スモールマウスバスを釣るにはグラブを使え!?:ブランドン・カード

2019年10月6日

スモールマウスバスを釣るにはグラブを使え!?:ブランドン・カード
Photo by insideline.net

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”Grubbing For East Tennessee Smallmouth With Brandon Card”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:insideline.net ”Grubbing For East Tennessee Smallmouth With Brandon Card”By Mark Fong SEPTEMBER 19, 2019

スモールマウスバスとゲーリーグラブ。

この組み合わせが過去にスモールマウスバスの必殺セットとして一世を風靡したことを皆さんはご存知でしょうか。

野尻湖のルアーフィッシングが解禁されたばかりの1990年代後半、ゲーリーグラブのジグヘッドリグでのスイミング、リフト&フォールというテクニックは絶対的なもので、多くの野尻湖を訪れるアングラーさんのタックルボックスの中に入ていたようです。

当時、まだまだ初心者の域を出ない私は、ジグヘッドリグなんか使ったら根掛かりするのが当然という認識しかなく、正直言ってお金持ちにしか使えないものだと思っていたのです。

ワームと言えばボトムをズル引きするもので、スイミングやリフト&フォールなどという使い方は頭になかったんですね。

実にもったいない当時の私の情報処理能力を今は心から反省しています…(笑)

さて、スモールマウスバスに対して絶大な威力を持っていたゲーリーグラブですが、それは今や過去の栄光となってしまったのでしょうか。

もちろん、そんなことはありません。

スモールマウスバスとゲーリーグラブ。

この組み合わせは今でも仲良しといいますか、非常に相性のいい組み合わせです。

誰もが使っているものではないかもしれませんが、特にスモールマウスのビッグフィッシュを狙うアングラーさんのタックルボックスには入っている確率の高いワームなんですよね。

この記事は、ゲーリーヤマモトのアメリカ本社が運営するバス釣り専門ウェブサイト「THE INSIDE LINE」の記事で、バスマスターエリートプロのブランドン・カード氏が使うゲーリーグラブについて取材されたものです。

ブランドン・カードはアメリカ東部出身で、スモールマウスバスの豊富なクリアレイクでバスフィッシングの腕を磨いたプロです。

そんな彼の使うゲーリーグラブはどんなものか、ぜひ読んでみましょう。

完璧にザリガニを模しているワーム・ゲーリーヤマモトダブルテールグラブ

引用文(タップすると開きます)

“My bread and butter smallmouth bait is a 3/8 oz. finesse jig with a 4” or 5” Yamamoto Double Tail Grub,” revealed Card. “I’ve caught so many fish on it over the years. It’s effective for me from the fall through the spring. It’s just a versatile bait that you can fish super shallow or deep and be able to cover a lot of water with it. There are many days, especially in the colder weather when the big fish are sitting up way shallower than what you think, that I’ll cast it up to the bank. Then l just drag it out, say from 5 to 30 feet until I figure out where they are for that particular day. Once I get bit at a particular depth then I will be more precise with my casts.”

The East Tennessee Pro likes to target transition areas, in particular rock. He searches out bluff banks that turn to a forty five degree bank, a pea gravel bank that transitions to chunk rock, or an area where clay meets rock.

Card likes to fish a compact football head style jig. His go to color is a mix of Green Pumpkin, Brown and Orange — a pattern known locally as Norris Craw. He’ll pair his jig with a matching 4” or 5” Green Pumpkin (297) GYCB Double Tail Grub. For the most part Card starts with the 4” Double Tail and will switch to the 5” for its added bulk and action when the bite is more aggressive. If he detects that the fish are eating his jig on the fall, he’ll select the 5” for its ability to slow the descent of his jig.

Card prefers to fish a finesse jig with spinning tackle. A 7′ medium action Abu Garcia Fantasista Premier Spinning Rod paired with a Revo Premier 30 Spinning Reel is his outfit of choice. He’ll spool up with 15 lb. Yo-Zuri Super Braid to which he ties an 8-10 lb. leader of Yo-Zuri Top Knot Fluorocarbon. Some may question Card’s preference for spinning gear over a more traditional bait casting setup, however Card believes the mix of spinning gear, braid and fluorocarbon actually increases his hookup and landing percentages.

