時代遅れのバス釣りテクニック

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こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Paul Elias Still Kneelin’ and Reelin’ Like it was 1982”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:majorleaguefishing.com ”Paul Elias Still Kneelin’ and Reelin’ Like it was 1982”By Mason Prince – September 22, 2019

これまでのバス釣りを振り返ると、あらゆることが進歩してきていますね。

私は古いものが好きですが、懐古主義というほどではありません。

温故知新という言葉の通り、古いものを改めて見直して、新しい発見を得るといったことが好きなんです。

一方で新しいものも大好きで、知的好奇心を満たしてくれる新製品を見ると、いつもワクワクします。

バス釣りの良さはこんなところにもあると思うんですね。

最新鋭のボート、魚探、エレキ、タックルで武装し使いこなして釣るカッコよさも、そんな現代においても昔からあるルアーやテクニックをいまさら持ち出して釣るカッコよさも、どちらも成立しているところに、バス釣りの懐の深さを感じます。

まあ、私なんかはまったくの素人、一般アングラーなわけですから、そんな楽しみ方をしていてもいいでしょう。

しかし、プロトーナメントの世界では、そんな悠長なことを言ってられないと思います。

誰かが最新鋭の機器やテクニックを使うのであれば、自分もそれをしないと置いて行かれる可能性が高くなってしまいますからね。

では、プロの世界で昔からあるものというのはどんどん廃れて行ってしまうのでしょうか。

いえ、どうやら、そんなことはないようです。

この記事は、アメリカメジャーリーグフィッシングサイトのコラム記事で、メジャーリーガーのポール・エリアス氏のインタビューが掲載されているのですが、彼は「ニーリング」という過去のテクニックを使って1982年のバスマスタークラシックに勝った時のことをもとにした話をしてくれています。

ニーリングと聞いて懐かしいと感じる方は私と同年代以上のバス釣りベテラン勢かもしれませんが、これは過去を懐かしむだけではなく、それを含め新たな発見がある内容となっています。

どの世代の方にもおすすめできる内容かと思いますので、ぜひ読んでみてください。

 気になるところだけ読んでもOKです 

1982年の優勝

引用文(タップすると開きます)

In 1982, Elias won the Bassmaster Classic on the Alabama River in large part due to his ‘kneelin’ and reelin’ technique of kneeling on the front deck and reeling a crankbait with his rod tip in the water. Nearly 37 years after that win, Elias still likes to occasionally go back to the old ways of fishing, before deep-diving crankbaits hit the market.

“I continue to use that technique, but not as much as I did in 1982,” Elias admitted. “We have baits that can run so much deeper now. Back when I started doing that, the deepest diving crankbait only went 12 feet deep. But you can still use the technique to your advantage.”

1982年、エリアスはボートのフロントデッキにひざまずき、ロッドティップを水中に突っ込んでクランクベイトを巻く「ニーリング」というテクニックにより、アラバマリバーでのバスマスタークラシックを獲得しました。 その勝利から37年が経った今でも、エリアスは昔の釣り方に戻ることを好みます。

「私はそのテクニックを今でも使っていますが、1982年ほどではありません。 今はもっと深く潜るルアーがあります。 私がニーリングをやっていたときは、最も深く潜るクランクベイトでもわずか3.6メートルしか潜りませんでしたから。 しかし、このテクニックを使うメリットはまだあるのです。」

スピードの必要性

引用文(タップすると開きます)

Elias originally started using the unique style to get a few extra feet of diving depth out of his crankbaits. Now, in the days of crankbaits that can reach depths of 30-plus feet, it’s not so much about how deep he goes, but how fast he can get it there. “Kneeling and reeling causes the bait to not only dive deeper, but quicker,” Elias said. “It’s all about getting that bait in the strike zone and keeping it there for as long as possible. Those extra couple of feet and seconds can be so critical.”

エリアスは、ニーリングという独自のスタイルを使用することにより、クランクベイトをあと数十センチ潜るようにすることに成功しました。 さて、今では9メートルもの深さに達するクランクベイトの時代、そのテクニックはどれだけ深く潜らせるかではなく、どれだけ速くそこに到達させることができるかということです。

「ひざまずいてリーリングすると、ルアーをより深く潜らせるだけでなく、より速く潜ります。 それは、ルアーをストライクゾーンに入れて、できるだけ長くそのゾーンをキープするということです。 この、ほんの数秒のプラスが非常に重要なのです。」

エバースとエリアス

引用文(タップすると開きます)

The last time Elias really saw the art of kneeling and reeling play a factor in a tour-level event was at the Bassmaster Elite Series event on Lake Guntersville in 2015. Elias was searching for deeper bites with his crankbait when he saw a familiar face utilizing the old-school technique that the Mississippi pro invented.

