footprints.
So the next time you’re out there hook on to chunk of plastic looking for your monster bass.Think back to these videos and think fish footprints.
I’m Jimmy we have from fish code studios, if you liked what you saw please subscribe thanks for watching until next time.

最近、かなりのビッグバスがアメリカ西海岸沿いでジャイアントスイムベイトによって釣られています。

フィッシュコードスタジオのジミー・リョウです。今日、私たちは、これらリアルで厚みのあるソフトルアーの背後で起きていることを科学をもってお話ししたいと思います。

ビッグバスたちは、カリフォルニアのクリアレイクでストックされている不運な養殖魚のトラウトたちを食べることを覚えました。
養魚場で飼育されたこれらトラウトたちは、タンパク質が豊富で、筋肉も発達していないため、バスに狙われています。そしてもちろん、地の利を生かしたバスたちは優位に立ち、狩りを行っています。これらのトラウトは、ビッグバスだけでなく、すべてのバスにとって魅力的なものです。

スイムベイトを科学する:バスは魚の足跡を追う!?

Photo by fish code studios

ここに、ローライトコンディションで5インチトラウトを追う1パウンダーがいます。泳ぐ速さと吸い込み能力だけで、テールからトラウトを丸飲みすることができます。トラウトの体は非常に柔軟性があり、バスの口の中に折り畳むように入っていきます。トラウトの運命はここまでです。

 

スイムベイトを科学する:バスは魚の足跡を追う!?

Photo by fish code studios

ここでは、スイムベイトを押しつぶすように食う3パウンダーがいます。実物のトラウトは、身体の部位ごとに連続的に配列された筋肉を収縮させることによって体の柔軟性を変えることができます。この体の出す波動によって、周りの水を渦のように巻きあげていきます。

スイムベイトを科学する:バスは魚の足跡を追う!?

Photo by fish code studios

これらの魚の足跡を我々はどうすれば見れるでしょうか。
我々が魚用の水泳場でも持っていて、魚をルームランナーのように泳がせて、私たちが水中からそれを見ることができれば、おそらくそれを見ることができたでしょう。非常にクールなやり方ですがねえ・・・。
しかし、私たちには科学の力があります!
私はデジタルパーティクルベロシメトリー(粒子速度測定装置)と呼ばれる技術を使用しています。泳いでいる魚の背後にある水の形状を測定するためのものです。
これは流体力学より難しいものではなく、似ていますが同じではありません。

スイムベイトを科学する:バスは魚の足跡を追う!?

Photo by fish code studios

これはあなたのスイムベイトが作り出す、バスが側線で感じ取る足跡です。
それはルアーの形状と柔軟性によるものです。魚の足跡ができる強さを決定するのはルアー全体の長さ(大きさ)だけではありません。
次回は、あなたのモンスターバスを探すときはルアーにフックを付けておいてください。この動画のことを思い出して魚の足跡を意識してみてください。
私はフィッシュコードスタジオのジミーです。この動画を気に入ったら、お気に入りに登録して次回までお待ちください。ご覧いただきありがとうございます。


 

いかがでしたか。

スイムベイトが発生させる水流が「足跡」となって、バスはその足跡を辿ってきているんですね。それが、チェイスの多い原因のひとつだということなんですね。

そしてこの中では、大きな波動を出すのは必ずしもルアーの大きさだけでなく「形状」と「柔らかさ」にもよると言っています。ここにも注意が必要だと思います。

アメリカでは実際にゲームフィッシュの1種として各フィールドにニジマスなどのトラウト類の放流も盛んに行われているようです。おそらく、日本のバスよりもトラウト類を多く見ていて、また多く捕食をしているものと思われます。

それだけ、アメリカではトラウトベイト(ビッグスイムベイト)の重要性は高いのだと思います。

日本でもトラウト類を捕食しているフィールドはあると思いますので、そういったフィールドではトラウトベイトは有効だと思います。ご存知の方は多いかと思いますが、トラウト類はバスに比べて非常に柔らかく、ブニブニしていますよね。あの感じを出せているルアーが、いい感じの波動を出すということなのでしょうか。

ただ、トラウトとバスは基本的にはエリアの棲み分けがされていると思いますので、年がら年中トラウトを食べているとも思えません。おそらく産卵やベイトの関係でどうしても、バスとトラウトのエリアがリンクしてしまう時期があって、そういう時に効果的なルアーなのだと思います。

とはいえ、これらすべて私のただの推測にすぎませんから、よく知っている人に聞いたり、これからもっと突き詰めていきたいところです。

最近はどうもビッグベイトにはご無沙汰していますので、なんだか使いたくなってきてしまいました(笑)

今度の釣行には持っていって、チェイスだけでも楽しんでみようかな、と思います。

みなさまもぜひ、使ってみてください。

 

それでは、また。

 

毎度ありがとうございます!