春から初夏のお気に入りルアー:グレッグ・ハックニー

春から初夏のお気に入りルアー:グレッグ・ハックニー
Photo by mossyoak.com

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”GREG HACKNEY’S FAVORITE SPRING AND EARLY SUMMER BAIT”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:mossyoak.com ”GREG HACKNEY’S FAVORITE SPRING AND EARLY SUMMER BAIT”May 21, 2019

春から初夏にかけてバスを釣る時、皆さんはどんなルアーをお使いでしょうか。

一般的に春から初夏にかけてのバス釣りというのは、1年の中で一番、ボートでもオカッパリでも、バスを釣りやすい時期になると思います。

春の初めの方、まだ水温がバスの適水温に達していない時は厳しいのですが、水温が上がってくるとバスの食欲も上がってきます。そして、スポーニングを意識してよく食べる状態になるようです。プリスポーンの状態です。

初夏にかけてのバスはフィールドの水温もいい感じですし、スポーニングを終えて体力の回復を果たすべく荒食いをする傾向にあります。アフタースポーンの状態です。

その間の期間、スポーニングの最中だけは食欲よりも繁殖するという本能の方が勝るようで、バスが食べ盛り、という感じはあまりしませんね…。

ただし、バスにも個体差があり、全部が全部のバスが同じタイミングでこうなるわけではありません。プリとアフターのよく食べる時期というのにも個体によるズレがあるため、スポーニング真っ最中の食べない期間があったとしても、全体を通してみるとバスはよく食べているという実感を得ることができます。

そういう時期ですから、ネストのバスを狙わなくても楽しい釣りをすることができます。こういう時期に、自分の得意なルアー、好きなルアーというのが生まれやすいのではないかと思いますし、新たな得意ジャンルを開拓するチャンスでもあります。

では、プロの視点で見ると、この時期はどんなルアーが使われるのでしょうか。

この記事は、アメリカのハンティングとフィッシングの専門メディア「MOSSY OAK」の記事で、メジャーリーガーのグレッグ・ハックニー氏が、春から初夏にかけてのお気に入りルアーを紹介してくれています。

グレッグ・ハックニーと言えば2018年のメジャーリーグフィッシングのワールドチャンピオンシップの優勝者であり、FLWでもフォレストウッドカップ優勝者でもあり、バスマスターではアングラーオブザイヤーになったこともあるプロ中のプロです。

そんなグレッグの意見ですので、ぜひ読んでいきましょう。

 気になるところだけ読んでもOKです 

グレッグ・ハックニーの春から初夏の沖にいルアーとは

引用文(タップすると開きます)
My favorite spring and summer bait is a Strike King Red Eyed Shad, a lipless crankbait. When the bass are aggressive in either the pre- or post-spawn, they’re feeding heavily. You can cover a lot of water with a lipless crankbait. When the grass in a lake hasn’t popped out on the surface, I can reel that lipless crankbait right over the top of the grass. In the early part of the spring, when fishing cold water with dead or dying grass, nothing beats a lipless crankbait for producing bass.

Another thing I like about the Red Eyed Shad is that you can make it look and act like a shad, a bluegill or a crawfish, simply by changing the color of the lipless crankbait. You also can cast this bait a long way. I like a medium to a medium-fast retrieve, depending on the day and the water clarity. The more stained the water is, the slower you will retrieve the bait. The clearer the water is, the faster you should retrieve the bait.

When I fish the Red Eyed Shad around grass, I want that crankbait to make contact with the grass. If the water’s warm, you want to rip the lipless crankbait out of the grass, but if the water’s cooler, you want to pull the lipless crankbait out of the grass to allow the bait to stop and restart. If the bait’s coming along at a steady retrieve, and it hangs in the grass and hesitates, and then you rip it out of the grass, that may be the only way you can get a bite. The more times a lipless crankbait makes contact with grass, the more bites you’ll receive.

In the early season, I like the Delta Craw color. My second favorite is Gold Sexy Shad, and my third is Chrome Sexy Shad. A lipless crankbait is a good lure to fish to cover a lot of water at any time of the year, but my favorite time to fish a lipless crankbait is from early spring to early summer.

春から初夏のお気に入りルアー:グレッグ・ハックニー
Greg Hackney/Photo by MLF

私のお気に入りの春から夏にかけてのルアーはストライクキング・レッドアイシャッドというバイブレーションです。バスがプリスポーンまたはアフタースポーンのどちらかの状態であれば積極的で、よく食べています。バイブレーションプラグというのは広い範囲をカバーすることができます。ウイードがまだ湖の水面から飛び出していないときは、そのウィードの上をバイブレーションを巻きます。春の初め、ウィードがまだあまりない状態の低水温の時にバスを釣るとき、バイブレーションに勝るものはありません。

私がレッドアイシャッドに関してもう一つ気に入っている点は、ルアーの色を替えるだけで、シャッド(ベイトフィッシュ)、ブルーギル、ザリガニのように見せることができるということです。よく飛ぶところもいいです。その日の水の透明度に応じて、ミディアムからミディアムファーストリトリーブで使うのが好きです。水が濁っているほど、リトリーブは遅くなります。水がクリアになればなるほど、ルアーは早くリトリーブする必要があります。

レッドアイシャッドでウィード周りを釣るとき、ルアーをウィードと接触させるようにしたいです。水温が高い場合は引っ掛かったウィードからルアーを引き裂けばいいのですが、水温が低い場合はルアーを止めて、再開するにはウィードからルアーをほぐすように引っ張ります。ルアーをステディリトリーブしていて、ウィードに引っ掛って止まっているルアーにバスが躊躇している時、ウィードからルアーが外れた時がバイトする数少ないタイミングになるはずです。バイブレーションがウィードと接触する回数が多いほど、バイトも多くなります。

春の初めは、Delta Crawカラーが私は好きです。2番目のお気に入りはGold Sexy Shad、3番目はChrome Sexy Shadです。バイブレーションは一年中、いつでも広い範囲をカバーするような釣りをするのに向いているルアーですが、バイブレーションで釣る私のお気に入りの時期は早春から初夏までです。

春から初夏のお気に入りルアー:グレッグ・ハックニー

グレッグハックニーのイチオシはバイブレーションということでした。

バス自体に食い気がある時期なので、広い範囲を手早く探れるルアーがバスと出会える確率が高くなって効率が良いということなんですね。

夏というとウィードが生えてくる季節、春から伸び始めたそのウィードの生え具合に合わせてレンジコントロールもしやすいというところも良い点のようです。

グレッグハックニーのようなトッププロがトーナメントという舞台を想定して書かれた記事だとすると、なおさらそういう結論になるのだと思います。トーナメントは試合時間が限られているので、効率というのは大きな要素なのでしょう。

私のようなレクリエーションアングラーにとっては、効率も大事ですが、自分が楽しいかどうかも大事な要素になってきます。

普段の仕事のことを忘れて一心不乱に投げたルアーの先のことに集中する時、お気に入りのルアーだからこそ一日の終わりが「あー(釣れなかったけど)楽しかった」で終われると思います。

そうは言っても、釣れた時の方が楽しいわけですので(笑)、より釣れるルアー、得意なルアーというものを増やしたいものです。

グレッグハックニーのようなトーナメンターさんのような考えで効率よくバスを釣っていけるものでもよし、これは釣って楽しいと思えるルアーに巡り合えるまで投げ倒すもよしだと思いますので、春から初夏のこのいい時期を満喫できればと思います。

バイブレーションはぜひその候補に入れておいてください。

それではまた。

毎度ありがとうございます!