“I was fishing near Edwin Evers and saw him kneeling and reeling so I decided to do it as well,” Elias said with a chuckle. “We both were wailing on ‘em pretty bad after that and ended up having a pretty good tournament. That was an instance that we were both just trying to get the bait down to the fish quicker, rather than getting an extra few feet of depth.”

While Elias’ Classic-winning technique may not be the norm in 2019, that doesn’t mean the technique is obsolete. Elias says that there’s still a place for the craft in his repertoire.

“There are times where I’ve pulled up to a spot, fished in an area that’s 15 feet deep and caught one on the first couple of casts,” Elias said. “But after that one, I couldn’t get another bite. So, I start kneeling and reeling, that’s when I started triggering more bites. There’s no other explanation as to why I’m getting those bites than my bait is getting deeper, getting there quicker, and digging harder. That’s because of kneeling and reeling.”

エリアスがトーナメントレベルの中でひざをついてリーリングするテクニックを実際に見たのは、2015年にレイクガンターズビルで開催されたバスマスターエリートシリーズの試合中でした。エリアスはその時もディープレンジでのバイトをクランクベイトでサーチしていたのですが、彼がその時目にしたのは、彼にとって顔なじみのプロであるエドウィン・エバースが自分の開発したその昔ながらのテクニックを使っているところでした。

「私はエドウィン・エバースの近くで釣りをしていたのですが、彼がニーリングしているのが見えたので、私もそれをすることにしました。」とエリアスは笑いながら言います。 「それから私たち2人は「イマイチだな」などと言いながら釣っていたのですが、最終的にはそこそこ良い結果で試合を終えました。それは我々が二人ともルアーを余計に潜らせていたからではなく、バスにルアーをいち早く届けていただけの話でした。」

エリアスがクラシックを優勝したときのテクニックは2019年現在は標準ではないかもしれませんが、それはそのテクニックが時代遅れであることを意味するものではありません。エリアスは、そのテクニックにもまだ使うべき場面があると言います。

「私はあるポイントで、4.5メートルのレンジで釣りをして、最初のキャストで1匹目を釣りました。 しかしその後、続けてバイトを得ることができませんでした。そこで、私はニーリングでリーリングを始めました。すると、そこから多くのバイトが出始めたのです。なぜバイトが出たのか、ルアーが深く潜り、より速くそこに到達し、より激しくボトムノックするということ以上の説明はありません。ニーリングでリーリングをした。それだけです。」

Photo by MAJOR LEAGUE FISHING.com

ニーリングについて補足しますと、クランクベイトを巻くとき、普通に巻くよりも、ロッドティップを下げたほうが深く潜ると感じられたことがあるかと思います。

そこで、ロッドティップをさらに低く、水中まで突っ込んで巻けばもっと深く潜るだろうと考え、ボート上にひざまずいてロッドを水中に突っ込み、より深い位置でリーリングし始めたのがニーリングの始まりだったようです。

その頃のクランクはそれほど深く潜るものがなかったため、深いレンジにいるバスにとってはその新しいインパクトによって口を使ってしまったようですね。

彼がそのテクニックを今も使っているというのは、決して過去の栄光にすがっているからではありませんでした。

昔のテクニックを見直すことにより、まだ使う価値があると判断したからです。

私はそんなプロのレベルで物を考えることはできませんが、例えば昔、ナイロンからフロロにラインを変えて以降、ずっとフロロラインを使っていましたが、ふとナイロンラインを見直して戻してみたとき、その飛距離の伸びと安さに改めて感動したものです。

しかも、昔のナイロンラインよりはるかに良くなり、価格は昔のままです。

それ以降、タックルの中にはナイロンラインも混ざるようになりました。

素人レベルのたとえで申し訳ないのですが、私的にはそんな再発見も嬉しく、また再びバス釣りが楽しくなる瞬間です。

今、一年のうちに何種類もの新製品が生まれ、そのどれも素晴らしい製品ばかりですが、たまには古くなってしまったもので釣ってみたり、新しいものとの組み合わせで使ってみることで、自分だけの再発見があるかもしれません。

私はそういうのが好きなものですから、そういうことを誰かがやっているのをSNSなどで見かけると「やられたな」ですとか「カッコイイ」と思ってしまいます(笑)

実際、楽しいものだと思いますので、皆さんも(心に余裕のある時に)ぜひ、やってみてくださいね。

それではまた。

毎度ありがとうございます!

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