秋の減水時のバスの釣り方(後編):ケビン・バンダム

秋の減水時のバスの釣り方(後編):ケビン・バンダム
Photo by major league fishing.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は前回に引き続き、「ケビンバンダム:秋の減水バスの釣り方」の後編を引用してお伝えいたします。

引用先:majorleaguefishing.com KEVIN VANDAM: Five Favorites for Fall Drawdown (Part 2 of 2) By Kevin VanDam – October 29, 2019

前編をご覧になっていない方はこちらからどうぞ!

https://nojiriko-fishing.net/fall-drawdown-kevin-vandam-1of2/

前回の前編の記事では、ケビンバンダムがリザーバーでの秋の減水のときに、フィールドやバスたちにどんな影響を与えるか、ということを主に解説してくれていました。

後編では、実際に減水した時の釣り方やその釣りの考え方について解説してくれているようです。

それでは後編の方も早速読んでいきましょう。

地形変化を回遊するバスの群れを釣る

引用文(タップすると開きます)

Topwaters, jerkbaits and the fall feed all go hand-in-hand during drawdowns. As the water level is lowered, the excess water exiting the system can create current along main lake features that have not had current all summer long. Just the slightest amount of current over major points, humps and shoals can create feeding frenzies that were not present just a week or two before.

Places that have not had many fish on them will suddenly come to life with schooling activity; this is when I like to go to work with surface walkers like a Strike King Sexy Dawg or a jerkbait like the KVD 300. Birds are usually the first to find these frenzies, so keep an eye out for diving gulls and herons stationed near main lake points.

トップウォーター、ジャークベイト・・・秋のフィーディングはすべて減水と連動しています。 水位が下がると、その水系から水が流れ出ることにより、夏の間ずっと流れていなかったメインレイクの地形変化に流れが当たるようになります。 メインレイクの大きな岬、ハンプ、シャローフラットなど、わずかな量の流れであっても、つい1、2週間前には存在しなかったボイル祭りを引き起こす可能性があります。

これまで魚があまりいなかったエリアにも、突然スクールが入ってきて活気づきます。 こんなときは、ストライクキング・セクシードーグやKVD 300などのジャークベイトのような表層系ルアーを使いたいときです。通常、これらの変化を最初に見つけるのは鳥なので、メインレイクの岬の近くにいる鵜やサギのダイビングに注意してください。

秋の減水時のバスの釣り方(後編):ケビン・バンダム

バズベイトなど音が出る系トップ

引用文(タップすると開きます)

In some impoundments, bass will stay extremely shallow when the water is dropping, especially if it’s a slow drop. During fall drawdowns, bass will ambush bait right up against the bank. Bass smashing lures as soon as they are pulled off the bank is a behavior indicative of drawdowns.

When this kind of activity is happening on skinny flats, a buzzbait, buzzing toad or plopper-style topwater is hard to beat. These noisemakers gurgling along the surface pull shallow bass from a long way and often you will see the bass waking toward your lure before the strike occurs –that’s textbook fall drawdown fishing.

多くのリザーバーでは、減水中、特にゆっくりと減水するような場合、バスはシャローに残ったままになります。 秋の減水中でもバスはバンクに寄ってくるベイトを待ち伏せします。 減水中でもバスをバンクから引っ張り出せるようなパワーのあるルアーには、バスはバイトしてきます。

狭いフラットエリアでこのような状態にあるときは、バズベイト、バジングフロッグ、またはポッパー系のトップウォーターが有効です。水面を音を立ててアクションするこれらのルアーは、シャローのバスが長い距離を追って来るのをバイトの前に目で見ることができます。秋の減水中のお手本のような釣りです。

秋の減水時のバスの釣り方(後編):ケビン・バンダム

目に見えるカバーにスクエアビルクランク

引用文(タップすると開きます)

Oh man, don’t tempt me with a good time!

A squarebill on shallow, visible targets is absolutely one of my favorite ways to fish, and fall drawdowns are a prime time for doing this as well. Fast-falling water forces fish off flats, and they’ll hunker down next to literally any piece of slightly deeper cover they can find as they transition out.

I love to zigzag through flats in 2 to 5 feet of water looking for any visible targets that the falling water has just revealed: laydowns, stumps, rocks, brush tops, pilings, transition seams – when I see an isolated piece of cover, I’ll crash a KVD 1.5 into it to see if anybody is home.

Be sure to make multiple casts at these targets, sometimes you have to ring the doorbell several times before something answers the door!

これは書いてて釣りがしたくなってくるね!

シャローの目に見えるものをスクエアビルで撃っていく釣りは、完璧に私のお気に入りの釣りの1つであり、秋の減水中もこの釣りに最適な時期です。 急に落ちていく水面はフラットエリアから魚を追い出します。そして、彼らは文字通り、彼らが移動中に目にした少し深いカバーの中に潜り込みます。

私は水深0.6~1.5メートルのフラットエリアで目に見える沈みものをV字に通していくのが大好きです。レイダウン、スタンプ、岩、オダ、杭、ボトムの質の変化の境い目など、目に見えるターゲットを探します。 KVD 1.5を当てていって、そのカバーに誰かいないかを確認します。

これらのターゲットには何回かキャストするようにしてください。ドアをノックしても出てこない場合は居留守を使っている場合があります。

秋の減水時のバスの釣り方(後編):ケビン・バンダム

減水してもフロッグ

引用文(タップすると開きます)

Falling water on grass lakes often means matted grass, and matted grass often means frog fishing, as in hollow-bodied, weedless walking lures like a Sexy Frog or Popping Perch. This is yet another truly exciting way to fish made better by drawdowns.

