ゲーリーヤマモト:カットテールワームのスプリットショットリグ!

ゲーリーヤマモトのカットテールワームのスプリットショットリグ
Photo by baits.com

カットテールワームスプリットショットリグを使っているアングラーさんはどれくらいいますでしょうか?今ではだいぶ使い手が減ってしまった感がありますが、バスは好奇心が旺盛で、見たことがないものへの反応が良い魚です。ですので、今こそ使うべきなんですよね!

こんにちは!店長の小山です!

本日は海外サイトより、”SPLIT SHOTTING THE KUT TAIL WORM”という記事を引用してご紹介いたします。

引用先:baits.com”SPLIT SHOTTING THE KUT TAIL WORM”By Mark Fong|September 26, 2022

現在、私の釣りといえば完全にライトリグが中心です。

ライトリグの中でもよく使うのが、ノーシンカー、ライトキャロ、ジグヘッドリグ。

ハードプラグを扱うとしても、スパイベイトかシャッドかI字系のルアーがほとんどで、多くがスピニングタックルにPEラインで使うフィネスルアーです。

これらも一応、戦術として使い分けておりまして、ロングキャストかボートのドラッギングで広く探るもの(ライトキャロ、I字系、スパイベイト、シャッド)と、ピンポイントで粘るもの(ノーシンカー、ジグヘッド)という感じにしています。

狙っているバスがスモールマウスバスということもあり、そもそも口が小さい魚に食べさせやすいというのと、スモールマウスは移動が早い魚で、なるべくスレさせずに広く探りたいというのがこの釣りの根拠になっていたりするんですよね。

しかし、これだけでずっと釣りをするのでは面白くありません。

特にバスという魚は、見たことのないルアーにかなりの好反応を見せる好奇心旺盛な一面があり、あまり他の人がやっていない釣りを見つけて釣るという面白さがあると思うんです。

(まあ、バスがそんな魚なもんで、私たちも見たことがないルアーに興味が湧いてすぐに買っちゃうんですけどね(笑))

またバスは、ルアーもそうですが、見たことがないリグにも好反応を示す魚です。

したがって、バス釣りには、最新のトレンドにも気をつけつつ、誰もが使わなくなってしまったもの、トレンドが終わったもの、変わらず昔から釣れ続けているものなんかも忘れずに試してみて反応を探り、実際の釣果につなげるという面白さがあるんです。

これまでの長いバス釣りの歴史の中で、そのようなルアーやリグはたくさんあるのですが、今回はゲーリーヤマモトのカットテールワームのスプリットショットリグについておさらいしてみましょう。

この記事は、ゲーリーヤマモトUSA(現YAMAMOTO BAITS)公式HPのコラム記事で、カットテールワームのスプリットショットリグについて解説されています。

ほとんどのバスアングラーさんなら知っているカットテールワームですが、さて今、スプリットショットリグで使っている方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?

大変良く釣れるワームですので、ぜひ最後まで読んでみてください。

カットテールワームのスプリットショットリグ

引用文を読むにはこちらをタップ(英文)
The simplicity of the Split Shot Rig has always intrigued me. Tie a worm hook to the end of your line, Texas rig your favorite small plastic bait, and crimp a lead split shot onto your line above the bait. There are a lot of soft plastic baits that fish well on the Split Shot Rig. When the technique was first taught to me, hand-poured plastics were the big thing, in particular, the straight tail weenie style worm. Quietly hand pours slowly lost popularity, so much so that today it is hard to find them. It all changed for me when my team tournament partner gave me a package of Yamamoto Kut Tail Worms to try and this was effectively the end of my preference for hand-poured baits. The Kut Tail quickly became my primary split shot worm, its slender profile and subtle tail action make it a great baitfish imitator. A 4” (002) Smoke or (042) Watermelon Kut Tail rigged on a size 1 light wire offset worm hook and a small round lead split shot weight attached 12” to 18” up the line is one of the most reliable tough bite baits in my arsenal. I am convinced the effectiveness of this rig is the manner in which the Kut Tail enticingly glides and darts behind the small weight and when the Kut Tail sinks, it produces a Senko-like shimmy I like to use the lightest weight that I can get away with and I typically start out with a #2 split shot but will adjust accordingly for wind and water depth. I am not a fan of split-shot sinkers with ears, as they have a tendency to snag a lot and to cause horrible line twist.

