濁りでもバスを釣りまくれ!マッディーウォーター攻略の4つの秘訣

2023年3月6日

バス釣りマッディーウォーター
Photo by MossyOak.com

バスアングラーさんの中には、急に強い濁りが入ってくるようなコンディションの変化があまり好きではない方もいらっしゃるかと思います。しかし、バスは変化が大好きな魚ですから、濁りに対する対処さえ知っていれば、それはチャンスに変わりますよね。

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”BASS FISHING STRATEGIES FOR MUDDY WATER”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:MossyOak.com”BASS FISHING STRATEGIES FOR MUDDY WATER”by Phillip Gentry|February 20, 2023

バス釣りは、バスとの戦いでもありますが、コンディションの変化との戦い、またはコンディションの変化にどのように対応するかという、自分との戦いでもありますよね。

晴れから雨、増水から減水、無風から強風など、コンディションの変化への対応は常になにかしら迫られますよね。

今回のテーマでありますマッディーウォーターもそうです。

しかしマッディーウォーターには2通りあります。というのも、濁りは単体では発生しない変化である場合と、フィールドによってはもともと強い濁りがあり、変化とは言えない場合があります。

単体では発生しない変化というのは、大雨、強風、流れなどがまず発生して、結果として水が濁る変化が起こるという意味です。

強い濁りが入るとなんとなく釣れなくなってしまう気がして、一般的にはあまり歓迎されないような印象があるのですが、実際はそんなことはありません。

バスというのは変化が大好きな魚で、変化が起きた時が一番テンションが上がる魚だと私は考えます。

ですので、強い濁りが入ったときはチャンスと言えるのではないでしょうか。

ただしそれは、濁りが入ったときの対処法を知っていれば、ですよね。

この記事は、アメリカのアウトドアアパレルメーカー「MOSSY OAK」の公式HPのコラム記事で、バス釣りの基本的なマッディーウォーター戦略が解説されています。

濁りが好きではないというアングラーさんはぜひ最後まで読んでみてください。

バスはカバーにピッタリと着く

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In situations where bass rely on sight to hunt prey, the tendency to roam away from cover is greater. Think of it as a rubber band. In clear water, the rubber band may stretch halfway to the surface or 10 yards left and right. In muddy water, bass must rely on other senses to stalk prey, which makes them hold tight to cover. This gives the fish both a sense of security and a way to orient to what’s around them, including anything that might be a potential meal.

バスが視覚に頼って獲物を狩る状況であれば、カバーから離れてうろつく傾向が多くなります。 輪ゴムのようなものだと思ってみてください。 クリアウォーターのときは、輪ゴムは水面または左右に3メートルでも伸びますが、マッディーウォーターでは、バスは他の感覚に頼って獲物に忍び寄る必要がありため、カバーにしっかりとくくりつけられるイメージです。 これにより、バスは安心感を得ると同時に、エサとなりそうなものや身を守るものなどに注意が向きやすくなります。

バス釣りマッディーウォーター
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音でアピールせよ

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An additional means of increasing bites is to use baits that give off some, or more, vibrations that you would normally use in clearer water situations. Rattling crankbaits, spinnerbaits, and jigs with attached rattles are some of the first to come to mind. It’s much easier for bass to track a bait moving through the water using sensors located in their lateral lines if that bait is putting off erratic, noisy vibrations. Other factors such as barometric pressure can play into your noisy bait choices. Fish in a neutral or negative mood may be put off by an overly loud bait busting through heavy cover. In these situations, some vibration will elicit a reaction bite without blowing fish off the cover. In other scenarios, it might take the biggest, noisiest spinner blade to strike that cord that resonates with bass and convince them to strike.

バイト数を増やすためのもうひとつの方法は、クリアウォーターで使うものよりもうるさいルアーを使うということです。 クランクベイトや、ラトル付きのスピナーベイトやラバージグなどが真っ先に思い浮かびます。

不規則かつ強い波動が出るルアーを使うということは、バスが側線というセンサーを使って水中を移動するルアーを追跡するのが簡単になるということです。気圧など他の要因の変化もまた、波動の強いルアーの出番となることがあります。

バスがニュートラルまたはネガティブなとき、ヘビーカバーの中を音を出して通り過ぎるルアーにイライラする可能性があります。 このような状況では、カバーからバスを引き離すことなくリアクションバイトを誘発することができます。 たとえば、ビッグブレードのスピナーベイトを使って最大限の波動を出すことでバスのバイトが得られるかもしれません。

バス釣りマッディーウォーター
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正しいカラー選択をしよう

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Because anglers have trouble seeing down into the water from the surface does not mean that bass are completely blind when their environment turns muddy. Bass can see further than you may think. In order to enhance the fish’s ability to see your bait, use colors on both ends of the color scheme – either bright colors or dark colors. The determining factor will be the amount of sunlight available to the fish when the angler is really wanting the fish to see the bait. Bright colors work better in muddy water when they can reflect light back to the fish. Bright pinks, oranges, chartreuse, and the like tend to draw and reflect better on sunny days than on dark days or in low sunlight situations. Early in the day or in cloudy conditions where there is not much available sunlight, dark colors tend to work better as a contrast against the background. Much of this depends on where you are fishing. On a sandy or relatively light-colored bottom, dark colors are going to stand out more than on mucky or leafy bottoms where the primary shade is black or dark brown. In those situations, a solid blue, purple, or dark green may stand out better.