When water falls and the grass mats, it can be intimidating because anglers are faced with expansive fields of matted grass that all look the same. But if you look closely, you will see thin spots, soft spots, irregularly shaped holes, ditches and seams running through those big matted fields. Those are the oddball places in grass mats that you want to target. Bomb the Frog or Perch out there and test those irregularities.

Bass can get pretty picky about the way they want a frog presented so experiment with the retrieve. Sometimes fast walking triggers the bite and other times it needs to crawl across the mat like a turtle for a reaction.

ウィードの多い湖で減水するということはウィードマットが出現するということを意味することが多く、ウィードマットとは多くの場合、フロッグの出番であることを意味します。 これは、減水によってエキサイティングな釣りができるもうひとつの方法です。

水位が下がってウィードマットが出来上がると、アングラー側としては広大なウィードマットがすべて同じように見えてしまうため、圧倒されてしまいます。 しかしよく見ると、小さなウィードパッチ、変な形のウィードポケット、ミオ筋やウィード同士の境い目などがこれらの広大なマットの中にあるのを発見できます。 これらは、そのウィードマットの中にある変化です。 そこにフロッグを投げ、変化を探っていきます。

バスはフロッグのアプローチにはかなりうるさいので、色々なリトリーブを試してみてください。 時には速いウォーキングがバイトを引き起こし、時には亀のようにのろのろと這いまわるアクションに反応することがあります。

バイブレーション

引用文(タップすると開きます)

Lipless rattle baits get a lot of attention in the early spring of the year, especially on grass lakes. But I’m here to tell you, fall is not too early to start throwing them. When drawdowns reveal those ditches or drains in grass-filled bays, it’s time to wind a Red Eye Shad right down the middle of them, trying to tick the tops of the deeper grass in the middle of the drains. Bass will pull out over the middle of those drains and suspend in the grass and the Red Eye Shad is just the tool to rattle them out.

If you’re fishing a lake where the water is falling for drawdown, I guarantee you at least one or two of these tactics are in play right now, so load up your Plano StowAways and go catch ’em!

ウィードの多い湖では特に、ラトルの入ったバイブレーションは早春の時期に多くの注目を集めます。 しかし、私はあなたにこう言いたい。秋にバイブレーションを投げるのに早すぎることはありません。 減水によりウィードのあるワンドのミオ筋や地形変化が見えたら、その真ん中をレッドアイシャッドを巻いて、バスの目線をウィードより上に向けさせます。 バスはそれらミオ筋の真ん中に引き出され、ウィードエリアに浮き始めます。レッドアイシャッドのラトル音はバスを浮かせるための最適なツールです。

秋の減水時期の湖で釣りをする場合、これらの戦術の少なくとも1つか2つはあなたのバイトに役立つと思います!

秋の減水時のバスの釣り方(後編):ケビン・バンダム
Photo by major league fishing.com

アメリカの釣り場、特にバスボートが入れるように整備された釣り場はリザーバーに多いらしく、また人間が意図的に水位を増減させるのもリザーバーであるため、この記事に関してはリザーバーの事について書かれていましたね。

どうでしょう、減水といいますと、基本的にバスを臆病にしてしまうため、釣りづらいというイメージがありませんでしょうか。

しかし、秋は荒食いの時期。

この記事を読む限り、冬に備えてお腹いっぱいにしておきたいバスたちは、減水中でもアグレッシブであるということみたいですね。

そのため、使われるルアーも横方向に広く探れるルアーが多く、何かの変化にアグレッシブなバスがいればドーンと出て来そうなイメージができるものばかりで非常に楽しそうですよね。

しかし、日本のリザーバーといいますと、その限りではないと思います。

日本のリザーバーはどちらかというと急深なものが多く、減水すると本当にカバーや変化が減ってしまうと思います。

カバーが減る分、そのカバーにバスが集中する、あるいは時間差でバスがすぐに入ってくるというプラス要素はあるものの、横に動く線の釣りよりもタテに落としていく点の釣りの方が効率を考えると有効なことがあるのではないかと思われます。

このあたりはケースバイケースだと思いますので、目の前にあるカバーの種類、地形変化の種類によって変えていければ、より効率的なのではないかと思いました。

私はリザーバーらしいリザーバーでの釣りの経験があまりないため、知ったかぶるようなことを言うようですが、少ない経験上でも、流れる時と流れない時がはっきりしているためか、横に動くものと縦に動くもの、または全然動かないものに対するバスの好みもその時々ではっきりしているような印象を持ちました。

恥ずかしながら、私にとってはこれまでにない新しいタイプの釣り場がリザーバーですので、とても新鮮で楽しく、四季を通してもっともっと釣り込んでみたいという風に思っているのですが、近所になかなかそういうフィールドがなく、やきもきしています。

恐らくリザーバーの四季の中では普通であろうこの秋の減水傾向、秋のパターンのひとつとしてよく覚えておいて、いつか釣りに行けた時に思い出せるようにしておきたいと思います。

しかしケビンバンダム、記事を書いていて釣りに行きたくなるなんて、私たちと同じ、好きものですねえ(笑)、さすがですよね。

それではまた。

毎度ありがとうございます!