スプリットショットリグのシンプルさには、いつも興味をそそられます。ワームフックをラインに結び、お気に入りのワームをセットし、ワームの少し上のラインに鉛のスプリットショットを噛ませるだけ。

スプリットショットリグでよく釣れるワームはたくさんあります。

最初にこのテクニックを教わったときは、ハンドポワードワーム、特にストレートテールのウィーニー・スタイルのワームが大流行していました。しかし、ハンドポワードは徐々に人気を失い、今では手に入らないほどになってきました。

私の場合、チームトーナメントのパートナーからゲーリーヤマモトのカットテールワームをもらって試したのがきっかけで、ハンドポワードワームにこだわることは事実上なくなったのです。

カットテールはすぐに私のメインのスプリットショットワームとなり、その細長いシルエットと絶妙なテールアクションは素晴らしくベイトフィッシュを模倣しました。

4インチのスモーク(#002)やウォーターメロン(#042)のカットテールを、ライトワイヤーオフセットフック(#1)の上30~45センチに小さなラウンドスプリットショットシンカーを付けてリグります。

このリグの効果は、カットテールが小さなシンカーの後ろを滑るようにダートし、カットテールが沈むときはヤマセンコーを思わせるシミーアクションを生み出すことだと確信しています。

私は通常、#2のできるだけ軽いスプリットショットシンカーから使いはじめますが、風や水深によってアジャストしています。耳付きのスプリットショットシンカーは、引っ掛かりが多く、ラインのねじれを引き起こす傾向があるので、私はあまり好きではありません。

ゲーリーヤマモト:カットテールワームのスプリットショットリグ!

スプリットショットリグのタックル

引用文を読むにはこちらをタップ(英文)
I am partial to a 7’3” to 7’6” medium-light action spinning rod with a light tip. A long rod has a number of advantages, it allows for long casts, moves a lot of line on the hookset, and protects light line while fighting the fish. I’ll pair the rod up with a 2000 or 2500 series spinning reel. When I am fishing shallow water I use a 10lb braid mainline tied to a length of 6lb fluorocarbon leader attached with an Alberto knot. If I am fishing water deeper than 15′, I’ll opt for straight 6lb fluorocarbon instead to minimize the amount of bow in the line.

私は7フィート3インチから7フィート6インチのミディアムライトアクションでティップが柔らかいスピニングロッドを愛用しています。ロングロッドのメリットはいくつかあり、ロングキャストができて、フッキングの時に多くの力を伝えられ、魚とのファイト中にはライトラインを切られないようにすることができるのです。

このロッドに2000か2500番台のスピニングリールを組み合わせます。水深が浅いところを釣るときは、PE10ポンドラインに6ポンドのフロロカーボンリーダーをオルブライトノットで結んで使いますが、4.5メートル以上の水深を釣る場合は、6ポンドのフロロカーボンラインを通しで使い、ラインのたわみを最小限に抑えています。

スプリットショットリグの釣りかた

引用文を読むにはこちらをタップ(英文)
There are two primary ways I like to fish the Split Shot Rig, the first is to make a cast to a targeted area. Once the rig has reached the bottom, I will begin with a slow steady retrieve but I’ll vary the cadence until I can determine what the fish want on that particular day. It is important to maintain consistent contact with the bottom all the while deciphering the signals from the split shot. By far my favorite way to present the Split Shot Rig is to long line the bait behind the boat. I’ll make a long cast and use the wind and the trolling motor to perform a controlled drift, letting the rig drag across the bottom. This is a very efficient way to cover water. I have caught bass all over Northern California with the Split Shot Rig. But for me, I have found it to really shine on deep clear impoundments like Shasta, Pardee, or Folsom. Classic structural elements such as long sloping points, humps, and flats near deep water are all good areas to explore. If you elect only to target high potential areas, you will fail to capitalize on one of the most powerful attributes of the Split Shot Rig, its ability to produce fish from overlooked and nondescript water. The Split Shot is an easy rig to fish but takes time to master. This brings us to strike detection and the infamous pressure bite. A pressure bite may best be described as just that, pressure, dull pressure. With the advent of braided and fluorocarbon fishing lines, pressure bites have become easier to recognize in contrast to the old days of monofilament. When you get bit, the most efficient way to set the hook is to reel set. Simply start reeling and as the rod loads sweep the rod to set the hook. So the next time you want to show those finicky bass a little something different, consider the Split Shot Rig. And, of course, don’t forget the Kut Tails.
ゲーリーヤマモトのカットテールワームのスプリットショットリグ
Photo by baits.com