「私の対スモールマウスバス用の鉄板の組み合わせは 4~5インチのダブルテールグラブに3/8オンスのフットボールジグです。私はこれで長年にわたり非常に多くのバスを釣ってきました。私としては秋から春までが効果的だと思っています。これはスーパーシャローからディープまで、非常に広い範囲にいる魚に使うことができるバーサタイルなルアーです。春から秋の多くの日、特に寒い天気の時、ビッグフィッシュというのは思っているよりもずっとシャローにいるものですから、これをまずバンク際にキャストしていきます。次に、その日のバスがどこにポジショニングしているのかがわかるまで、水深1.5メートルから9メートルにわたってズル引きしていきます。バイトが出る水深を特定できたら、次からはより正確にそのレンジへキャストしていきます。」

彼は、特にボトムが岩石に変わっていくエリアをターゲットにしています。垂直から45度の角度に変わるバンク、砂利から岩に変わるバンク、粘土質から岩に変わるエリアを探します。

カードは、コンパクトなフットボールジグで釣るのが好きです。彼のお気に入りは、グリーンパンプキン、ブラウン&オレンジです。これは、彼の地元ではノリスクローとして知られているカラーです。彼は、フットボールジグとダブルテールグラブの4インチか5インチのグリーンパンプキン(#297)を組み合わせます。ほとんどの場合、カードは4インチのダブルテールから始め、バイトが多いと感じた時に、よりバルキーなシルエットとアクションを持つ5インチに切り替えます。バスがフォール中にバイトしていると感じた時も、彼はジグのフォールスピードを遅らせるために、5インチにします。

カードは、スピニングタックルでこのジグを使うことを好みます。 アブガルシア・ファンタジスタの7フィートのミディアムアクションロッドとRevoプレミア30スピニングリールの組み合わせが、彼の選ぶタックルです。 PEラインの15ポンドを巻き、8〜10 lbのフロロリーダーを結びます。多くの人はベイトタックルの方がいいと思うかもしれませんが、カードは、スピニングタックルにPEラインとフロロカーボンの組み合わせがフッキング率とランディング率をアップさせていると考えています。

スモールマウスバスを釣るにはグラブを使え!?:ブランドン・カード
ゲーリーヤマモト・ダブルテールグラブ4インチグリーンパンプキン/ブラックフレーク

ゲーリーヤマモト・4インチグラブのスイミング

引用文(タップすると開きます)

When smallmouths key in on small bait fish, swimming a single tail grub is a tried and true tactic. “The 4” Yamamoto Single Tail Grub is a really popular bait here in East Tennessee,” said the GYCB Pro. “During the fall and winter when the water is cold, smallmouths will set up on the end of long tapering points and on flats near deep water,” said Card.

Card likes to make a long cast and slow roll the grub back to the boat, letting it bump along the bottom. Sometimes he will change up the presentation by reeling the grub off the bottom and letting it pendulum back down. Most of his strikes come when the bait is falling.

By his estimation, Card utilizes a1/4 oz. round ball head 80% of the time but he will upsize his jig head to a 1/2 oz. when fishing deeper than 20′ or to compensate for the wind. Card’s color selection is simple, he likes Natural Shad (306) a lot, but truth be told, his absolute favorite color is Baby Bass (305).

Card reaches for a 7’6” medium action Abu Garcia Fantasista Premier Spinning Rod paired with a Revo Winch 30 Spinning Reel when he is fishing a grub on a jig head. Card pointed out that the Winch’s slower 4:7:1 gear ratio is perfect for slow rolling a grub and that it helps him slow down his presentation which is crucial in the cold water. Although his rod and reel choice differs between his finesse jig and jig head grub applications, his mainline and leader preference remains the same.

