スモールマウスバスを釣るにはグラブを使え!?:ブランドン・カード
こんにちは!店長の小山です!
本日は海外サイトより、”Grubbing For East Tennessee Smallmouth With Brandon Card”という記事を引用してご紹介いたします。
スモールマウスバスとゲーリーグラブ。
この組み合わせが過去にスモールマウスバスの必殺セットとして一世を風靡したことを皆さんはご存知でしょうか。
野尻湖のルアーフィッシングが解禁されたばかりの1990年代後半、ゲーリーグラブのジグヘッドリグでのスイミング、リフト&フォールというテクニックは絶対的なもので、多くの野尻湖を訪れるアングラーさんのタックルボックスの中に入ていたようです。
当時、まだまだ初心者の域を出ない私は、ジグヘッドリグなんか使ったら根掛かりするのが当然という認識しかなく、正直言ってお金持ちにしか使えないものだと思っていたのです。
ワームと言えばボトムをズル引きするもので、スイミングやリフト&フォールなどという使い方は頭になかったんですね。
実にもったいない当時の私の情報処理能力を今は心から反省しています…(笑)
さて、スモールマウスバスに対して絶大な威力を持っていたゲーリーグラブですが、それは今や過去の栄光となってしまったのでしょうか。
もちろん、そんなことはありません。
スモールマウスバスとゲーリーグラブ。
この組み合わせは今でも仲良しといいますか、非常に相性のいい組み合わせです。
誰もが使っているものではないかもしれませんが、特にスモールマウスのビッグフィッシュを狙うアングラーさんのタックルボックスには入っている確率の高いワームなんですよね。
この記事は、ゲーリーヤマモトのアメリカ本社が運営するバス釣り専門ウェブサイト「THE INSIDE LINE」の記事で、バスマスターエリートプロのブランドン・カード氏が使うゲーリーグラブについて取材されたものです。
ブランドン・カードはアメリカ東部出身で、スモールマウスバスの豊富なクリアレイクでバスフィッシングの腕を磨いたプロです。
そんな彼の使うゲーリーグラブはどんなものか、ぜひ読んでみましょう。
完璧にザリガニを模しているワーム・ゲーリーヤマモトダブルテールグラブ
「私の対スモールマウスバス用の鉄板の組み合わせは 4~5インチのダブルテールグラブに3/8オンスのフットボールジグです。私はこれで長年にわたり非常に多くのバスを釣ってきました。私としては秋から春までが効果的だと思っています。これはスーパーシャローからディープまで、非常に広い範囲にいる魚に使うことができるバーサタイルなルアーです。春から秋の多くの日、特に寒い天気の時、ビッグフィッシュというのは思っているよりもずっとシャローにいるものですから、これをまずバンク際にキャストしていきます。次に、その日のバスがどこにポジショニングしているのかがわかるまで、水深1.5メートルから9メートルにわたってズル引きしていきます。バイトが出る水深を特定できたら、次からはより正確にそのレンジへキャストしていきます。」
彼は、特にボトムが岩石に変わっていくエリアをターゲットにしています。垂直から45度の角度に変わるバンク、砂利から岩に変わるバンク、粘土質から岩に変わるエリアを探します。
カードは、コンパクトなフットボールジグで釣るのが好きです。彼のお気に入りは、グリーンパンプキン、ブラウン&オレンジです。これは、彼の地元ではノリスクローとして知られているカラーです。彼は、フットボールジグとダブルテールグラブの4インチか5インチのグリーンパンプキン(#297)を組み合わせます。ほとんどの場合、カードは4インチのダブルテールから始め、バイトが多いと感じた時に、よりバルキーなシルエットとアクションを持つ5インチに切り替えます。バスがフォール中にバイトしていると感じた時も、彼はジグのフォールスピードを遅らせるために、5インチにします。
カードは、スピニングタックルでこのジグを使うことを好みます。 アブガルシア・ファンタジスタの7フィートのミディアムアクションロッドとRevoプレミア30スピニングリールの組み合わせが、彼の選ぶタックルです。 PEラインの15ポンドを巻き、8〜10 lbのフロロリーダーを結びます。多くの人はベイトタックルの方がいいと思うかもしれませんが、カードは、スピニングタックルにPEラインとフロロカーボンの組み合わせがフッキング率とランディング率をアップさせていると考えています。
