バス釣りは、リスクを冒してでもカバーを撃つ

2018年11月25日

バス釣りは、リスクを冒してでもカバーを撃つ

Photo by shopkarls.com

 こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Why You Should Be Bumping Cover, Despite The Risk”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:shopkarls.com”Why You Should Be Bumping Cover, Despite The Risk”(海外サイトです)

※この記事は、2016年10月12日の記事を再編集しています

バス釣りというのは趣味でもあり、スポーツでもあります。

おおらかな気持ちで水や魚と対峙している時もあれば、例えば試合に出ていたりして、誰かと競合しているような場合などは切羽詰まった気持ちになっていることもあると思います。

相手がいない場合でも、自分の中のその日の目標が達成できなさそうな場合や、このままだと今日はボウズだという状況が見えてきた場合、心中は穏やかじゃないこともあるでしょう。

そんな時、ある「賭け」に出ることはないでしょうか。最後の手段として切り札的なルアーを出してみたり、ここで釣れるであろうポイントにヤマを張って粘るというような賭けです。

賭けと言うからには、それはギャンブルです。実際、釣りとギャンブルにはちょっとした共通点があるものです。ギャンブルをされない方にとっては何のことやらわからない話題になってしまうので恐縮なのですが、先ほどの「切り札」「ヤマを張る」という言葉も実はギャンブル用語ですので、ギャンブルをされない方でも知らず知らずのうちに使っている場合があるほど、釣りとギャンブルには共通点があるのだと思います。

ギャンブルにはリスク(危険)がつきものです。賭けに勝つには、それ相応のリスクがつきもの、という具合です。バス釣りにおいてのリスクと言えば、ルアーロストの確率が高くなる「カバー撃ち」がそのひとつに挙げられるのではないでしょうか。

この記事は、アメリカのタックルショップ「Karl’s Bai&Tackle」のブログ記事で、カバー撃ちのリスクについて書かれています。

果たして、カバー撃ちとは本当にリスクであり、ギャンブルなのか。ちょっと読んでみてください。

 気になるところだけ読んでもOKです 

リスクがあるにもかかわらずカバーを撃つ、ということ

In gambling, it’s common to hear the phrase “scared money doesn’t make money.”

What this means is that if you’re afraid to lose, you’re probably not going to win. As unrelated as it may seem, that phrase is equally applicable when fishing cover for bass.

Bumping cover is critical to success in bass fishing. Regardless of your presentation, you’ll get more bites and catch bigger fish if you’re contacting the cover at least periodically with your lure.

The reason for this is simple – bass are lazy. Imagine you’re a bass sitting in the middle of a laydown. You’re hanging out in the comfort of the shade and have an abundance of little panfish and crayfish to eat any time you get the urge. Would you be more inclined to chase down what appears to be a minnow struggling 5 feet away on the outside of the laydown, or a minnow that drops in your face suddenly as it pops over the log you’re hiding under?

Bumping cover not only brings your bait closer to the fish, it can also actually trigger strikes by producing erratic actions that trigger their feeding instinct even when they’re not hungry. A crankbait or spinnerbait worked through a laydown will have all kinds of erratic pulses, sounds, and motions as it works its way through the wood .

Sure, bumping cover will definitely result in more hang-ups and lost lures over the course of a season, but it will also catch you a lot more and bigger bass. Next time you’re fishing shallow cover – try not to fish scared, and you’ll have a lot more luck.

ギャンブル用語としてよく使われる言葉に「虎穴に入らずんば、虎児を得ず」ということわざがあります。

これが意味するものは、「恐ろしい虎の穴に入っていかなければ、高価な虎の子を得ることはできない」ということで、危険を冒さなければ、大きな成功は得られないということを言っています。一見無関係なようで、バス釣りにおけるカバー撃ちには同じようなことが言えます。

カバーに当てていくということは、バス釣りを成功させるうえで極めて重要です。何のルアーを投げているかに関わらず、コンスタントにルアーをカバーにコンタクトさせていくことは、より多くの、より大きなバスをキャッチすることができます。

この理由は単純で、バスは怠け者だということです…自分がレイダウンのど真ん中に居座るバスだと想像してみてください。そこは日陰で快適に過ごすことができて、気が向いたら食べることができるザリガニやブルーギルがそのあたりにいるとします。そのとき、そのレイダウンの外側や、レイダウンの1.5メートル先に突然、いかにも逃げ足の速そうな小魚が現れたとして、自分は追いかける気になるでしょうか?

カバーにぶつけていくということは、ルアーをバスの近くにもたらすということだけではありません。バスが実際には飢えていない時でも、カバーに当たった時に生じる不規則な動きによって、フィーディングスイッチが誘発されバイトするきっかけとなることがあります。クランクベイトやスピナーベイトをウッドカバーやレイダウンに通すと、不規則な波動、音、アクションを発生します。

たしかに、シーズンを通してカバー撃ちをすることは間違いなくルアーロストをすることにもなるでしょうが、それはまた、より多くの、より大きなバスをキャッチすることにもつながります。次にシャローのカバーを釣るときは「 簡単な人生を願うな。困難な人生を耐え抜く強さを願え(ブルース・リーの名言)」です。

バス釣りは、リスクを冒してでもカバーを撃つ

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いかがでしょうか。ことわざの部分は翻訳すると分かりづらかったので、自分が親しみやすい言葉に替えてしまいました。すみません(笑)

読んでみると、この記事にはカバー撃ちというのがいかに重要かというのが、短い説明の中に分かりやすく書かれていましたよね。

カバーを攻めると釣れる確率が上がるっていうのはわかっている方も多いはずです。でも、やっぱりルアーをなくすのも嫌なもので、どうしても攻めきれないことがあることも事実でしょう。

しかし、釣りが上手な人というのは、実はこれまでにかなりの失敗もしているものだと思います。上手な人に限って根掛かり回収棒的なものをしっかり持ち歩いてたりすると思います。ああいうところを見ると、やっぱり攻めるのが大事なんだなと思わされますよね。

そして、それもそうなんですが、「やってみると意外と引っかからない」という発見があることも事実なんですよね。

最近のルアーの設計は本当に良くできていて、ルアーの性能に任せておけば根掛かりしづらいというものが多いですし、慣れてくれば、「こういうカバーはこういう向きで通せば引っかからない」ですとか、「このくらいの速さで動かせば抜けてくるんだな」といった発見をすることができ、カバーの釣りがまた一段と楽しくなるものです。

夏はカバーの中が涼しくなるということでカバー撃ちをしますし、冬は全く逆の理由でカバーの中が暖かいからカバー撃ちということになります。つまり、1年のうち半分はカバー撃ちが必要となるわけですから、これはマスターしておくべきなのではないかと思います。マスターといいますか、まあ、心構えでしょうか。

それから大事なのは、しっかりとカバーに耐えられるタックルでやることですので、そういう準備も忘れずにしておきたいものですね。

それでは、また。

毎度ありがとうございます!