JTケニーのバス釣りハイプレッシャー対策
Photo by bassfan.com
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”What Kenney Does When Times Get Tough”という記事を引用してご紹介いたします。
引用先:bassfan.com”What Kenney Does When Times Get Tough”By Jonathan LePera , August 16, 2016(海外サイトです)
ハイプレッシャーといいますと、皆さんにとってはどんな状況でしょうか。
これを感じるのは人それぞれ、違うと思います。
普段からひと気のないフィールドで釣っている方にとってはちょっと人が増えただけでもハイプレッシャーに感じるかもしれませんし、普段から大勢の人の中で釣りをされている方にとっては同じ状況でもハイプレッシャーとは感じないかもしれませんよね。そうかと思えば、JBトップ50が開催されている当日に同じ湖で釣りをしていて、プレッシャーを感じない、気にならないという方はいないと思います。これはさすがに、誰にとっても同じでしょうか(笑)
私の場合は平日にお休みをいただく関係上、多くの方よりプレッシャーのかかりづらい環境で釣りをさせてもらっていますので、週末に釣りをしたり、人気フィールドに行くとそれだけで少ない実力をより発揮できなくなってしまいます。
ハイプレッシャーという状況が個々の釣り人によって違うということをひとまず置いておいたとしても、そんな状況でもコンスタントにバスを釣ってしまう人というのはいるもので、なにかこう、ハイプレッシャーの時のコツのようなものを持っているとしか思えないことがあります。
実際のところは、どうなんでしょうか。
この記事は、アメリカのバスフィッシング専門メディア「BASS FAN」の記事で、記者のジョナサン・ラペーラ氏がFLWのプロ、JT・ケニー氏に取材をしたものです。
JT・ケニー氏はヘビーカバー専門のヘビーロッドマンとして知られているアングラーですが、タフな状況に直面した時、やらざるを得ないことというものがあるそうです。フィッシングプレッシャーのほかにも、前線の通過、天候の急変、月まわり、水温など、フィールドがタフになる要素はたくさんあると思いますが、そんな中でバスに口を使わせるJTケニーの方法とは、どんなものなのでしょうか。
ちょっと読んでみましょう。
ザ・ゲームプラン
“After they’ve been stuck a couple of times, and trolling motors go by, you have to resort to lighter line and lighter sinkers,” Kenney said. “I’ll resort to the point where you know you are taking a knife to a gunfight – under tackled if you will.”
He noted that clear-water lakes like Table Rock or Beaver Lake are prime examples where these scenarios play out. He’s also fished dirty water at Santee Cooper where he didn’t necessarily have to downsize line, but scaling down his sinker and bait translated into bites.
Kenny will usually go to extremes to draw a bite. He’ll downsize to a tiny bait or go really big and alter his retrieves, too. When conditions get tough, he’ll go against the grain and throw a Nichols Lures buzz bait or he’ll fish a 6-inch Gambler Fat Ace stick worm.
The Fat Ace has become a confidence bait when faced with the toughest of conditions.
“They don’t see that kind of stuff,” he said. “Everything they see is going down with a weight on it and going right through there.”
He’ll finesse flip the bait unweighted on 16-pound Sunline Shooter line and shake through the bushes until it gets to the bottom. He’ll even scale down as light as 10-pound line when the cover is sparse and water clear. He prefers the 6-inch version of the Fat Ace because it is a heavier bait that will accelerate the fall rate more so than the 5-inch model.
He recalled a 2nd-place finish during a spring tournament at Wheeler Lake a couple of years back when he caught every single fish he weighed by finesse flipping. Admittedly, it took a while to work a weightless bait through a bush, even when fishing 2 feet of water or less, but once it hit bottom, Kenney would get bit.
Just because conditions are tough and fish inactive doesn’t mean his finesse rig will get a workout. He’ll fish a fast-moving bait to locate an area that has fish and only then will he slow down with a finesse presentation. Doing otherwise would be a sure recipe to crash and burn.
While the Fat Ace is his best choice, he will also rig up a Gambler BB Cricket on a 5/0 Lazer TroKar Big Nasty Flippin Hook and fish it under a 3/16-ounce Reins Tungsten worm weight.