ゲーリーヤマモト・4インチグラブのスイミング
スモールマウスが小さなベイトフィッシュを意識しているとき、シングルテールグラブのスイミングは、ぜひ試してみたいテクニックです。 「4インチグラブは、ここ東テネシー州で非常に人気のあるワームです。 水温が低い秋から冬にかけて、スモールマウスは長い岬の先端やディープが隣接するフラットにいます。」とカードは言います。
カードは、ロングキャストし、ボトムに沿ってゆっくりスイミングさせて時々ボトムに当てつつリトリーブします。時々、ボトムからグラブを巻き上げてカーブフォールさせるプレゼンテーションにすることもあります。バイトのほとんどは、フォール中に来るようです。
彼が言うには、80%はラウンドジグヘッドの1 / 4オンスを使用していますが、6メートル以上のディープを釣るときや風が強い時は1/2オンスにするようです。カードのカラーチョイスはシンプルで、ナチュラルシャッド/レインボー&ゴールド&ブラックフレーク(306)が大好きですが、実のところ、彼の絶対的なお気に入りの色はベビーバス/レインボー&ゴールド&ブラックフレーク(305)なんだそうです。
カードのジグヘッドリグには、アブガルシア・ファンタジスタプレミアスピニングロッドの7フィート6インチのミディアムアクションとRevo ウインチ30スピニングリールの組み合わせが使われます。カードは、レボ・ウィンチの4.7:1という遅いギア比がグラブをゆっくりとリトリーブするのに最適であり、低水温期にはプレゼンテーションを遅くするのが重要でそれに役立つと指摘します。ロッドとリールの選択は、フットボールジグとジグヘッドとでは異なりますが、メインラインとリーダーの組み合わせは変わらないということです。
スモールマウスにフットボールジグが効くというのは、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
その時はスモールマウスらしい小さなワームではなく、5インチダブルテールグラブのようなボリュームのあるものの方が反応がいいという風に聞かれると思います。
特にアフターの頃の野尻湖のスモールは食い気があり、あらゆるルアーにあらゆるサイズが食ってきますが、この釣りにはビッグスモールマウスばかりが反応してくるということですので、この時期は忘れずにご用意ください。
またシングルテールグラブについては、ブランドンカードは秋から冬に効くということですが、残念ながら野尻湖は禁漁期間で、私が試したことはありません。
ただ、まだ解禁直後の水温が低い時、何をやってもダメだったものが、4インチグラブのノーシンカースイミングにしたところすぐにバイトが出たという経験がありますので、低水温期に4インチグラブのスイミングは確かに低水温期に効くと言えるかもしれません。
また、私の意見では、シングルテールグラブは春から夏にかけてもボトムのズル引きで効果的です。
現在はグラブといってもテールのないイモグラブが主流かもしれませんが、テールのあるグラブのキャロはかなりビッグフィッシュが食ってきますので、ある程度釣っていよいよサイズアップを狙ってみようかな、というときにぜひ試してみていただきたいと思います。
カラーについてはゲーリーグラブはかなり豊富ですので、皆さんそれぞれ信頼のあるカラーがあるのではないでしょうか。
それでも、スモールマウスは微妙なカラー変更でも反応がガラッと変わることがある魚ですから、いいなと思うカラーを多めに揃えて、いろいろ試してみていただければと思います。
http://www.nojiriko-fishing.com/smartphone/detail.html?id=000000001321
http://www.nojiriko-fishing.com/smartphone/detail.html?id=000000001320
http://www.nojiriko-fishing.com/smartphone/detail.html?id=000000000071
当店にはそれほど多くのカラーを在庫しておりませんが、いいカラーが揃っているかと思いますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
永久不滅のゲーリーグラブ、今こそ、タックルボックスにお忘れなく。
それではまた。
毎度ありがとうございます!