濁りのせいで人間はまったく水中が見えないとしても、バスもまったく見えなくなるということはありません。 バスはあなたが思っている以上に遠くまで見ることができます。 バスにルアーを発見させる能力を高めるには、カラーは極端に明るい色か暗い色を使用します。 どう決定するかは、釣りをしている時の日光の量によります。

明るい色は、濁りの中でも光を反射してバスに発見されやすくなります。 明るいピンク、オレンジ、チャートなどは、暗い時間やローライトコンディションよりも、晴れた日のほうがシルエットが反射しやすくなります。

早朝や曇天など日光があまり当たらない場合は、暗い色が背景とのコントラストとして効果を発揮する傾向があります。 これについては、釣りをしている場所によって異なります。 砂地など比較的明るい色のボトムの場合は、黒やダークブラウンといった暗いカラーの方が目立ちます。また、暗い色のボトム、ウィードの多いボトムでは、青や紫、または濃い緑が目立つかもしれません。

バス釣りマッディーウォーター
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リトリーブスピードを意識する

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BE AWARE OF YOUR RETRIEVAL SPEED In clear water, a stop and go retrieve is often the best way to get a bass to chase a bait and then eat it when the fleeing prey suddenly stops. Because bass are having to track your bait in muddy water without the use of their eyesight, it might be best to use a consistent retrieve. It’s up to the angler to figure out which is more enticing to bass, a consistent slow rate of retrieve or a consistent fast rate of retrieve. If bass are in a feeding mood, then a faster rate may appeal better than something slower that gives the fish time to think about what it’s preparing to attack. Water temperature and the fish’s metabolism often dictates how fast you should crank the reel handle, but before giving up on a promising location, first try a fast retrieve and then follow it up with a slower rate.

クリアウォーターでは、ストップアンドゴーなどでバスにルアーを追わせ、ルアーが止まったところでバイトさせるというのが有効かもしれません。 しかしマッディーウォーターでは、バスは視覚に頼ることができずにルアーを追う必要があるため、ステディリトリーブの方が有効となる可能性があります。

ステディリトリーブと言っても、スローステディリトリーブかファストリトリーブのどちらが有効なのかを判断するのはアングラーです。 バスがフィーディングモードなのであれば、バスに考える時間を与えてしまうスローステディリトリーブよりも、ファストリトリーブの方がアピールする可能性があります。

リトリーブの速さは水温の変化などで決定されることが多いのですが、今そこにいるポイントに見切りをつける前に、最初にファストリトリーブで釣りをしたのなら、スローリトリーブも試してからポイント移動してみてください。

バス釣りマッディーウォーター
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さて、マッディウォーターの戦略というのが解説されていましたが、やはりアピールの強いルアーにした方が良いという感じでしたよね。

わたしたち人間も、たとえば夜の散歩をしている時に黒い服の人とすれ違うと「うわっ!いたのか!」とびっくりしますが、白い服を着ていればもっと前から気付くことができ、身構えることができますよね。

ルアーの色も音もこういうことなのだと思います。

ただ私が思うには、これは個人的な意見なのですが、クリアウォーターもマッディウォーターも実はそれほどアプローチを変える必要はないのではないかということ。

たしかにクリアウォーターとマッディウォーターでは視界はまったく違いますが、結局のところ濁りがあろうがなかろうが活性の高いバスは自分から近付いて行ってルアーにバイトすると思いますし、活性の低いバスはクリアウォーターでも身動きしません。

濁りによってルアーによるアプローチを変えることも大事ですが、それよりも、濁りによってバスの気分が変わるということと、気分によってバスの居場所が変わるということを意識する方が実は大事なのではないかと思います。

最初のほうにも書いたのですが、バスは濁りそのものを嫌うことはあると思いますが、濁り始めはむしろテンションが上がっていて、濁りの中に好んでいたりします。

ところが、濁りが全体に広がるとバスはやる気をなくし、濁りがマシなところにいると思います。

さらに濁りが広がって何日か経つと、今度はバスはその濁りに完全に適応し、濁っているのにいつもと同じ場所にいたりします。

そうしてバスの居場所やテンションが分かれば、ある程度どんなルアーでも釣れるような気がします。

ただこれは、あくまで私の場合で、いままで濁りが強くても結局ワームのワッキーリグの方がよく釣れてしまったもので、そういう考え方になってしまったのかもしれませんけどね。

ちなみに私はクリアウォーターが濁った場合も、もともとが濁っているフィールドの場合も、濁りはまったく嫌いではありません。

色んなフィールド、いろんなコンディションでバスの反応を探るのはとっても楽しいですよね。

みなさんはフィールドの濁り、お好きですか?

それではまた。

毎度ありがとうございます!