スプリットショットリグには2つの釣り方があります。

1つは、狙った場所にキャストして釣る方法です。リグが着底したら、まずはスローなズル引きから始めるのですが、その日のバスが何を求めているかを見極めるまでは、そのスピードを変化させることもあります。

スプリットショットから伝わる感覚を感じ、コンスタントにボトムに触れているようにするのが重要です。

もうひとつスプリットショットリグを使った釣り方で好きなのは、ボートの後ろにルアーをロングキャストすることです。ロングキャストして、風やエレキを利用し、リグをボトムで引きずりつつ、ドリフトをコントロールします。

これは、とても効率よく広く探れる方法です。

スプリットショットリグでは、北カリフォルニア中のバスを釣ったことがあるのですが、シャスタやパーディー、フォルサムのような水深があるクリアレイクでこそ、このリグの真価が発揮されると思います。

大きく突き出た岬、ハンプ、ディープ付近のフラットなど、典型的な地形変化のあるエリアは全て釣るべきポイントです。

もし、釣れそうなピンポイントだけを狙ってしまうのであれば、スプリットショットリグの最も強力な特徴のひとつである、見落とされがちな何でもなさそうなエリアからでもバスを釣るという能力を生かすことができないでしょう。

スプリットショットは簡単に釣れるリグですが、使いこなすにはある程度の時間がかかります。

そこで、バイトが分かりにくいことで有名な「プレッシャーバイト」について触れておきます。

プレッシャーバイトとは、フィッシングプレッシャーによる「分かりにくいアタリ」のことです。ナイロンラインの時代とは違い、PEラインやフロロカーボンラインの登場により、プレッシャーバイトを見分けるのは簡単になりました。

バイトがあったとき、最も効率的なフッキングができるのはリールによる巻きアワセです。リールを巻き始め、ロッドに重みが乗ったところでロッドを後ろにあおることでフッキングします。

今度、スレたバスに何か違うものを見せたいと思ったら、スプリットショットリグを検討してみてください。そしてもちろん、カットテールも忘れずに。

ゲーリーヤマモトのカットテールワームのスプリットショットリグ
Photo by baits.com

スプリットショットのメリットは、本当に簡単だということです。

しかし、ここに書いてあったことに、マスターするにはある程度の時間がかかるとありました。

たしかに、意外と使いこなすのが難しいのかもしれません。

なぜならスプリットショットリグのシンカーは鉛で、軽いものを使えば使うほどボトムの感触が分かりにくく、ディープで釣りをすればするほど超ゆっくり使わなければラインの浮力や抵抗で浮き上がりやすいリグだからです。

簡単で、よく釣れるけども、釣りが難しい。そんな感じのリグといえるのでしょうか。

いえ、難しいなんて言ってしまうとちょっと誤解があります。少し補足をするとすれば、その浮き上がってしまいやすさこそがスプリットショットリグのメリットでもあるんですよね。

たとえばテキサスリグやジグヘッドリグはシンカーとワームが一体化していることで、木の枝やウィードや岩のすきまに入り込みやすく根掛かりしやすいというデメリットがあります。

こんなときに軽いスプリットショットリグなら重心が分散しているため、ふわっとかわせるんですよね。

このふわっと感を意識して使えば、他のリグでは釣れないバスも釣れるという結果に結びつきやすいかなと思います。

結局のところ、スプリットショットリグはじっくりゆっくり使うだけの超簡単なリグなんですよ!

ぜひスプリットショットリグで釣ってみてくださいね。

ゲーリーヤマモト・カットテールワームの通販は野尻湖釣具店で!

当店にはよく釣れるゲーリーヤマモト・カットテールワームがございます!

この記事にありましたソリッドスモーク(002)、ウォーターメロン(042)ももちろんございます!

長さたった0.5インチの違いでもかなり弱々しいスタイルになるカットテール3.5インチもございます!

ほとんどのアングラーが知っているゲーリーヤマモトのカットテール、知られているのにはもちろん理由があり、それは「よく釣れる」ということ。

釣り雑誌では殿堂入りするほどですから、知名度も実績も間違いないワームですよね。

全国送料250円から承り中!気になった方は今すぐご注文下さい!

釣具屋さんの店頭からはだいぶ少なくなってきてしまっているので、見つけた時に買わないと、次はいつ買えるかわかりませんからね!

ご注文をお待ちしております!

それではまた。

毎度ありがとうございます!