スモールマウスが小さなベイトフィッシュを意識しているとき、シングルテールグラブのスイミングは、ぜひ試してみたいテクニックです。 「4インチグラブは、ここ東テネシー州で非常に人気のあるワームです。 水温が低い秋から冬にかけて、スモールマウスは長い岬の先端やディープが隣接するフラットにいます。」とカードは言います。

カードは、ロングキャストし、ボトムに沿ってゆっくりスイミングさせて時々ボトムに当てつつリトリーブします。時々、ボトムからグラブを巻き上げてカーブフォールさせるプレゼンテーションにすることもあります。バイトのほとんどは、フォール中に来るようです。

彼が言うには、80%はラウンドジグヘッドの1 / 4オンスを使用していますが、6メートル以上のディープを釣るときや風が強い時は1/2オンスにするようです。カードのカラーチョイスはシンプルで、ナチュラルシャッド/レインボー&ゴールド&ブラックフレーク(306)が大好きですが、実のところ、彼の絶対的なお気に入りの色はベビーバス/レインボー&ゴールド&ブラックフレーク(305)なんだそうです。

カードのジグヘッドリグには、アブガルシア・ファンタジスタプレミアスピニングロッドの7フィート6インチのミディアムアクションとRevo ウインチ30スピニングリールの組み合わせが使われます。カードは、レボ・ウィンチの4.7:1という遅いギア比がグラブをゆっくりとリトリーブするのに最適であり、低水温期にはプレゼンテーションを遅くするのが重要でそれに役立つと指摘します。ロッドとリールの選択は、フットボールジグとジグヘッドとでは異なりますが、メインラインとリーダーの組み合わせは変わらないということです。

スモールマウスバスを釣るにはグラブを使え!?:ブランドン・カード
ゲーリーヤマモト・シングルテールグラブ(#305) ベビーバス/レインボー&ゴールド&
ブラックフレーク

スモールマウスにフットボールジグが効くというのは、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

その時はスモールマウスらしい小さなワームではなく、5インチダブルテールグラブのようなボリュームのあるものの方が反応がいいという風に聞かれると思います。

特にアフターの頃の野尻湖のスモールは食い気があり、あらゆるルアーにあらゆるサイズが食ってきますが、この釣りにはビッグスモールマウスばかりが反応してくるということですので、この時期は忘れずにご用意ください。

またシングルテールグラブについては、ブランドンカードは秋から冬に効くということですが、残念ながら野尻湖は禁漁期間で、私が試したことはありません。

ただ、まだ解禁直後の水温が低い時、何をやってもダメだったものが、4インチグラブのノーシンカースイミングにしたところすぐにバイトが出たという経験がありますので、低水温期に4インチグラブのスイミングは確かに低水温期に効くと言えるかもしれません。

また、私の意見では、シングルテールグラブは春から夏にかけてもボトムのズル引きで効果的です。

現在はグラブといってもテールのないイモグラブが主流かもしれませんが、テールのあるグラブのキャロはかなりビッグフィッシュが食ってきますので、ある程度釣っていよいよサイズアップを狙ってみようかな、というときにぜひ試してみていただきたいと思います。

カラーについてはゲーリーグラブはかなり豊富ですので、皆さんそれぞれ信頼のあるカラーがあるのではないでしょうか。

それでも、スモールマウスは微妙なカラー変更でも反応がガラッと変わることがある魚ですから、いいなと思うカラーを多めに揃えて、いろいろ試してみていただければと思います。

http://www.nojiriko-fishing.com/smartphone/detail.html?id=000000001321

http://www.nojiriko-fishing.com/smartphone/detail.html?id=000000001320

http://www.nojiriko-fishing.com/smartphone/detail.html?id=000000000071

当店にはそれほど多くのカラーを在庫しておりませんが、いいカラーが揃っているかと思いますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

永久不滅のゲーリーグラブ、今こそ、タックルボックスにお忘れなく。

それではまた。

毎度ありがとうございます!