He’ll fish both baits on a 7-foot, 6-inch medium-heavy Halo Titanium JT Kenny Signature Series rod paired with an Ardent Grande casting reel (7:1 ratio). His line choices range from 10- to 16-pound Sunline Shooter fluorocarbon.
「誰かが何度かにわたってそこにステイして、エレキで動き回った後であれば、より細いラインと軽いシンカーに頼らざるを得ません。銃撃戦のなかにナイフという不利なタックルで立ち向かうような最後の手段に打って出ます。」
彼は、テーブルロックレイクやビーバーレイクのようなクリアレイクで、こういった計画が適していると言います。彼はまた、サンティ・クーパーという濁りのあるフィールドで釣っているとき、必ずしもラインを細くする必要はありませんでしたが、シンカーとルアーを小型化してバイトを得ました。
ケニーは通常、バイトを引き出すためには極端なことをしています。ルアーをダウンサイズするか、または逆に大きなルアーに変えてリトリーブします。タフコンディションになると、彼は嫌々ながらニコルズルアーのバズベイトを投げたり、6インチのギャンブラーファットエースのスティックワームで釣ったりします。
ファットエースのノーシンカーは、かなりのタフコンディションに直面したときでも自信の持てるルアーになりました。
「彼らはこんな感じのものを見たことがないのです。 彼らが見ているものはすべて、そこにシンカーが付けられて通って行くものだけです。」
彼はノーシンカーのフィネスベイトを16ポンドのサンラインシューターラインでフリップし、ボトムに達するまでブッシュの中をシェイクしながら通していきます。カバーが薄い場合やクリアウォーターの時は、10ポンドまでラインを落とします。 6インチのFat Aceは、5インチのものよりもフォールスピードの速い重いルアーであるため、彼は好んで使っています。
彼は2年前の春のウィーラー・レイクの試合で2位でフィニッシュしたとき、ひとつひとつの魚をフィネスフリップで釣っていたことを振り返りました。確かに、たとえ水深60センチ以下であっても、ノーシンカーでブッシュの中を通すのにはしばらくかかります。しかし、うまくボトムに着いた時は、ケニーはしっかりとバイトを得ていました。
タフコンディションで魚の活性が低くても、フィネスリグばかりが有効というわけではありません。彼はファーストムービングルアーで釣って、魚のいる場所を見つけだすことができます。そして見つけたら、釣りをフィネスプレゼンテーションにスローダウンします。さもなくば、この作戦は大失敗に終わります。
ファットエースが最高のルアーとしていますが、彼は、Lazer TroKar Big Nasty Flippin Hookの5/0にGambler BB Cricketを3/16オンスのReinsタングステンシンカーでも釣っています。
彼は7フィート6インチのミディアムヘビー・Halo Titanium JTケニー・シグネチャーシリーズロッドをアルデント・グランデ・ベイトリール(7:1のギア比)と組み合わせて釣ります。ラインはサンラインシューターフロロカーボンの10ポンドから16ポンドから選んでいます。
いかがでしたか。
ヘビーカバーのフリッピング使いであるケニーはバズベイトすら嫌々使っているんですね(笑)恐るべしタフタイムですね。
逆に言えば、それほどまでにフリッピングに特化したスタイルでFLWのトップカテゴリーを釣っているということがすごいと思います。
そうは言っても、この記事を読む限りでは、だからと言って柔軟性がないわけではなく、ハイプレッシャーなときやタフった時でもそれ用の手段を持っていて、フィネスとそうでない手段を使い分け、駆使しているようです。
フィネステクニックに落とすといっても、私なんかに比べればはるかに豪快ですけどね…。
やはり、ハイプレッシャーやタフコン対策といっても、冒頭で言いました通り個人個人でその感じる度合いが違うだけに、その対策もその人それぞれの対応になるということなのでしょう。
色々な人のハイプレッシャー対策を聞くことは勉強になりますね。私もすぐにルアーを落とす事だけを考えたりせず、逆のことも考えてみようかと思います。
それでは、また。
毎度ありがとうございます!